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―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

お酒の愉しみ

2007-07-27 22:35:14 | BOOK
酒は老人のミルクである/玉村豊男

TAKARA酒生活文化研究所所長と色々なゲストの対談集
もも、タイトルからして、絶妙。
だって、老人のミルクなんだもの
Meetsの「まいっか、昼酒」と同じくらいのタイトルの惹き。
お酒の愉しみ
お酒の悦び
ゲストが面白い方が多くて、エピソードが出る出る
人生経験と、お酒。
ロシア人のウォッカ好きや
禁酒したときの無理やりのアルコールの入手法、
モンゴルの蒸留酒のつくり時や方法。
散りばめられたいろんなエピソードがほんと面白い
人間味豊かな方々と、お酒。
人生生きていれば色々あるし、色々な経験をする。
色々な生き方や色々な暮らしがあって、
やりたいこともあるし、行ってみたい場所もある。
色々な思い出もあるし、これから過ごしたい時間もあって。
そんなこんなにそっとお酒がよりそうと、
「いやー、いいなぁ」と強く思うわけで
ただただビールの杯を重ねるようなお酒好きな方は論外。
お酒が好きで、お酒の杯を右手にもって、
そんな時間を愉しめる人はやっぱり素敵。
だからこそ、こういう本を読むと、
にこにこしてしまうのでございます
うん、いいなぁ

短編やらエッセイやら

2007-07-20 22:03:52 | BOOK
最近、長いがっつりとしたのを読んでないなぁ。
手軽に読めるところに流れがち。
じっくり読みたいのに
途切れ途切れになってる本がわらわらあったり。
むむむー

               

聞きたい言葉/村山由佳
なんとなく読み続けてる「おいコー」シリーズ
長いシリーズになってきてて、
個人的には村山由佳さんの本の中で、
好むところよりも少女小説っぽいんだけど・・・
村山由佳ってだけで買ってるところもあり。
でもって、細部の描写はやっぱり好き
文章の優しい感じとか、リアルに切ない感じとか。
単行本の方が終わったので、
「あぁこれでおいコーもおわりかぁ。」
と思ってたら、つい先日、
セカンドシーズンが始まってるのを本屋さんで発見
なんだそら~っって感じ。
アメリカのTVドラマじゃあるまいし
うーん、、、まだまだ続くのかぁ・・・
惰性でなんとなく読み続けはするんだろうな。


バン・マリーへの手紙/堀江敏幸 
短編なエッセイ集。
2~3ページずつのエッセイ(なんかで連載だったんかなぁ)。
手ごろ。読みやすい。
ぺらぺらっと流し読み
・・・可もなく不可もなく・・・
読みやすいわりに、途中で飽きたなぁ。
エッセイでいうと、描写がぎゅぎゅっとみずみずしいものや
疾走感がある文章が好みなもんで
ただ、この人の本の好みが割と好きだったりします。
なので、出てくる本や知識、そういうものは、軽く魅力的


レイン・レイン・ボゥ/加納朋子  
この作家の本を読むのはこれがはじめて。
どっちかいうと正統派かと勝手に思っていたら、
軽く探偵ものちっくになって、あらら
北村薫さんに、系統似てる気がする。
短編でそれぞれ完結するんだけれど、
主人公の視点が変わって短編がいろんな角度から進んで、
一冊を通してみれば、筋が通っている、ってパターンの短編
なんだか最近、こういう展開の短編多い気がする。
今回は高校のソフトボール部7人の数年後がそれぞれ主人公。
高校時代、クラブが一緒だったのに、
「高校を卒業して以来会ってなくて顔も分からないくらい疎遠」
っていう設定自体にあまり馴染むことが出来ず・・・
世間一般、結構それが普通な感じなんですかね?
自分が結構高校のクラブの友達とは密に会ってるだけに、
小説の話とは関係ないとこで、「へー」と思わされた一冊

愉しく生きること

2007-06-22 23:33:10 | BOOK
今週にはいって、立て続けに小説ばかり3冊

思いわずらうことなく愉しく生きよ/江國香織
思いわずらうことなく愉しく生きよ

光文社

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人物描写が絶妙。
生きることのみずみずしい感じと息苦しい感じ
全く同じといわないまでもどこかが自分とかぶる感覚。
共感と、妙な焦燥感と。
江國さんの小説は幸せいっぱい感がなくて、
切なかったり哀しみがどこかにあったり。
でもそういうところが好きなんだなぁと思う。
自分のダークな部分、哀の部分が呼応するのかなぁ

ダーティワーク/絲山 秋子
ダーティ・ワーク

集英社

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悪くない一冊。
ざっと読んだせいかもしれないけれど、
あまりはいりこむことなくさらっと終読。
章が変わるごとにいろいろな登場人物の主人公が変わって、
色々な登場人物の視点から書かれた作品
江國さんの作品と違うのは、
自分と呼応する部分が少ないこと。
何も考えずにさらっと客観的に読めるので、
精神心的につかれてるときにわずらわしくなく読めそう。
文体のやさしい感じに癒されそうだし。

大きな熊が来る前におやすみ。/島本理生
大きな熊が来る前に、おやすみ。

新潮社

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短編3篇。
共通するのはどれも過去や今にダークなものを抱えていること。
「転覆する前の小舟にのって岸から離れようとしている」不安。
この表現、言いえて妙
恋愛に限らず、なんらかの場面で感じたことがあるもの。
今も、自分の何割かのどこかで感じること。
同世代だから、共感できるダークサイド、焦燥。
期待と、見栄と。
「クロコダイルの午睡」切なすぎ。

ワインと同じように・・・。

2007-06-10 21:54:37 | BOOK
ボンボン・ドゥ・ショコラ。
・・・とは、一口サイズのチョコレートの総称
プラリネやらガナッシュやらをクーベルチュールで覆ったもの。
いわゆる高級チョコレートってやつなわけで
1粒250円~400円、高いやつは一粒1,000円のもあったり。
だからこそ、一粒をじーっくり味わうべきなわけで

ショコラ・ランキング―おいしいしあわせちょっと贅沢

祥伝社

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そんなボンボン・ドゥ・ショコラをこよなく愛してることが
ひしひしと伝わってくる、
「ショコラ愛好者クラブジャポン」会長による一冊
前半のチョコレートの歴史や、各国の歴史、
ショコラティエのこだわりや手法の話も面白い
後半は国内の珠玉の30粒と、国外の珠玉の30粒
カラーの写真入りってのがヤバイ。
だって!ショコラの断面いりなんですものっ
眺めるだけでため息ものなんですものっ
さすがの王道ブランドもありーので、
粒の解説にうっとり
60粒全部食べたい

この本を眺めて読んでの学んだこと、
ショコラはまさに芸術品だということ
一粒、一粒、ワインを味わうように味わうべきものだということ
カカオの放つ芳香を堪能して、
目で見て、断面も見て、バランスをみる。
上質な日本酒や熟成したワインを味わうように、
ゆっくりと口の中での溶け方、風味、変化をじっくりと、堪能
素敵
チョコレートの美味しさが甘味だけでないってことを、
チョコ拒否ラーな方々に分かって頂きたい

てか、本気で「ショコラ愛好者クラブジャポン」、
会員なりたい・・・・・・。

何よんでたっけ・・・

2007-05-15 23:10:50 | BOOK
読んでた本、つれづれ・・・。

永遠/村山由佳
切ないのと、軽いデジャヴと。
台詞にオーバーラップしてはっとしたり。
小説の本筋と関係ない自分の想いが混じると、
余計なことを考えるなぁ・・・

五輪書/宮本武蔵
文語体かと思いきや、以外に口語体で読みやすかった
現代語訳だからかなぁ。
精神的にぴっと背筋が正された感有り。
日常、生き方、人との接し方、様々な対峙。
精神的なところは全てのことに通じると思う。
自分がそこから何を学んで消化するか、が大事かと

草間彌生全版画集/草間彌生
草間彌生さんの版画の作品集。
直島でみた草間さんのかぼちゃはなんともいえず最高で。
かぼちゃそのものというか、
そのかぼちゃがその空間にあることがなんとも似合ってた
版画集はドット感が満載。
基本ドット柄って好みなのだけれど、
草間さんのドットは毒々しくて正直あまり得意じゃない
版画集よりも、モザイクタイルでのオブジェとか、
そういう作品で草間さんの作品をもっと観たいなぁ

現代アート入門の入門/山口裕美
現代アートを観るときは私の場合、
自分の元気度にだいぶ左右されるキライがあるのだけれど、
観続けてると自分なりに分かってきて面白いジャンル。
癒されるかどうかは別にして。
この本で、今まで知っていた作品のウラを知ったり、
知らなかった工程の事実が発覚したり。
「位相」の作品を「もの派展」でみたのを思い出しました

失われたときを求めて3/マルセル・プルースト
ゆっくりゆっくりと。
とりあえずぽそぽそと読み進めております。
まだ3巻かぁ・・・先は長いなぁ。
んでもって、まだ面白さいまいち分からず

奥田英朗/家日和
かるい短編集。日常。
なんとなく疲れているので、
こういう優しい感じのものが、すーっと

月に響く笛耐震偽装/藤田東吾
イーホームズの藤田東吾さんのノンフィクション。
一気に心酔する人は肩入れするんだろうなぁ
個人的に思うところは多々あるし、
無力感や焦燥感は分かりすぎるほど分かる。
ただ、字面だけ追って、
それを真実と読む人も多いのかなぁと思うと・・・。
うーん。
まぁどっちにしろ、立ち読みで十分。

・・・書きつかれてきた。。。
でも今月はこうやって書いている本よりも、
雑誌をよく読んだ気がする。
「pen」とかかなりのヒットだったし
まぁ、また書こ。
アウトプットを大切に、と思うのだけど。。。

ぴんくぴんく!

2007-05-02 00:15:27 | BOOK
中川翔子×蜷川実花写真集 『しょこれみかんぬ』

ワニブックス

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オンナノコ度全開の鮮やかなピンク
色のポップさとキュートさ、
画の鮮やかさとカラーのセンス
写真の撮り方もだけど、
こういうはっきりしたカラフルな色合いを撮らせたら
やっぱり蜷川実花さんってスゴイ。
しょこたんピンク似合いすぎ
装丁だけで人を惹き付けちゃうオーラとパワー
写真集だから中を見れないのが残念。
・・・買う気はないので
誰か買ったらぱらっと見せてくださいな。
元気になれるカラーが溢れている写真集な予感。

なんとなく気になってのしょこたんブログ
・・・「しょこれみかんぬ」ほどワールド全開に感じない。
可愛いんだけど。
「しょこれみかんぬ」から漂うアートな香りがしない。
・・・しかも文章いらないな。
ここまでツカレル文章久々にみたわ

しょこたん可愛ゆすなぁ(^ω^)。
ぴんくにあってるお。
でも文章つかれよすお。

つかれた・・・

まずは予習

2007-04-10 21:09:14 | BOOK
直島 瀬戸内アートの楽園

新潮社

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コンパクトにまとまってていい感じ
ネットで見たり今までの事前の知識もあったけど、
なかなかまとまりのよい一冊
とりあえず、レンタサイクルがマストってことで。
ぎんざ、予約しないとかしら。
今週末、晴れますように・・・

未完な運命

2007-03-31 22:40:31 | BOOK
プルーストを読む―『失われた時を求めて』の世界

集英社

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マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の魅力を綴った新書
「失われた時を求めて」は全訳13巻、7編にわたる超大作。
先月読み始めたのだけれど、
文章やエピソードがあっちこっちにとんでやっぱり読みづらくて…。
人の無意識に色々なことを同時に考えたり思い出したりするけれど、
それがそのまま活字になった感じ。
全巻読んではじめて話が一つにまとまって大成するとなると
途中で読むのをやめるわけにもいかないし
でもいまいちペースもあがらず、
2巻目の途中でペースダウンして、
他の読みたい本に流れておりました

…てことで、手にとってみたこの新書
「失われた時を求めて」の研究に関して
国際的にも知られた著者が、
「失われた時を求めて」の隠された主題を読み解いたり、
重要なシーンを抜き出して考察したり
単に魅力的なシーンを綴るだけでなく、
研究的な側面からの考察が面白い。
もう一度全巻にとりかかる気力が少しわいたような気がする


「プルーストの作品の根底には、読書についての省察がある。
 《一冊の本は、読者の魂と精神にいかに働きかけるか?》
 という問いへの回答がある。」

       ――――――――――バンジャン・クレミュー