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―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

エッセイの愉しみ

2008-03-13 19:27:12 | BOOK
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫): 沢木 耕太郎
昔も読んだことたぶんあるけれど、
今更もう一度読んでみた。
旅行記や、エッセイ、さらっと読めていいです。
旅、いきたいなー、旅

赤い長靴: 江國 香織
心の機微の描写にひりひりする一冊。
何気ない日常と、そこにある心理。
長く付き合った人との倦怠期にこれと似た感情を感じるのかな。
40歳前後の夫婦の日常をそれぞれのサイドから綴った短編集。
少し切なくて、時々、あったかい。
でも、こういう旦那さんは・・・、得意ではないかも。

AMEBIC: 金原 ひとみ
この人の文章は決して得意ではないのだけれど、
「蛇にピアス」の舌の割れ目を作る時の描写のリアルさを
いつも思いだす。良くも悪くも。
読むと読書欲が落ちるんだけど、でもまた読むんだろうな
心がひりひりしているときに、
さらにそれをえぐりたい時に読むといいかも。



本を読んで、少しでも書き留めるコトが、いいんです

いまさら読んでます

2008-03-02 17:39:40 | BOOK
神様のボート: 江國 香織
昔読んだような、読んでないような・・・、と悩みつつ購入。
でもま、読んだことをほとんど覚えていないなら、
悩むこともないような
江國さんらしい静寂感のある文章と空気感。
母の視点からと娘の視点が代わる代わる描かれて、
でもそれがとても自然で。
なんとなく、でも違うラストシーンが良かったかも。

いま、会いにゆきます: 市川 拓司
ほんといまさらですが、読んでみた一冊。
かるい文章と、それに合ってる登場人物のふわっとした感じ。
話のストーリーが切なくて、
映画になったのが良く分かる。
映画見てないけれど、
映像映えしそう。

書評などなど・・・

2008-02-24 20:45:12 | BOOK
私の男/桜庭 一樹
内容は陰鬱としているものの、
人物描写や行間の読ませ方が秀逸。
何も考えず読ませられてしまう文章力。
文の冷やかな整然としたタッチは好み。
他の作品も読んでみたい作家かも。

不毛地帯:/山崎 豊子
4巻あって一冊ごとのボリュームもかなりのもの。
こぼれ落とすことなく書くとこうなるんだろうなぁ。
山崎豊子ならではの筆力。
シベリア時代から、企業人として、一個人の生き様として・・・。
壮絶。
企業ものって今まであまり食指が動いていなかったけれど、
筆力のある文章で読めば面白いんだと改めて思ったり

「お買いもの」のいいわけ/ 堀井 和子
「お買いもの」に対して自分の「ものさし」を持っている人はいいなぁと思う。
自分も自分なりの「ものさし」があって・・・
ブランドや名前に左右されてるだけの人の価値観は自分相容れないけれど、
いい品質もの、こだわりのものにスマートにお金をかけれる人は、かっこいい

贅沢なお産/桜沢 エリカ
作者本人の自宅出産へのエッセイ
漫画と、文章と。
びびりなもんで、イタイのはコワイ。

普通に日々を生きること

2008-02-03 19:41:01 | BOOK
買って、一気に読みきった一冊。
余命1ヶ月の花嫁

普通であること、
普通に生きることを心から望むこと。
自分が当たり前だと思っていたことが、
一転して、手の届かない存在になること。
本人である千恵さんと、まわりの人の存在。
苦悩、あたたかさ。

昨年、私の近しかった友達が、
がんで亡くなったこともあり、
色々想いを馳せつつ読みました。
あえて、中身、感想を書きたくない。
自分で読んで、感じて、感謝して欲しい、・・・と。

とりあえず、記録

2008-01-15 22:50:39 | BOOK
つらつら、色々読んでおりました・・・。

苔のむすまで /杉本博司
    →文章。文体のリズムのよさ。
     独特の着眼点と、
     この人が持っている美術や古典に対する知識が秀逸

フランフランの法則 /川島蓉子
    →フランフランがフランフランを確立している
     小さくて大きな核の部分に触れた気がする。
     ただ・・・、期待したところではなかったかな

既にそこにあるもの /大竹伸朗
    →雑誌などに連載されてしていた文章をまとめたもの。
     文章があらけずりで、作品ほどぶっとんでない。 
     少し肩透かし感
     この人が作品を作る過程の思考の移り変わりなんかを
     書いたら面白いと思うんだけどなぁ。

人間は瞬間瞬間にいのちを捨てるために生きている /岡本太郎
    →大きなエネルギーをもらえる一冊。
     もう一度、読みたい。

郵便配達夫シュヴァルの理想宮 /園谷公二
    →かなりおすすめの一冊。
     シュヴァルの生涯、理想。
     素直に夢を追い続けられるピュアな心がうらやましい。
     いつか理想宮みにいきたい。
     理想宮、朽ちることなく、在り続けて欲しいと願います。

アフターダーク /村上春樹
    →最近の村上春樹にある作風感が強く出た一冊。
     一読しただけではよくわからない。
     3回くらい読むと行間の奥のものが読み取れるかも。
     個人的に、
     1度目よりも2度目、3度目の読後感が変わる小説は、
     良くも悪くも、いい小説だと思う。

一瞬の風になれ1・2・3 /佐藤多佳子
    →2月にドラマになるらしい。
     文章はあまり好みではないけれど、
     ストーリーは軽くベタながら面白かった。
     いかにも青春小説。
     ドラマ映えしそうだからドラマ面白いかも。

フラニーとゾーイ /サリンジャー
    →昔読んだときより、今と読後感が違った。
     一時サリンジャーよく読んでたけれど、
     今の方が精神的にきたかも。
     原文で読みたいんだけどなぁ・・・。
     如何せん、実力不足

東京奇譚集 /村上春樹
    →独特な空気感をまとった短編集。
     ストーリーの特殊性と村上春樹の文体がよく似合う。
     薫り高い文章にどこかほっとするのは、
     やっぱりこの人の文章が好きだからかな

間宮兄弟 /江國香織
    →基本的にこの人の小説はどれも好き
     ・・・なもんで、求めるレベルが高いです
     普通に文章の涼やかさは好きだから面白かったけれど、
     この人の作品の中では私の好みで上位にはこない・・・かな。
     でも、間宮兄弟のおうち、遊びにいってみたい。
     
走ることについて語るとき、僕の語ること /村上春樹
    →タイトルからして、レイモンドのパロディですもの!
     小人数しか明らかに分からないパロディを
     こっそりと使ってる遊び心からしてぐっとくるってもの。
     エッセイ時のいつも通りの軽快なタッチ。
     こんな風に楽しめて走ることが生活の一部であれば、
     素敵だなぁと思う

ソニアのショッピングマニュアル /ソニア・パーク
    →自分の好きなもの。
     自分らしいもの。
     一つ一つ確立して愛しんでいきたい。

デザインの力 /喜多俊之
    →家具の家電デザインへの応用。
     デザインの最終形をみるのも愉しいけれど、
     如何にしてそのデザインが生まれたのかという過程が面白い。

我ながらジャンルばらばら・・・。
もう少し書きたいものについては、
願わくば、また後日・・・

あーなじめないっ

2007-11-19 20:52:40 | BOOK
某文庫の背表紙の装丁、
なんかデザイン一新してるんだけど、
前の方が良かったんじゃないか疑惑

なんで村山由佳があんなまっ黄っ黄に・・・。


読書な時間

2007-09-17 14:05:07 | BOOK
通勤経路が変わってから、
本読むスピードがめっきり落ちて、問題。
座れないのと、乗り換えがはやいのと・・・。
本屋さんに「目的なく」行く回数も減ったし。
なんとかしないと

最近読んだところ→
アーバニズム宣言
Amazon.co.jp: アーバニズム宣言: 本: 高松 伸,藤森 照信,高田 みどり,竹山 聖,宮本 隆司,武邑 光裕,川崎 徹,浅葉 克己
様々なジャンルの人の建築という観点と、
それぞれの専門分野の観点を交えての見解、など。
高田みどりさんの音からみた都市論が特に面白かった。
日本的な音の使い方、西洋との違い。
西洋は水を噴水のように形がとどまっているものとして扱う。
日本は庭での水の扱い方一つとっても、
水を一定の場所にとどまらないもの、http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif
http://blog.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif
コントロールしきれないものとして扱っている
いわれてみれば、なるほど。
残念だったのは、一冊通じて、
聴き語りをまとめた形式であったこと
それはそれで長所もあるのだろうけれど、
出来れば、聴き語り形式でなく、各人の文章で読みたかった。
竹山聖の文章が好きなのだけれど、
この本では論理は面白かったけど、竹山聖の文章は出て来ず。
ちょっと残念。

光の教会ー安藤忠雄の建築現場/平松剛
Amazon.co.jp: 光の教会―安藤忠雄の現場: 本: 平松 剛
茨木にある通称「光の教会」出来るまでのエピソード。
安藤忠雄だけでなく、
牧師や現場監督、工務店の社長、
いろいろな人物の角度からまとめあげている
ドキュメンタリータッチな一冊。
一つの建築物、現場の動きを時間軸で追っていて、面白い
文章の行間や人々の感想からも、
安藤忠雄の人となり、事務所の方針、考え方、
そこに関わる人物の人間性などが透けてみえる。
建築がどうこうというところを抜きにして、
人情感あふれる一冊。おすすめ!

庭園日本一 足立美術館をつくった男
日本庭園ランキング1位の足立美術館をつくりあげた、
前館長「足立全康」さんの伝記。
「ワシの人生は絵と女と庭」とは、名言。
・・・「女」がいかがなものかとは思うものの
ポジティブな思考と不屈の精神。
明るいキャラクター。
庭と絵への愛情。
人生、エネルギッシュに生きたいと思う。

熟読必須

2007-08-27 20:45:13 | BOOK
引越しでばたばた前のかなり当たりの2冊。

闘う純米酒 神亀ひこ孫物語
これはほんとかなり当たりの本。
人間味に惚れる極上の一冊。
「神亀」がああだこうだと呑む前に、
ひこ孫のぬる燗を呑むことを決意
でもって、このブログエントリーもまた
その決意を覚えとこうという意によるところが大半

美的生活のヒント
「華道界のプリンス」という肩書きがいるのかどうか。
いやいいんだけれど。
そこはさておき。
シンプルに分かりやすいのと。
自分が思うところとそうありたいと思うことに近いのと。
こういう本をたまに読むと、
自分の生活のダレたところがいい意味で引き締まる気がする
たまにこういう小さな羅針盤は必要

ありすWEEK

2007-08-02 22:40:01 | BOOK
今週、立て続けに「不思議の国のアリス」3冊読みました
正確にいうと、一冊はあともぅちょっと、だけど。

一冊は、村山由佳が翻訳した「不思議の国のアリス」。
一冊は、「不思議の国のアリス」のオリジナル。
一冊は、「不思議の国のアリス」のオリジナルの原作、洋書。

なんでいまさら「不思議の国のアリス」なのか。
きっかけは、村山由佳さんが翻訳した単行本の存在
村山由佳さんの文章が好きなので、読んでみようかと
挿絵もヤンソンだし!
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にしても、このアリスの物語、
むかーし読んだことはあるんだろうけど、
じっくり読んだのってなにげにはじめてだったようで
部分部分のエピソードは知ってるんだけど、
へーこんな話だったっけ、って感じ
ストーリーよりも、
お茶会のシーン、白ウサギ、チェシャ猫、トランプ兵隊・・・
「画」としてシーンで記憶にある感じ。
翻訳だからか村山由佳さんの文章の香りはなくて、ちょっと残念
大阪弁がナチュラルにでてきて・・・、う~ん。
でもまぁこれはこれでいいんだろー、きっと

で、一般的な訳はどうなのか、と。
結論からいって、一般的な翻訳は未だ読めず。
それよりも面白い存在を発見
それがあとから読んだ2冊
もともと「不思議の国のアリス」は
出版される予定はなく、
ルイス・キャロルがクリスマスプレゼントに個人的に書いたもの。
その贈り相手の少女にしか分からないシチュエーションや、
実際の人物の名前も出てくるし、
個人的なエピソードをもじった場面が多々
一般的にまかりとおっているアリスは、
そのオリジナルのものからエピソードが加わったり、
削除されたりして、オリジナルとは随分違うもの。
そのもともとのオリジナルの復刻版を読みたいなぁと
村山由佳さんの訳したものは、
一般的なストーリーの方だったので、
それを読んだ直後にオリジナルを読むと、
ストーリーの違いが鮮明
オリジナルには、注釈で出てくるエピソードが
実際のどんなエピソードをなぞらえているか書かれていて・・・
それもまた面白し
調子にのって、オリジナルの洋書も買ったので、
今日の通勤はその子がお供。
少女に贈られたというだけあって、めっちゃ簡単な英語!
英語が不得意な私でもさらっと読めるデキた一冊

アリスが出版されるまでのエピソードおもしろかったし、
作者のルイス・キャロルの伝記あったら読みたいなぁ