アルマ望遠鏡による観測で、
1150万光年彼方の“ちょうこくしつ座銀河(NGC 253)”の中心部から、
低温の分子ガスが、激しく銀河の外に噴き出しているのが分かりました。
この銀河は、激しい勢いで星が次々と生まれる“スターバースト銀河”で、
とても重い星が狭い範囲にひしめいているんですねー
これらの星が輝いている間に噴き出す粒子や光の圧力、
そして最期を迎えるときの超新星爆発によって、
次世代の星を作る材料となるガスが、外に押し出されていると考えられています。
メリーランド大学の研究チームによれば、
この銀河からは、毎年太陽10個分以上の質量のガスが放出されていて、
このペースだと、わずか6000万年でガスが枯渇してしまう勢いだとか…
今回の観測では“スターバースト銀河”から、
星の材料が大量に放出する様子を詳細にとらえています。
これにより実際に見つかっている超大質量銀河が、
シミュレーションの予測よりも少ないという問題を解決できるかもしれないんですねー
今後の課題は、
流れ出したガスが再び銀河に戻って「リサイクル」されるのか、
それとも完全に星の材料が失われてしまうのか
を調べることのようですよ。
1150万光年彼方の“ちょうこくしつ座銀河(NGC 253)”の中心部から、
低温の分子ガスが、激しく銀河の外に噴き出しているのが分かりました。
ヨーロッパ南天天文台“VISTA望遠鏡”でとらえた“NGC 253”(左)と その中心部から流れ出すガスをアルマ望遠鏡でとらえた画像(右) |
この銀河は、激しい勢いで星が次々と生まれる“スターバースト銀河”で、
とても重い星が狭い範囲にひしめいているんですねー
これらの星が輝いている間に噴き出す粒子や光の圧力、
そして最期を迎えるときの超新星爆発によって、
次世代の星を作る材料となるガスが、外に押し出されていると考えられています。
ガス分布の詳細画像。 一酸化炭素が放つ電波の強度を示す星印の部分に巨大な若い星団があり、 周囲のガスを矢印の方向に押し出している。 |
メリーランド大学の研究チームによれば、
この銀河からは、毎年太陽10個分以上の質量のガスが放出されていて、
このペースだと、わずか6000万年でガスが枯渇してしまう勢いだとか…
今回の観測では“スターバースト銀河”から、
星の材料が大量に放出する様子を詳細にとらえています。
これにより実際に見つかっている超大質量銀河が、
シミュレーションの予測よりも少ないという問題を解決できるかもしれないんですねー
今後の課題は、
流れ出したガスが再び銀河に戻って「リサイクル」されるのか、
それとも完全に星の材料が失われてしまうのか
を調べることのようですよ。