ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

意地

2009-02-17 06:16:06 | 可笑しい話
 智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくにこの世は住みにくい。・・・・夏目漱石の「草枕」の冒頭である。

 年を取るに従い、人間「丸みが出てくる」ものであるが、ところがギッチョン、意地が悪くなることもある。
意地悪爺さん、意地悪婆さんは何処にでもいる。自分が気付かないだけである。振り返ってみると思い当たるふしが多々ある。
 青島幸男の「意地悪ばあさん」は面白かった。

 人がいやがる仕打ちをワザとする。例えば、子供の頃、5人いる所で4人には飴をやるが1人には態とやらないなのである。別に欲しくなくてもその根性悪さにも今は懐かしく哀しく思い出されてくる。

「意地悪子」あだ名ではない。子のない人が養子を貰った後に生まれた実子のことである。辞書で初めて知った。
 それほど意地悪が憎い・・・子なのか・・・養子は堪らない・・・

 ハリウッド俳優夫婦が双子をもうけた後に中国から養子を・・・他にも養子がいるらしい・・・この感覚はどこから来るのだろうか、日本人には想像もつかない。

 意地になって意地の通し合う「意地尽」意地っ張りにも困ったもんだ。
 年を取って「意固地」になるのは仕方がないことで、とかくにこの世は住みにくいが、暫くの辛抱でもある。
       ・・・・・坂道を下りながらこう考えた・・・始めに戻って


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