京阪電鉄は1月17日、京阪線(京阪本線・宇治線・交野線・鴨東線・中之島線)のダイヤを、3月16日に一部変更すると、京阪のwebページニュースリリースで発表されました。
内容は高架工事だった淀駅の京都方面1番乗り場と、淀車庫への出入庫線のそれぞれ本格運用開始による、運行条件変更に対応したもの。なので淀駅発着の列車が増えます。
変更のポイントとしては次の通り。この部分はニュースリリースから引用します。
- 大阪方面発淀行き営業列車の増発(淀駅1番線ホームの本格供用開始)
- よりわかりやすい運転パターンへの変更(昼間時間帯/急行・準急・普通の運転パターンの見直し)
- 平日上り(京都方面行き)特急の10分ヘッド運転時間帯拡大
- 一部列車の列車種別変更による所要時間の短縮(早朝・深夜時間帯)
- 5両編成の営業列車(おりひめ・ひこぼし)廃止や回送列車の営業列車化などによる車両運用の効率化
- ご利用の少ない一部列車の削減
中之島線の利用が今一つどころか二つも三つも伸びず、それがダイヤパターン変更に現れています。改正後の昼間パターンでは、
- 淀屋橋~樟葉 急行 時間3本
- 淀屋橋~出町柳 準急 時間3本
- 中之島~出町柳 普通 時間3本
- 中之島~萱島 普通 時間3本
- 淀屋橋~出町柳 特急 時間6本
つまり昼間に限り、中之島線から優等列車が消える事になります。現在のダイヤパターンでは、急行と準急の優等列車と、普通列車のそれぞれが中之島と淀屋橋の双方に割り振って、その関連で京橋駅以東も10分間隔であるものの、とてもややこしいダイヤパターンになっています。
今回の発表では、急行と準急は淀屋橋駅発着、普通は中之島駅発着とのパターンになりました。ここは一応評価する所ですけど、そんな準急と急行を10分ずつの交互に走らせる必要があるのですか?これは今のパターンでもそうですけど、停車駅の僅かな違いでとてもややこしいです。
特に終点となる普通列車と先へ行く準急とが接続する萱島駅には、急行停まらない点がとてもややこしいですね。以前の様に急行15分間隔だった時なら兎も角、今や急行と準急とで分けあっている時代、準急の急行区間と急行列車とは、停車駅を同じにしなければなりません。
私が思うダイヤパターンでは、
- 淀屋橋~出町柳 準急 時間6本
- 中之島~萱島 普通 時間6本
- 淀屋橋~出町柳 特急 時間6本
これでいいのではないですか。10分毎のパターンダイヤ。これが一番分かりやすいです。どうも京阪電鉄は、中之島線開通以降、何かスランプに陥っているような気がします。
ところで引退間近い特急用車両の今は8000系に編入された旧3000系。定期運用の最終日は2013年3月10日であると、京阪電鉄から発表がありました。その後は数回の特別運転が行われ、その特別運転の最後が3月31日です。
変化を求める一部の鉄道マニアには好評のようですが、それ以外からはかなり評判が悪いみたいです。
やはり、電車は一般のお客様にとって分かりやすいことが第一だなと思います。
中之島線は、決して現状が完成形ではなく、将来のなにわ筋線との連絡、そして構想では中之島線自体の西進があります。
しかしそれを見込んでも「当面の問題」として厳しい状況。
また終点付近の旧淀川水辺の再開発も今一つ進捗がなく、計画当時と状況が変わってしまった例です。
>宮崎明さん
改正で、急行系は淀屋橋、普通は中之島に振り分けられますね。
これ逆にしても同じ意見。
ならば交互にすると、「今度は何行きだい?」と行き先確認せねばならず、これも面倒。
どうしましょ。