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水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

日本の一番南と西に行ってくる旅 ー4日目&最終日

2018年01月12日 | 旅行と水どうロケ地巡り
旅行4日目。いよいよ日本最西端に向かって出発です。

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日本最西端の地がある与那国島に行くために、まずは石垣空港まで移動。



朝食代わりの軽食を食べながら保安検査場が開くのを待ちます。
同じように与那国島に行きの飛行機の搭乗を待つ人が思ってたよりも多かったのにはビックリ。
時間になったところでサクッと保安検査場を通り与那国島行きの飛行機に搭乗。



与那国島へはプロペラ機。飛行機だと石垣空港から与那国空港までは30分しかかからない。
ちなみに石垣島から与那国島に行く手段はフェリーもある。
船は値段が安い代わりに4時間半かかる。しかも『ゲロ船』と言われる超船酔いしやすい荒れる航路。
いくら船の方が安いと言ってもゲロしながら4時間半は無理。

そんなこんなで、石垣空港を離陸したと思ったらあっという間に与那国に到着。



空港でレンタカーを借りたら、早速『日本最西端』に向かいたいところだけど
飛行機で与那国島に来た8割以上の人が「日本最西端」を目的に来ているので
すぐ行ってしまうと記念撮影渋滞に巻き込まれて時間の無駄になってしまうので
与那国島に宿泊する俺らは時間に余裕があるので少し時間をずらしてから日本最西端に行く事にした。

ということで、まずはお昼ご飯を食べに行こうって事で
食べログで高評価だった「わかなそば」に行くことに決定。
わかなそばがあるのは空港から島の反対側の比川っていう集落。
島の反対側といっても小さな島なので車だと10分程度で到着するはずだった。

空港からカーナビに従ってお店に向かうが
比川集落は古くからある集落なので道は細くてグネグネで見通しが悪く
ナビは「次の角を右に曲がります」とか言うけど
信号もお店も無いのでどこが曲がり角なのか全く見分けがつかなくて
気付いたら通り過ぎてるなんてミスを連発。
しまいには、ナビが「目的地周辺です運転お疲れ様でした」とか言って勝手に案内を終了する始末。
クソナビがぁぁぁ!

もう、カーナビはあてにならないし、とりあえず目的のお店のは近くにあるようなので
車から降りてスマホのGoogleマップを使って徒歩で周辺を探索。ようやくお店を発見。


てか、こんな外観してるとは思わなかったから店の前をスルーしちゃってたよww

スマホの時代じゃなかったら絶対たどり着けずに与那国島で餓死してたところだよ。
ありがとう、スマホ!ありがとう、Googleマップ!

店に入ってさっそくメニューを見ると
食事メニューは「わかなそば」の大・中・小とご飯のみ。すごくシンプル。
今回は二人ともわかなそばの中を注文。


わかなそば(たくあん付き)

少し白濁したスープに細めの平打ち沖縄麺。
トッピングは甘めの味が付いた豚焼肉と紅しょうが、ねぎ。さっそく、いただきます。

あっさりとした味付けでとてもやさしい。
波照間のソーキそばのようなインパクトは無いけど、毎日お昼に食べてもいい感じの親しみやすい味。
島の人たちの生活の一端を味あわせていただいたようなそんなホッとするそばです。
ちょうど旅行の疲れもあってあんまり味が濃いものは求めてなかったから
すごく僕に丁度良かったです。ごちそうさまでした。

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わかなそばを食べ終わった後はもう少し時間つぶしもかねて与那国島の観光に出発。

僕の中で与那国島に行ったらどうしても見ておきたかったところがあって
これはドラマを観てた人しか分からないけど
今から10年以上前に放送された「Dr.コトー診療所」のロケが行われた場所が与那国島なんです。
俺、めっちゃこのドラマが好きで、ドラマが放送された10年以上前から
『いつか与那国島に行く事があればコトー先生の診療所に行きたい!』ってずっと思ってて
ようやくその望みが叶うチャンスが来たので
ドラマを見てなかったN君には悪いけど、これだけは行かせてくれ!とコトー先生の診療所に行きました。

ドラマ内で「志木那島診療所」となっていたコトー先生の診療所は
わかなそばからほんの数分で行けちゃう距離。
集落を抜けてドラマの診療所のある場所にたどり着くと
初めて来たのに今まで何度も見た懐かしい風景がブワッと目の前に広がり
念願だったコトー先生の診療所もドラマ当時そのままに建っているのが見えて、それだけで超感動。
頭の中ではドラマの主題歌だった中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」が流れまくりです。


念願だった「志木那島診療所」にきたー!!

ドラマ用にこの建物を建てた時から
わざと年季が入って古びた感じに見える外観に作られているので
ドラマを観てなかった人だと、汚いだけのボロ小屋にしか見えないだろうけど
ドラマを観てた人だと「当時のまま何も変わってない!!」って大喜びですね。


診療所の看板も残ってます。


めっちゃ懐かしい風景。今にもシゲさんが怒鳴りながら入って来そうですw

ちなみに、入場料は300円かかるけど管理人が居ない事もちょこちょこあるらしくて
僕らの前に来た他のファンの人たちが置いたであろう300円が
診療所受付のトレーに置きっぱなしだったので
僕らも300円ずつ置いておきました。実にゆるいw

診療所っぽく、玄関で茶色のスリッパに履き替えて診療所内を見学させてもらいます。



この病室でもいろいろな感動ドラマがあったなぁ。
コトー先生に妹を殺されたって恨んで島に乗り込んできたジャーナリストを助けた事から
シゲさん達から「島を出てってくれ!!」と言われちゃうのなんか
島民の気持ちも分かるけど、やっぱりコトー先生の事を思うと見てて辛かったわー



コトー先生愛用の自転車と島の子供たちが作った旗も展示されていましたよ。
このボロくていかにも乗りにくそうな自転車で島中診て回ってたコトー先生。えらいなぁ~。

旗の方はロケ用に何枚か予備もあるのかな?展示されてたものは結構綺麗な状態でした。


「あきおじ」からもらった草鞋や、よく食べていた「やしがにラーメン」もありました。

あきおじの話とか超感動するから。マジで。それ以外の話ももちろん全部良いから!
観た事無い人は今すぐこんなブログ見るのやめて
ダッシュでTSUTAYAに行ってDr.コトー診療所を全巻借りてきて観た方が2万倍良いよ!!
観た事ある人も、もう一度観て感動しなおすのがいいよ!!
「Dr.コトー診療所」マジおすすめ!!!



この他にも診察室や和田さんの居た事務室なんかも見て回って
10年以上想い続けていたドクターコトー診療所を心行くまで堪能できて大満足でした。

診療所の見学も終わったところで、いよいよ日本の最西端に出発です。

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比川集落から海沿いにひたすら西に向かって運転していくと
数台車が停められるスペースと公衆トイレがあるだけの場所に到着。



胸びれがぶっ壊れたカジキのオブジェの下には『日本最西端の展望台東屋』と書かれており
奥に見える小高い丘の上には東屋と灯台が見えている。
灯台があるということは、いよいよ陸地の先端が近づいてきたという証拠。

車を降り、丘の上まで続いている遊歩道を歩いて登っていくと
唐突にネットで調べてあったあの石碑が現れた。


『日本国 最西端之地』
やった!日本の最西端に到着!!
これで、日本の東西南北全部の端っこ全部行ったぞ!!
さらには富士山山頂の日本最高地点にも行ってるから日本五端を制覇だ!!

前にも同じような事を書いてるけど
日本の東西南北の一番端全部に行くのは地図帳をもらった子供の頃からの夢だったから
それが何十年も経った今ようやく達成できたことが本当に嬉しい!!。
「日本の一番端っこ全部に行ったよ!!」ってあの頃の自分に教えてあげたい。

思い付きで始めた日本の最四端での年賀状用のネタ写真の撮影だったんだけど
年賀状のネタとか関係なく、やはり日本の最四端に行けた事は
僕にとってすごくいい思い出にもなりました。

最西端之碑の前で年賀状用のネタ写真もを無事に撮影終了し
今回の旅の目的を全て達成出来てとても大満足です。
写真撮影の手伝いの為だけに日本の東、西、南の3箇所の隅っこまで
自腹で一緒に来てくれたN君にはホント感謝です。

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最西端の碑の前での撮影が終わった後は
与那国島の島内観光ドライブに行こうと思っていたけど
雨が降ってきてしまったので早々にホテルにチェックインして
なんだかんだで予定していた場所は全部周れて目的を達成できた祝杯をあげながら
今回の旅の感想会などをして就寝。


(ホテルでの晩御飯)

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旅行最終日は前日からの大雨に加えて風も強くなり
天気は大荒れでとても観光どころではない状況。
それどころか、飛行機が飛ばなくて島から脱出できない可能性も出てきた。

とりあえず、飛行機の状況も確認しなくちゃいけないので
ホテルをチェックアウトしたら観光などはせずに空港へ出発。



空港に到着し、飛行機の運航状況を確認していると
「悪天候により搭乗予定の飛行機の到着が遅れており~」という放送が流れてきた
これは、ちょっとヤバいか?しかし、庶民の俺には大人しく待つ事しかできない...

予定時刻より遅れる事30分。ようやく搭乗予定の飛行機が与那国島に到着。
うーん、こりゃ乗り継ぎが結構ギリギリになってきたぞ!



搭乗開始になりようやく出発したのは当初の予定より45分遅れ。
うわー、なかなかスリリングな展開。

飛行自体は順調で石垣空港に着いたのは予定より40分遅れの時間。
5分余裕が出来たけど乗り継ぎ予定の飛行機の出発まであと40分。急げ!急げ!!

与那国からの飛行機に預けた荷物を受け取ったら
そのまま乗り継ぎ先のANAの荷物預け入れにズバッと渡して
自分は保安検査場にダッシュ。何とか羽田空港行きの飛行機に間に合った。



最後はバタバタしたけど、何とか予定通りに帰りの飛行機に乗る事も出来て一安心。
座席に付いて窓の外の雲海を眺めながら出発前に買ったおにぎりセットを食べて
旅の余韻にまったりと浸りながら今回の日本最南端と最西端に行く旅は無事終了となりました。

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(おまけ)
2018年戌年用に1年かけて日本四端に行って写真撮影してきた年賀状。

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