mitakeつれづれなる抄

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阪急電鉄線一部廃止へ・・・書類上ですが

2010年04月07日 | 神戸

 このところバタバタして、あまりあちこちのサイト訪問をしておりませんでしたが、先月に阪急阪神ホールディングスより3月30日付で「神戸高速線における鉄道事業許可の変更について」と題して目を引く内容の発表がありました。

 つまり阪急電鉄他二社が神戸市内の神戸高速東西線を第二種鉄道事業として運行していますが、このうち阪急電鉄の第二種鉄道事業区間のうち、休止中の西代~新開地間を廃止するというもの。

 以前は阪急電鉄も神戸高速線を経て山陽電鉄の須磨浦公園駅まで乗り入れておりましたが、阪急は8両編成なのに対して山陽電鉄は6両編成までしか入れず、山陽直通の列車は阪急神戸線内も6両で運行しており、編成車両数が少ない分だけ車内は込みあって、私としては少々不満でした。

 そこでもう10年ほど前になるかな、ダイヤ改正で阪急から山陽への乗り入れを止め、阪急神戸線では全て8両以上の編成で運転出来る事となり、以来夏の臨時で数度阪急車が須磨浦公園まで乗り入れたことはありましたが、これもかれこれ10年近く無く、西代~新開地間は事業休止となっていたそう。

 また同時に文書に記されていますが、山陽電鉄の神戸高速線内第二種鉄道事業区間の、西代~元町(阪神元町)間も事業廃止ということで、なにか事情があったのでしょうか。こちらの方がニュースとしてはむしろ大きいと思います。この区間、阪神電鉄の第二種鉄道事業は存続しますので、廃止実施日以降は、神戸高速東西線を走る山陽電鉄車両は、阪神電鉄の第二種鉄道事業として運行するみたいです。つまり阪神が山陽から車両を借りるという形。第二種鉄道事業は他者の線路設備を借りて運行する形態の鉄道事業をいいますが、車両も借りることは制限しておらず、可能です。

 これら阪急電鉄神戸高速線西代~新開地間の事業廃止、及び山陽電鉄神戸高速線西代~元町間の事業廃止は、2010年度中に行われるとのこと。しかしこれはあくまで書類上の事で、ダイヤや営業には全く変化はありません。

 なお神戸高速鉄道東西線と南北線では阪急電鉄他三社が第二種鉄道事業として運行しておりますが、この各社の第二種鉄道事業をさらに第三種鉄道事業である神戸高速鉄道に委託しております。ややこしいですね。