藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

恐るべし、うどん県 その1。(水曜どうでしょうロケ地巡り)

2014年10月25日 | 水曜どうでしょう&ロケ地巡り
10月初めの話。

調査で徳島県にある小さな集落で行われる秋祭りの取材に行くことになったので
そのついでに「讃岐うどん」を食べまくったりロケ地巡りをしてこようと計画。
で、その事を『立山・黒部』や、『富士登山』に一緒に行ったN君にしたら予想以上に話に乗ってきたので
やや強引にN君を巻き込んで男2人で四国の讃岐うどん屋巡りに出発。

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成田から飛行機で1時間半、あっという間に高松空港到着。

空港でレンタカーを借りてから水曜どうでしょうのロケ地を何個か巡りつつ
まずは人生初の讃岐うどん屋『竹清』さんに入店。



店ののれんをくぐって1秒も経たないうちに
店員さんに「天ぷらはどうするの?」と聞かれてビックリ。
まさか、メニューも現物も見ないうちから注文を聞いてくるとは恐るべし讃岐うどん。

ですが、僕はすでに竹清の「半熟卵天」と「ちくわ天」は絶対食べようと決めてあったので
この先制攻撃は何とかクリアー。

ちなみに、「半熟卵天」と「ちくわ天」を絶対食べようと決めていたのは
水曜どうでしょうの企画【四国八十八ヶ所3】でどうでしょう軍団が竹清に来た時に
うどんと一緒に半熟卵とちくわの2種類の天ぷらを食べていた(↓)からっていうのと


(四国八十八ヶ所3 第5夜/ごほうびの讃岐うどん屋巡り3軒目)

水曜どうでしょうファンのために出版された公式本「どうでしょう本 第2号」や
公式HPの「番組スタッフからのメッセージ」の中で
竹清の天ぷら(特に半熟たまご天ぷら)が絶賛されていたからです。
・・・って、またまた話が水曜どうでしょうの事に脱線してしまいました。すみません。

話を戻して、まだまだ讃岐のうどん入手までのトラップは続きます。

天ぷらを先に注文したあとはうどんを受け取る列に並びます。
うどんの注文で言うのはうどんの玉の数。つまりうどんの量を言うだけです。
ここで「きつねうどん1つ」や「天ざるで冷たいの」などという一般的な注文を言おうものなら
即座に香川県民にうどんで吊り上げられて殺されちゃいますので注意が必要です。
また、うどん1玉ならまだ分りますが大中小で表記している場合があり
普通に食べたいからって中を頼むと2玉分のうどんが渡される罠がしかれられてます。
うどん屋巡りをするのであれば『小』で十分です。

無事にうどんを受け取り、注文した天ぷらの数を申告して代金を払ったら場所移動。
ここからがセルフ方式の真骨頂。
受け取ったうどんを温めてみたり、何種類かのつゆを使い分けてみたり
置かれている様々な薬味や調味料を混ぜたり乗せたりしながら
自分好みのうどんになるように仕上げて完成です。

しかしながら、うどん慣れしている香川県民にとっては
自分好みのうどんを作れて非常に良いシステムなのかもしれないけど
セルフ方式を知らない他県民にはやれることが多すぎてパニックになってしまうだけです。
まるでドラクエで船を入手したとたん行けるところが急に増えて
どこに行ったらいいのか分らなくなってしまった時と一緒です。
これは、行くには早過ぎる大陸とかに行っちゃってパーティーが即全滅するパターンです。

すっかり浮き足立ってしまい、うどんを持ったままセルフコーナーの説明書きを読んでいると
よほど困惑している空気が出ていたのか
店が忙しい中、僕のところにおばちゃんが来てくれて作り方を丁寧に教えてくれた。
セルフなのにマンツーマンでうどん作るの手伝ってくれてありがとう!

ということで、人生初の讃岐うどんの完成。



出来上がった竹清の讃岐うどん。(天ぷらは別皿で持ってきたのを乗せています)
さすが、半熟卵の天ぷらの発祥といわれるお店ですね。黄身のトロトロっぷりが完璧です。

早速、レモンをサッと搾ってうどんを一口食べてみると

「これは美味い!!」

僕の知っているうどんの常識とは明らかに別次元の美味さです。
うどんを噛んだ時の適度な弾力やツルツルと口の中を滑っていくような食感も素敵ですが
トロ~っと流れ出た黄身にうどんをからませて食べると
黄身の甘いやさしい味が口の中いっぱいに広がり、美味さのビッグバンを起こします。

本当に頭の中で「美味い!美味い!」と連呼しながら一回も箸が止まることなく食べ続けて
5分と経たずにうどん完食です。竹清のうどん、実にうまかったです。

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まだ1軒目なのにすっかり讃岐うどんにやられてしまいました。
まさか讃岐うどんにこれほどのポテンシャルがあるとは思ってもいなかったです。

そして、これだけ美味い「竹清」であっても
食べログやガイドブックなどの讃岐うどんランキングのトップ5じゃないという話。
これを越える上位のうどんって一体どんな味なんだろう?全く想像がつきません。

なんかだんだん怖くなってきましたが、うどん屋巡りはまだまだ続きます。

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『恐るべし、うどん県 その1。』 竹清 (いまココ)
『恐るべし、うどん県 その2。』 おか泉・山越・がもう
『恐るべし、うどん県 その3。』 山田家・川福・なかむら・小縣家・谷川米穀店・山下

【参考】
『竹清 オフィシャルサイト』

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【おまけ】

各地の空港に行く度にひそかに楽しみにしているのが
『手荷物受け取りベルトコンベアに乗って流れてくるご当地オブジェ』。

高松空港では「うどん」が流れてくるって聞いていたので
「さすが、うどん県!」ってめっちゃ楽しみにしていたけど



この日はベルトコンベアに乗っておらず
最初から荷物を受け取るベルトコンベアの中央にディスプレイされててちょっと残念でした。
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