本日の中日新聞社会面記事からです。台風12号の豪雨被害で運行休止しているJR東海の紀勢本線で、熊野市駅構内にかかる橋梁が流された現場では、10月上旬には仮復旧できる見通しであるとのことです。
そして新宮駅構内の信号設備が復旧すれば、熊野市駅~新宮駅間の運転再開が可能になりますが、新宮駅構内はJR西日本が管轄していることから、JR西日本に早期復旧を要請しているとのこと。
そうか、新宮駅構内の信号設備が使えない事には、JR東海の列車が熊野市駅~新宮駅間が運転できないわけです。
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新宮駅の信号設備を復旧するということは、今どういう状態になっているのだろう。新宮駅が一時浸水していたという話もあり、信号装置を作動させる電源部がやられているのでしょうか。新宮駅には行き場を失った車両が多く留置されているらしく、信号装置の復旧過程で動作試験を行うにもやりにくそうです。
素朴な疑問ですけど、仮に新宮駅が使用できない場合、熊野市駅~新宮駅間のどこかで折返し運転は出来ないのでしょうか。これも合理化が進んだ昨今、信号システムが折返し運転の存在を前提としておらず、構内の入れ換え(下り線→上り線)ができなさそうです。
でも貨物扱いがある(あった・・・過去形か?)鵜殿駅では、駅構内の下り線から上り線での入れ換えは出来そうに思うのですが。
JR西日本の紀勢本線は、9月26日に紀伊勝浦駅以西が運転再開の予定ですが、新宮駅~紀伊勝浦駅間は被害甚大で、復旧まで早くて半年、場合によっては一年以上の報道があります。
***9月17日追記
熊野市駅構内の流された橋、井戸川橋梁ですが、駅ホームから約200mほど新宮寄りの地点で既に駅構内の線路が纏まって単線になっている場所で、普通の人の感覚からすれば駅構内とはいえないですね。井戸川橋梁は上り場内信号機の内方にあり、運転取扱い上では「停車場構内(駅構内)」とされています。
***9月26日追記
JR西日本によれば、紀伊勝浦~新宮間の復旧について、和歌山県との連携で復旧工事を行い、順調に進めば年内の運転再開が出来る見通しとなったとの事で、新宮駅の復旧も間近いでしょう。→弊ブログ記事
***10月10日追記
明日10月11日より、熊野市駅~新宮駅間は10月11日より運転再開されることになりました。
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