‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

400年の時代を駆け抜けた~アンサンブル・シュシュ・定演~有難うございました。

2013-12-03 11:08:29 | My Consert
12月3日
岸和田市「自泉会館」にて、アンサンブル・シュシュ第39回室内楽定例演奏会が行なわれました。
お天気にも恵まれて、岸和田城の紅葉も美しく、お城見物と兼ねて聴きにきてくださった方や、メンバーの色んな繋がりのリピーターの方たちで、結構満員のお客様でした。
大阪の南の方まで、足をお運びいただいた皆様に、大変感謝いたします。どうも有難うございました


若い正式メンバーも増え、ボランティアで助っ人出演してくださった演奏者含めて総勢18名に。
第Ⅰ部のプログラムを終えるだけで、2時間かかってしまいましたヾ(・∀・;)オイオイ。

  ルネッサンス時代のコンソートからモーツァルトまで、約400年の時代を駆け抜けたのであります。
大変なチラシやプログラムはリコーダーの財前さんがデザインしてくれました。

      
リハーサルの様子。杉本さんはコレクションの打楽器をまた沢山披露。本番はフルートの植田さんの楽しいトークで、和やかな雰囲気。
大人に混じって、新団員の高校生の井上くんのリコーダーは元気いっぱい\(^o^)/。上田さんの主導でヴァイオリンも充実、パーセルやコレルリで、若々しいアンサンブルに。
後期バロックのテレマンやバッハでも、太田さんの手作りヴィオラダガンバが活躍。バッハはヴァイオリン・オブリガート入りでしたが、新しく入団した針谷さん、いつもエキストラで来てくださる中島さんと。中島さんのヴァイオリンは、粗大ごみで捨てられていたヴァイオリンを、平山照秋氏がバロックヴァイオリンに作り直したものです。
Ⅲ部はピアノで、モダン楽器によるモーツァルト。立花さんのヴァイオリンと高橋さんのピアノ。古楽器の後で登場すると、かえって新鮮でした。フンメル編曲のモーツアァルトの交響曲は、杉本さんのフルートと久保田さんのチェロが入っての四人編成だけど凄い迫力でした。時代を追っていくと、モーツァルト・サウンドがいかに衝撃的だったのかがよく理解出来ました。
全体のステージ進行を担当してくださった、バロックチェロの吉田さん、本当にご苦労様でした。 


カッチーニ、モンテヴェルディのイタリア初期バロック。まだまだ謎の時代なので、ぎりぎりまで試行錯誤がありました。演奏も多様で、組み合わせる楽器や構成に自由がありますので、楽しい分野でもあります。
モンテヴェルディの「Si dolce e il tormento」に惚れ込んだ山本さんの構成で、なんとその美しい旋律を8コーラスも繰り返したのでした
ハープと重唱のAGATAちゃんは、声楽の元生徒さんですが、初めての初期バロックによく健闘してくれました。音程がいいのと、ビブラートの抑制も効くので、ハモりが決まります

      
登録有形文化財の明治時代の古い建物で響きも良く、音楽ともマッチしていたとの感想をいただきました。
たまたま半年後の予約も取れ、次回の定演自泉会館2014年6月1日に決まりました。打ち上げは2階でピザを取って。長い一日でした


初期バロック・チームは、来年1月25日大阪府庁「正庁の間」”みおつくし音楽祭”午後1:30開演に出演します。
左からAGATAさん、私、笹山晶子山本登美則さん、岡本裕美さん、安藤麻衣子さん、久保田夏男さん。
太田さんは、同じ日にプチ・フールのコンサートが金剛公民館(超地元です)であるため(夕方)、こちらには入れないので、写真を撮っていただきました。

今月12月22日には、奈良の生駒にある「すぎた珈琲」さんで午後1:30開演、チェンバロの山下佐智子さんと、私、笹山晶子で、クリスマス・コンサートを開催します