藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

Lee30倍 2013

2013年07月26日 | Weblog


すっかり毎年夏の恒例行事となって10年くらい経つでしょうか。
また今年もLee30倍との真剣勝負の時期になりました。



今年の辛さ増強ソースは
「トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー ブレンド」とのこと。
メキシコの覆面レスラーの必殺技みたいな名前の唐辛子。

様式美としてもちろんソースは全部袋から絞り出して45倍の辛さに仕上げます。



30倍の時の匂いを嗅ぐだけで口の中の防御反応として唾液が出まくりですが
この増強ソースのかかったカレーの写真を見るだけでも反射的にいまだに唾液出まくりです。
脳細胞のシナプスが過剰反応しすぎです。

Lee30倍改め45倍は実際食べたところで味がどうこういう話じゃなくて
辛さに耐えながら食べきれるかどうかが重要。
口に含んだ途端にジワジワと体を蝕み始める強烈な辛さ。
出来るだけ無の境地に近づきながら食べ進めるが
体に限界が来て呼吸をした瞬間、口の中の激辛な刺激が一気に活性化して
頭頂部から足の小指の先まで血液が沸騰するようなシビレに襲われる。

今年もキツイ!さすがはLee45倍!!

時間はかかったが今年も完食させていただきましたよ。
少し前に食べたワサビカレーも辛かったけど
商品としての完成度はさすが一流企業のグリコに軍配が上がる。
食べられる中での辛さの限界を上手く見極めているね。
来年のLeeとの戦いも楽しみですよ。

BALL

2013年07月22日 | Weblog



学研のパタパタ電波時計

2013年07月19日 | Weblog


本屋に行って見かけた瞬間にズキューンと打ち抜かれた「パタパタ電波時計」。

他の人に取られないように両手で抱え、小走りでレジに行き即購入したのだが
それから旅行等で立て込んでしまって部屋の隅に放置されていたのを
ようやく組み立ててみましたよ。



この学研シリーズは毎度のことだけど組み立てるのは非常に簡単。
道具も特殊な物は必要とせずドライバーセットなど男子なら必ず持ってるものだけで大丈夫。



構造は簡単なんだけど
今回はこのパタパタとめくれる文字盤をはめる作業が一番面倒で
作業時間の大半はこのパネルはめに費やされる事になりました。

見た目が可愛いのに電波で時間を合わせるので表示時間は超正確というすぐれもの。
めくれる時のパタパタという音が結構うるさいのが難点だけど
僕は歯磨きの洗面台の所に正確な時計が欲しかったので五月蠅いのは特に問題ないし
また、うちの洗面台は窓際にあるので電波が受信しやすく設置場所としても最適だったりして
僕にとっても時計にとってもお互いWin-Winの関係で大満足ですよ。

実用性も高くデザインもよく、工作としても楽しめるので
これはお得感たっぷりの大人の科学です。オススメ!


静岡わさびカレー

2013年07月17日 | Weblog


各地に旅行に行くたびにネタ系のお土産を渡していた人から
静岡のお土産でわさびカレーなるものを頂いた。

ご当地カレーはネタ系としては定番だけど
場所も分かりやすいし、ネタとしても期待できそうな予感。



袋の中身はレトルトの普通のカレーとワサビエキスたっぷりのオイル。

ワサビが具に入ってるのかと思いきや
別添えソースで辛みを追加するといったLee30倍方式。



オイルの注意書きには「少しずつかけて辛さを調整してください」と書かれているが
Lee30倍の時も別添えのソースは全部絞り出してから食べる派である自負もあるので
ワサビエキスの入ったオイルを全部ぶっかけてみた。
まぁ、他国のように毒物が混入しているわけでもないだろうし特にその辺は問題ないかなと。



カレーの上にチョロッと黒く乗ってるのはワサビエキスの中に入っていたワサビの切れ端。
それ以外の見た目は普通のカレーと大差ない感じですが
カレーから漂ってくる匂いの中にワサビのさわやかな香りが混ざっています。

さっそく食べてみると
口の中に広がるワサビのスッとした感じが意外とカレーに合う!!
これは結構うまいんじゃね!!

って、思ったのは食べ始めから1秒間だけの話。
直後にワサビのヅーンってくる強刺激が喉の奥で爆発して鼻の奥に突き刺さり
ワサビ特有の刺激臭でムセまくるうえに
人体の急所であるコメカミと眉間が内部からズキズキと痛み
涙腺からは決壊したように涙を流し、呼吸器系は90%以上はなんらかの損傷をしてしまい
思考が停止しスプーンが完全に止まった。

このワサビは旧日本軍が開発した化学兵器並みのヤバいテロ兵器ですよ。
唐辛子のジワッときて体がプルプルと震える辛さとは全く違って
体が食べることを拒否する辛さを超越した刺激であり痛みでしかないです。

その後は半口食べるたびにトマトジュースや麦茶を大量に飲んでごまかしつつ
なんとか完食したものの
内臓の機能がこのワサビカレーの処遇にパンクしてしまい体調が悪化して
3時間ほどグッタリして横になっている事しか出来ませんでした。

お土産として買っていってもネタをネタと分かってくれる人じゃないと
このカレーがきっかけで疎遠になっても仕方ないと思います。

かなり危険なワサビカレーだけどネタとしては上質です。

ザリガニ。

2013年07月15日 | Weblog
2~3年前にぶらり途中下車の旅で
千葉県印旛沼周辺では夏になるとザリガニを食べるって放送しているのを見て
いつかザリガニを食べてみたいなとずっと思っていたんだけど
念願かなってやっとザリガニを食べに行く事が出来ましたよ。



出てきたザリガニはまんまザリガニ。

「ザリガニ食べるの初めてです」って言ったらお店の人が
ザリガニをバキバキ割って身の取り出し方を教えてくれたので
真似しながら食べてみた。

身は引き締まってて弾力があり、噛むと程よいプリッとした食感がイイ。
味もエビ・カニ系そのままの味がするし淡水系魚介にありがちな泥臭さみたいなのは全くナシ。
食べれる身の部分が少ないのが残念だが非常においしいエビですよ!

わざわざ自分で捕って食べようという気にはならないけど
ザリガニはすげー美味いエビってのが解ったので機会があったらまた食べたいなー。




夏バテしないようにウナギの肝とミックスの鰻丼も食べましたよ。

世界遺産とかに行ってきたよ。

2013年07月10日 | 旅行と水どうロケ地巡り
7月5日。この日も朝から小雨。

少し早めに宿を出て最初に向かったのは金色堂で有名な世界文化遺産の平泉の中尊寺。



山の下にある第一駐車場に車を停めて参道を登って行きます。
参道の周囲はうっそうとした大杉に囲まれていたためか
程よい日陰で涼しい風が吹き抜けるので歩いていてとても心地良いです。



駐車場から本堂までの参道は結構長い距離を歩くのですが
参道の途中にも小さな御堂がいくつもあるので
軽い休憩も兼ねて寄り道で御堂を見たりをしながらゆっくり登っていくので
デブな俺でも疲れたり飽きたりする事無く登れましたよ。

途中の御堂とかにはエヴァのゼーレのようなマークの旗とかも立ってたりして
ネタ的にも結構面白いのでぜひ立ち寄った方がイイ感じ。



そんな感じに散策しながら30分ほど歩くと超有名な金色堂があります。
と言っても、この上の写真の建物は金色堂ではなくて金色堂を守る為の建物です。
本物の金色堂はこの建物の中に建っています。(建物内は写真撮影は禁止です)

金色堂は名に恥じない黄金の建物でそれだけでも見ごたえはありましたが
長い年月によって金が剥がれて見える下地の漆塗りとのコントラストや
施された蒔絵や螺鈿細工などが実に素晴らしいもので感動しました。


松尾芭蕉句碑 『五月雨の 降り残してや 光堂』と、松尾芭蕉像

平泉・中尊寺は社会科の歴史の教科書で知っていた程度だったので
被災地巡りのついでにふらりと立ち寄ってみただけでしたが
さすがは国宝であり世界遺産にも指定されるだけの事はありますね。
想像していた以上に大変素晴らしく、今回観る事が出来て本当によかったです。


平泉・中尊寺を見た後は車で20分程離れた所にある「厳美渓(げんびけい)」に向かいました。



同じような渓谷は長野の実家に行けばいくらでもあるので景色には興味は無いけど
この厳美渓は水曜どうでしょう好きにとっては有名なロケ地の1つであり
「厳美渓と言えば、かっこうだんご」と強烈にすり込まれた団子屋があるので
かっこうだんごを僕もどうしても経験したくて車を走らせましたよ。



厳美渓の看板通りに川沿いに進んでいくと当時と同じ建物で同じ看板が出てきました。


(桜前線捕獲大作戦当時)

かっこうだんご店内でもだんごを注文して食べることは出来るようですが
やはりここは大泉さん達と同じように川を渡ってくる団子に狙撃されたいので
車を市営駐車場に停めてから川の対岸まで歩いて移動。


川の奥に見える団子屋から手前までワイヤーが張られていますよ。

川のこちら側にはカゴが1つぶら下がっているだけなので
カゴの中に団子の代金400円を入れて呼び出し用の木の板を木槌でカンカンと叩くと
だんご屋の店員がひょこっと顔を出しロープを引っ張ってカゴを引き上げます。

カゴがだんご屋まで引き上げられたら店員がサッとカゴに銃弾(だんごの事)を入れて狙撃。



シュシュー!っと結構な勢いで降りてきたかと思ったら



元あった場所にピタッと戻ってきます。


1人前400円でダンゴ1箱と温かいお茶が2個もついて来ました。

カゴが結構大きいのでこの写真だと団子が小さく見えますが
実際は普通にスーパーで売ってるような串団子の1.5倍くらいの大きさがありますよ。



ロケ当時と同じ1串に5発のだんごが刺さった「餡・ゴマ・みたらし」の3種類です。



大泉さんは1個食べて『これは何ともコシの無い餅だねぇ~』と大笑いしてましたが
本当に団子としては珍しいくらいに柔らかい餅でしたよ。
でもこの柔らかいけどモッチリとしているのがまたイイ感じで
ゴマは黒ゴマの濃厚な風味が口の中で爆発するくらい豊かですし
餡子は甘味はあるけどしつこくなくてサッパリしているので食べやすいです。
みたらしは醤油の香りがフワッと広がり他の2本より塩味で味の変化が出来て良かったですよ。


望遠でお店を見てみると、「東北2泊3日生き地獄体験ツアー」の時に映ってた人形も見れました。

かっこう団子を食べて厳美渓を出た車内でのミスターはご立腹でしたが
僕はとても美味しい団子が食べれてご満悦でした。


厳美渓を満喫した後は一気に2時間ほど車で南下したところにある
石巻市の石ノ森萬画館に行ってみました。



名前からも分かるように有名な漫画家の石ノ森章太郎作品を展示したミュージアムです。

震災時にはここも津波の被害を受けましたが過去の津波の教訓があったために
館内のメイン部分の貴重な資料などはほとんど流出する事がなかったみたいです。
ただ、1階部分の修繕や周辺のインフラ整備やガレキ撤去などで長期休館を余儀なくされ
今年の3月にようやくリニューアルオープンしたばかりです。

さて、そんな石ノ森萬画館ですが
石ノ森章太郎はすでに故人ですし原作自体は昭和40~50年代の作品だったりするので
若い人やマンガに興味が無い人だと
「石ノ森って聞いたことあるけど、どんな作品があるのかまでは知らないなぁ」
っていう人も多いかもしれないですが
作品名を聞いたら「あ、あれも石ノ森作品なの!」と驚くくらいメジャーな作品ばかりです。

石ノ森作品で一番有名なのは現在も放送されている『仮面ライダーシリーズ』ですよね。


スカした感じでベンチに座っている仮面ライダー1号

僕のような初老のオッサン世代から平成のいまの子供達まで
日本人なら誰でも知ってる歴代スーパーヒーローの生みの親が石ノ森章太郎ですよ。

仮面ライダー以外にも著名な石ノ森作品は数多く生み出されており



『サイボーグ009』や『人造人間キカイダー』などのカッコいいヒーローものや



『がんばれ!!ロボコン』や『ロボット8ちゃん』なども石ノ森作品ですよ。

さらには、アラフォー世代だったら懐かしすぎて涙が出ちゃう
『秘密戦隊ゴレンジャー』 『ジャッカー電撃隊』
『大鉄人17』 『宇宙鉄人キョーダイン』 『アクマイザー3』
『怪傑ズバット』 『ペットントン』 『おもいっきり探偵団覇悪怒組』
など、当時の名だたる特撮作品の原作が石ノ森章太郎ですし
学研の科学や学習に掲載されていた『チックン・タックン』も
石ノ森作品だと今回初めて知ってものすごい衝撃的でしたよ。


萬画館の内部は3階建てになっていて
1階はエントランスおよびショップ・2階が展示室・3階は資料室やレストランとなっています。



メインとなる2階の展示ブースは撮影が禁止なので写真は一枚も無いですが
009、仮面ライダー、キカイダーなど各ブースに分かれており趣向を凝らした展示がされてます。
個人的には歴代仮面ライダーの劇中マスクが勢ぞろいしている部屋は圧巻で
平成ライダーなどは初めてみるものも多かったですがどれもカッコ良かったですよ!

一通り見て回ったところで3階のレストランでお昼ごはんを食べることにしました。

というか、どんなメニューがあるのかチラッと見てみたら


キレンジャーのカレー

こんなメニューが出されたら俺ら世代は食べるしか選択肢しかないじゃないですか!
俺ら世代にとって「カレー=キレンジャー」はある種の集団催眠的のようなもので
脳内に強く刷り込まれている真実ですから、反射的に券売機のボタンを押しちゃいますって。



出てきたカレーはごく普通のカレーですが
俺ら世代にとっては「キレンジャーのカレー」こそが本物なので
カレーが普通だとかそんな小さなことはどうでもいい話。

ブラウン管の中で飲み込む様な勢いでカレーを食べていたキレンジャーと同じように
僕も口の中にかき込む勢いで一気に食べてさせてもらいましたよ。

子供の頃の懐かしい思い出とともに美味しいカレーでした。
(ただ、本当はアオレンジャーが1番大好きです♪)

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東北の旅はまだまだダラダラと続きます。

被災地に行ってきたよ。

2013年07月09日 | 旅行と水どうロケ地巡り
7月4日。

朝10時から行われるという神事を見るために
確認しておいた神事の行われる場所に向かったのだが
10時になろうとしているにもかかわらず
待てど暮らせど全く祭りの行われそうな気配が無い。

情報が間違っていたかと神社の本宮まで移動してみたがこちらも祭りという気配すら無い。
祭りは毎年7月4日に行われるという情報は間違っていないはずなのだが
電話で場所を確認した時に神社の関係者に言われた
「見れるかどうかチョット分からないですね・・・」という
なんとも歯切れの悪い言葉の意味がようやく分かった。
どうやら予想していたよりもはるかに小規模で見物客すらいない神事だったようだ。

結局、神事は見る事が出来ず
何のためにわざわざ前日から東北に来てたんだろうと凹んだ。

予定が大幅に狂ってしまい時間が大量に余ったので
予定変更で被災地に行ってみることにした。

まず向かったのは6年ほど前に1度だけ調査に行った事のある『南三陸町』。

行くまでの道路事情が不安だったけど
レンタカー屋の兄さんの話だと主要な道路はほとんど元通りに直っているという話なので
安心してナビに任せて運転していけば辿り着く事は出来るんだけど
実際行ってみると道は直っていても主要な建物などは全く復興していないので
今現在の目的地の場所をネットで下調べしておいた方が良いです。

まず初めに行ってみたのは復興仮設商店街の『南三陸さんさん商店街』。


南三陸さんさん商店街へようこそ!

ここの復興仮設商店街は食べ物屋さんやお土産物屋さんが多く広い駐車場も併設されているので
僕のような一般観光客だけでなく大型の観光バスなどもどんどん来るので
他の商店街に比べてもお客さんは多いと思います。
僕が到着した時には座って食事をするスペースも空いて無い程に賑わっていました。


プレハブ小屋で営業中の商店街。

実際に仮設商店街で商売をしている人と話をしてみると皆前向きで明るいです。
失ったものは多いでしょうが、そこから再起しようとしているチカラがすごいです。
うちの地元の中途半端に商売を続けている店主達とはやる気が大違いです。



南三陸町は1960年のチリ地震の縁でチリから友好のシンボルとしてモアイを送られていましたが
今回の大震災でシンボルのモアイが破損した為、新たにチリから寄贈されたモアイが立っていました。


(こっちの2体は2007年5月の調査時に撮ってあった震災前の南三陸町のモアイ像)

モアイは南三陸町のシンボル的な存在となっており
復興商店街では様々な商品にモアイが使われていましたよ。




モアイソフト。
お茶屋さんが作っている抹茶ソフトなので抹茶風味がしっかりしてて美味しかったです。

商店街を散策しているうちにだいぶフードコートも空いてきたので
今、商店街で一押しの「キラキラうに丼」を注文してみました。



ちなみに丼の名前の最初に付いてる「キラキラ」は
南三陸町では季節ごとに「キラキラ○○丼」というものを作って出しているらしく
春は春つげ丼で、今のシーズンはウニ丼、秋は秋旨丼、冬はいくら丼だそうです。

ウニ丼は美味しいです。ちょっと味や食感が単調になりがちな丼ですが
タコ刺しが弾力のある食べ応えとサッパリした味で良いアシストをしていました。



仮設商店街の期限は5年とのこと。少しでも早く元の生活に戻れたら良いと思います。

ウニ丼を食べた後はいよいよ南三陸町の市街地があった場所に向かいます。



仮設商店街から市街地の方へ進んでいくと、そこにはだだっ広い更地だけがありました。
震災後にテレビで見ていたガレキの山は完全に撤去されており
わずかに残った基礎のコンクリートだけがその場所に建物があった事を教えてくれます。

震災前のこの町の詳しい姿を知らない僕には
ここに何百軒もの家があり、津波で多くの人が亡くなったという事実を
この更地を見ただけだとあまりにも規模が大きすぎて想像する事すらできませんでした。



ただ、そんな広大な更地の中にポツンとモニュメント的に残されているのが防災対策庁舎です。
テレビやネットを通して南三陸町の津波被害の映像の中で何度も見た建物です。





今でもリアルに震災の被害を伝える場所として震災当時のままに残っており
地元の方や観光に来た人たちによって今なお千羽鶴や花、線香などがたむけられています。

何も準備していかなかった僕は誰かが置いてくれてた線香から1本立てさせてもらいました。
実際にこうして津波の生々しいリアルな爪痕を見ると思っていた以上に重い気持ちになりました。

あとから来たワンボックスカーの人達は車から降りる事もなく
ケータイで庁舎を撮影したらサッサとどこかに走り去って行きました。
震災から2年。震災に対する人の意識にも大きな差が出てきているようです。



こっちの巨大な船は気仙沼市の住宅街に津波で流れ着いたものです。
南三陸の防災対策庁舎と同じように震災のシンボル的なものとなっています。

ただ、こういった震災を伝える物を今後どうするのかは各地で問題になっているようで
安全面や心情的な部分などから撤去を望む声もありますが
こういったシンボルを残すことで地震や津波被害の風化を抑制したり
シンボルを目当てに少しでも観光客に来てもらうべきとの声もあるようで
なかなか難しい問題になっているようです。

そして、震災のシンボルと言えば1番か2番目に有名な「奇跡の一本松」も見てきました。



かなり遠くからでも分かるくらい何もないところに1本だけ立っています。



立っているといっても、ご存知の通り本物の奇跡の一本松はだいぶ前に立ち枯れてしまい
今立っている松は7月3日に除幕式をしたばかりの復元したレプリカの松。

僕が行った時は夕方4時過ぎと微妙な時間だったのですが
それでも家族連れや小グループの観光客などが松を見に来ていました。



松の木の周辺だけは整備されていますが
それ以外の場所は津波で流されたままの土壌がむき出しの状態となっており
復興までにはまだ膨大な年月がかかりそうでした。

陸前高田の奇跡の一本松を見た後はググッと一気に内陸に戻り
今日の宿のある一関市に向かいました。


宿泊場所の「旅苑 松本」

今回の東北旅行をするにあたり水曜どうでしょう好きとしては
「桜前線捕獲大作戦」と「東北2泊3日生き地獄ツアー」のDVDを見直したのですが
桜前線捕獲大作戦の時に一関にチョロっと立ち寄っており



そのロケの時の映像を見ると
・土手沿いに桜が並ぶ土手か堤防の上で
・画面奥に特徴的な林がある
・桜の上に鉄塔が見える場所
・一関の桜の名所もしくはその近辺
ということが分かるのでグーグルマップで見当をつけてみたら
今回たまたま予約を入れた宿の近くのロケっぽかったので
散歩ついでに歩いて行ってみましたよ。


ドンピシャ!

どうでしょう好きが高じてわざわざ近い場所に宿を取ったみたいに思われそうですが
ホント偶然だったので自分自身でもビックリしてるんですよ。

当時とほぼ変わらない景色ですが現在は堤防の工事中らしく
一関の桜の最初のシーンでうれしーがアップで撮っていた桜はすでに切り倒されていました。
工事がもっと進んでたら全く分からなかっただろうね。


画面右端に映っている桜は無くなっていますが奥の2本の桜の幹の重なり具合とかは健在です。

祭りは見れなかったけど被災地に行けてどうでしょうロケ地巡りも出来て
大満足のうちにこの日は終了です。

旅はもう少し続きます。


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この日の晩御飯は一関駅前の松竹でソースかつ丼食ったった♪

仙台に行ってきたよ。

2013年07月08日 | 旅行と水どうロケ地巡り
前から見たいと思っていた祭りを見るために東北旅行してきました。

お祭りは7月4日~6日の3日間行われるのですが
僕が見たいのは4日と6日の分だけなので
あいだの5日には震災の被災地も見てくる事にしました。

まずは祭りの前日に現地入りするために東北の玄関口の仙台に向かいました。


『伊達正宗公像』

この日はただの移動日なので仙台駅まで新幹線で行った後は
乗り慣れない路面バスに乗り換えて青葉城(仙台城)観光に向かいました。

って、別に城とかほとんど興味無いのですが
水曜どうでしょうの対決列島において「ずんだ餅対決」が行われた場所なので
是非とも自分も同じ場所で同じずんだを食べたかったかったんですよ。



バスを降り青葉城方面に歩いて3分で対決の背景に映っていた赤い橋が見えてきます。



しかし、この日は朝から雨で対決の行われた屋外テーブルは置いていなかったです。
でもまぁ、どうでしょう班のずんだ対決が行われた場所に一応到着しましたよ。
この場所は当時とほとんど景色変わってないですねー

場所を見たあとは肝心の「ずんだ餅」ですよ。ずんだ食いてー!
どうでしょう班と同じずんだ餅は対決した広場の隣にある『甘味喫茶「萩」』で買えます。



迷うことなく僕もどうでしょう班と同じずんだ餅セットを購入。
(さすがに魔神みたいに2つは食べれませんけど)



念願だったずんだ餅を撮りまくったところで、早速レディ・ゴー!

大泉さんは食べて開口一番「おおおぉ…」と言っていましたが
この枝豆の香りのする甘い餡は僕は大好きな味でした。
やわらかめの餅もとても良い食感で、ずんだ餅は僕の好きな和菓子の上位にランクインです。



ずんだ餅セットと別の店でずんだシェイクを飲みつつ
あまりにも美味かったので旅行初日にしてお土産用の冷凍ずんだ餅を購入。

とりあえず僕の中でのずんだ餅対決も終わったので
サッサと仙台駅までバスで戻って
仙台名物牛タンの発祥の店の「味太助 本店」に行きました。
焼肉に行くととりあえずタン塩2人前を注文し、シメにもう1人前食べる程のタン好きなので
本場の牛タンを食べることは何年も前からの夢だったんです。



先に青葉城に行って昼ごはんの時間帯とずらして来店したかいがあって
心配していた行列に並ぶ事無く入店できました。(平日で雨だったのも良かったかも)

カウンターに通され、目の前で焼かれていく牛タンを見ていると
喜びがあふれすぎてニヤニヤと気持ち悪い笑顔をどうしても隠しきれません。



10分ほどで出てきた牛タンは肉の厚みや大きさが今まで食べてきたタンと段違い。
盛り付けは肉と漬物のみを真っ白な皿に乗せただけなので素っ気ない感じですが
それが逆に牛タンのみで勝負してきた元祖としての自信に思えてきます。

肉は厚いのに柔らかく、噛むほどに肉のうまみが広がって
しっかり効いている塩コショウのおかげでピシッと味が引き締まり
風味豊かな麦ごはんとも相性バッチリで激ウマ。

添えられている漬物を食べれば口の中を1回さっぱりとリセットする事が出来るので
最後までガツガツと箸が止まらないです。



定食で付いてくるテールスープ。
こちらも塩味が効いているけど上品な味わいでこれまた美味でした。

ほんと、箸が止まらなくて一気に完食してしまい
あまりの旨さにもう1人前定食を頼もうかと悩んだくらいでした。

宮崎のチキン南蛮の時にも思いましたが
やはり発祥の店の味を知らずして他の有名店に行ってしまうのはもったいない事ですね。
多少無理してでもやはり元祖は食べておくべきだとつくづく思いましたよ。

大満足の味太助を出たあとは本日の宿のある本塩釜駅まで仙台駅から仙石線に乗って移動。



本塩釜駅に到着し無事にビジネスホテルもチェックイン。

雨の中ずっと歩き通しで疲れたのでシャワーを浴びて少しベッドで横になった後に
仙台駅で買った炭焼き牛たん弁当を晩御飯にしましたよ。



紐を引っ張ることで化学反応で発熱して、5分待ったらホカホカになるという
まるでミスター味っ子のようなギミックが楽しいお弁当ですよ。



水曜どうでしょうの中では桜前線捕獲大作戦の時に
仙台支部の食糧班から送られてきた補給品として出てきてますね。
この時のミスターさんの補給品は仙台支部の手違いでずんだ餅だったけどね。



そこそこの値段で箱が大きくて結構重いので期待値が高かったのですが
中身は牛タン焼きが数枚入っているだけのシンプルな弁当です。
重さや体積の半分以上は発熱ユニットが占めているので
実際に食べると米やおかずの物足りなさを感じてしまいます。

ただ、冷たいままの牛タンでは硬くて美味しさ半減しちゃう事を考えると
駅弁として車内でもホカホカに出来るというのは重要だし
実際に味は良いので今後の発展に期待ですね。


といった感じで仙台初日終了。旅は始まったばかりです。

変態仮面

2013年07月02日 | Weblog

先月末、ようやくうちの田舎で『変態仮面』の上映が始まったので観に行ってきたよ。

キャラのネタの強さだけのゴリ押し映画かと思いきや
意外と導入部からメインストーリーまでの話の持って行き方が上手かったり
漫画だから出来た必殺技もCGなどを使って見事に実写化してて感心してしまった。
また、この映画の為に1年かけて作り上げたという俳優の体も完璧で違和感全く無かったし
変態仮面の細かい動きやポージングもビシッと再現されていて
製作スタッフの変態仮面愛がすごく伝わってくる良作でしたよ。

次々と刺客が出始める中盤以降から少しグダグダっとしてきたのと
あっけなく倒されたラスボス戦でもう少し熱いバトルシーンがあれば最高だったね。

それと、個人的に注目している安田顕(ヤスケン)が
かなり頑張ったというか役者生命に係わりそうな怪演を見せてくれて
実に素晴らしかったです!頑張れヤスケン。

次回作は無いかもしれないが
個人的には是非とも続編を希望してしまう映画でしたよ。

ちなみにレンタルは7月12日に始まるよ!