mitakeつれづれなる抄

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JR西日本・JR京都線とJR神戸線で折り返し設備新設

2011年09月15日 | 鉄道

 9月14日の神戸新聞で一報を知り、同日のJR西日本定例社長会見記事からです。JR西日本のアーバンネットワーク(最近はあまりこの名は言わないな・・・)の本線、つまりJR京都線とJR神戸線の計三駅で、輸送障害が起きた際に列車を折返し運転できる設備を、来年3月までに設けると発表がありました。

 設置するのは、平成24年2月に吹田駅、同年1月に尼崎駅、同年3月に灘駅。

 事例として、吹田~京都間での輸送障害時(事故など)のことを書かれていますので、一寸触れてみます。現在では複々線の内側を走行する普通列車と快速列車は、大阪駅以西での運転を確保するために、大阪駅で折返し運転を行い、外側を走行する新快速列車は全区間(長浜~網干間など)での運転を取り止めております。

 そこで吹田駅に折返し設備を設ける事により、普通列車と快速列車(新大阪~吹田は回送)は吹田駅で折返し、新快速は大阪駅での折返しを行う事で大阪駅以西での運転を確保できる、とされています。

 そして神戸新聞によれば、吹田駅と灘駅には上り線から下り線に移る渡り線を各2本設けるとのこと。ん?どういう方向だろう。渡り線を各2本という事で、両渡りを一組設けるということでしょうか。吹田駅には駅の京都方にY線(折返しの引上線)がありますが、これは普通列車用で長さは足りず、ホーム折返しを可能とすることなのかな。また尼崎駅では、姫路方の引上げ線の有効長を12両編成に対応できる長さに延ばすとのこと。

 これにより、吹田駅では吹田以西(大阪・姫路方面)への折返し、尼崎駅では尼崎駅以東(大阪・京都方面)への折返し、灘駅ではこちらは多分灘駅以西(姫路方面)への折返しができることになります。

   ◇   ◇   ◇

 このうちの灘駅に設置するという渡り線。現在は直ぐ東隣の東灘信号場に、上り内側線から下り内側線(5番線)に進入できる渡り線が数年前に設置されました。非常用の渡り線だと思いますけど、使用されている様子が感じられず・・・そもそも非常用だから目にする機会が無いでしょうけど、結局は何のための設置なのか疑問でした。

 来年3月に設置されるという灘駅の渡り線は、東灘信号場構内に設置するのか、灘駅構内に「新たに」設置するのか、どうなのでしょう。この辺り、信号システムに係わる事で気になっております。

 その東灘信号場は、平成28年目標で旅客駅化されることが発表されております。駅名仮称はまや駅。普通電車のみの停車で、運転整理(折返しや運休など)が行えるよう折返し設備が設けられるとあり、これとのつながりかも知れませんね。


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