NASAの赤外線天文衛星“スピッツァー”が、太陽に接近中の“アイソン彗星(C/2012 S1)”を撮影した画像が公開されました。
“アイソン彗星”は、6月13日時点で太陽からおよそ5億キロ離れていて、火星軌道と木星軌道の間まできています。
画像では、二酸化炭素と思われるガスを吹き出しているようすや、30万キロにわたって伸びるダストの尾がとらえられています。
太陽から5億キロの距離にあった
“アイソン彗星”を2波長でとらえた
近赤外線画像
ダストテイル(左)と
核を取り囲む二酸化炭素のガス(右)が
とらえられている
NASAのアイソン観測プロジェクトでは、
ガスを1日におよそ1000トン、ダストはおよそ5万4000トン放出していると推算しています。
“アイソン彗星”の本体となる彗星核は、4.8キロ弱とみられています。
彗星は太陽に近づくにつれ、水、アンモニア、メタン、二酸化炭素の氷が、
それぞれの昇華温度に達したタイミングで、ガスとして放出されます。
彗星の炭素の大部分は、ドライアイスとして含まれているようで、
土星軌道から木星軌道の内側付近にかけての範囲では、
二酸化炭素が彗星の主な放出成分になります。
そして7月末から8月くらいには、彗星の氷でもっとも多い成分である水の放出も始まるようです。
今後の変化が楽しみですねー
“アイソン彗星”は、6月13日時点で太陽からおよそ5億キロ離れていて、火星軌道と木星軌道の間まできています。
画像では、二酸化炭素と思われるガスを吹き出しているようすや、30万キロにわたって伸びるダストの尾がとらえられています。
太陽から5億キロの距離にあった
“アイソン彗星”を2波長でとらえた
近赤外線画像
ダストテイル(左)と
核を取り囲む二酸化炭素のガス(右)が
とらえられている
NASAのアイソン観測プロジェクトでは、
ガスを1日におよそ1000トン、ダストはおよそ5万4000トン放出していると推算しています。
“アイソン彗星”の本体となる彗星核は、4.8キロ弱とみられています。
彗星は太陽に近づくにつれ、水、アンモニア、メタン、二酸化炭素の氷が、
それぞれの昇華温度に達したタイミングで、ガスとして放出されます。
彗星の炭素の大部分は、ドライアイスとして含まれているようで、
土星軌道から木星軌道の内側付近にかけての範囲では、
二酸化炭素が彗星の主な放出成分になります。
そして7月末から8月くらいには、彗星の氷でもっとも多い成分である水の放出も始まるようです。
今後の変化が楽しみですねー