毎日新聞17日朝刊の「暮らしとナビ」欄の「水道水 もっと飲もう」という記事を取り上げます。サブタイトルは「エコで味、質とも向上・自治体が販売しPR」。名古屋市は昨年5月に市庁舎内では原則として水道水を飲むこと、会議でもボトル水を出さないことに決めた。蛍光管をリサイクルした再生ガラスの水差しが冷蔵庫に入っているそうだ。その水差しが1本幾らで出来るのかは知らないが、一般の家庭がお茶を作ってペットボトルで冷やしているように水道水を冷やしては、「ボトル水」追放の趣旨に反するのだろ。また記事によると日本の70の自治体が水道水をボトルに詰めて販売しているようだ。私の住む大阪でも「ほんまや」というボトル水を販売している。買ったことはないが。以前に何度か、焼酎の水割りを飲む為にボトル水を買ったことがあるが、水道の水と別段変わりはないのでやめてしまった経緯がある。だから大阪をはじめ各自体の水も買う事はないだろうし、「プラスチックボトルのほうが水よりも高いのだろうな」という以外感想もない。プラスチックボトルのほうはかなりの部分がリサイクルされているようなので別段目くじらを立てることもあるまい。しかしアメリカや西欧では脱ペットボトル水の動きが盛んなようでそれはそれで良い事だと思う。最近の記事で少し気になったのは、「中国が日本の山林を買いあさっている」という記事。日本では地下水を汲み上げる場合に特に量などを規制する法律はなく自治体任せであるので、それを狙って「中国がいずれはやって来るであろう世界の水不足に備えて日本の山林を買っているのでは」という内容のもの。国や自治体は早急に事実確認をし、日本の会社等が間に入ってダミーとなっているような場合は「売国行為」として厳しく罰する必要があるとともに、法律や条令で地下水の汲み上量の網をかけるようにすべきだ。後世に、日本国内の飲料水が外国人の手に渡ってしまっているということのないように。
今日の一枚も、歩く、大阪へ。淀川の橋の上です。