宇宙でもっとも大きなエネルギーを放つ現象、その1つが“ガンマ線バースト”です。
今回アメリカの研究チームが、遠方宇宙から届く“ガンマ線バースト”の残光を分析して、
宇宙誕生約10億年後の銀河に含まれるガスの組成を突き止めました。
今回観測した“ガンマ線バースト”は、6月6日にNASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”が検出したもの。
4分以上も継続したのでロングバーストに分類されます。
127億光年彼方の銀河の恒星が、最期を迎える時の大爆発によって起こったとみられ、
“ガンマ線バースト”の中ではかなり遠いものになるんですねー
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターでは、
“ガンマ線バースト”を検出後に、すぐさまアリゾナ州のMMT望遠鏡や、ハワイのジェミニ北望遠鏡を向けています。
理由は“ガンマ線バースト”のジェットで、周囲のガスが加熱されて光る「残光」を観測・分析するため。
残光は“ガンマ線バースト”が起こった銀河の中を通るので、その光を分析すれ星間ガスの組成が分かるんですねー
調査の結果、127億年前、つまり誕生してからおよそ10億年の初期宇宙にあったこの銀河は、
太陽系の10分の1しか重元素を含んでいませんでした。
生まれたばかりの宇宙には、水素、ヘリウム、リチウムといった軽い元素ばかりが存在しています。
そして、時間が経つとともに恒星の核融合や、その後の超新星爆発によって炭素や酸素などの重元素が増え宇宙空間に広がっていくことになります。
なので、この初期宇宙に岩石惑星が作られても、まだ生命の誕生に至るほどの重元素は無いことになるんですねー
研究チームでは宇宙の誕生期にせまるため、さらに遠くの“ガンマ線バースト”の観測を目指しているようですよ。
今回アメリカの研究チームが、遠方宇宙から届く“ガンマ線バースト”の残光を分析して、
宇宙誕生約10億年後の銀河に含まれるガスの組成を突き止めました。
今回観測した“ガンマ線バースト”は、6月6日にNASAのガンマ線監視衛星“スウィフト”が検出したもの。
4分以上も継続したのでロングバーストに分類されます。
127億光年彼方の銀河の恒星が、最期を迎える時の大爆発によって起こったとみられ、
“ガンマ線バースト”の中ではかなり遠いものになるんですねー
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターでは、
“ガンマ線バースト”を検出後に、すぐさまアリゾナ州のMMT望遠鏡や、ハワイのジェミニ北望遠鏡を向けています。
理由は“ガンマ線バースト”のジェットで、周囲のガスが加熱されて光る「残光」を観測・分析するため。
残光は“ガンマ線バースト”が起こった銀河の中を通るので、その光を分析すれ星間ガスの組成が分かるんですねー
“ガンマ線バースト”の残光が銀河内のガスを通過する(イメージ図)
調査の結果、127億年前、つまり誕生してからおよそ10億年の初期宇宙にあったこの銀河は、
太陽系の10分の1しか重元素を含んでいませんでした。
生まれたばかりの宇宙には、水素、ヘリウム、リチウムといった軽い元素ばかりが存在しています。
そして、時間が経つとともに恒星の核融合や、その後の超新星爆発によって炭素や酸素などの重元素が増え宇宙空間に広がっていくことになります。
なので、この初期宇宙に岩石惑星が作られても、まだ生命の誕生に至るほどの重元素は無いことになるんですねー
研究チームでは宇宙の誕生期にせまるため、さらに遠くの“ガンマ線バースト”の観測を目指しているようですよ。