夏のイビサの市街地は、どこを歩いてもクラブの気配が。
車を走らせてラジオをつければ、ハウスミュージックが流れてくるし、
道を歩けば、イベントの立て看板がどどーんと立っている
。
街の街灯なんかにも、パーティインフォがひらひら。
CARLCOXの文字がこんなに大々的にひらひら揺れている街なんて、
世界広しといえども、きっとイビサだけ
。
毎夜毎夜のクラブチケットの入手方法はいくつかあるけれど、
とりあえず、定価はめっちゃ高い
。
老舗クラブだと定価は70ユーロを超えてくる(1万円近い)。
なのでネットで前売りを買ったり、現地で安くなったチケットを皆入手
。
私達も迷いなく行こうと決めたイベントについては、
安全策をとって日本からネットで前売りをゲット。
一日だけ行くイベントを決めていなかったので現地のカフェでチケットを入手
。
この現地のカフェで入手というのがミソで、
結構店によってサービスやおまけが違う。
PACHAは安売りチケットでもあまり値が落ちなくて、
前売りで買うのと大差なくどこの店で買っても同じみたいだけれど、
それ以外のクラブは割と買う店によって損したり得したり。
↓こんな感じでバス代がタダだったり、サングリア一杯がついてたり。
クラブのお酒代はクラブによっても違うけど一杯1200円~2000円なので、
1ドリンク付のサービスはあなどれない
いくつかカフェやらお店をみて比較してから買う方がいいようです
。
そんなこんなでイビサ4夜目のクラブは
SPACE。
このSPACEというクラブ、実は結構場所が辺鄙。
というより、いわゆるイビサの大箱クラブは幹線道路沿いの分かりやすい場所にあるものが多いのだけれど、
SPACEの場所はその中では分かりにくい。
なんとなくなめきってて、近くまで行けば車からみえるわー、と
詳細な地図も持たず出発した私達夫婦。
頼るはしょぼすぎる地図と、当てに出来ない勘
この辺だーという付近で車を飛ばしつつ左右をキョロキョロ、
「???」の間に、空港が目の前に・・・
(SPACEは街と空港の間くらいにあるのです。)
「空港やんっ。行き過ぎたーっ。」
と、とりあえず来た道を戻る
。
とりあえず、この辺だろうというところを勘で曲がってみる。
勘で走る。
時刻は深夜1時過ぎ。
この時間に走ってるタクシーはどこかのクラブに行くはず!
タクシーの後をつけてみる。
「・・・路駐増えてきてる気しない?」
いい傾向!
深夜のイビサのクラブ近くは駐車場に停めれなかった車で路駐が多いのです
。
(正確にいうと、路駐OKなとこに停めてる路駐、かな?)
車の場所を停める場所探しに苦労するのは前夜まででしかと学習済み。
特に二日目のPACHA
!
場所さがしに手間取って、時間をだいぶロスしましたものっ!
あの経験はムダじゃなかったー
。
路駐の感じと、てくてくしてる人の感じを見つつ車を走らせ・・・、
無事、SPACEに到着。ハレルヤ
イビサ4夜目にSPACEをもってきたのは単にイベントの関係だったのだけれど、
結果4夜目がSPACEで良かった!
ヨーロッパ独特のラウンドアバウトの交差点の運転に慣れ、
車で走り回ったおかげで標識の街の名前で方角が分かる程度には
多少は土地勘が出てきた時期だったから、なんとなくでたどりつけたのだと思う。
初日とか、二日目がSPACEだったら…
、
だいぶヤバかったような気がします。
ままま、結果オーライっ
そして、その日のSPACE、
イベントは、「WE LOVE SPACE」というイベント
。
WE LOVE SPACE IBIZA 2009
SPACEの中でも人気のあるイベントらしく、客の入りがとにかくスゴイ
。
ただでさえ、SPACEは大箱で有名なクラブ。
ヘタなライブハイスなんて余裕超えの広さのメインフロアを筆頭に、
大小テラス合わせて趣向の違う7フロアが混在。
この大きさの時点で日本小市民の持つ「クラブ」の認識なんてぶっ飛んじゃう。
入り口ではイベントのマスコット、でっかいスマイルがお出迎え
メインフロアはいわずもがな、どのフロアも、超満員
。
日本だったらWIREでこのくらいの人数じゃ…と思ってしまう人数が、
その夜、SPACEに。
PACHAよりSPACEの方が好き、という人もいるという話を聞いていたけれど、
音の良さと大箱さ、フロアの多彩さは、さすが。
造りは粗くて、どこか野外イベントのような雰囲気も持つクラブ。
年齢層もPACHAの客層よりぐっと若い。
確かにある種PACHAよりもSPACEを好む年齢、年代はあるよなぁと思う
。
SPACEにラグジュアリーという言葉は全く似合わない。
野外、レイブ、ストイック。
そんな感じ。
テラスでゆるっとしてる時間が至福でした
。