5月病?
4月に新しい生活を始めてしばらくなった頃、「5月病」と言われる状態になる場合があります。さらに、昨年から今年にかけて、コロナ禍が続いているので、さらに憂鬱(ゆううつ)な状況です。
例えば、新中1と新高1の皆さんは、部活が本格的に始まって、帰宅時間が遅くなり、さらに学習も難しくなってきて、宿題も沢山あり、どうして良いのか分からなくなってしまっている生徒さん達もいると思います。皆さんは大丈夫でしょうか?
幸い、中学生の場合は、何年か前に比べると、部活の時間は短くなっているようです。健康には気を付けて過ごして欲しいと思います。
なお、医学的には、五月病というものはなく、適応障害の一種だそうです。
それって本当に必要?
「全てを完全に」と考えていると、なかなか上手く行きません。時間がかかり過ぎて、体力的に無理があります。決して「いい加減にやるように」と言っているのではありません。抜くところは上手に抜いて、やるべき事はキチンとやるように心掛けると良いと思います。
そのためには、優先順位を付けると共に、何のためにそれをやっているのかよく考えてみると良いです。
例えば、ノートをキレイに書くこと自体が目的になってはいないでしょうか?キレイに沢山書いていると、「勉強をやっている感」があるかもしれません。しかし、学習効果には疑問が残ります。
きっと日常生活でも、当たり前だと思ってやっていた事を思い切ってやめてみたら、かなり時間を節約することが出来ると思います。(この具体例を書いているとキリがないので、省略します。)
「それをやることは本当に必要でしょうか?」
物事を要領よく進めるためには、棄てるところは棄てる、力を入れるところは入れるという「選択と集中」を心掛けて、「大胆かつ細心に」という両極端な考え方をすると良いと思います。
ちょっとだけがんばって!
勉強でも部活でも、頑張り過ぎないようにしましょう
“Don't work too hard”
確かに、時にはもの凄く頑張らざるを得ないことがあります。長く生きていく中では、「なぜ今、これとこれが重なってしまうんだ」と、自分の意志に関わりなく、公私共、同時期に多くのことが降りかかってきて、無理をせざるをえないことがあります。
しかし、それは長続きしません。心も体も壊れてしまいます。
だから、「ちょっとだけがんばって」ください。決して「中途半端にやるように」と言っているのではありません。
「ちょっとだけがんばってみる。そして、それをやり続ける。」・・・それが大切です。
いつかきっと今の自分では信じられない自分になっていると思います
でも、もしも本当に大変な時には、一休みして下さいね
定期テストの時に出席するかどうか?
「定期テストの時に授業に出席すべきか?」という質問を受けることがあります。私は、以下のように考えています。
出席することが理想です。私の経験上、テストには関係なく出席している皆さんの方が、成績が良い傾向にあります。これは、“出来る”から休まないのではなく、それだけの“気持ちの強さがある”からこそ成績が良いのだと思います。そして、テストでも慌てないように、日頃からやるべき事を行っているのだと思います。
しかし、“人それぞれ”です。「テストでも絶対に来て下さい」とは言いません。体力的にタフな皆さんもいますし、無理をすると体を壊してしまう皆さんもいます。「これが絶対」ということはありません。自分の特性をよく考えて、お家の人と相談をして、自分で判断して下さい。