―TSUREZUREGUSA―

つれづれと、日々のおもひをつづること。

中国旅行4 黄龍

2008-08-29 23:11:00 | アジア旅行
九塞溝の前日に訪れた黄龍。
ここもまた、世界遺産。
中国の山々は、醸し出す風情も、グラデーションも、
日本の山とも、欧羅巴の山とも違う趣。
標高3000㎡を超えているのに、低木ばかりということもなく
不思議な感じ


石灰岩が次々つらなって、棚田のよう
3000以上湖があるとのこと。
それらの湖が帯状に、まるで龍に似ていることから、黄龍との地名。


五彩池。
五色に色を変える不思議な池、五彩池
時間や日によって色が変わるらしいので、
訪れた時に見たのは一色のみ。
写真では石灰岩が黄色く反射しているけど、
池の色は、鮮やかなエメラルドグリーン


背景の針葉樹と、
日本にはない独特の湖。
神秘的


景色の荘厳さと美しさはさることながら、
特筆すべきは、その世界遺産の管理っぷり
九塞溝、黄龍通じて、道もよく整備されているし、
何より、ゴミが全く落ちていない。
トイレ等も適宜あるし、ゴミ箱も十分すぎるくらい
日本の観光地より管理は行き届いている感あり。
「中国」のイメージからして、こういう管理がなされているとは
正直思っていなかったので(・・・ごめんなさい)、
イメージがいい意味で覆されました。
ここが世界遺産であるので特別なのかもしれないけれど・・・

中国旅行3 九寨溝

2008-08-26 21:44:10 | アジア旅行
四川旅行で一番楽しみにしていたのが、この九寨溝
中国人が一生で行ってみたい場所らしい。
入山してからは、まさに秘境!
とりあえず、ものすごく広い。
綺麗なブルーの湖が90以上散らばっている。
バスが整備されていて、山をハイキングしつつ見て回れるのがいい


ため息が出るほどの鏡池
地下水が湧き出ているので、水面が波立たず穏やか。


まさに東山魁夷の世界
現実の世界でここまで綺麗なグリーンのグラデーションがあるなんて。
白馬が出てきそう。


木の陰が落ちるも、水は綺麗なブルー
ここの湖が青色なのは、銅イオンが含まれているからだとか。


流れ落ちるしぶきの綺麗なこと
湖の底が石灰質の岩石のような材質なので、
日本の湖と違って泥というものがない。
なので、湖に土砂が混じらず、濁らない。


水がとても澄んでいるので湖に沈む木々が透けてみえる。
湖の中に、木々が透けてみえ、
山が湖の表面に移りこんで画が重なりあって不思議な感じ


湖だけでなく、壮大に広がる滝も!


ここに行くには成都から飛行機で1時間
北京から成都まで飛行機で3時間かかったことを思うと、
日本からなかなか行きにくい場所と距離
でも、それだけの価値がある、秘境でした。

中国旅行2 錦里

2008-08-25 21:21:03 | アジア旅行
何日か滞在して、すっかりお世話になったホテルがあったのが、
錦里ストリート。
「武侯祠」という諸葛孔明のお墓が隣接していて、
いかにも観光スポットらしく、お土産街がずらり


この通りのスタバにはなんだかんだでお世話になったなぁ
にしても、あり得ない値段だった。
日本と同じくらいのお値段。
外資のものは日本と同じくらいの値段がするらしい
ハーゲンダッツとか。
スタバのカフェオレ一杯の値段で、
街中で担担面が7、8杯食べれちゃう
金銭感覚狂うってもんです。

こんだけ高かったら現地の人はスタバ買わんだろーって思うんだけど、
これが結構はやっているのです。不思議

中国旅行1 結婚式@成都

2008-08-24 22:33:25 | アジア旅行
8/9~14まで訪れていた中国。
目的地は四川省。
北京を経由してオリンピックにニアピン
でも北京から成都までは飛行機で3時間。
日本人の感覚からすれば、もはや国内線っていう距離じゃない・・・

地震に少しびびっていたものの、
着いてみれば、成都は至って穏やか。
倒壊してる建物とかも無かったし。
まだまだ復旧していない地域は四川は四川でも
だいぶ離れた地域らしい

この旅の最大の目的は何といっても結婚式
奥さんが中国人なので、成都での挙式。
何から何まで日本式とは違う結婚式

まずは、だんなさんが、お嫁さんのおうちへお嫁さんをお迎えに
シンバルは鳴るわ、トランペットはプープー言うわ、
道行く人はやんややんやだわ、でめちゃめちゃ賑やか
新郎友人一同、輿に乗った新郎を見て大爆笑


およめさんのおうちの門で獅子が一踊り


およめさんのおうちに着くと、
およめさんの友人が家に入れてくれない。
「入れてよ」「入れてよ」と扉をドンドン
んでもって、誠意を示しすことになるのか、
ポチ袋でお金をばらまいておよめさんの友人を突破
次にわらわらと群がってくる近所や親戚の子供。
今度はお菓子をばらまいて、子供突破

ようやくおよめさんにたどり着いたら、まずおよめさんに赤い靴を。
それから二人でお粥のようなものを食べさせあう
ファーストバイトのようなものかしら

それから外に出て、街をパレード
エキストラのような人もいっぱいで、華やか
新郎衣装似合いすぎ!
およめさん、めっちゃ可愛い


パレードの合間にもイベントが色々

籠に載ったり、降りたり。
獅子がわらわら群がってきて、お金を渡したり。
お参りしたり。

新郎友人と新婦の友人で、歌合戦のようなものがあったり
 (中国語分からない新郎側はとりあえず叫ぶ)
綱引きがあったり
 (新郎側が勝ったらダメだったらしいけど、
  何もわからない日本人新郎側が勝っちゃった)
新郎と新婦の初めての出会いの再現があったり
 (本当の出会いではなく、理想の出会い?)
新郎が新婦を人力車でぐるぐる引っ張ったり

とりあえず、次から次に盛沢山!
めちゃめちゃ賑やか!

披露宴会場に着くと、受付でたばこや小菓子が
大人の人にはたばこを、子供には小菓子を渡す風習。
日本ではお見送りのときに渡すプチギフトみたいな感じ。
日本では「2」がタブーだけれど、こちらでは「2」がいいらしい
たばこも2本
お菓子も2つ


披露宴までの時間は控え室で麻雀を。
控え室が麻雀室なのはこちらでは常識のよう
たっぷり2時間近く麻雀に興じる。
ルールも日本とはだいぶ違うようで、
役なし、なきまくり。
とりあえず、揃えてあがればいいらしい
10元ずつ賭けだした新郎友人チーム
中国ルールでポンポンなきまくって、10元札が動く動く
展開めっちゃ早かった


披露宴の前の挙式のようなものも、中国流。
弓矢を天と地に射たり、
錠前に鍵を二人でかけたり、
新婦の顔にかかった赤い布を新郎が棒で取ったり。
一つ一つ儀式に意味があるんだろうな

披露宴の料理
ザ・四川料理
四川料理からすぐ思いつく坦坦面や麻婆豆腐は家庭料理らしく、
こういうフォーマルな料理の時には出てこないらしい


すいかの皮の細工が見事


ハワイやヨーロッパで結婚式をあげた友達はいるけれど、
それはあくまで教会式で日本人向けなわけで
今回みたいな、その国流の結婚式での結婚式に
出席出来る機会というのは、すごく貴重
国が違えば、風習が違うのはもちろんのこと。
郷にいれば郷にしたがえ
その国に行けば風習を愉しむのが一番!
幸せそうな二人に、とても賑やかな一日。
とても素敵な結婚式で
お祝いすることが出来てとっても幸せで、
とっても楽しい一日でした。
お幸せに

はやいもので

2008-08-19 22:53:14 | 料理(洋)
今の家に住み始めて今日で丸一年。
春夏秋冬。
記念というほどでもないけれど、今日はおうちディナー

生ハムメロン
 
ゴールデンな組み合わせ。
 この組み合わせは初めて食べたときはイマイチだと思ったけれど、
 歳を重ねるごとに、この美味しさが分かるようになったような。


ほたてとパプリカのマリネ
 スイートバジルと赤と黄のパプリカとホタテ。
 オリーブオイルとバルサミコ酢でマリネして
 トマトのカップの中にイン。


かぼちゃと茶豆のグラタン
 イメージは大好きな新町のフレンチビストロ「○コノマ」なイメージ!


ランプステーキ
 牛刺しでもいけるランプステーキ肉をレアで。
 じゃがいものソテーを添えて。


これからも、ヨロシクネ。

堕ちる過程

2008-08-18 01:16:49 | エトセトラ
久しぶりのモノポリー

栄える過程はつかの間、転げ落ちるのは一瞬。
家を手放し、土地を抵当に入れ・・・、
人ってこうやって破産していくんだな

CHINAへ

2008-08-09 00:53:40 | アジア旅行
明日から(もう今日か?)中国行ってきます
オリンピックは関係ナッシング!
北京経由ですが

入国審査、時間かかりそうだなぁ・・・。
お天気に恵まれますように。

最近読んでたもの

2008-08-07 22:41:42 | BOOK
ロゼッタストーン解読: レスリー・アドキンズ, ロイ・アドキンズ, 木原 武一
サイモン・シンの「暗号解読」にも出てきたヒエログリフの解読に迫る一冊
周りの環境、ライバルとの競争。人間臭さ。
解読する執念と苦闘。
シャンポリオンがヒエログリフを解読するまでの舞台裏。
少し残念だったのは、文字の解読に至る過程が書かれていなかったところ
「暗号解読」では、人間模様も描きつつ、
数学の難問を解き明かしていくときのような、
暗号を解読していく思考過程や証明プロセスにも言及されていたけれど、
この「ロゼッタストーン解読」ではその点は筆薄感有り。
どちらかいうと人間模様に焦点を当てた一冊なのかな。
ロンドンに8年前に行った時は、ロゼッタストーンに関する知識がなくて、
ロゼッタストーンを見てもその背景にあるものがわかっていなかった。
今、もう一度大英博物館に行って、もう一度見てみたいなぁ
今、見ると、8年前とは違う感慨が有りそう。

荒野: 桜庭 一樹
いい意味で、少し純文学。
幼い恋と、ディープな家庭環境。
作品が纏う不思議な空気。
こういう空気感を感じさせてくれる文体が、
桜庭 一樹さんの作品が割りと好きなものが多い理由の大きな一つ。
桜庭 一樹さんが直木賞をとった「私の男」とはだいぶ違う一冊だけれど、
根底にある文体や空気は同じものが流れている。
荒野という少女の不安定な思春期が、
ふわふわと、時にぴりっとした切り口で描かれた一冊

蜂蜜色の瞳:村山由佳
明日の約束:村山由佳
「おいしいコーヒーの入れ方」のセカンドシーズン。
その1、2巻。
完全に惰性で読んでいるシリーズ。
村山由佳さんが好きなのだれど、このシリーズは少し甘すぎ。
最近ベッタベタの恋愛小説にしか思えない。
ファーストシーズンの1巻だけで良かったかもと思ってしまうことも。
他の作家であれば惰性で読むこともないんだろうけど、
村山由佳さんなもんで惰性で読んでいる。
分かりやすい嫉妬と、
恋愛に対する考え方、受け取り方。
ありがちなすれ違い・・・、エトセトラエトセトラ、な感じ。

銀河英雄伝説(1~10):田中芳樹
ザ・SFって感じでしょか。
アニメで見てみたいなぁ。
片仮名が苦手なもんで、
片仮名が多く出てくる本は時間を置くと訳が分からなくなるので、
大概一気読みするようにしています。
今回も多分に漏れず一気読み。
片仮名云々は関係なく、面白いし読みやすかったから
人間模様と、戦術の妙。
戦術に関しては、宇宙が舞台でも地上が舞台でも、
どこか共通したところがあって面白い。
指揮官如何、用兵の妙。
なんとなく、水滸伝を読んだときと同じ感覚

イニシエーション・ラブ : 乾 くるみ
どっかのブログで、この本のことを書いていて、
「2回読んだ」とあって気に留めていた一冊。
帯にも「2回読みたくなる」との文字。
・・・確かに、2回読みました。
2回目はパラパラ読みですが。
読み終わったときに、根底が覆されて、もう一度読むしかない仕掛け。
でも内容が面白いわけではない。
「2回読むことになる」一冊ですが、
決して「2回読みたい」訳ではない一冊
この著者の本を手に取ることはもうないな。

劇団四季な夜

2008-08-05 01:05:16 | ミュージカル
ウェストサイド物語/劇団四季@京都劇場

アメリカの西海岸。
対立するジェット団とシャーク団。
そこにロミオとジュリエットのように、
敵対するもの同士の中から恋が生まれて。
人種の違い、決闘、悲劇、死別。
最後、ジェット団がトニーの遺体を運ぶ時にシャーク団が手を貸すシーン。
それが和解を暗示しての、カーテンコール
見終わった感は、結構ダーク
去年観に行った「オペラ座の怪人」より歌も少なかったかなぁ。
ストーリーがストーリーなだけに、男性中心で、
歌うのも男性が多かった。
その分ダンスが多く、キレのある動きを堪能。
中盤、様々な旋律をそれぞれが歌い上げ、
それぞれの歌が絶妙に絡まりあっていく様は、四季ならではのハーモニー
生の歌声と、ダンス。
CDや映像では出せない生ならではの迫力
今後も、ちょくちょく、観に行く機会を増やしたいもの。