―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

小説、徒然・・・

2006-07-29 21:08:30 | BOOK
最近読んだ小説

優しい秘密/村山由佳
号泣する準備は出来ていた/江國香織
博士の愛した数式/小川洋子

てなとこを読んでおりました。
小説以外のも読みつつ読んでたから気付かなかったけど、
偶然女の作家の方ばかり。
あたしにしては珍しい。

                  

「優しい秘密」は馴染みのおいコーシリーズ
もういい加減「うーん」と思うものの、
文体で読まされてしまうあたり、
村山由佳さんの筆力のたまもの
惰性で読んでしまってる小説。
単行本で読んでたけど、
文庫になってたので再読した一冊

「号泣する準備は出来ていた」は短編集。
直木賞受賞の作。さすが
作りこんでないストーリーをさらっと。
江國さんの心理描写が好き。
読むと切なくなるし、
なにかしら、思うところがある。
人間の負の部分に共感するからかなぁ

「博士の愛した数式」は、思ってたよりも・・・
ストーリーは確かにあたたかいストーリー。
読んでてほのぼのっとした。
出てくる登場人物にも好感持てた。
でも、それだけだった
ストーリーは良かったから、
映画でみると感動するのは分かる気がする。
本で読むと・・・
素晴らしい作品なのだろうけど、
文体とか内面の描写が好みでないのか、
あたしにはストーリーだけの一冊だった。
しょぼん
それに、フェルマーの最終定理を読む前に読むべきだったなぁ・・・

てな、感じで。

文明の利器

2006-07-27 21:40:49 | エトセトラ
今日てくてくっと梅田を歩いていたら・・・。

一人の男の人が、
携帯をちょこんと置いて、身振り手振り
良くみたらどうやら手話っぽい。
ザ・テレビ電話
めーーーっちゃ、笑顔
ちらっと画面みたら相手女の人だったし、
大切な人なんかなぁ
いいなぁ

テレビ電話の機能、使ってる子あまり廻りにいないし、
誰かが使ってるのもそうそう見ない
昔ドコモの802でやってたドラマ仕立てのCMは好きだったけど、
それって単にそのCMが好きだっただけだし、
会社の宣伝文句みても心惹かれることってなかったし。
自分が使ったことってないし、
この先も今のところ必要性は感じていない。

でも今日すっごく幸せそうなその人を見て、
その人にとってはテレビ電話の発明って
めちゃめちゃ大きな出来事だったんだろうなぁと
メールとは違う、リアルタイムでの会話
声で伝えられない方にとって、
その方の声である手話で相手に伝えられること。
どう考えても、すごく大きい

開発者や技術者に、
今日のあの人の笑顔を見せてあげたかった
切実に。
どんな数字や評価より、
モチベーションあがるんじゃないかなぁ

ちょっと嬉しい

2006-07-25 00:16:07 | 大切なこと
今日職場に研究室の教授がいらっしゃった。
偶然いらっしゃることが小耳にはいったので御挨拶に。
会議に入られる直前にちょこっと御挨拶。
相変わらずの無邪気な笑顔
職場で会うのってなにやら気恥ずかしいもんだけど、
久々で懐かしかったぁ~っ

                 

担当した物件がうっかり(?)前の会社の物件だった。
自分がいた部署ではなかったけれど、
知ってる子もいる支社
運良く(元会社にとっては多少運悪く)
物申すところがあったので、プルプル~っと電話。
懐かしい子が電話にでてびっくり。
これまた気恥ずかしいもんですが、
めちゃめちゃ嬉しかったぁ~っ

                 

週初めから、嬉しい偶然の二連続
こういうのってなんか嬉しい


伝統に触れること

2006-07-24 00:12:14 | ART・建築
歌舞伎、観に行ってきた
「七月大歌舞伎」@大阪松竹座
坂田藤十郎襲名披露。
演目は、
一、一篠大蔵物語
二、京鹿子娘道成寺
三、魚屋宗五郎
・・・の3部仕立て。

                  

3作品とも全く毛色の違う3作品
エンターテイメント性が思ったよりも高くて、
話のストーリー自体が面白かった。
なにより、本物の迫力はやっぱり違う
役者さんの動きの「静」と「動」。
ぴしっと「静」の姿勢をとると空気も凛と張り詰めて。
いっそう、「動」の動きが引き立てられて・・・
着物の裾さばき、
手足の指先まで神経の行き届いた動き、
音楽や長唄との絶妙なからみやキメ
メインの藤十郎氏の演目は、
歌舞伎の女形の舞踏の真骨頂
艶やかな見所の連続。
着物の引き抜きの手法や
次々に披露する華麗な舞
着物が艶やかなのはもちろん、
演舞ごとに小道具も次々披露する贅沢な構成。
長丁場で、全演目で4時間半。
引き込まれたままあっという間の4時間半で・・・。
びっくり
とてもとてもとても贅沢な時間

今回見たのは一等席。
若輩者にはまだ早いかもしれない
でも初めてだからこそ、
贅沢に一等席からはいれたのはとても良かった
実際一等席で見てみて、
着物の質感や煌びやかさ、
役者の方の朗々とした声の響き、
踏み鳴らした床の振動や音、
それらを味わう対価として、
単純に舞台に近いということには
それだけの価値がある

まだまだ分からないことばかりだけれど、
日本文化を愛でる心は大切にしたいことの大きな一つ
本物に触れて、本物が分かるようになりたい。
定期的に行きたいなぁ。
体験と知識が伴って、
着物でも着こなして、
さらりと行けるようになりたい


ご予定は計画的に。

2006-07-23 23:26:48 | 自戒
直前で結局はなんとかなっちゃてるんだけど、
でも自分の思い描いてるよりも
色々決めるのが後手後手な最近の感じ
「決めなきゃね」だの
「考えようとは思ってるけど」だの
って言葉を言ってるのがあんまり好きくない。
好きくないんだけど、実際言っちゃってる自分がいることが、
尚更、好きじゃない。
明日でいいかぁ、明日でいいかぁと
のばしのばしでのばしていたり
精神的にも決めなきゃと思ってることがあると
よろしくない気がする。
はやめはやめで!
うん、自分の戒めをこめての記事のアップ


カラフルにポップに

2006-07-22 10:25:32 | MUSIC
スーパーカーのベーシスト、フルカワミキ。
・・・の、スーパーカー解散後のソロデビューアルバム。
「Mirrors」。
お買い上げっ

この前たまたまタワレコ寄ったら、
たまたま発売日はぼんやり夏だくらいにしかしてなかった、
フルカワミキのデビューアルバム発売日だった。
運命・・・!?
いや、単なる偶然
でも、こういう偶然って嬉しくなる。
小確幸。
小さな確かな幸せ。

                   

スーパーカーではミキちゃんのボーカル曲は、
一枚に2、3曲だったし、
ほとんどナカコーボーカルとのハモリだったりした。
ミキちゃんボーカルだけのアルバムがあればと、
スーパーカー時代から思ってはいたけど、
実際にフルカワミキな一枚になると不思議な感じ
あたしにとって、まだ、
「フルカワミキ」は「フルカワミキ」個人じゃなくて、
「スーパーカー」の「フルカワミキ」だって
ひきずってるとこあるからかなぁ。
なにはともあれ、めちゃカラフルでハッピーな一枚
エレクトロのポップさが全開
朝聴くとテンションあがるし、
夜聴くと、癒される。
てなことで、最近はこの一枚をリピートな日々

                  

秋にはツアーもあるらしい
■公演日:2006年11月4日(土)  
■開演:6:00PM(開場:5:00PM)
■会場: BIGCAT
■席種・料金: オールスタンディング・4800
■発売日情報:2006年9月3日(日)

いきたいなぁ・・・

朝一の

2006-07-22 09:47:30 | エトセトラ
スパムメールにて。

「人生楽しんでますか??」

ええ、楽しんでますが、なにか??
最近、ほんとスパムメール多いなぁ・・・。
うーん

お色直し

2006-07-20 00:27:34 | エトセトラ
だめもとで修理に出してた携帯が
手元に戻ってまいりました。
外面もお色直しされて初々しくぴっかぴか
水濡れじゃなかったのかよろしかったらしく、
修理費840円ナリ。
ビバ、ぼーだ○○○クラブ

日頃の行いが悪かったのかしらと思う出来事もあれば
日頃の行いの良さがでることもあるもんでございます(笑

「ここで終わりにしたいと思います。」

2006-07-15 21:06:37 | BOOK
久しぶりのヒット、
心からのヒット、
熱くなれる本にひさびさに出会えた気がする

「フェルマーの最終定理」/サイモン・シン

数学界で最大の難問とされていた
フェルマーの最終定理、
その定理を証明したアンドリューワイルズと、
その証明に関わる伏線の定理の証明に関わる
数学者の人生の軌跡や
数学の歴史とをからみからめて描いた
ノンフィクション
前半は古典的な数学の定理や数字の神秘、
数列の美しさについて
完全数、友愛数、数列の規則性の神秘性、
古典的な定理についての洞察、などなど。
科学がどうあいまいかで数学がいかに完全無欠か。
ある例題に対するアプローチの違いなどで述べられていて、
たとえ話がめちゃめちゃ分かりやすくて面白い
後半は、最終定理の証明に必要な定理を証明した
数学者の生い立ちや、その定理を証明する背景など。
単なる定理の証明だけでなく、
その数学者達の「人生」についても
重きをおいた筆の運びで好ましい
そもそも、文体も、話の構成も、
スピードがあって、ドラマティックで・・・
サイモン・シンのライターとしての力量が
この本の面白さを何倍にも引き立ててていると思う。
ノンフィクションの題材としての面白さはもちろんだけれど、
サイモン・シンの筆力ならではの面白さ

んー、そぉれにしても面白く読めたぁ
ほんとここまで熱く読めたのはひさびさ。
数学嫌いだーって人も、
それを理由に敬遠するのはナンセンス。
それでも面白い面白くないは、個人の価値観だけど、
この本が面白い人とは仲良くなれる気がする

「実際に証明するのが難しいほど、数学者は興味をもつ」
ことが分かることであったり、
「頭をひねりぬいて解けない問題を考えていて
ふっと解答への一筋が見えたときの感覚」
であったりに共感出来るかどうか、
間に出てくる例題が素直に面白いかどうか。
あたし個人はその辺自分の中にそういう部分を持っていて
だから面白かったわけだけど、
本気で数学嫌いで全く共感出来るところがないとしたら、
そういう人にとっては
普通にドキュメンタリーとして面白いけど、
その辺の感覚が「分かる」人の面白さとは
面白さの種類が違ってくるかもしれないなぁ

休日な感じ

2006-07-15 20:33:46 | エトセトラ
朝からテニスで汗をかきつつ、
美味しくごはんを食べてみたり。
アリーをがっつりと観つつ
お部屋をぱたぱたお掃除したり。
音量あげて音楽聴きつつ
ゆっくり本でも読んでみたり。
扇風機ラブ。エアコン嫌い~

いいな、こういう一日も
なんか心穏やかに過ごせた気が。
まだ夜があるし。至福・・・

そして気になる三重県のお天気