本日の中日新聞朝刊経済面からです。名古屋のラジオ・テレビ兼営放送局である、中部日本放送(CBC)が今年4月1日をもって、ラジオ部門をCBCラジオに吸収分割させ、分社化するとのことです。
中部日本放送からの会社公告 2013年1月17日付「簡易吸収分割によるラジオ事業再編に関するお知らせ」
→https://www.release.tdnet.info/inbs/140120130115063673.pdf
このCBCラジオ分社化は既に布石がありました。弊ブログでも書きましたが(その記事)、2011年9月に、中部日本放送(CBC)からラジオ放送の企画制作と放送波送出を請け負っていた、CBCの完全子会社テクノビジョンが株式会社CBCラジオ商号変更し、請け負っていた内容とさらに営業部門も引継いで業務を始めて現在に至っております。
そして今回発表された内容は、中部日本放送株式会社のラジオ放送とテレビ放送の二大事業のうち、既に業務を移管させている上記内容に加え、ラジオ放送一切に関わる内容を株式会社CBCラジオに移し、放送事業主自体を今の中部日本放送からCBCラジオに移すもの。つまり完全に事業の分社化です。
中日記事によれば、テレビ放送は地上波デジタル化への投資がかさみ、2008年に経営効率を目指す認定放送持株会社制度を造り、東京の主要局は持株会社を作り、その傘下で実際にテレビ放送を行う会社となっています。
CBCも将来的には持株会社化への意向を目指しているとのこと。
そしてCBCからの公告によれば、ラジオ放送事業免許者は、現在の中部日本放送からCBCラジオに移されます。つまりこれからはテレビも放送する中部日本放送ではなく、CBCラジオが放送主体となります。ただし総務省からの認可が、2013年4月1日までに得られなかった場合は、この分社化自体が失効するとのことです。そんなことは先ず無いでしょうが。
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そこで気になる番組出演するアナウンサーの方々。分社化する以上、社員さんの所属も変わることでしょう。今はCBC中部日本放送のアナウンサーということでラジオ・テレビ双方に出ておられます。どちらかしか出られない方もおられますが、それはたまたまでして、完全に別れるのか、それとも中部日本放送所属のまま、ラジオにも「出向」という形で出られるのか。
東京のTBSラジオが一足先にラジオ部門を分社化しております。さらにテレビ部門も分社化させ、従来の株式会社東京放送は、持株会社の株式会社東京放送ホールディングスとなり、テレビ会社の部門もこの持株会社の傘下となっています。でもラジオ放送聞いていたりすると、結構テレビで名を見かける方がラジオに出ておられるようで、その辺りの交流はあるようです。
CBCラジオはどうなるかはまだ分かりませんが、そもそもリスナーとしてどう変わるのか、今一つピンと来ませんね。会社所在地も現在の中部日本放送と同じで、番組メールアドレスがどうなるのか・・・ぐらいでしょうか。
多分どこの局でもテレビとラジオは別という空気あるんじゃないですか。
ホームページのURLがテレビとラジオでは違うというところもたくさんありますしね。
事務的な話だといろいろ変化はあるかも知れませんけど。
テレビのコールサインが変わるとか、多田さんなどの長老アナウンサーの数人がラジオ子会社に移籍になるかとか。。
あと、ラジオは中日新聞の直接の関係会社ではなくなるため、ニュースのクレジットがもしかしたら、、、これはないかな。
そうでしょうね、番組自体は変わらないと思います。
というより、組織体が変わったぐらいで番組変えようが無い。(笑)
ラ・テ兼用局の良さが今後、どうなるのかが気になる所です。
朝の「聞けば」を聞いていると、ニュース読みのアナウンサーさんが、テレビの裏話をし、そしてそれをリスナーがまたメールを送って、良く連動していると思います。
その辺りの良さはこれからも続いてほしいと願いますね。
TBSの例が気になって、ウィキ・・・で調べて見ました。
アナウンサーさんは全員、TBSテレビ所属なのですね。
他の社員さんはどうなのだろう。
営業はラジオでしょうけど、技術担当だと双方のかけもちもありそうですし。
1月21日の「聞けば」でこの話題、出て来るかな。
それか私がメール送るとか、ね。