‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

大相撲春場所テレビ観戦・千秋楽

2020-03-24 00:05:48 | Sumo
3月22日
一人でもコロナ感染者が出たら中止となったところですが、本当に相撲協会一丸となった、徹底した感染予防で、千秋楽まで無事続けられて、なによりホっとしました。


無観客試合でも、力士の真剣な勝負に、後半になるにつれて、やはり盛り上がってきましたね。


前半に2敗してしまった鶴竜が踏みとどまり、調子よく9連勝していた白鵬が後半2敗になり、一瞬碧山がトップになるところまで勝ち続けました。
でも最後は両横綱の相星決戦になり、白鵬が44回目の幕の内最高優勝を果たしました。


大関候補の朝乃山は貴景勝に勝って、大関に推挙されることになりました。
これで「横綱大関」のレアな番付表も来場所は両大関が揃うという形になりますね。


多くの力士がお客さんの歓声があった方が取りやすいと感じていたそうですが、碧山は稽古場では殆ど負けないのに、あがり症のため観客がいると力が発揮できないそうで、碧山にとっては無観客の方が取りやすかった、というかえってラッキーだったような力士もいるのですね(;^ω^)。こういう力士のことを稽古場横綱というそうです。私もあがり症なので、子供の時のピアノ発表会が、本番にボロボロになるという経験がありました。楽器やってる人はけっこう多いと思いますので、練習場ピアニスト、練習場ヴァイオリニストなんて言えますね( *´艸`)。


白鵬も試合後は、すごく息が上がっているのがおさまらない様子で、巻き返しの応酬で横綱同士の力強い相撲も、結びの一番に相応しかったですね。
優勝した喜びよりも、無事に皆で千秋楽まで乗り切ったという、安堵感を口にしていた白鵬関です。


授与式もいつもと違い、また力士と親方衆が全員並び、八角理事長のご挨拶から。力士が見守る中、トロフィーと優勝旗と総理大臣杯だけでした。


神送りの儀式など、いつもなら賞杯がいっぱいで、テレビに映ることがない儀式まで放映され、行司さんが胴上げされていました。大相撲中継はNHKのレギュラー番組なので、こういう会場にお客さんはいなくとも、地球規模で観られている放送でもあり、普段は勝った負けたのスポーツ的な要素がクローズアップされますが、歴史の深い神事でもあり、興行・娯楽でもありますので、世界中の人がテレビで、この15日間の放送を、観客の人気で沸くのに左右されることなく、それぞれの見方で楽しんだり感動したりしたと思います。私は全力士の真剣勝負に感動しましたし、最後両横綱が千秋楽で優勝決戦をする、やはり実力者がいざという時にしっかりする責任感も強く感じました。そして感染拡大を防ぐ努力で、外食も出来ないなど我慢もされたと思います。それが伝わって来て、毎日祈るような気持ちでテレビを観ていました。お相撲さんの神聖なパワーで、日本でコロナ感染が大流行しないようになってくれたらいいなと思います(T_T)。

この数週間で新型コロナウイルスは世界中に広がりました。東京オリンピックもどうなるかという事態になっていますね。日本でも少ないですが、日々新たな感染者や死者が出ています。
春場所は無事に終わりましたが、五月場所はどうなるでしょう?大相撲は室内で、観客の席も非常に狭い、物凄い人が密集して観戦しますので、お客を入れるとしても、枡席なら一桝間隔をあけるとか、お客さん同士が接近しないような座り方をしないと、クラスターを引き起こしそうな会場と人の多さですね。
新学期から学校も始まるし、学生が電車登校もする、明日は我が身でもあります。
速く特効薬が出てほしいものです💊。