

ここ最近読んだ中ではかなり面白かった一冊。
基本、エッセイなので解釈も解説もいわゆる独断。
それが藤森さん独自の考え方や姿勢が垣間見えて、いい。
着眼点の良さ。解釈の妙。
スパンからの観点や、杉のくだり、
タイの寺院からタテヨコについて考えたり、
ロマネスク教会について考察したり・・・。
特に和洋の建築様式についての記述が目からうろこだった。
建築のことを堅苦しく書いているのでも、
いわゆる正論な解説をしているのでもない。
エッセイなので書き口も軽く、
私好みのリズミカルな文章。
他にも藤森さんの著書を読もうと決意



安藤忠雄さんの、自伝。
幼い頃の話や、育った環境、家族。
今まで良く語られているエピソードも、
本人の視点からだとまた違うのが面白い

その仕事そのものだけでなく、シンプルに、ストレートに
本人の考え方や生き方が顕著に加味されるから。
建築は出来上がった作品としての解説も面白いけれど、
そこにいたるまでのコンセプト段階での話、
作られていく過程の話がいい。
作品の写真やスケッチ、
強調された言葉が1ページに配置されていたりして、
ぶ厚い割にすぐ読めてしまう。
建築云々さておき、一人の魅力ある人物の自伝として、いい



建築学科を卒業して、どこに就職するのか。
どんな活路があるのか。
いかにも建築士な道から、プロデュース業、
企画的な道、ものづくりとしての道など、
建築から派生する職業などがずらずらっと。
一建築学科卒業生として、素直に興味深い。
憧れも抱いてしまったり。
ページ構成が、職業の解説がまずあって、
次に、実際にその職業に就いている人の
聴き語り的インタビューという構成。
ただの職業解説の羅列でなく、
実際の生の声がはいっているのが高ポイント
