宮代NOW(出来事編)

埼玉県宮代町及び周辺のもろもろ情報

宮代町の野に奇妙な花二つ

2011年05月07日 21時02分57秒 | 宮代ニュース

宮代町の野は今、花の盛りの季節だが、そんな中で奇妙な花も顔を出し始めている。

一つは、緑色の部分が全くなく周りの雰囲気を壊すような花「ヤセウツボ」

もう一つは、ほとんど目立たず「日陰者」のような花「カナビキソウ」

その存在の仕方は大きく違うが、いずれも他の植物に寄りかかって生きる「寄生植物」(カナビキソウは半寄生植物)。

ヤセウツボはシロツメクサ、アカツメクサなどマメ科植物に寄生し、そこから養分を得て勢力を広げる。

宮代町では昨年、笠原小学校前の姫宮落し川の川岸で大いに勢力を拡大したが、

今年は、宿主であるアカツメクサなどに元気がない(昨年たくさん寄生したためアカツメクサが少なくなった)ことから、ヤセウツボも昨年ほどの元気はないようだ。

このように、「多様な植物に寄生するので、在来種や牧草の生育を抑制するおそれがある。現在も分布を拡大しつつある」として、要注意外来生物(被害に係る一定の知見はあり、引き続き特定外来生物等への指定の適否について検討する外来生物)に指定されている。

カナビキソウは、薄い色合いだが緑の葉を持ち自らも光合成ができるものの寄生も行うので半寄生植物にあげられている。

自立するのか寄生するのかどっちつかず。適当でいいかげんというのがこの花の持ち味で

花を見ると花弁状のところが3つだったり、4つだったり、雄しべの数も違う。

中には5つというのもあったり・・・。ここまでいい加減でなければ半寄生の生活はおくれないようである。

野を歩くとさまざまな花と出会える。じっくりと野の花と向き合うといろいろな発見がある。


宮代町にお礼の便り 3.11避難所開設に対して

2011年05月07日 19時07分04秒 | 宮代ニュース

宮代町は3月11日の東日本大震災の発生に伴って帰宅難民となった人や被災地の人の受け入れなど避難所を開設した(一部避難所は継続中)が、帰宅難民となった人などから宮代町の親切な対応に対して多くのお礼の便りが寄せられている。

 

宮代町では地震発生後、宮代町災害対策本部を立ち上げると共に避難所を開設したが、東武線の全面運休に伴い、帰宅難民となった方に町内5箇所の避難所を提供、250名を受け入れた。受け入れにあたったのは、職員をはじめ、日本工業大学の学生など、ボランティアの皆さん。

そうした親切な受け入れに対して、帰宅難民となった人からお礼の便りが寄せられているもので、宮代町では進修館大ホール横の掲示ボードにその一部を掲示している。

●大地震の発生によって、東武線の特急「りょうもう号」が和戸駅で停車、宮代町の職員などが須賀小中学校の体育館に案内した。

「大きなストーブを焚いてくださり、マットを敷いて毛布を使わせていただいたり、あたたかなお弁当にカレーライス・・・。忘れもしません、あたたかなお茶のなんと快い飲み物だったことか・・・。職員の皆さん、夜通し本当にありがとうございました。」

「毛布、暖房、マット、ラジオ放送、食事など大勢の方にお世話になりお礼を言いたくてメールしました。このことは一生忘れません。WONDERFUL宮代町。ありがとうございました。」

●東武動物公園駅から近い、進修館でも受け入れた。

「仕事で来た際、地震にあい、進修館に避難しました。翌日朝無事に帰ることができました。町役場の関係者をはじめ皆様には大変お世話になりありがとうございました。」

●川端公民館に一時避難し、進修館で一夜をすごした人もあった。

「家族との連絡が取れない不安の中、毛布、クラッカー、お湯などをはじめ、体調を心配してくださり、ほっとして涙が出てきました。寒くはないか気遣ってくださり、飲み物もじゅうぶんに用意してくださり、朝にはカレーもご馳走になりありがとうございました。初めての町でとても親切にしていただき、本当に、本当に、本当に、ありがとうございました。」

「本来であれば、なんらかのお礼をしなければいけないところですが、現在、被災地で苦しんでいる被災者の方々に「義援金」というかたちで、宮代町の皆様からいただいたご恩を返したいとおもいます。繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。」