‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

五月晴れの下、卯ノ葉神事

2014-05-09 21:32:00 | 初辰さん
5月8日
住吉大社で「卯ノ葉神事」というのがあり、石舞台での奉納舞楽がありました。
初辰大祭(5月9日)に行く予定だったのですが、一度も石舞台での舞を観たことがなく、大祭の一日前にあたる初卯の日に行われると聞いて、行くことなりました。

 

 楠捃社前の大きなの若葉の緑が、一番綺麗な時でしょう。
住吉さんは兎信仰なので、手水もうさぎです。「大神宮」と書かれた鏡のように見えるのは、ここを覗くとお伊勢さんに真っ直ぐ向かう方角らしい。




大願成就した人が、初辰さんを返却してある。おやおや、なんか古そうな初辰猫がたくさん。昔はこんなんだったんだ。

  池にかかる橋の上に石舞台があり、松に囲まれていて、住吉神の使いのようなが松に泊まっていました。神様が観に来られているのかな? 


雅楽の生演奏に乗って、四つの舞いから成っていました。一曲目は「振鉾・えんぶ」、長い鉾を持った赤い衣装と緑の衣装の二人の舞人が踊る。



 二曲目「打毬楽・だきゅうらく」は、赤い衣装に白い卯の花を頭につけた、四人の舞人が毬を蹴る動作の踊りです。



  三曲目「延喜楽・えんぎらく」は慶賀の時の踊りで、緑の衣装に片肌を脱いだ四人の舞人が踊り、お袖が綺麗です。





 四曲目「甘州・かんしゅう」は赤い衣装にピンク色の卯の花をつけた、両肩をを脱いだ四人の舞人。最後の踊りで、虫除けまた虫封じの曲だそう。やはりお袖が綺麗で卯の花が可愛い。でもどの踊りも何故かオッチャンばかりだ…(^-^;。


巨大な太鼓に、龍笛、高麗笛、笙などの本格的な雅楽の響きと、雅な舞が五月晴れの空の下で、スローな雰囲気で厳かに行われました。



  年にひと月だけ、五月いっぱい公開されている「卯の花苑」。今では絶滅危惧種のような全国の珍しい卯の花が育てられています。