―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

解体作業

2006-12-31 13:23:00 | エトセトラ
我が家の年末恒例行事、ぶりの解体
写真のぶりは頭を落として内蔵を出したこところ。

解体=体をばらばら。
血が苦手な私は、
父親が奮闘している間は自分の部屋に避難、
最後の最後のラップで保存作業だけお手伝い。
やれやれ。
なんか年の瀬って気がする。。。

怒涛の年末

2006-12-30 22:05:29 | エトセトラ
忘年会ラッシュ
食べて、飲んで、
食べて、呑んで…。

食欲の春と割り切って、
食欲の夏を超え、
食欲の秋が過ぎて、
そして今、食欲の冬…
と、年明け、運動しよー
いや、もぅホントに。
口だけじゃなく

職場の飲み、
いろいろな友達との飲み。
久しぶりに会うだけに、
積もる話も盛りだくさん
彼氏が出来た子もいれば、
結婚が決まった子もいれば、
転勤になった子もいれば、
同棲はじめた子もいれば、
同棲解消した子もいちゃったりする
進んでいく道がまっすぐ見えている子もいれば、
進みあぐねて羅針盤の向きが曇って見えない子もいる。
20代、社会人、
進む道も、選択肢も、
自分で決められるし、選択肢の幅を広げるのも自分次第
「決められる」分、
自分で動くこと、自分で決断することの
プレッシャーも、思い切るタイミングも難しい。
色々話して、話を聞いて、
得ることも考えさせれることも多かったこの年末

…うー、それにしても、
飲みすぎのせいか、
話しすぎのせいか、
ここにきて声がガラガラ
普通にカゼかもな噂もあり。
とりあえず声が出ず喉がひゅーひゅー。
昨日よりも悪化
友達がやってたのを思い出して、
「和田アキコです。」を
ガラガラの声でやってみたり
…3分くらい楽しめた

うー、おおそうじもしてないし。
バッタバタだなー。
皆様よいお年を…

梅田ならここ

2006-12-27 00:54:11 | 食べ歩き
…という北新地の一軒
行き付けの一軒。顔なじみ。
いわゆる「常連」というやつで
家に帰ったような居心地の良さ
店長をはじめとしてスタッフの仲の良さ。
カウンター越しに駄弁れる気楽さ。
美味しい日本酒に手の込んだお料理

…なお店で先日忘年会
店長さんスタッフさん常連さんで無礼講の飲み
お料理は霧島地鶏のお鍋が用意してあって、
常連さん同士も「はじめまして」も有り、
「お顔みたことあります」も有り、
「お久しぶりです」も有り。
お酒好き、美味しいもの好き、
そのお店が大好きなことが共通点
お店のスタッフの酔っ払った姿も見れて
みんなで馬鹿騒ぎの飲み会

嬉しかったのは、
ただでさえ顔なじみだったお店の方と、
さらに距離が近くなったこと
色んな常連さんと顔なじみになれたこと
またそのお店に行ったときに
話せる常連さんがいるというのがまた楽しみ

そのお店に一回食べに行くと3000~5000円くらいだし、
常連さんの方々もそのお店に週何回も来てグルメな時点で
収入もそれなりにあるわけで。
必然的に普段のお仕事的にも魅力ある方ばかり
業種も様々でバラエティに富んでいて、
まだまだ突っ込んだお話とかはしてないけれど、
これからまたお店であった時にお話出来るのが楽しみ
自分と違う世界や業種の人との関わりが拡がるのって
すごく嬉しいし視野が拡がって刺激になる。
そういう輪やつながりって大切だなぁ、と
もっとつながり濃くしていきたいところ
これからもちょくちょく顔ださなくちゃ。
年明けは、まず周年でかなぁ

最近の本メモ

2006-12-25 23:30:32 | BOOK
ここ最近の、読書。

東京銀座私の資生堂パーラー物語/菊川武幸
読み終えての結論、
銀座に行って、
資生堂パーラーに行って、
ミートクリケットを食べるのだと強く決意
資生堂パーラーのボーイを勤め上げた方の視点からみた
資生堂パーラーの歴史や時代による移り変わり、
銀座での資生堂パーラーの立ち位置や歩みに関する本。
ボーイをしてらっしゃったボーイの方の
資生堂パーラーをこよなく愛してらっしゃることが
ひしひしと行間から伝わってくる一冊
今の資生堂パーラーがあるのは、
昔の銀座の街並み、芸者の方、
そこに息づく人と瀟洒なイメージといった、
「銀座」という場所での歩みがあってこそだなぁ、と。

フェルメール全点踏破の旅/朽木ゆり子
全世界に30数点しかないフェルメールの絵画を
見て歩いた記録と、絵画にまつわる話を描いた一冊。
絵画としてのフェルメールの魅力だけでなく、
時代背景、贋作問題、
ナチスに略奪されたときの話、
落札に関わった人、等々、
絵画面から以外の切り口が面白い
絵画の解説の視点も面白くて、
絵というのは自分がどう感じるかだけでなく、
ある程度人の批評なり見るべきポイントなりを知ってから見ると
その絵画がより面白いということを
そうだよそうだよと感じさせられる一冊

食な喜び

2006-12-25 23:16:39 | 食べ歩き
ヴレ・ド・ヴレ シェ・ヒロ

新町にあるフレンチ料理店。
内装がとっても素敵で落ち着いた店内。
ダークなトーンと木目調が私好み
ラビオリ入りのポタージュに始まって、
カニのミルフィーユ仕立ての前菜、
帆立を包み込んだヒラメの蒸し焼き、
鹿肉のメインに
贅沢なデザートの盛り合わせ
ゆっくりと堪能。
鹿肉に芋・人参・栗のピューレを添えるなど、
秋冬の味覚を取り入れていて季節感有り。

新町、なかなか普段梅田ばかりで行かないけれど、
質のいいお洒落なお店が多くて好き。
こじんまりとして大バコ過ぎないのも◎。
にしても、美味しいもの食べるってしあわせーーっ
・・・ワインおぼえたいなぁ

ニッポンな感じ

2006-12-17 12:05:37 | BOOK
最近読んだ2冊。

「日本庭園」の見方
歴史がわかる、腑に落ちるという副題の通り。
ここが綺麗だ、名勝だ、という紹介の仕方では なく、
石組に隠された意味、
庭木の配置の仕方のルール、モノへの見立て、
そのお庭のあるお寺が建立された歴史、時代背景、
いい感じの目のつけどころで、
かるーく読みものとして仕立てられた一冊
庭ものって庭だけに言及して終わることが多いんだけど、
この本は雑誌「サライ」の編集のせいか、
ジャンルにとらわれることなく、
庭園だけでなく、門や路地といった
建築の付属物の造りの雑学なんかも
さらりと織り交ぜてあって、プチ雑学的に面白い一冊


屋根の日本史
檜皮葺屋根職人の視点からまとめられた
日本建築の屋根の造りの仕様や歴史
草葺、茅葺、檜皮葺、板葺、瓦葺といった
代表的な屋根の歴史と取り入れられるべき様式。
職人の目線というのが面白くて、
「なぜ屋根があるのか」という根本的なところから、
屋根の特定の部分がなぜこの長さなのか、
なぜこのバランスなのか、
意味がなさそうなこの部材はなぜここに必要なのか、
などなど、新たな視点が開かれること、多々
技術が発展してきた道筋、
文化の伝来による変遷。
読ませられる一冊
考えさせれたのは、建築基準法に触れた最後の章
建築基準法22条、
それは、

「特定行政庁が防火地域及び準防火地域以外の市街地について指定する区域内においては、耐火建築物及び簡易建築物以外の建築物の屋根は、不燃材料で造り、又はふかなければならない。ただし、茶室、あずまやその他これらに類する建築物又は延べ面積が10㎡以内の物置、納屋その他これらに類する建築物の屋根の延焼のおそれのある部分以外の部分については、この限りでない。」

…というもの。
要は、文化財保護法で適用の除外が指定されている
国宝や重要文化財以外の建築物では、
植物性の屋根材を使用出来ない、ということ。
茅葺、杮葺、檜皮葺…。
防火対策>伝統の継承
最近、歴史的建築物の職人の本を好んで何冊か読んだけれど、
特定の仕事しか出来ず、
伝統技術からの転業や廃業についての悲哀が
文章から垣間見えることが多い。
面白いなぁと思って読みつつ、
読後に何かしら焦燥感を抱いてしまいます

私的漢字 2006

2006-12-16 00:17:28 | 名言
毎年12/12の「漢字の日」に清水寺で発表される今年の漢字。
なんで12/12が漢字の日なんだろっていう疑問はさておき、
今年の漢字は「命」だとか。
確かに今年一年、痛ましい事件が多かったし、
特に幼い子供の命に関する記事が多かった気がする

去年の漢字は「愛」。
そうかなぁと思った記憶があって
自分のブログを見返してみたら、
やっぱり去年の自分も「そうかなぁ」と思っていた。
人間変わるところもあれば、
変わらないとこは変わらない
去年のブログで、
2005の自分の漢字は「機」だったなぁと書いている。
私的漢字2005

好機の「機」であり、
機会の「機」であり、
転機の「機」であり、
時機の「機」でもある。

この時は転職のこととかも
まだ直の上司しか知らなかったから
自分の中で転職の含みをもってこの文章を書いていたなぁ、とか、
特定の人を頭に浮かべつつ書いていたなぁ、とか思い出したり
出会った人、
目標としていた資格、
転職の機会、
思い切る時期。
うん、今見返しても、
確かに2005は機の年だったなぁ。
20代半ばがほんとちょうどそういう年代なのかもだけど

                  

で、今年はどうなのか。
…するっと出てきたのは「決」。

「決意」の決。
「決断」の決。
「解決」の決。

さまざまなビジョンが不透明で、
だからするっと「決」が浮かんだのかなぁ
「機」としてのタイミング、チャンス
それは2005年だけでなく、今年の2006年も、
んでもって来年の2007年にも継続してあるもので。
そのタイミングなりチャンスなりを
見極めて、「決」めること

2006もあとわずか。
来年はどんな一年になることやら

人間原理

2006-12-15 22:14:54 | BOOK
「われわれはここに存在して宇宙を研究しているから、宇宙の法則はわれわれの存在と矛盾しないようなものでなければならない。」

      ―――――――――F.ホイル

モンパルナスに行きたい

2006-12-12 01:01:06 | ART・建築
エコール・ド・パリ展@兵庫県立美術館

てことで、週末は兵庫県立美術館へ。
何回行っても、飽きない建物。
図面でみるより、写真で見るより、
自分でその場所をみて、その質感を感じて、
嗚呼いいなぁと思える美術館てやっぱりすごく希少

エコール・ド・パリ展は、
20世紀始めパリに集った
エコール・ド・パリ(パリ派)の
作品を集めた展覧会
お目当ては、モディリアーニ
展覧会のウリとしては、
モディリアーニ、シャガール、藤田嗣治あたり。
知らない画家の作品も、多々。
エコール・ド・パリの写真も
今回の展覧会の中核をなしていて。
これが、意外にそそられた
アトリエや、モディリアーニらが暮らした
ラリューシュという蜂の巣状のアパート。
モンパルナスの街並みに、賑やかなカフェ
芸術のことを日々論議して、創作して、集って、
お互いに批評して、お互いに高めあって…。
その時代にその場所に居れたこと、
かつ才能が伴っていたこと、
憧れてやむをえない
特にラリューシュでの暮らしぶりとか、
芸術家の論議、
成功ばかりではないであろう画家としての人生、
作品よりも、そういったそこでの生き様を描いた本があれば
読んでみたいなぁと思った次第

展示されていた絵画自体は、
期待していたよりも点数が少なくて、
多少がっかりした感は否めない
モディリアーニもMETでみたものと
自分の中で比べてしまったし…
とはいえ、モディリアーニの哀愁漂ったタッチとフォルム、
キースリングの作風の移り変わりと絵の具の鮮やかさ、
セザンヌの影響を受けたと思われる構図の面白さ等々、
随所に小さな見所がしっかりと
可愛かったのは、藤田嗣治のサイン
漢字と筆記体を織り交ぜたシンプルでしれっとしたサイン。
なんか、よかった。好みな感じ
絵自体も白肌に黒の極細線、
画集でみるよりも独特の空気を持っていて惹きつけられた。
やっぱり実物を見て画集と印象変わることは多い。
本物を見て判断しなくちゃと
今まで何度も感じたことをまた思う。
んー、ちょっと前にどっかでやってた藤田嗣治展、
行っておけばよかったなぁとちょっぴり後悔
藤田嗣治をがっつり見るには旬な時期だったのかしらと
見逃したことを多少悔う思いもわくけれど、
まぁ縁があればまたどっかでみれるでしょ。