中日新聞本日、3月6日付朝刊三面記事30面からです。名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線・・・通称「あおなみ線」に、線内ノンストップ運転となる列車を登場させるとのこと。
2016年度に、金城埠頭に「レゴランドジャパン」が開園するそうで、アクセスとなるあおなみ線は各駅停車列車のみで、利便性を高めるために途中の9つの駅を通過する、名古屋駅~金城埠頭駅間をノンストップで走らせようとするもの。
ノンストップにする事により、17分で運行するとのこと。
実施予定は、2016年度の予定。
これは、5日の市会(名古屋市議会)で議員質問の住宅都市局長の答弁で明らかになったもの。
議員質問は、この機会にあおなみ線のスピードアップでさらなる利用促進を図るべき、とのことでした。
あおなみ線は当初見込みを大きく下回る利用人員並びに収入で、累積債務も膨らみ、テコ入れが必要なところです。
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さて、ダイヤはどうなるのでしょう。あおなみ線は、全列車各駅停車を前提とした駅設備で、先行列車を退避させて、先に進むことはできません。こういう線で通過列車を設定させても、平均的な運転時間はさほど短縮できません。
現在は昼間15分間隔、夕方は10分間隔で走っていまして、この間隔を広げる事は、既存の中間駅のお客さんの利便性を損なうので、目一杯、通過本位の列車を走らせる事はできません。
各駅停車の運行間隔の間に割り込む形で各駅停車列車の少し前に発車して、終着駅には、先行する各駅停車の少し後に到着するようにすれば、設定可能です。
ただ、10分間隔の夕ラッシュ時は、17分走行では先行列車に追い着いてしまうので、もう少し時間がかかりそうです。
個人的に思うに、金城埠頭は国際展示場もあって、イベント開催時には多くのお客さんが利用なされ、また鉄道博物館もあり、このようなノンストップ運転は期待が持たれていました。ただ、中間駅の方がどう思うか・・・でしょうか。現状の運転間隔を崩さなければ、利便性低下にはなりませんが、相対的に「通過駅」とのサービス低下の印象を受けます。
またイベント開催時には、先行の各駅停車列車を避け、直行列車にお客さんが集中する事による、列車遅延(ドアが閉まらないなど)も考えられ、単にダイヤ上の17分を先頭に出してのPRに重ねて、どの列車でも先に発車する列車が先に到着することを大きく知らせ、一つの通過直行列車に集中させない様な旅客誘導のあり方も検討せねばならないと思います。
国際展示場のイベント開催時は、臨時ダイヤを期待するところですけどね。
建設時の設計があまりにも保守的というか、未来に期待を持っていなかったというか・・・・・・
まあ瀬戸線型にするしかないではないでしょうか。ノンストップに続行で普通車を出す。名古屋駅で後続列車をどこに待機させておくんだっていう話もありますが。
緩急接続ですね。都市内交通として計画したので、さすがに待避線設置までは考えが及ばなかったと思います。
いうなれば、地下鉄東山線に待避線の駅を設けるようなもの。
東山線に急行運転(快速など)の運転の要望があるとは聞いています。
ノンストップの列車は、後に続く各駅停車の少し前を走り、終着駅では先行列車の少し後に到着するダイヤ。
西名港線名古屋駅も金城埠頭駅も着発線は2線あり、車種は1種類しか無いので、ダイヤ上は可能です。
ガラガラの列車もあれば混雑した列車もあり・・・けど実績作りにはなりましたね。
とっさの設定(?)にも関わらず最速は18分でした。
予めスジを用意しておけば17分での運転も可能でしょう。
沿線住民の利便性(ささしまライブや名古屋競馬場前などの利用者も)を考えると各停を退避させてまではやらないでしょう。
10分間隔の通勤時間帯にノンストップを走らせることも考えにくいです。
かなり前の記事へのコメント失礼しました。