藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

香川・徳島周辺の水曜どうでしょうロケ地巡り。その2

2014年10月31日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
(前回のロケ地巡りからの続きです)

ところで、どうでしょう軍団が四国のお寺を巡ったのは
四国八十八ヶ所の時が最初ではないってのはどうでしょうファンの中では一般常識であって
一番最初に番組内で四国八十八ヶ所のお寺に行った企画は「日本全国絵はがきの旅 第2夜」です。

群馬で「上発地のしだれ桜」を見た後にミスターが引き当てた絵はがきが1番札所の「霊山寺」。
急いで群馬から徳島に移動をして来たものの日が沈んじゃってロケ続行不可能という事になり
翌日に改めて霊山寺での絵はがきと同じ構図の撮影をしました。


(日本全国絵はがきの旅 第2夜)


(2014年現在)
藤やん「寺はやっぱり早朝」、ミスター「ですよねぇー」なんてのんきな事この時は言ってますが
この約1年後から計3回も四国八十八ヶ所巡りをして早朝の寺に行きまくる運命になるんですよね。


(日本全国絵はがきの旅 第2夜 絵はがきと同じ構図)


(2014年現在)
手前に生えている松の枝が成長しちゃって
ロケ当時と同じ構図だと完全に松の枝ばかりの写真になるので1mほど引いた場所から撮影。
草木の生長は仕方ないけど、まぁまぁ満足。
ちなみに大泉さん達がお遍路の白装束を買って着たのはこの時が最初です。


(日本全国絵はがきの旅 第2夜)


(2014年現在)
絵はがきと同じ構図の霊山寺の撮影を無事に終えたどうでしょう軍団が
霊山寺での撮影後のトークと次の場所決めの絵はがきを引くときの背景はこんな感じ。
四国八十八ヶ所2で大泉さんが「1番、霊山寺!」と言っていた場所とほぼ一緒です。

で、この後に引いた絵はがきは「金沢の武家屋敷」。
徳島から一気に石川県金沢に移動して武家屋敷も無事に撮影したあとに
再びミスターさんが引き当てたのが「愛媛県 内子の町並み」と四国に逆戻り。



【参考】水曜どうでしょう『日本全国絵はがきの旅 第3夜』↑

その結果、「四国が呼ぶ」とか「四国が地獄」などっていう話の流れになって
ノリで四国八十八ヶ所を巡ることになったんだよね。

で、四国にレンタカーで向かう途中に瀬戸大橋で立ち寄ったのが与島サービスエリア。


(日本全国絵はがきの旅 第3夜)


(2014年現在)
どうでしょう軍団が与島サービスエリアに到着したときは夜中だったので橋の照明しか撮れず
町の祭りの明かりのようにしか見えなかった場所ですね。
「手拍子そーろえーて、ちゃちゃーんこ、ちゃん」

与島サービスエリアで一盛り上がりしたあと四国に入り
2番札所の極楽寺から八十八ヶ所巡りの続きを一気に行い
3時間ぐらいで八十八ヶ所全部を周りきった時の大窪寺でのトークは門の前で行われました。


(日本全国絵はがきの旅 第3夜)


(2014年現在)
文字がだいぶカスレて見えにくくなってきていますがロケ当時のままの看板です。


(日本全国絵はがきの旅 第3夜)


(2014年現在)
インチキな四国八十八ヶ所巡りを終えて、この時はネタとして終わり
本来の目的地である「愛媛県 内子の町並み」を撮影しにどうでしょう軍団は向かったんですよね。

僕もまだ内子には行っていないので近いうちに内子の町並みの撮影に行きたいです。

(ロケ地巡りはまだ続きます)


香川・徳島周辺の水曜どうでしょうロケ地巡り。その1

2014年10月30日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
香川・徳島で水曜どうでしょうのロケ地巡りといったら
真っ先に『四国八十八ヶ所シリーズ』が出てくるけど
今回は八十八ヶ所のお寺を1個1個ロケ地巡りしている時間は無かったので
1番札所の「霊山寺」と88番札所の「大窪寺」にだけ行ってきました。

ということで、まずは四国八十八ヶ所の1番札所「霊山寺」のロケ地から。


(四国八十八ヶ所1 第1夜)


(2014年現在)

四国八十八ヶ所1での巡礼開始直前にオープニングトークを撮ったのは霊山寺の駐車場。
後ろに映っている建物はお寺じゃなくて寺の事務所。
さすが1番札所っていうか、平日だったのにもかかわらず車の出入りが激しくて
お遍路さんの団体がゾロゾロとたくさんいましたよ。


(四国八十八ヶ所1 第1夜)


(2014年現在)
池に架かった橋の手前で「1番 霊山寺!」と言う大泉さん。
シリーズ1回目の時には多宝塔が工事をしてネットで覆われていますね。


(四国八十八ヶ所2 第1夜)


(2014年現在)
シリーズ2回目では1回目と構図は似ていますが橋の上で「1番 霊山寺!」と言ってます。


(四国八十八ヶ所3 第5夜)


(2014年現在)
シリーズ3回目は88番札所から逆打ちをしているので1番札所の霊山寺がゴールになりました。
3回目の霊山寺のロケはいつもの橋の上での撮影ではなく入り口の仁王門の下で行っています。
たぶん、門の下が提灯や照明で明るかったから夜中でも撮影しやすかったって事だろうね。
それと、提灯に「霊山寺」って書いてあってお寺の名前も分かりやすいって事もあるだろうね。


どうでしょう本で「怪しく笑ってて夢に出そう」と書かれていたパンダもまだまだ健在。

四国1と2ではスタート地点としてロケを行い
四国3ではこのゴールの翌日に讃岐うどん屋巡りをしていましたね。
四国3でゴール後にどうでしょう軍団が巡ったうどん屋(彦江・中村・竹清・山越)のうち
閉店してしまった彦江を除く3店の讃岐うどん屋については前回までの記事にて訪問済みです。

うどんについては→(恐るべし、うどん県 『その1』『その2』『その3』)を見てね。
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次は四国八十八ヶ所の88番札所「大窪寺」です。



どうでしょうのD陣と大泉さんの3人で始めて四国八十八ヶ所を巡った時に
いよいよ最後の88番札所 大窪寺が見えてきて感慨深げにため息交じりの感嘆の声をあげたシーン。


(四国八十八ヶ所1 第2夜)


(2014年現在)
ついに到着して、疲れきった足取りで1歩1歩階段を登っていく大泉さんのシーン。
この仁王門をくぐった後も実は本堂までそこそこの距離があるという罠。


(四国八十八ヶ所1 第2夜)


(2014年現在)
ロケ当時にあった広場の噴水のようなものが撤去されていますが、それ以外はほとんど一緒。
神社やお寺ってのは10年、20年程度ではほとんど変化がないことが多いので
ロケ地巡り的には当時の雰囲気が多く残っていてとてもいい環境です。


(四国八十八ヶ所3 第1夜)


(2014年現在)
シリーズ3回目では88番札所がスタート地点になったので大窪寺の仁王門前の広場で
四国八十八ヶ所巡り経験者の大泉さんが出来損ないの2人(ミスターさん・安田さん)を従えて
お遍路スタート前の意気込み演説をしました。


(四国八十八ヶ所3 第1夜)


(2014年現在)
シリーズ1回目の構図と似ているけど少しだけお寺から離れた引きの画で撮影。
3人になったから背景のお寺の大きさとのバランスを考えたってことかな?

ところで、シリーズ2回目の四国八十八ヶ所巡りでは
1番の霊山寺を出発してぐるりと四国を廻ってきた最終日に
飛行機の出発時間が迫るギリギリの時間で寺巡りをしている時に
山田家で「ざるぶっかけ」を食べる選択肢を選んだばっかりに
大窪寺に行くと飛行機に間に合わないという状況にまでなってしまい
最後の札所の大窪寺と、帰りの飛行機の出る高松空港への分かれ道のところで
大泉校長の勇気ある決断によって大窪寺に向かう事になりましたね。


(四国八十八ヶ所2 第4夜)


(2014年現在)
車を一旦停車し大窪寺に行くべきかそれとも空港に行くべきか分かれ道を前に悩む校長のシーン。

結果、帰りの飛行機を諦めてまで88ヶ所全てを巡る事を決断した大泉校長ですが
ほんのチョット進んだところで車は停車。


(四国八十八ヶ所2 第4夜)


(2014年現在)
ロケ当時は大泉さんの向こう側にはスーパーのような建物がありましたが
現在はセルフ式のガソリンスタンドにすっかり変わっちゃってました。
フロントガラス越しに見えてる特長的な建物は「ハローワークさぬき」。


(四国八十八ヶ所2 第4夜)


(2014年現在)
大窪寺への看板の立っていた交差点は大規模に拡張工事をされてしまっていて
大窪寺の看板だけでなく植えられていた桜や建物だけでなく電柱まで変更されてて
ロケ当時の雰囲気はほとんど無くなっています。
かろうじてロケ時の写真左で大泉さんに隠れてチラ見程度になってしまっている
ほっともっと(弁当屋)の建物がロケ当時と一緒っていう程度。

っていうか、この交差点の場所は空港に行く事にしても大窪寺に行く事にしても
結局大窪時の看板の方向に曲がらなきゃいけない場所なので本当の分岐点とは違うけど
飛行機の出発時間が迫る中「大窪寺」と書いた看板が出てきたから、ここでロケをしたんだろうね。

個人的には本物のお寺よりもここの看板の方が写真撮りたかったけど残念。

(ロケ地巡りはまだ続きます)

恐るべし、うどん県 その3。(水曜どうでしょうロケ地巡り)

2014年10月27日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
(前回からの続きです)

旅行3日目、徳島での取材を無事に終えた僕たちはうどんを食べる為に急いで香川に戻って来ました。

向かったお店は『山田家』。
ここは水曜どうでしょうの企画『四国八十八ヶ所巡りシリーズ』では必ず立ち寄り
シリーズ2作目では山田家のうどんの為に本来の目的であった寺巡りの予定が大幅に狂ってしまい
結果的に88番目の寺には行かず道端の看板でごまかして終了という荒業まで出る始末。

そんな、「うどん>>>>寺巡り」となるまでどうでしょう軍団を魅了した店が山田家。
どうでしょうファンにとって一度は行ってみたい讃岐うどん屋です。



徳島から急いで香川に戻ってきて山田家に到着したのは日もとっぷり暮れた午後6時過ぎ。
基本的に讃岐うどん屋は昼のみ営業が多く、しかも有名店になるほど売切れ次第終了してしまいますが
山田家は午後8時まで営業してくれいていて売切れ終了がなく、さらに年中無休とのことなので
うどん巡りのどの日どの時間にも組み込めるサッカーのリベロ的存在なので大変助かります。

武家屋敷のような大きな門をくぐり中庭を抜けた先にある立派な和風建物が山田家の本館。

テーブル席と座敷席が選べますが、どうでしょう軍団と同じ座敷席を選択。
香川に来る前から『どうでしょう軍団と同じ「ざるぶっかけ」を注文する』と決めていたけど
メニューの写真を見てみると「釜ぶっかけ」の方が番組で食べてたうどんの見た目に近い。
僕の下調べミスなのかと思い、2人共「釜ぶっかけ」を注文。

注文も済ませ、うどんを待ちながら今回の取材の成果などの雑談をしていると
店員さんが「水曜どうでしょうのファンの方ですか?」と声をかけてきてビックリ。
なぜ分ったんだ!?と動揺しながら聞いてみると
1日に必ず1人か2人は男性だけでやってきてメニューを見る前にぶっかけを注文する人達がいて
その人たちに同じように聞いてみると100%水曜どうでしょうのファンの人達とのことで
それで、もしやと思って僕達にも話しかけてみたっていう事らしい。

水曜どうでしょうロケ地巡りしていてこんな事は初めてだったので焦ってしまいましたが
「水曜どうでしょうのファンなので来ました」と答えると
『でしたら、今は店内が空いてますので番組で座られた席はいかがでしょうか?』と
わざわざどうでしょう軍団が使った席に移動させてもらい
しかも、やはりどうでしょうで食べてたのは「ざるぶっかけ」だったとの事で
僕の方の釜ぶっかけの注文を急遽ざるぶっかけに変更までしてくれる大サービスっぷり。
なんて、水曜どうでしょうファンに優しいお店なんだ。ありがたいなぁ。



どうでしょう軍団が「これ食わないと四国に来た意味無いから」とまで言っていた
山田家のざるぶっかけうどんが運ばれてきた。

天かすや薬味をのせ、つゆをぶっかけて酢橘をふりかけたら大泉さんのように豪快にいただきます。

「!!!」
何回目だ讃岐うどん!これまた衝撃的過ぎるうどんのコシにビックリ!
他の店でもうどんの強いコシがすごいと思ったが、この山田家のうどんのコシの強さはスゴ過ぎる!
これこれ!これこそが僕が想像していた讃岐うどんの特徴のコシの強さそのものだよ!!

美味さに感動して「これはまたコシが強くて美味いね!」とN君に言ったら、何かそうでもない返答。
僕のメニューを変更してもらった時に店員さんに
「せっかくですからお取り分け用の小鉢も用意しますので食べ比べてはいかがですか?」と言われ
小鉢を2つ用意してもらっていたので、僕のざるぶっかけとN君の釜ぶっかけを取り分けて
それぞれをお互いが食べ比べてみると、なるほどコシがぜんぜん違う。

釜ぶっかけも温かくて上品で非常に美味しいけど
僕ら2人は山田家のざるぶっかけのコシの強さに完全にやられてしまいました。

あの時店員さんに水曜どうでしょうファンであることを見抜かれなかったら
2人して、この「ざるぶっかけ」に出会う事無く山田家から帰ってしまうところでしたよ。
実に素晴らしいコシのうどんに感動ですし、店の雰囲気もサービスも最高に良かったです。

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山田家を出た時には夜8時になろうかという時間。
この時点でうどんを食べているから、普段なら晩飯終了となるんだけど
すっかり讃岐うどんに魅了されてしまった僕達は今日中にもう一軒うどん屋を攻めておこうと
宿泊先のビジネスホテルの近くで営業中だった「川福」にはしご。



N君の調べた情報によれば川福は「ざるうどん」の宗家とのこと。
ざるうどんは関東でも普通にあるメニューですが、その宗家を名乗るお店となれば自然と期待が膨らみます。

山田家でさっぱり系を食べたので名物のざるうどんだけではさっぱり系が続いちゃうので
今回は天ざるうどんを注文。


細めのつやつやうどんとカラッと揚がった天ぷら。THE ざるうどん。

宗家の味とはいかがなものかとまずは一口。
・・・えっと、普通? 続けて食べてみてもやっぱり普通な感じ。
N君とアイコンタクトで会話をしてみてもやはり同じような反応っぽい。

いや、決して川福がマズイとかじゃないし、家の近くにあれば普通に行くと思うお店だけど
今回、讃岐うどん屋を何軒も巡っているなかで何度も美味さに衝撃を受けていて
直前に行った山田家では目をカッと見開いちゃう程のコシの強さに完全にやられた後だったから
僕らの讃岐うどんに対するハードルがガンガンに上がりまくっていたこともあり
美味いけどビックリするほどでも無かったと言うか、チョット拍子抜けした感じ。

巡った順番の運の悪さもあったと思うけど、僕らの中ではヒットが出せず内野ゴロでした。

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こんな感じで旅行3日目のうどん屋巡りは終了。
うどん屋巡りと言っておきながら、またまた2軒しか巡れなかったけど
水曜どうでしょうファンとしてどうしても行きたかった山田家に行けて良かったです。
どうでしょう軍団が山田家のうどんを食べるために四国企画を何度もやったというのも納得でした。

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いよいよ旅行最終日。

讃岐うどんのあまりの美味さに、この3日間ですっかり「うどん脳」へと洗脳された僕達は
この日もビジネスホテルの朝食バイキングをガン無視して朝からうどん屋巡りに出発ツル。

最初に向かったのは「なかむら」。
讃岐うどんを検索すると漢字の「中村」と、ひらがなの「なかむら」があるけど (姉妹店らしい)
今回はどうでしょう軍団が四国八十八ヶ所完全巡拝のご褒美で行った川の近くの「なかむら」の方。



讃岐うどんに期待を膨らませた僕ら2人が開店待ちで店前に並んでいると
スウェットでサンダル履きのラフな格好をした地元のおじさんが歩いてきて僕らの後ろに並びました。

それを見て、「あ、やっぱり讃岐の人って朝から普通にうどん食べるんだ!」と
ネットの中の讃岐ネタと半信半疑だった話が実話だったと確認できて内心嬉しかったです(^ω^)

そんなホッコリした時間を過ごしつつ、朝9時いよいよ「なかむら」開店。
こちらのお店は「かまたま」が美味いとのことだったので迷わず注文。



3日も続けてうどんばかり食べてきて、4日目も朝からうどんにもかかわらず
写真を撮るのももどかしいくらい早く食べたくて仕方ない。完全にうどん中毒です。

写真の確認もそこそこに早速うどんをいただくと、これまた朝から衝撃が体を突きぬけました。
やや細めながらちゃんとコシがあり適度な弾力を感じさせつつプチっと心地よく歯切れの良いうどん。
そこに香り高いダシ醤油と溶き卵の甘みがからまって『美味い』以外言葉が見つからないです。

今回もあまりの美味さにうどんを運ぶ手が止まることなく、あっという間に完食。
まだ店も空いていたので2杯目をお代わりしようか本気で悩んだけど
本日のうどん屋巡りがまだ始まったばかりだったので断腸の思いで次の店に向かいました。

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讃岐うどん巡り最終日2軒目はしょうゆうどんの元祖「小縣家(おがたや)」
元祖と付くなら行かないわけにはいきません。

店には開店少し前に到着しましたが、お店でかっ!駐車場広っ!
ナビが裏の駐車場に誘導してくれたおかげで、最初どこが入り口なのか迷っちゃいました。



まさかこんな平日の開店直後からお客が来るとは思っていなかったのか
店内はまだ照明も点いておらず、お店の人もバックヤードでバタバタと準備で忙しそう。
「意気込み過ぎてちょっと来るのが早過ぎたか」と反省しつつ
何とか店員さんに気付いてもらって席に案内してもらい、元祖しょうゆうどんを注文。

しばらくして最初に持ってこられたのがこの店名物の巨大な大根と大根おろし器。



全部おろしたらさすがに多過ぎるのは分るけど
大根おろすのなんて久しぶりだったから面白くなっちゃってついつい多めに大根おろしを量産。
それでも出てきた大根の半分もおろしてないけどね。

で、手が疲れて大根おろしも飽きたタイミング(たまたま)でうどん到着。



自分達でおろした大根おろしを乗せ、スダチをギュッと搾ったところに
すりゴマをかけてネギを散らして、しょうゆをクルッとまわしかけたら元祖しょうゆうどんの完成。
全体をざっくりと混ぜて大根おろしが程よくからんだところでいただきます。

非常にシンプルな味で大根の辛味がビシッと効いた超サッパリ系のうどんです。
讃岐うどんのコシと、うどん本来の小麦の香りを楽しむ食べ方ってのがよく分ります。
大根の辛さに巾があるので自分の好みと合うかは当たり外れあるみたいですが
今回はチョット辛いかなってくらいで美味しく頂くことが出来ました。

でも、今回食べてN君と同じく思ったのは「夏の暑い時に食べたいうどんだね。」っていうこと。
夏場に食べてたら評価激上がりだったかもしれないけど、今回はちょっとサッパリ過ぎたかな。
もしくは冬場の辛味の少ない大根だったらまた違う評価だったかもしれないね。
何回か通ってその時期にベストな大根おろしの量とかが分ればクセになりそうなうどんでした。

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次に向かったうどん屋は「讃岐で一番美味いうどんのお店」として様々なメディアで紹介され
キング オブ 讃岐うどんとの呼び声も高い「谷川米穀店」。

しかしながら、このキング オブ 讃岐うどん
今まで巡ったうどん屋がわりと市街地周辺にあるため短時間で巡れたのに対し
この1軒だけ市街地から遠く離れた香川の山中にあるので
1時間以上かかる移動時間はロスタイムが大きすぎると判断し当初は行かない予定だったが
2日目に長時間の行列を覚悟していた「がもう」「山越」の2ヶ所をサクッと巡れた事や
何軒か巡っている内に完全に覚醒してしまった僕らの讃岐うどんへの愛の結果
やはり、キング オブ 讃岐うどんは外してはダメだろうという結論に達し
予定していたうどん屋巡りを大幅に変更してキングが出す1杯のうどんを食べる為に向かいました。



ある程度の下調べはしていたものの実際に行ってみると想像以上の山の中にありました。
まさかこんな小さな集落の、しかも「米穀店」のうどんが讃岐で一番美味いとは
讃岐うどんはなんて奥が深すぎるんだ...

とはいえ、これはあくまでも総合評価として美味いと評判なのであって
自分にとって美味しいのかどうかは実際に食べてみないと分りません。
運よく行列待ちの人は数名しか居なかったため、ほとんど待たずに席に着く事ができました。

メニューはうどんの大小と温かいか冷たいかと、卵を付けるかどうかしか無くて非常にシンプル。
今回はうどん小で冷たいのを注文。

注文とほぼ同時に渡されたうどんに青刻みネギを乗せ醤油をクルッと軽く1周かけたら
この店名物の激辛青唐辛子をBB弾1~2個分のせて完成。



非常に簡素な見た目からは讃岐一美味しいって理由が分らない。

讃岐一って言葉に釣られ過ぎたかな?と思いつつ食べてみると
今まで巡ってきたうどんをアッサリぶっちぎって感動。美味いを通り越して感動。
なんだ、この研ぎ澄まされた食感やのど越し、味のバランスは!
舌で感じる味覚と言うより口の中全体から伝わってくる心地よさがハンパ無いです。

半分ほど食べ進めたところで、うどんの説明書きにお好みでお酢を入れてくださいとあったので
半信半疑でお酢をチョット入れてみると
味がガラッと変わって全体的に丸みがある優しい味になってこれもまた感動。

ここで出されたうどんは僕の知っているうどんとは全く別の食べ物です。
これほど心震えるような感動をした食べ物は今まで食べたことが無いです。

これは来て良かった。ここのうどんを食べる為に香川に来る価値は大アリです。

店からの帰りの車の中でN君と谷川米穀店のうどんの凄さについての話が尽きませんでしたよ。

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谷川米穀店で大満足のあとは
食後の運動も兼ねて金比羅山にお参りしたり銭形砂絵を見に行ったりして香川観光を満喫。
夕方近くになり、ほどほどにお腹も空かせたところで
この旅最後のうどん屋「山下」に向かいました。



水曜どうでしょうの放送内では紹介されていないけど
公式HPの「番組スタッフのウラ話」でオススメの讃岐うどん屋として紹介されてたお店。

このお店は「ぶっかけ」の元祖として有名なので、もちろん「ぶっかけ」を注文
セルフ方式にもすっかり慣れてパパッと完成。



うどんのコシの強い店との前情報どおりしっかりとした力強いうどん。
レモンの酸味もスッと爽やかに効いてくれて安心できる美味しさ。

ただね、谷川米穀店を食べて衝撃を受けたあとだったから
どうしても谷川と比較しちゃって感動が薄めというか
美味しかった気はするけど正直それほど記憶に残ってなかったり...

これは山下に行った順番の運が悪かったとしか言いようがないです。
でも、これはこれで美味しいとN君と話をしていたし
讃岐うどんを食べるにあたり基本を知るためにもここは外せないお店だと思います。

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こんな感じでいろいろと衝撃的だった讃岐うどん屋を10軒巡ってきました。
それぞれのお店に特徴があって、讃岐うどんと言っても様々な美味しさがあるんだなぁと
いい勉強になったし、香川県がよく水不足になる理由も理解できました。

途中で徳島の取材があったりしたので行ってた日数の割には巡れた店の数が少ないのは残念だけど
今回は非常に有意義な讃岐うどん屋巡りになりました。

同じ種類、同じトッピングなどで食べ比べていないし
たかだか10軒巡った程度だからまだまだ研究不足だけど
とりあえず、今回のうどん屋巡りでの個人的な総括としては

・かまたまなら、山越よりもなかむら
・うどんのコシなら、山田家のざるぶっかけ
・トッピングのあげはメチャクチャ美味い
・慣れてしまえばセルフ方式の方が早いし自分好みに調節出来てイイ
・なんだかんだ言っても総合的に谷川米穀店がずば抜けて感動した。

こんな感じです。

今回は水曜どうでしょうで出てきたり紹介されていた店をうどん屋巡りの軸にして
元祖とか本家と言われる店や評判の良い店をいくつか追加して巡ったけど
たとえば食べログなんかの評価では今回行った店よりも評判のいい店はたくさんあるし
カレーうどんや釜バターなど、気になる特徴的なお店もまだまだいっぱい讃岐にはあるから
今度はうどん屋巡りのためだけに時間を作って讃岐にリベンジしに絶対いきたいです。

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『恐るべし、うどん県 その1。』 竹清 
『恐るべし、うどん県 その2。』 おか泉・山越・がもう
『恐るべし、うどん県 その3。』 山田家・川福・なかむら・小縣家・谷川米穀店・山下(いまココ)

【参考】
「うどん本陣 山田家」
「讃岐うどんの老舗 川福」
「なかむら」・(食べログ)
「小縣家へようこそいらっしゃいました」
「谷川米穀店 本場讃岐の手打ちうどん」
「山下うどん」・(食べログ)

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【おまけ】

金比羅山の参道はソフトクリーム屋が数多く並んでいてソフトクリーム街道とも言われるほど。


そんなソフトクリーム街道の中で一番有名なネタ系ソフトクリームを食べに
「しょうゆ豆本舗×浪花堂餅店」に行ってきましたよ。


わりと新しい雰囲気の店構え。



で、その名物ソフトクリームがこれ(↓)


 「かまたまソフト」

また、「うどん」かーい!
香川県民のうどん愛が強すぎて辛いです。

とはいえ、さぬきうどんバーガーのように本物のうどんを使っているわけじゃなくて
店のオーナーがソフトクリームを出す機械を改良して
うどん風に見えるソフトクリームが出てくるようにしたものなので味は普通のバニラです。

ですが、トッピングされた緑色の刻みネギに見えるものは本物のネギだし
写真では分らないけど、全体的に生姜風味の醤油もかかってます。

香川県民の讃岐うどんへの執念がよく分るソフトクリーム。ネタとしてナイスでした。

恐るべし、うどん県 その2。(水曜どうでしょうロケ地巡り)

2014年10月26日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
(讃岐うどん屋巡りの続きです)

竹清の次に向かったうどん屋は「おか泉」
讃岐うどん屋にしては結構小奇麗な店構えですね。



このお店はN君が行きたいとチェックしてきたお店のうちの1つ。
名物は「ひや天おろし」っていうぶっかけうどんという事なので迷わずそれを注文。


待ち時間の間に讃岐うどんの定番サイドメニューのおでんをいただく。

おか泉は席に座ってメニューを見てから注文する一般的な注文スタイルなので
讃岐うどん初めての観光客でも安心。
ただ、サイドメニューはうどんの注文とは別にセルフコーナーから自分が食べたいものを持ってきて
会計時に食べた品や本数を自己申告っていう後払いのセルフシステム。ちょっとややこしい。

甘い味噌をつける香川風のおでんを食べながら待っていると
いよいよこの日2食目の讃岐うどんの到着。



ぶっかけなので、さっそくつゆをうどんにぶっかけてレモンを一搾り。
しっかりとしたうどんのコシや、つるつるとした食感が美味しいですね。
大きな海老天もサックリと揚がっており海老もプリプリで甘味があって美味しい。

ただ、確かに美味しいけど全てが及第点というか万人ウケするけど個性的じゃないみたいな
先ほどの竹清のような讃岐うどん的な楽しさに欠けるような気がして
美味いうどんなのに何かグッと来ない感じ。

普段からうどんを食べている香川県民からするとこのおか泉はお店も綺麗だし
うどん1杯で1,000円近いチョット高級路線のお店だから
お客さんを連れて行ったりするような普段使いのチョットいい店ってことで人気なのかもしれないね。

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旅行初日は移動もあったので、肩慣らし的にうどん屋を2軒巡って終了。
2軒しか巡れなかったけど讃岐うどんに完全に魅了されてしまいました。
たかだかうどんと思っていましたが、まだ一度も食べたこと無い人は食べに来る価値大ですよ!

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旅行2日目は讃岐うどん屋の中でも『超』が付くほどの人気店「山越」からスタート。

休日は2時間待ちとか当たり前と聞いていたので
開店前から店の前に並んで開店と同時に攻略する作戦で行こうと
9時の開店の30分前、8時半には店に行ってみると
休日は混むのが予想されるためかお店の方もフライングですでに営業開始していました。



山越といったら何といっても「かまたまうどん」の元祖として有名ですし
水曜どうでしょうの「対決列島」の四国対決において山越で食べたのも「かまたまうどん」ですから
もちろん僕も「かまたまうどん」を注文しなければなりません。

カウンターでうどんを渡されるので薬味をパッとのせて卵をザッとからめたら
テーブルにおいてあるペットボトルに入った特製かまたまダシをかけて完成。


つやつやに光って角の立ったうどん。みるだけで「コシ」と「のど越しの良さ」が分ります。

N君と中庭のようになっている広いスペースに席をとり、初かまたまを食べてみる。

これは美味しい。かまたまって初めて食べたけど安心する美味さがあるね。
タマゴの甘さもいい感じで朝イチからどんどん箸が進みます。


山越の中庭テーブルとトッピングのてんぷら。
天ぷらは安定の「ちくわ」と「半熟卵」。うどんと天ぷらもホント良く合うね。

どうでしょうの対決列島程ではないけど、こちらのかまたまも一気に食べ終えて朝から大満足。
200円もしないうどん1杯でこんなに満足できるなんてホントびっくりですよ。

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今回のうどん屋巡りの中で難関と思われていた山越があっさりと攻略できたおかげで
時間的余裕がかなり出来たので、ここで急遽次に行く予定だった店を変更して
これまた超人気店のうどん屋「がもううどん」に行ってみました。

山越とがもうは車で約20分離れており、急いでいけばちょうど開店時間には到着するはずと
ナビ通りに急いでがもうに向かってみると
田んぼ地帯のまんなかに異様な数の車がうじゃうじゃと停まっており
その駐車場に続く車一台分しか通れない狭い路地には交通整理のおじさんまでいてビックリ。
さすが食べログ上位のうどん屋。やはり大人気です。

次から次へと車が押し寄せてきて駐車場待ちしてる間にも
店の前に並んでいる行列がみるみる長くなっていきます。
ようやく1台分空いたところに車を入れたら僕らも急いで行列に並びます。



商売っ気が全くない感じられない飾らない素朴なたたずまいの小さなうどん屋。
店の前には木があったり川が流れてたりして田舎のすごくいい雰囲気たっぷりですごく素敵。



一応、店の中に飲食スペースはあるものの数席しかないので、基本的に外で自由に立ち食いです。
ベンチに座れたらラッキーで、席取りであぶれた人たちが多数道端でうどん持って食べてます。
これもまた独特な雰囲気があって面白いです。(晴れてて良かったです)



今回はうどん(小)+あげを注文。お値段250円也。

まずはこの讃岐うどん巡り初登場の「あげ」から。

最初の1口で美味さが衝撃となって全身を駆け巡った。
美味い!美味すぎる!この甘めの汁を吸った薄い揚げの美味さはなんなんだ!
この揚げの1口だけで竹清や山越やおか泉をゴボウ抜きして
いきなり僕の中の讃岐うどん美味い店ランキング1位に認定。
あまりの美味さにN君に聞かれてもいないのに
「うまいよ、この揚げ美味いよ」と自然と言葉が出てしまう。これには参った。

こうなると本体のうどんへの期待も高まるばかり。
ズズッとうどんをすすると、これまた僕の知っているうどんとは全くの別物が口に入ってきてビックリ。
細めだけどもっちりとした食感は十分で、これほど滑らかに口の中を通っていくうどんは初めて。
ダシも薄味そうな見た目に反してシッカリとした旨みがあり
最後までしつこくなく、極上のお吸い物のような感じです。これは美味い。

竹清もおか泉も山越も美味かったけど、それ以上に美味いというか
美味さのぶっちぎり方がハンパなくて衝撃的でした。

あまりにも美味かったので旅行はまだこれからだというのに
自分用にがもうのうどんを箱買いして宅急便で自宅に送っちゃいましたよ。
がもうのうどん、恐るべき美味さでした。

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がもうを堪能したあとは取材のために僕たちは徳島へ移動しましたが
移動中、ずっと、がもうのあげの衝撃をN君にしゃべりっぱなしでした。

それにしても、がもうも山越も大行列の長期戦を覚悟していた店だったので
サクッとまとめて短時間で巡れたのはラッキーでしたよ。
讃岐うどん巡りをするときには綿密な計画とスタートダッシュが大事とつくづく実感。

まだまだうどん屋めぐりは続きます。

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『恐るべし、うどん県 その1。』 竹清 
『恐るべし、うどん県 その2。』 おか泉・山越・がもう (いまココ)
『恐るべし、うどん県 その3。』 山田家・川福・なかむら・小縣家・谷川米穀店・山下


【参考】
「〔公式〕讃岐うどん おか泉」
「山越うどん 公式HP」
「蒲生(がもう)うどんのページにようこそ!」

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【おまけ】

徳島への移動の途中、讃岐うどん巡りと言って良いのか難しいですが
ちょっとネタ的に面白い「うどん」があるので「津田の松原SA」に寄り道をしました。

土日祝日限定&個数限定で発売中なのがこれ↓、「さぬきうどんバーガー」。



もうね、香川県民はなんでもかんでもうどんで解決しやがって!
どんだけうどん好きなんだ!ちくしょう、よくやった香川県民!

味はまぁ普通というか、ネタ系のものなのでそんなに期待しちゃいけませんね。
面白いのでこれはこれで合格。

恐るべし、うどん県 その1。(水曜どうでしょうロケ地巡り)

2014年10月25日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
10月初めの話。

調査で徳島県にある小さな集落で行われる秋祭りの取材に行くことになったので
そのついでに「讃岐うどん」を食べまくったりロケ地巡りをしてこようと計画。
で、その事を『立山・黒部』や、『富士登山』に一緒に行ったN君にしたら予想以上に話に乗ってきたので
やや強引にN君を巻き込んで男2人で四国の讃岐うどん屋巡りに出発。

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成田から飛行機で1時間半、あっという間に高松空港到着。

空港でレンタカーを借りてから水曜どうでしょうのロケ地を何個か巡りつつ
まずは人生初の讃岐うどん屋『竹清』さんに入店。



店ののれんをくぐって1秒も経たないうちに
店員さんに「天ぷらはどうするの?」と聞かれてビックリ。
まさか、メニューも現物も見ないうちから注文を聞いてくるとは恐るべし讃岐うどん。

ですが、僕はすでに竹清の「半熟卵天」と「ちくわ天」は絶対食べようと決めてあったので
この先制攻撃は何とかクリアー。

ちなみに、「半熟卵天」と「ちくわ天」を絶対食べようと決めていたのは
水曜どうでしょうの企画【四国八十八ヶ所3】でどうでしょう軍団が竹清に来た時に
うどんと一緒に半熟卵とちくわの2種類の天ぷらを食べていた(↓)からっていうのと


(四国八十八ヶ所3 第5夜/ごほうびの讃岐うどん屋巡り3軒目)

水曜どうでしょうファンのために出版された公式本「どうでしょう本 第2号」や
公式HPの「番組スタッフからのメッセージ」の中で
竹清の天ぷら(特に半熟たまご天ぷら)が絶賛されていたからです。
・・・って、またまた話が水曜どうでしょうの事に脱線してしまいました。すみません。

話を戻して、まだまだ讃岐のうどん入手までのトラップは続きます。

天ぷらを先に注文したあとはうどんを受け取る列に並びます。
うどんの注文で言うのはうどんの玉の数。つまりうどんの量を言うだけです。
ここで「きつねうどん1つ」や「天ざるで冷たいの」などという一般的な注文を言おうものなら
即座に香川県民にうどんで吊り上げられて殺されちゃいますので注意が必要です。
また、うどん1玉ならまだ分りますが大中小で表記している場合があり
普通に食べたいからって中を頼むと2玉分のうどんが渡される罠がしかれられてます。
うどん屋巡りをするのであれば『小』で十分です。

無事にうどんを受け取り、注文した天ぷらの数を申告して代金を払ったら場所移動。
ここからがセルフ方式の真骨頂。
受け取ったうどんを温めてみたり、何種類かのつゆを使い分けてみたり
置かれている様々な薬味や調味料を混ぜたり乗せたりしながら
自分好みのうどんになるように仕上げて完成です。

しかしながら、うどん慣れしている香川県民にとっては
自分好みのうどんを作れて非常に良いシステムなのかもしれないけど
セルフ方式を知らない他県民にはやれることが多すぎてパニックになってしまうだけです。
まるでドラクエで船を入手したとたん行けるところが急に増えて
どこに行ったらいいのか分らなくなってしまった時と一緒です。
これは、行くには早過ぎる大陸とかに行っちゃってパーティーが即全滅するパターンです。

すっかり浮き足立ってしまい、うどんを持ったままセルフコーナーの説明書きを読んでいると
よほど困惑している空気が出ていたのか
店が忙しい中、僕のところにおばちゃんが来てくれて作り方を丁寧に教えてくれた。
セルフなのにマンツーマンでうどん作るの手伝ってくれてありがとう!

ということで、人生初の讃岐うどんの完成。



出来上がった竹清の讃岐うどん。(天ぷらは別皿で持ってきたのを乗せています)
さすが、半熟卵の天ぷらの発祥といわれるお店ですね。黄身のトロトロっぷりが完璧です。

早速、レモンをサッと搾ってうどんを一口食べてみると

「これは美味い!!」

僕の知っているうどんの常識とは明らかに別次元の美味さです。
うどんを噛んだ時の適度な弾力やツルツルと口の中を滑っていくような食感も素敵ですが
トロ~っと流れ出た黄身にうどんをからませて食べると
黄身の甘いやさしい味が口の中いっぱいに広がり、美味さのビッグバンを起こします。

本当に頭の中で「美味い!美味い!」と連呼しながら一回も箸が止まることなく食べ続けて
5分と経たずにうどん完食です。竹清のうどん、実にうまかったです。

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まだ1軒目なのにすっかり讃岐うどんにやられてしまいました。
まさか讃岐うどんにこれほどのポテンシャルがあるとは思ってもいなかったです。

そして、これだけ美味い「竹清」であっても
食べログやガイドブックなどの讃岐うどんランキングのトップ5じゃないという話。
これを越える上位のうどんって一体どんな味なんだろう?全く想像がつきません。

なんかだんだん怖くなってきましたが、うどん屋巡りはまだまだ続きます。

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『恐るべし、うどん県 その1。』 竹清 (いまココ)
『恐るべし、うどん県 その2。』 おか泉・山越・がもう
『恐るべし、うどん県 その3。』 山田家・川福・なかむら・小縣家・谷川米穀店・山下

【参考】
『竹清 オフィシャルサイト』

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【おまけ】

各地の空港に行く度にひそかに楽しみにしているのが
『手荷物受け取りベルトコンベアに乗って流れてくるご当地オブジェ』。

高松空港では「うどん」が流れてくるって聞いていたので
「さすが、うどん県!」ってめっちゃ楽しみにしていたけど



この日はベルトコンベアに乗っておらず
最初から荷物を受け取るベルトコンベアの中央にディスプレイされててちょっと残念でした。

軍艦島

2014年10月16日 | Weblog
九州観光でもっとも印象深かったのは「軍艦島」

名前や画像などはネットでもちょくちょく見かけるからある程度は知っていたけど
実際に軍艦島が何処にあるかなんてのは知らなくて
旅行前に長崎の観光名所を検索していたら出てきてビックリでしたよ。

場所は知らなくても一度はいってみたいと思っていた場所であり
こんな機会はめったに来ないだろうから軍艦島上陸ツアーに参加してきました。



長崎港を出発して約40分くらいで『軍艦島』到着。
この日は超ベタ凪で全く海に波が無い状態だったので40分の乗船も快適でしたよ。

軍艦島にはいきなり上陸せず
まずは島の周りを周遊しながら船から見える建物の説明などを聞きます。







廃墟趣味は無いけどこれはなかなか興味深い廃墟風景です。
この乱雑に建っているような1つ1つのマンションにもそれぞれに意味があることを
ガイドさんが説明していきます。実に面白いです。

島の北側をぐるっと半周くらいしたら今度は島とは反対側の席に座っていた人達に見えるように
船を切り返してぐるっと戻ってきたところでいよいよ上陸。



朽ち果てたコンクリートとわずかな緑だけの場所。









原型をギリギリ留めているが本来の機能が失われた無機質な世界。







一般上陸でのツアーで見て回れる場所はホント短くて
上陸ポイントから島の南側を堤防沿いに500mも無いくらいの一本道だけだし
安全のために崩落しそうな建物からは離れたところに見学用の歩道があるので
ネットにUPされた合法・非合法問わず撮影された景色の雰囲気をイメージしていくと
かなり物足りない感じがするのは否めないですね。
今回の写真でも35mm換算で400mmくらいの望遠でやっと撮っている写真が何枚もあるくらい
廃墟と見学ルートの距離は離れています。

でも、実際に生で見て足で歩いて説明を聞いて肌で感じる事ができたというのは
自分にとって非常に貴重な経験になりました。





やっぱ現地に行ったほうが100倍いいよ!

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ちなみに「Googleストリートビュー」だと一般の観光ルート以外のところも見ることができるけど
島内が入り組んでいるから見ててもあっと言う間に迷子になるよね。

九州の北の方 旅行(後半)

2014年10月15日 | Weblog

九州北部の旅行も後半戦。

旅行日程3日目は仕事の調査の予備日に設定していたけど
前日に全ての調査が終了したので思いっきり長崎観光してきました。

まず最初に行ったのは日本三大ガッカリ名所の3位争いをしている
『オランダ坂』を見に行ってみました。



うん、ただの石畳の坂だね。
でもまぁ、日本各所を巡っているとこれはまだマシな方かもしれないって思うよ。
多少なりとも石畳の雰囲気がまだ残っているしね。



オランダ坂の上からの構図もよくあるパターンだよね。
フィッシュアイレンズで撮ってるからそれなりに長い坂に見えるけど
実際は狭いし100mくらいしかない坂道で
坂の上まで来たとしても何も無くて別の道につながっているだけになっており
やっぱりただの石畳の坂道でしかなかったです。

じわじわと湧き出てくるガッカリ感。

でもまぁ、最初の期待値が低かったせいか思ったほどガッカリしなかったというか
そのガッカリしなかった事に対してガッカリというか・・・

で、そのまま登ってきたオランダ坂とは違う坂を下りて次の観光地に向かっていたら



またまた『オランダ坂』と掘られた石柱が立っていたよ。
何これ?オランダ坂って何個もあるの?
この1つに絞りきれてないグダグダな感じはかなりガッカリレベルが高いよ。
しかもこっちのオランダ坂は最初のオランダ坂の比にならないくらい雰囲気ゼロだし
普通に自動車がバンバン走っているし周囲の家並みも普通に現代の家だったりして
これだったら納得のガッカリっぷりですね。


ただ、僕的にこのオランダ坂よりもガッカリした長崎の観光名所があるので
ぜひともこの機会に紹介しておきたい。

その観光名所ってのは『出島』。


歴史の教科書にも挿絵つきで必ず出てくる程の超重要で有名な場所。
島の形も扇形と特徴的なので覚えている人も多いはず。

今回、長崎に行く事になり僕もぜひともあの海に突き出た扇形の島に行ってみたいと調べたら
もともと出島のあった場所はすっかり埋め立てられちゃって
今ではどこにあったのかすら正確には分らないという状況になってるという話。

ただ、現在は「この辺にあったんじゃないかなぁー」っていう街中の部分を大工事して
扇形になるように堀を作って出島っぽいものを演出しようとしているみたいだけど
長崎市街地のど真ん中に無理やり扇形の場所作ってもねぇ・・・っていうのが俺の感想。

それでも一応行ってみたわけですが


出島の復元模型みたいのが展示されていたけど全然見にくいし全てが残念。

なんか全部が中途半端。
古い雰囲気の建物を並べて当時の町並みとかを再現しているけど
やっぱりどこか偽物感があるというか入場料を取るわりには見所も少ないし
風景の向こう側にビルが建ってるのが見えちゃうし普通に車とかの騒音も聞こえてくるから
気分も盛り上がらないし出島という歴史を踏まえて観光するような感じじゃないよね。
どうせ作り直すなら海に人工島で復元するくらいして欲しいよね。
全部があまりにも酷いから写真もろくに撮らずにサッサと帰ってきちゃったよ。

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次に向かったのは名前だけは良く聞いていた『グラバー邸』。

グラバー邸ってのが何なのかは良く分らないけど
長崎の観光を検索すると必ず出てくる程メジャーな場所なので行ってみることに。



緑に囲まれていて非常に綺麗な庭園ですね。

でもまぁ、個人的にはそういう管理された公園的なものに何の興味もないので
写真もろくに撮らずに他の観光客をぶち抜く勢いで順路をグイグイ歩いていきます。





近所にこういう緑の多い公園があったなら散歩するには丁度いいかなって気はしますが
園内に入るのに600円必要ですから、やっぱり散歩コースにもならないでしょうね。



これがグラバー邸だそうです。
見る人が見れば貴重な歴史的建造物に見えるそうですが
僕個人的には「別に...」って、今更エリカ様みたいな感想しか無いかなぁ。

そんな、終始あまりテンションの上がらないグラバー邸ではあるけれども
ひそかに楽しみにしていた事があって
『グラバー園内にハート型の石が3つ隠されている』って話を前々から聞いていたので
RPG好きとしては今回3つのハートを全部探し出したくて園内をウロウロ。



とはいえ、入園する時にもらえるパンフレットを見れば地図上にハートマークが書かれているので
見つけ出すことは結構簡単です。ということで、1つ目のハートゲット。



2つ目のハートもわりと簡単に見つけることが出来ました。

が、3つ目がどうしても見つからない。
パンフレットを見ると建物内にあるらしいってのは分かるけど、建物内に敷石なんてされていないし
トイレまで探したけどそれらしい場所すら見つからない。

結構途方に暮れて建物内をウロウロしていると明らかに不自然な扉を発見。
意を決して扉を開けて狭い通路を進んでみたら



マジかよ!って感じで3つ目のハートの石を発見。


もうね、ドラクエ2で太陽の紋章を見つけた時のような激ムズ難易度で隠されていて
正直ビックリしたけど結構面白かったよ。

ただ、このハート石は基本的に恋人同士でワーキャー言いながら探すイベントなので
俺みたいな独り者のおっさんが一生懸命探すのはちょっと場違い感が強くて
俺が写真撮ってたりしたせいで、これからハート石を探そうとしていたカップルは
あっさりと場所が分かっちゃったのが分かるくらい
俺から一定の距離を置いたところでテンションは下がるし
お前みたいなのが独りでハート石を探しても意味ねーよ的な視線を感じたりで
けっこう精神的にきつかったりしたよ(というか被害妄想)。

こういうところは恋人同士や家族で来るのが一番だと思います。


グラバー邸の後は日本三大中華街の1つと言われている長崎中華街に行ってみました。











行ってみたっていうか、たまたま通り道だったから通っただけだけど
三大中華街って言う割には思っていたほど大きなエリアじゃなかったのと
やっぱり平日の昼前っていう微妙過ぎる時間だったから活気はほとんどなくて
なんか期待していたのとはだいぶ違った印象。
でも、『中秋節』とかっていうお祭りの期間中だったみたいで
各所に色々な飾り物がされてたり路地一面に提灯が吊るされていました。
夜に来たら提灯の明かりが綺麗で凄く面白い写真が撮れて印象が違っただろうね。

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中華街を抜けて向かったのが『ツル茶ん』っていう喫茶店。



この喫茶店は長崎名物となっている「トルコライス」の発祥の店として有名で
ぜひ本場のトルコライスを食べてみたいと思って突撃してみました。

席に通してもらってメニュー表を見てみたら
トルコライスってそういう決まったメニューがあるのかと思っていたのに
シーフードトルコとかチキントルコなどのありがちなバリエーションだけでなく
トルコ三四郎やらRyomaトルコなど名前からでは何なのか想像も付かない亜種まであって
いきなり軽いパニック状態になってしまいました。

今回は一番スタンダードっぽい名前だった「昔なつかしトルコライス」ってのを注文。



初めて食べるはずなのに子供の頃から食べてるようなどこか懐かしくて安心できる感じがいいね。
好きなものを全部乗っけてみたって感じの料理だからワクワクしないはずがない。

味はそれぞれが見た目どおりなので飛びぬけてビックリって事は無いけど
ランチ時に近くに店があったらかなりの頻度で通いたいなぁっていう
自分のための落ち着けるお店には丁度いい感じ。



このスムージーのようなミルクセーキは長崎名物らしい。これは知らなかったなぁ。
甘くてひんやりシャリシャリした感じは気温の高いときに嬉しいよね。これもまた美味し!
「ツル茶ん」の近くに住んでる人がうらやましいなぁ~

おなかも一杯になったところで今回の旅行の一番の観光スポット「軍艦島」に向かいました。(つづく)

九州の北の方 旅行(旅行前半)

2014年10月14日 | Weblog
九州での調査のついでに水曜どうでしょうのロケ地巡りなどをしていたわけだけど
それ以外にも色々なところに観光に行ったりして、かなり九州良かったですよ。

初日の移動日に泊まったのが「佐世保」。

僕の中の佐世保の知識ってのは桃鉄の物件で覚えた程度なので
収益率が悪いけど一発逆転のギャンブル物件である造船所や
無駄に売値が高いハウスヨーロッパがあるといった
ハイリスク・ハイリターンな場所っていう偏った知識しかないけど
桃鉄にも物件で出てくる『佐世保バーガー』は
ご当地バーガーと呼ばれる各地域で作られる特徴的なバーガーの先駆者的な存在であり
一度は食べてみたいと前々から非常に興味があったので
今回佐世保に行くにあたり佐世保バーガーの老舗でありベーコンエッグバーガーを生んだ店の
『ビッグマン』さんに行ってみましたよ。



有名店でありながら店舗自体は全然大きいことも無く、地元の商店街の一角に建っていて
いかにも個人経営といった感じの店長の手の届く範囲で頑張ってます的な感じの小さいお店。

しかし、店舗の小ささとは裏腹にイートインスペースは常にお客さんで埋まっているし
テイクアウトのお客も入れ替わり立ち代り途切れることなく来店しており、大人気のバーガー屋です。


やっぱり元祖「ベーコンエッグバーガー」を注文しなきゃダメでしょ!

注文してから作り出すので10分程待っていると出てきたベーコンエッグバーガーは
バーガーとしての形状を支え無しで保てるギリギリじゃないかっていう程の大ボリューム。
いいね!この「食えるものなら食ってみろ」みたいな攻撃的な感じ。とても大好きですよ。

崩れないように気をつけながら、やや押し潰し気味にガッと持って一気にかぶりつくと
みずみずしくてシャキッとした歯ごたえのレタス
カリッと香ばしく焼き上げられたベーコン
甘くトロットロの絶妙な半熟っぷりな目玉焼き
厚すぎないけど肉汁たっぷりでジューシーなパティ
それぞれがお互いを引き立てつつも個々に最高の味で口の中いっぱいに味が爆発します。

僕も各地でご当地バーガーを何個か食していますが
町興しありきで作った珍品ご当地バーガーとはやはり美味さの格が違いますね。
さすが地元で愛され続けてきた歴史のある真のご当地バーガーです。
奇をてらった美味さではなく、食として完成された本物の美味さに大満足でした。

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旅行2日目は早朝から長崎の島原に移動して調査を行い、午後から時間の余裕があったので
島原と言えば「踏み絵」「隠れキリシタン」「天草四郎」といったキーワードと共に
歴史の教科書で必ず出てくる日本の歴史上最大の一揆「島原の乱」が行われた場所なので
島原の乱やキリシタンの事を紹介している『天草キリシタン館』に行ってきました。



うちは葬式は仏教形式だけど特に何か普段から信仰するわけでもない宗教観のうっすい家系なので
キリシタン館だからといって社会科で習った歴史以上の思い入れは無かったけど
展示スペースには時間軸に沿って歴史の教科書には書かれない複雑な人間模様も細かく説明されていて
歴史小説を読んでるような面白さがあって久しぶりに博物館の展示でグッと引き込まれました。


(天草四郎)

また、説明文だけでなく一度は見てみたいと思っていた『踏み絵』や
仏像や仏具で偽装した隠れキリシタンのキリスト教アイテムも多数展示してあって
今の正月もクリスマスも全部イベントにして受け入れちゃう日本では全然アリエナイ話というか
少なくとも12月生まれというだけで誕生日とクリスマスを一緒にされて
プレゼントを1個渡しながら「これで両方祝ったからな」と強く言い張る
宗教以前の話し合いが必要な親の元で育った僕にとって
生死をかけてまで信仰を守り通すという僕の想像を超えたところの世界が垣間見れたのは
なかなか普段の生活では感じることが出来ない新鮮な刺激でたいへん興味深かったです。

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隠れキリシタンの博物館を楽しんで帰る途中
ちょっと寄り道をして諫早湾に寄ってみました。

仕事が海洋系ってのもあるけど
やはり当時、ニュースで見たギロチンの映像がなかなかスゴイインパクトがあって
ずっと記憶に残っていたわけです。(ギロチン映像↓)



で、今回の調査ポイントを調べていたら諫早湾が近くにあるというのが分かったので
そのニュースの場所が今どうなっているのか良い機会だったので実際見に行ってみました。


(諫早湾)

てっきり、巨大な堤防で湾の一部が干拓されて畑とかになっているのかと思ったら
堤防の上に道が通っているだけで全然干拓されてなくてビックリ!
「海を閉じるな!」という地元住民の声を無視するかのように行われたギロチンだったのに
10年以上経って未だに堤防の両側に海が広がっている状況になってるなんて思わなかったよ。

さらにビックリしたのが、今度は再び堤防を開門するっていう状況になってるらしく
今度は地元住民が「開門するな!」って騒いでいるっていう
ギロチン当時と全く逆の意見で地元住民が反対運動をしているという現実。

なんなのこれ?もうね、よそ者の俺にはワケわかんないよ。バカじゃないの?

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とまぁ、そんな感じで旅行前半の日程が終了。
3日目は調査予備日に設定していたけど2日目に調査がバッチリ終わったので
思いっきり観光してきました♪

九州の北の方をどうでしょう 第2夜

2014年10月10日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
九州の北の方をどうでしょう 第1夜 の続きになります。

前の記事ではサイコロの旅シリーズのロケ地巡りでしたが
今回はそれ以外の水曜どうでしょうの企画のロケ地を巡った話になります。

なので、今回もどうでしょうのロケ地巡りに興味の無い人は
Yahoo!のトップニュースでも見に行ったほうがよっぽど幸せですよ。

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さてさて、前回に引き続きロケ地巡り好きの若干名のみなさんこんにちは。
今回も画像が多いのでバババッと企画ごとにならべていきますよ。

最初のどうでしょうの企画は「試験に出るどうでしょう」からです。

この企画でどうでしょう軍団が九州北部に来たのは
鹿児島のシラス台地に来た後に選択した【高校の100】の問題

「江戸時代に『漢委奴国王』と刻印された金印が出土したのはどこか?」

という問題に正解できなかった為、答えの場所である福岡県の志賀島に来た時になります。


2014年現在 きんいん号

志賀島には車でも行けますが折角なのでどうでしょう軍団も乗った
博多港からの渡船「きんいん号」で行ってみました。運良く軍団と同じきんいん1号に乗船です。


出航してすぐ見える福岡ドーム(2014年現在 福岡ヤフオク!ドーム)


試験に出るどうでしょう 第4夜 きんいん号船内(DVD版)


2014年現在

船内は当時と全く同じですね。
ただ、どうでしょうClassicの放送版とDVD版では
船内でグッタリしている鈴井・大泉両氏を撮影しているカメラ位置が違う映像を使っていますね。
今回の船内写真はDVDに収録されているバージョンで撮ってます。


2014年現在 金印(模型)

志賀島到着直後に映った金印はロケ当時と全く同じですね。
前々から金印は興味があったけど、チロルチョコくらいの大きさしか無くてビックリでした。
福岡市博物館に行けば本物が見れるらしいけど今回は時間的に厳しくて見に行けなかったです。


試験に出るどうでしょう 第4夜 志賀島答え合わせトーク開始


2014年現在

金印からカメラを振ってトーク開始するシーン。
出演陣のバックにあるのがかなり立派な金印の印面をかたどった構造物なので
金印博物館でもあるのかと思いきや、乗ってきた渡船乗り場の玄関前のオブジェでした。


試験に出るどうでしょう 第4夜 志賀島答え合わせ中


2014年現在
大泉:「志賀島です」


2014年現在 最終問題 出題前のトーク開始シーン

渡船乗り場から1分くらいのところにある狭い砂浜に移動して
試験に出るどうでしょうの最終問題【大学入試の300】が出題されました。

最終問題は
「1990年の国勢調査によると日本の都市で人口第1位は東京 では第2位から第8位までを順に全て答えよ」
と言う超難題。

疑惑の解答はありつつも結構いい所まで正解していましたが結局全問正解とはならず
大泉さんの罰ゲーム「四国八十八ヶ所巡り」が決定。


試験に出るどうでしょう 第4夜 正解できずに崩れ落ちる大泉さん


2014年 現在

この場所で「試験に出るどうでしょう」の企画は終了し
そのまま大泉さんは次の企画「四国八十八ヶ所巡り」をするため四国に直行しましたので
試験に出るどうでしょうのロケ地巡りはここまでになります。

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次は「5周年記念!3夜連続深夜バスだけの旅」のロケ地巡りです。

この企画では最終目的地が博多ですので深夜バスが到着した交通センターでロケが行われています。


3夜連続深夜バスだけの旅 第3夜 博多交通センター到着


2014年現在

ミスターと大泉さんが乗ったバスが到着してバスからお二人が降りてきた直後のシーンです。

プリントアウトして持っていったロケ地資料では看板の文字が読めなかったので
最初間違えて交通センター3階の発車場で「何か違うなぁ」と思いながら撮影してましたよ。
正解のロケ地は博多交通センター2階の降車場でした。


3夜連続深夜バスだけの旅 第3夜 エンドトーク


2014年現在

見事なやられっぷりを見せる深夜バスの達人のお二人。
大泉:「君たちはねぇ いい死に方をしないよ。」

5周年おめでとうございます
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さて、長々と続いた九州の北のほうのロケ地巡りもこれで最後です。
最後の企画は『原付西日本制覇』の関門海峡周辺のロケ地になります。

ここには以前も来てロケ地巡りをしているので僕的には特に目新しいって事も無いんだけど
壇ノ浦PAの撮影に行くついでもあったし
久しぶりに海底トンネル歩いて九州⇔本州を渡ってみたかったので
今回再びロケ地巡りの撮影をしに行ってきました。


原付西日本制覇 第3夜 関門トンネル人道入り口(山口県側)


2014年現在

ロケ当時から比べて大きく変わったところは屋根のひさし部分が赤くなった程度で
建物はどうでしょう軍団が来た頃から全く変わって無いですね。


原付西日本制覇 第3夜 関門トンネル人道・県境


2014年現在

どうでしょうのロケ当時に比べて県境の文字もハッキリと見やすくなっていたり
大泉さんが指をさしている看板は通路の逆側に付け変わってたりチョコチョコと変更はありますね。
調べてみると、10年に1度くらいの周期で関門トンネルのリフレッシュ工事をしているらしいですね。


原付西日本制覇 第3夜 関門トンネル人道入り口(福岡県側)


2014年現在

藤やん:『ようこそ九州へ』


原付西日本制覇 第4夜 関門トンネル人道入り口(DVD版のみ)


2014年現在

鳥居の横の建物が無くなって雑草生え放題になっているくらいで
福岡県側の人道トンネルの建物なんかはロケ当時とほぼ一緒。ロケ地めぐり的には非常に素晴らしいです。


関門海峡甘い物対決オープニングカット

対決直前の『関門海峡』という題字の表示された時の背景。


原付西日本制覇 第4夜 関門海峡甘い物対決


2014年現在

関門トンネルの福岡県側人道入り口を出て道を挟んだ反対側にある階段テラスが対決場所になります。


原付西日本制覇 第4夜 関門海峡甘い物対決


2014年現在

毛利の殿様巻きに苦戦するミスターさん。
まぁ、この後はいつものようにミスターさんが悶絶しながら負けるという
どうでしょうの中での様式美みたいなパターンでオチが付くわけです。

最後の写真のカメラ向きが甘かったのが痛いけど、とりあえずこれで今回分のロケ地巡りは終了。

何回か九州にはロケ地巡りで来ているけど
今回のロケ地巡りで僕がチェックしていた九州のどうでしょうロケ地(離島を除く)は
ほぼ巡りきったって感じで九州制覇の達成感は結構うれしいです。

そろそろ企画ごとに時系列順に巡ったロケ地を並べる記事でも書き始めないと
自分自身でもゴチャゴチャしてきちゃってます。

九州の北の方をどうでしょう 第1夜

2014年10月09日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
もう1ヶ月以上前の話になってしまうが
長崎に調査に行ってきたついでに九州の北の方のロケ地めぐりをたっぷりとしてきたので
忘れちゃう前にズラズラっと並べておきますよ。

今回のブログ記事もいつものロケ地巡り同様に
見るほどの内容が無いわりには画像の枚数だけが無駄に多いだけなので
水曜どうでしょうのロケ地に興味無い人は今すぐブラウザの戻るボタンで戻るといいよ。

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ということで、水曜どうでしょうのロケ地好きの人こんにちは。

今回の旅行ではロケ地巡りをしてきた場所が多くて1回ではまとめきれなかったので
本記事ではサイコロの旅シリーズのロケ地巡りをUPしてます。

まずは「サイコロ2」の博多駅のロケ地からです。


サイコロ2第2夜 博多駅(筑紫口)


2014年現在

サイコロシリーズではわりと頻繁に来ているイメージの『博多』ですが
サイコロ1では博多に来ておらず2が初めてだったんですね。
ちなみに、サイコロ2の時だけ博多駅の筑紫口側でロケをしています。

博多駅は表玄関となる博多口の方は大規模な改装工事が行われてしまっていますが
筑紫口の方はほとんど改装が行われていないので
サイコロ2のロケ地だけはまだまだロケ当時の雰囲気がたっぷり残っていたりします。


サイコロ2第2夜 博多駅(筑紫口)


2014年現在

次の目的地を決めるサイコロを振ったら
ちょっと行ってみたいと言っていた「白石島」が出て鈴井さんのテンションが一瞬上がったものの
白石島が瀬戸内海にあると聞いて「オレ明日(ラジオ)なんだぞ」と焦り出しましたね。


サイコロ2第2夜 博多駅(筑紫口)


2014年現在
大泉さん「鈴井さんはダメな人~♪」

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さてさて、サイコロ2では
博多駅に高知から来る時に乗った深夜バスで立ち寄った壇ノ浦PAでの必死なレポートが
番組内の歴史に残る『壇ノ浦レポート』として超有名で
そのレポートが行われた壇ノ浦PAはどうでしょう好きにとっては
とてもメジャーなロケ地の1つとなっています。

僕自身は1年半程前のロケ地巡りで壇ノ浦PAに1度来ているのですが
その時には下調べが甘く、ちゃんとしたロケ地資料も作っていなかったので
壇ノ浦PAのロケ場所が分らなかったうえに
「整備されてロケ地が無くなっちゃんだろうな」と勝手に思い込んで
壇ノ浦PAに来たっていう適当な証拠写真だけ撮って帰ったんだけど
その後、よくよくDVDを見たりして調べてみたら
壇ノ浦PAのロケ位置が僕の探していた所とは別の場所にあったことがわかり
僕のロケ地巡りでの大きな反省点として心に深く突き刺さっていたので
今回、その反省をふまえて壇ノ浦PAにリベンジしに行ってきましたよ。


サイコロ2第2夜 壇ノ浦PA (『壇之浦サービスエリア』は誤表記)


2014年現在
「ね ね 寝れないんだよ。バスでもう寝れないんだよ オレたち!」

以前、ロケ地巡りに来た時にはレストランある大きな建物の方だと完全に思い込んでいましたが
実際にロケがあったのは駐車場の一番奥にある別棟の小さな売店の前でした。
DVD版では「壇ノ浦売店」と書かれた看板からパーンしてトークに入っていたので
その看板を目安に前回はロケ地を探していたのですが
現在はその看板の痕跡すら無くなっちゃっており建物が小さいこともあって完全に見落としてました。

1年以上ずっと気になっていましたが、ようやくリベンジが出来ました。
ちなみに、壇ノ浦PAにはサイコロ3の時にも来ていますので
その時については以下のサイコロ3のロケ地巡りの中で紹介します。

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ということで、次のロケ地巡りの企画は『サイコロ3』になります。

サイコロ3の中で壇ノ浦PAが出てきたのは
金沢市から深夜バス加賀号に乗って博多に向かう途中になります。


サイコロ3 第3夜 壇ノ浦PA


2014年現在

サイコロ2の時と同じく駐車場奥にある小さな売店前がロケ地になっています。
カメラの向いている方向がチョットだけ右寄りになったって感じですね。

この時のレポートはだいぶ深夜バスに慣れてきたせいか
余裕の感じられるレポートではありましたが
鈴井さんのバスの中でうなされている姿はバッチリ撮影されていましたね。
加賀号での杉山Dのウラ話はある意味伝説ですがさすがに番組で放送は出来ないよねw
知りたい人はWikipediaに書いてあるから読んでみるといいよ。

といった感じで、深夜バスに乗って金沢から博多にやってきたどうでしょう軍団。
博多と言えばサイコロ3以降お約束となった博多駅(博多口)がロケ地になります。


サイコロ3 第3夜 博多駅


2014年現在

金沢から深夜バスに12時間乗って博多にやってきたどうでしょう軍団は
すっかり疲れ果てていましたが
次の目的地がハウステンボスと決まって一気にテンションが上がってはしゃいでましたね。
この時のトークではドラゴンボールネタがちょこちょこ混ざってたりして
まだテンションの上がり方に大学生っぽさが感じられますね。

博多駅からハウステンボスまでは特急ハウステンボス号に乗って移動しますが
移動中の電車内では大泉さんがオランダの荒くれ者と飲み比べて勝った時の武勇伝や
『(朝起きたら)メリージェーンっていう女の人と居ました。』と言い切った
過去の女性遍歴などのトークで盛り上がっていましたね。

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ハウステンボスのロケ地はハウステンボス駅の改札を出てすぐの場所になります。

到着後はOPトークもそこそこに次の目的地のフリップを読み上げるものの
フリップの内容に納得できなかった鈴井さんが荷物を持って逃走。


サイコロ3 第3夜 ハウステンボス前 鈴井さん逃走


2014年現在

逃走するのを引き止められた鈴井さんが
新しいスペシャルなサイコロの投げ方があると言って振ったサイコロの目は
『6:遂に最南端 鹿児島』


サイコロ3 第3夜 ハウステンボス前サイコロ振った直後


2014年現在
大泉:「本っ当に、この人と旅するのいやぁ~だなぁ~」


サイコロ3 第3夜 ハウステンボス前


2014年現在
鈴井:「ハウステンボス コレだけ?」

第3夜の後枠トークでもハウステンボスの滞在時間の短さを愚痴っていたくらいですから
よっぽどハウステンボスには行ってみたかったんでしょうね。


サイコロ3 第3夜 ハウステンボス号に戻る階段


2014年現在

鈴井さん「今・・・乗ってきたやつだよ」
大泉さん「荷物おろす必要なかったじゃない」

滞在時間10分というあっと言う間にハウステンボス号に戻ってきたどうでしょう軍団。


サイコロ3 第3夜 車窓から外を見ながら愚痴る


2014年現在

来る時と同じ車両に乗ってスネながら外を眺めつつ
「ハウステンボスは見たかったなぁ~」とため息のどうでしょう軍団。

ただ、軍団が愚痴りながら眺めている大きな建物は


サイコロ3 ホテルオークラ

ハウステンボスの敷地外に建っている
「ホテルオークラJRハウステンボス」っていう普通のホテルだったという事実。

そんな勘違いをしたどうでしょう軍団を乗せた電車は次の目的地鹿児島へ行くために
乗り継ぎ駅の鳥栖駅に向かいます。

普段ならロケ地巡り候補から外してしまうただの通過シーンですが
鳥栖駅は番組内で場所名が出た佐賀県唯一のどうでしょうロケ地だったので行ってみました。


サイコロ3 第3夜 鳥栖駅(DVD版)


2014年現在

DVDでこのシーンを見てた時は「乗換が大変そうだなぁ」ってくらいにしか思っていなかったけど
実際に鳥栖駅に行ってみたら「乗り換えをするのに何故ここを走っているんだ?」って場所だったので
家に帰ってきてからDVDで状況を確認をしてみると
鳥栖駅で次の乗り換えまでの間に一度改札を出てラーメンを食べに行ったけど
その入った店が汚ねぇ店で婆ちゃんが1人でやってて
ラーメンが出てくるのがすごく遅かったせいで次の電車に乗り遅れそうになったから走っていただけで
電車の乗り継ぎの時間が短くて走らなきゃいけなかったとかってわけでは全然無かったけど
結果的に緊迫感のある映像が撮れたから良かったみたいな事だったらしいですね。
サイコロ3 第3夜のDVD副音声で詳しく話しているので興味がある人は聞いてみるといいですよ。


2014年現在 鳥栖駅の階段

先を走っていた鈴井さんがホームを間違えて駆け上がった階段。
後ろから藤やんが「6番だよ6番!」と叫んでいたところです。

鳥栖駅はほぼロケ当時と変わっていませんでした。


・・・といったところでサイコロ3の今回分のロケ地巡りはここで終了です。

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さて、次のロケ地巡りの企画は『サイコロ4』になります。

サイコロ4では大泉さんが最後のサイコロで博多の目を出してしまい
博多に行った証拠の1カットだけ出てきます。


サイコロ4 第4夜 博多駅(博多口)


2014年現在

鈴井さんが丸めた雑誌で大泉さんの頭を叩いているシーンです。
鈴井さんの右横にある水色の大きな箱状のものは地下街への出入り口を工事しているフェンスです。

ロケ当時と同じ角度で写真を撮ろうとすると歩行者用の屋根が思いっきり邪魔をして
何を撮っているのか全く分らない写真になってしまうのでチョット横にずれた場所から撮影してます。

サイコロ4での九州のロケ地はこの1カットだけになります。

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そして、続いての企画は『サイコロ5』。
サイコロ5ではこの企画の副題にもなっているキングオブ深夜バスに2度も乗っているので
結果的に博多駅のシーンが2回も出てきますね。


サイコロ5 第1夜 博多駅1回目の到着


2014年現在

どうでしょうのサイコロ企画と言えば深夜バスは付き物ですが
番組内での深夜バスの代名詞的存在の「キングオブ深夜バス はかた号」は
サイコロ5になってから初登場なんですね。意外とサイコロ企画への登場が遅くてビックリです。

博多駅での1回目のロケ場所はサイコロ4の場所と大体同じ場所ですね。
博多口のバス乗り場手前の場所から博多バスターミナルの方に向いた感じです。


サイコロ5 第3夜 博多駅2回目の到着


2014年現在

博多駅到着2回目の場所は1回目の場所から20mくらいずれた場所です。
地下街への出入り口が大きな目印になってます。


サイコロ5 第3夜 博多駅2回目 サイコロ振った直後


2014年現在

博多での2回目のサイコロを振り、ゴールの千歳が出た感動で崩れ落ちてしまった大泉さん。
2晩連続でキングオブ深夜バスに拘束されつづけた疲労からの開放だもんねー

僕も一度ははかた号に乗ってどうでしょう軍団の経験を追体験したいって思っているけど
なかなか勇気が出なくて実行できていないんだよねー。
はかた号はどうでしょうファンにとっての登竜門みたいなものだから早く乗ってみたいです。

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だいぶブログ記事も長くなってしまいましたが
サイコロ6でも博多に来ているのでそこのロケ地も巡ってきました。

サイコロ6では博多と言っても青森からの直行便の飛行機で来ている為
福岡空港がロケ地になっています。


サイコロ6 第2夜 福岡空港


2014年現在

空港の建物等はロケ当時そのままですが
第一駐車場のゲートが取り壊されていて何かの工事をしていました。
調べてみたら福岡空港の国内線ターミナル周辺はリニューアル工事が行われているらしく
駐車場の場所にターミナルビルを新設するそうですね。
来年にはもう本体工事着工って事なのでロケ地がまだ残っているうちに来れて良かったです。


サイコロ6 第2夜 ラーメン


博多1番街「めん吉」

サイコロ6で博多の次の目的地になった大阪に向かうために
空港から博多駅に移動したどうでしょう軍団でしたが
新幹線に乗る前に博多1番街にある「めん吉」に寄ってラーメンを食べていたので
僕もどうでしょうと同じお店で本場のとんこつラーメン食べてきました。

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以上でサイコロシリーズのロケ地の分は終ります。

今回の旅で巡ったどうでしょうロケ地まだあるので
「九州の北の方をどうでしょう 第2夜」に続きます。