―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

読んだものなど

2008-05-28 23:36:24 | BOOK
ぼくには数字が風景に見える/ダニエル・タメット
サヴァン症候群の筆者が、
自分の言葉で考えや頭の中で見えるものを書いた手記。
数字と筆者との切っても切れない関係。
数字の手触りや頭の中で数字が色や形をもったものであること、
個性をもったものであることが、
筆者の生々しい描写によって描かれている
その頭の中での数字の扱われ方は、想像が出来ないもの。
サヴァン症候群であるが故の人生での苦悩などとあいまって、
リアルな一冊。

少女には向かない職業/桜庭一樹
「心がぱりんと割れた」など、
負の心の機微の描写が秀逸。
たががはずれる瞬間、負の感情がせりあがる瞬間、
独特の空気感をまとった文章で読ませる。
個性的な人物描写と即物的な文章がいい
タイトルのつけ方も独特で、シニカルな感じ。
作中に出てきた推理小説も読んでみようかしら。

赤×ピンク/桜庭一樹
初期の作品のせいか「私の男」や「少女には向かない職業」ほど、
私の中の桜庭一樹感はない一冊。
まぁまぁ、かな。
前2冊はかなり好きで、他の作品が読みたくなったのだけれど。
桜庭一樹で新しい作品が読みたいものの、
いまいちまだ文庫になってない。
・・・単行本で買おうかなぁ。

ぼんやり空でも眺めてみようか/竹山聖
「まちなみ」に連載されているエッセイ。
連載されているものも毎号読んでいるものの、
単行本を買ってしまうくらい、いい
コンペに挑む際のリアルな様子。
ところどころにはさまれる名言の引用にもはっとすることしきり。
魅力的に思う人は、その人となりの魅力はもちろん、
その人の持っている知識やモノの考え方に対して惹かれるわけで。
そういう意味でこの人の書く文のテンポや考え方がいい
端々から、この人の持っている知識が垣間見える。
そしてそれが建築という分野にとどまらない知識であるがゆえに
竹山聖という建築家の人間的な幅を感じる
まだ連載は続いているからそれも読んでいるわけだけれど、
またそれが単行本になったらその作品も買うんだろう

建築について話してみよう/西沢立衛
建築の空間を愛でるのも面白いが、
その建築物が何を考えて産み出されたのか、
どういう空間を切り取りたかったのか、
そういう過程を読むのは面白い
ただ、なんとなく、SANNAの建築は魅力的だし、
西沢立衛さんも建築家としては優秀なのだけれど、
この本を読む限り、この人の文章には正直それほど魅力を感じなかった。
書いていることについては建築家らしい独特の視点があり、
ふむと思うことも多かったのだけれど。
その人の奥に広がっているものが見えなかったせいか。
インタビューが差し挟まれていない、
ただのエッセイなり書き留めたものなりを読んでみたい

幸せのおすそわけ

2008-05-28 00:09:39 | エトセトラ
・・・を、いただきました
結婚式の2次会にて。
くじ運のない私にしてはめずらしくビンゴがビンゴ

新郎の職業柄、
ビンゴの商品が1、2、3位まで生肉(笑!
1位が、福島県特選和牛サーロインステーキ肉2kg。
2位が、国産和牛サーロインステーキ肉2kg。
そして、3位が米国産サーロインステーキ肉2.4kg。

んでもって、3位でビンゴしたもんで、、、
おもちかえらせていただきました。
3位のサーロインステーキ肉2.4㎏をブロックで


厚切りステーキ肉に切り分けて6枚。
それでも半分近くまだあるので、
シチューやカレー用に小さく切り分けて冷凍。
食するに、とりあえずは、ステーキでシンプルに


肉たたきして、強火でぎゅっと焼いて、
弱火でじっくり旨みを閉じ込めて梅酒でフランベ!
美味!

ユーモアたっぷりの2次会の商品。

お式は神社で厳かに。
披露宴は料亭にて懐石料理。
お二人らしい温かく居心地のよいお式と披露宴

ダブルのおめでたで幸せも倍増。
すえながくオシアワセに

スイス旅行⑩グリンデルワルトハイキング

2008-05-23 13:21:56 | 旅、散歩
インターラーケンからの帰り道、
電車を途中下車して、グリンデルワルトへ


ガイドブックにのってるようなハイキングコースではない、
電車の窓から眺めて急遽歩くことを決めた道。
川ものどかだし牧草地ものどか
牛や羊も幸せそう。


結局4日間滞在したグリンデルワルト、
毎朝毎晩見ていたアイガーとグリンデルワルトの村々。
連なる山の峰と牧草地に点在する可愛い家


天気は今日もぽかぽか☆


村を突き抜けると両隣にある家々。


4日間滞在したユンゲフラウロッジ


スイス旅行⑧フィンシュテック展望台

2008-05-12 22:41:15 | 旅、散歩
グリンデルワルトの村から気軽に行ける近場、
フィンシュテック展望台
街の中心地から歩いて20分ほどのところにあるのが、
フィンシュテックへのロープウェーの入り口。
さくっと3分ほどで、ロープウェーの頂上へ
グリンデルワルトの街が一望
家々が緑のグラデーションによく映えて。


見上げれば、岩肌と、氷河。
夏のハイシーズンの頃だったら上まで歩けるのになぁ。


朝の散歩がてら、てくてくと歩いて下山。
グリンデルワルトの村を見下ろしながら・・・。
街がおもちゃみたい。
下山したところの街外れ。
アイガーと、牧草地と・・・。
一面に広がる、たんぽぽのお花畑

グリンデルワルトの村を散策するだけで、
それだけで贅沢なハイキング

スイス旅行⑦ラウターブルンネン

2008-05-11 17:11:01 | 旅、散歩
標高700mのラウターブルンネンの街をハイキング
シルトホルンバーンの乗り口の街シュテッヒベルクを目指して。
気温も20℃超でぽかぽかの陽気。
ラウターブルンネンの街はとりあえずのどか

牧草地が両脇に広がって、
マツ科っぽい樹々と垂直にそそりたつ岩壁、
視線を転じれば奥にはユンゲフラウの山々が
ずーっと奥までのびる道をてくてくとハイキング。
草の匂いがいい匂い。


山頂の雪の雪解け水が瀧になるのか、
本当にいたるところに瀧に出くわす
日本の瀧は山奥でひっそりとそして堂々と流れ落ちているけれど、
スイスの瀧は見通しのきくところに岸壁がそそり立ち、
遠くからでも大きな瀧が臨める。
水音としぶきの迫力
瀧と芝生のとりあわせが、スイスならでは。


動物達もしあわせそう


ラウターブルンネンからシュテッヒベルクまでにある有名な瀧、
トゥルゥンメルバッハの瀧
名所なようなので立ち寄ってみたり。

中は思い描いていた瀧のスケールとは程遠い壮大なスケール!
エレベーターで一気に何十メートル上まで上って、
そこから階段でおりつつ瀧を見る。
水音の迫力と、ふりかかる水しぶき。
写真からではとても味わえない迫力
見学ルートは瀧というよりはむしろ鍾乳洞

瀧をみたあとまたてくてくとハイキング。
シュテッヒベルクに到着。
シルトホルンバーンの上り口


スイス旅行⑥ユンゲフラウ下山

2008-05-10 23:01:44 | 旅、散歩
標高3500超のユンゲフラウヨッホ駅からの下山。
行きも通ったクライネシャイデックへ。
天気は飛び上がりたくなるほどの快晴


行きはグリンデルワルトから来たけれど、
帰りはラウターブルンネン行きの登山鉄道に乗車
目指すは標高700mほどのラウターブルンネンの街
遠ざかっていくユンゲフラウの峰々


木々が車窓の外に見えてきました。


スイスの電車は窓を開け放てる構造。
きもちいいーーっ


どんどんくだって・・・、街に広がる牧草地。
手前の緑と奥の白銀のコントラスト


途中の街、ウェンゲン。
山に囲まれた閉ざされた街。
ハイキングしている人の姿が車窓からちらほら


眼下に広がる登山鉄道の終点、ラウターブルンネンの街。
標高低い街なので、草の色、若葉の色が鮮やか。
そそりたつ岸壁からは瀧が流れ落ち、その奥には雪山が。
抜けるような青空がよく似合う街


スイス旅行⑤ユンゲフラウヨッホへ

2008-05-10 22:31:16 | 旅、散歩
グリンデルワルトから可愛い登山電車にのって、
ユンゲフラウ鉄道の分岐駅、クライネシャイデックへ
乗り込んだのは朝食を投げ打って、6:55発の始発。
スイスの電車はどれもカラフルな原色で可愛い
鮮やかな山の色、真っ白な雪山によく映える


クライネシャイデックからユンゲフラウ鉄道に乗り換えて、
目指すはユンゲフラウヨッホ!!


ユンゲフラウヨッホを臨めるユンゲフラウヨッホ駅を目指す電車。
途中で氷河が綺麗にみえるViewPointで二回途中下車

雪の白さとはまた違う、氷河の魅力
クリアなアイスブルーの色味の高貴なこと・・・!

同じ車両にはスキー靴をはいてスキーを担いだ人がわらわら
スイスのウインタースポーツの幅を思い知る。
訪れる山訪れる山、スキーで滑り降りていく人多々。
日本のスキー場からは考えられないスケール

そしてついに着いたユンゲフラウヨッホ。






見え隠れする氷河。
奥に広がる山の稜線。
曇り空だったのが残念・・・。
だいぶ奥まで歩いたけれど、
氷河の近くまで行きたかったなぁ
帰りに晴間が広がって
ユンゲフラウホルンの高みが見えて良かった