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Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

輪旅 東海道・日本橋から小田原宿へ!

2012-06-16 10:47:00 | 自転車旅
《輪旅 東海道・日本橋から小田原宿へ!》
歴史街道は面白い!そんな想いで東海道をトレースしています。細切れではありますが・・・最後に残った区間、日本橋から小田原宿(82㌔?)を走ってきました。ご同行をいただいたのは、藤沢市在住のN沼さん・・・地元の方だけに大いに助けていただきました。この場を借りて感謝を申し曲げます。

なぜこの区間が最後に・・・それは交通量・・・田舎者にはしんどそう!何しろ国道1号線ですから、今も繁盛?していそう!??結果・・・品川宿、大森、神奈川宿、保土ヶ谷宿など旧道が残っている部分も多くありました。大磯辺りでは松並木も・・・

鈴ヶ森刑場跡、生麦事件の現場(その前がキリンビールとは出来すぎ!?)興味深い場所も多くありました。
※神奈川県の由来は神奈川宿から・・・でしょうか。

日本橋~品川宿~川崎宿~神奈川宿~保土ヶ谷宿~戸塚宿~藤沢宿~平塚宿~大磯宿~小田原宿


(現在も日本の国道の基点となる日本橋をスタート)
岐阜駅より東京駅へは2時間ほど・・・8時20分には八重洲口に立っていました。同行のN沼さんと連絡を取り、合流。自転車の組み立てを終えて日本橋へ・・・意外と近い。

日本橋・・・ここは今も昔も日本の道路の原点、出発点でもあります。国道の基点となる日本国道路元標・・・全てがここから始まっている・・・自転車で旅をするものにとっては聖地?みたいなところでもありました。全ての道がここから始まると・・・


(品川宿を快走)
先ずは銀座のど真ん中を快走・・・三越、高島屋・・・やはり本店でしょうかね。先ずは「京橋」の前で記念撮影。次に、日本の鉄道の始まり「新橋駅」復刻版?ではありますが、威厳がありました。

賑やかな道路(国道15号)から外れ、品川宿の旧道へ・・・ちょっと一息・・・きょろきょろと左右を見回しながら走りますが、それほどの史跡はないようです。本陣跡、一里塚跡・・・まあ仕方ないですね。発展した東京ですから・・・


(鈴ヶ森刑場跡)
江戸時代、ここで処刑されたのは10万とも20万とも・・・八百屋お七、天一坊など・・・見せしめのためでしょうか、東海道のすぐ横にあるのも不気味でした。記念撮影もちょっと怖い・・・


(生麦事件の現場)
生麦事件は、幕末の1862年9月14日に、武蔵国橘樹郡生麦村(現・神奈川県横浜市鶴見区生麦)付近において、薩摩藩主の父・島津久光の行列を横切った騎馬のイギリス人を、供回りの藩士が殺傷(1名死亡、2名重傷)した事件(とあるサイト)・・・幕末から明治に・・・歴史の教科書で学んだ場所に立つのも感慨があります。


(横浜のアメ横とも呼ばれる松原商店街)
なにかホッとする商店街でした。今時の人間味を感じない大型商業施設には無い温かみを感じました。店頭から道路にまではみ出した商品たち・・・威勢の良いお店の方の掛け声・・・商品が向うから買ってくださいと言っているようで嬉しくなります。今時のお店が忘れてしまった何かがあるようです・・・


(大磯宿あたり 化粧坂)
平塚宿を過ぎると、ちょっとリラックスできます。昔のままではないのでしょうが、街道を覆おう松並木が続きます。夏の強い日差しをさえぎり、冬の冷たい風を防いでくれる・・・旅人にはありがたい存在だったことでしょう。


(ようやく箱根連山が!)
高麗山が近づくと東海道の最難関となる箱根路に・・・火山性の箱根連山は特徴的な形をしています。いやがうえにも箱根越えの緊張が・・・あの山を越えるのだと。幸いにも、私は小田原宿で旅を終え、鉄道で三島へ向かうのですが。


(ゴールとなった小田原城)
夕方の6時半・・・それなりには急いだつもりでしたが、ぎりぎりのゴールでした。歴史上でも重要な拠点となった小田原城・・・コンクリート造りの再建ではありますが、それなりの威厳はありました。同行のN沼さんには感謝・・・何度も何度もルートの判断では助けていただきました。記念撮影もばっちり・・・その後、常連の中華料理屋さんで祝杯・・・独特な餃子とビールで乾杯!・・・これで東海道を全て完結・・・ありがたいことです。

次は中山道、塩尻宿から日本橋へ・・・夢は枯野を駆けめぐる!でしょうか。


輪旅 荒城郷から恵比寿峠へ!

2012-06-15 10:15:02 | 自転車旅
《輪旅 荒城郷から恵比寿峠へ》
春合宿の二日目、古川より荒城川を遡って森部、呂瀬へと向かいました。
ここも飛騨らしい風景が残る素敵なエリアです。飛騨牛の肥育をする牛舎を幾つも見ながら、のどかな田舎道をトロトロと走って行きます。

呂瀬、標高は7〜8百あるのでしょうか、かつてロッセスキー場があったところです。昔、民宿をやっていたというお婆さんとお話しをしました。こんな田舎でも若い人で賑わっていたと・・・

荒城郷から恵比寿峠(トンネル)を経て丹生川へ・・・エアパーク、この飛行場より飛騨の高原野菜を都会へ!コストは大丈夫かしらん!?

高山市内へ・・・相変わらずの賑わい。高山ラーメンの「まさご」にて腹ごしらえを!そののち国府町経由で古川へ。飛騨は素敵・・・是非とも遊びにきてください。


(荒城川に沿って走る)
朝一、古川よりスタート・・・荒城川に沿って上流へ向かいます。国宝を抱えるという安国寺の下を通り、荒城神社で小休止。この辺りより、のどかな飛騨の風景が広がってきます。三之瀬より森部へ・・・山は新緑に・・・水田では田植の季節でした。


(飛騨の農村風景)
民家が途切れ、山間部に・・・まるっと山の中・・・緑と沢の美しさが嬉しい。かなり上がったところが呂瀬の集落・・・最奥の金山地区を含めても12軒ほどの集落だそうです。


(呂瀬 ロッセスキー場跡のロッジ)
平成16年にロッセスキーは閉鎖されたようです。今ではリフトの台座だけが残り、草の原となっていました。道の反対側には、当時のスキーロッジであったと思われる「清水山荘」という建物が残っていました。建物の横にはスキー立てが・・・

当時、民宿を開業していたというお婆さんとお話しを・・・ここは今でも2メートルの雪が積もる。市が除雪をしてくれるから心配は要らないが、もう年寄りしか住んでいない。スキー場があったころは、名古屋辺りからも若い人が泊まりに来てくれた。もう寂しいもんだよ・・・と!


(笠ヶ岳再興の祖 播隆上人も通ったとか)
新田次郎著「槍ヶ岳開山」に描かれる播隆・・・円空が開山したという笠ヶ岳を再興したのが播隆だそうだ。呂瀬より駒ヶ鼻峠を越え、現在の上宝より笠ヶ岳へ向かった道と記してありました。


(丹生川のエアパークにて)
折敷地へ・・・荒城川の上流となる木地谷渓谷にはダムが造られ、風景が変わっていました。恵比寿峠をトンネルで越え、大萱へ。もう一度坂を上って飛騨エアパークに・・・丹生川辺りで採れた高原野菜を軽飛行機で都会へ出荷・・・そんな構想で造られた飛行場だそうです。採算はクエスチョンのようでした・・・


(高山市内へ)
上野町の台地を通って三福寺町、高山市内へと入りました。桜山八幡宮の前をかすめ、一之町、三之町の古い街並みへ・・・忽然と観光客があふれ、都会のような雑踏に。この風景も飛騨の現実のようです。

高山ラーメンの「まさご」で腹ごしらえ・・・その後、宮川に沿って国府町、古川へと戻りました。



輪旅 飛騨古川から小鳥峠、河合へ!

2012-06-12 22:04:24 | 自転車旅
《輪旅 飛騨古川から小鳥峠、河合へ!》
ちょっと前ですが・・・
所属するクラブの合宿で飛騨を走ってきました。
飛騨の魅力・・・まだまだ紹介されていない魅力的な場所が多く残っているところ!
そんな所を探して走れることがとても嬉しい・・・

飛騨河合といえば「あぁ野麦峠」政井みねの出生地・・・桃源郷温泉~畦畑(うねはた)~小鳥(おどり)峠~小鳥山牧場~下小鳥ダム~保(ほ)峠~稲越(いなごえ)~湯峰峠~袈裟丸~古川市内~ホテル季古里へと走りました。

岐阜県は美濃の国と飛騨の国から・・・よって、飛騨方面へ遊びに行くことも多くあります。飛騨といえば古い町並みの高山市内、合掌造りの白川郷、天下の三名泉と云われる下呂温泉が浮かびます。しかし、ちょっと足を伸ばせば、素敵な場所が多く残っています。


(畦畑より眺める北アルプス)
今回は所属するサイクリングクラブの春合宿ということで、飛騨古川を訪れてみました。古川を基点に、旧の河合村、国府町、丹生川村を散策・・・ちょっと奥へ入れば、昔のままの飛騨が残っているように思います。

春のこの時期(晩秋もですが)、もう一つのお楽しみが白く雪で覆われた北アルプス(飛騨山脈)の遠望です。その美しい連山を眺めたときは、思わず徳をした気分になれます。今宵の宿となる「ホテル季古里 ぬく森の湯すぱーふる」からスタートしました。先ずは、畦畑より小鳥峠へ。

行き成りの急登に汗が噴出します。自転車を止め、上着を脱いで水をガブリと・・・振り返れば、白く格好良い山々が・・・笠ヶ岳でしょうか、それとも黒部五郎岳でしょうか、いづれも三角錐の整った形をしていますので見応えがあります。


(小鳥山牧場にて)
付いているギアを目いっぱい使い、這這の体で小鳥峠へ到着・・・先行者よりご褒美?の飴玉をいただきました。先ずは峠のお地蔵様に感謝を・・・お陰さまで無事に峠へ上がることができましたと!


この先は小鳥山牧場となっています。まだ放牧はされていませんが、緑の牧草地がとても綺麗です。民家もちょっとだけ・・・家の前の水田をトラクターで耕しています。田植の準備でしょうか・・・


(春になると住人が戻ってくるようです)

快適なダウンヒル・・・ソウツイ谷沿った道を快適に下って行きます。まだ新緑には早いようで、葉を落とした自然林の中を豪快に走って行きます。渓流釣りでしょうか、河原には人影がちらほら・・・アマゴでしょうか、それともイワナでしょうか。

頭上に東海北陸自動車道の橋梁が見えたところで県道に・・・そこを右折して下小鳥ダムへ向かいます。クルマも少なく快適なサイクリングが・・・仲間との会話も弾みます。小鳥ダムといえば河豚(かわふぐ)の養殖で有名・・・フグと云ってもナマズ、正式にはアメリカ・キャットフィッシュというそうです。


ロックヒル式のダムサイトを通り、保峠を目指します。ここも静かなコースでのんびりランが楽しめます。一汗かいて着いた峠には、やはりお地蔵さんが祀られていました。


(河合・稲越の集落)
峠を下ったところが稲越集落・・・谷の向うには白い山々が遠望できます。稲越・・・もう十数年も前でしょうか、集中豪雨の被害を受け、いたるところの沢が土砂で埋まっていました。もうその痕跡もありませんが・・・

湯峰峠は割愛し、真新しいトンネルを抜けます。下り立った集落・・・信包はどう読むのでしょうか。更に下って宮川を渡り、国道41号を右折して袈裟丸へ。山裾の静かな道を辿って古川市内へ向かいます。まだ一月ほど前、古川祭りの「起し太鼓」を見に来たばかりなのですが・・・


(古川・瀬戸川の風景)
何度も言っていますが、古川は私が岐阜県内で一押しの町です。その街並みの風情は心を癒してくれます。祭りも最高、地酒も最高!?・・・先ずは鯉で有名な瀬戸川べりを散策・・・男ばかりでも絵になります(笑)

石畳の先は荒城川・・・川沿いある割烹旅館「八ツ三館」へも寄ってみました。何度も映画のロケ地にも使われている老舗旅館で、明治の時代、飛騨の女工さんたちが諏訪、岡谷の生糸工場へ向かう時、家族と最後の食事を取った場所でもあるそうです。門に立つ番頭さん?からちょっとだけ話しをお聞きしました。いつかは泊まってみたいなと・・・

和蝋燭で有名な三嶋屋さんはお休み・・・祭り会館前の飛騨牛コロッケのお店もお休み・・・連休後は閑散としていました。お旅所?に置かれた起し太鼓を思いっきり叩く・・・ちょっとした感動でした。


(地酒は蓬莱と白真弓)
飛騨エリアには九つほどの造り酒屋があります。古川には二つの酒蔵が・・・「蓬莱」の渡辺酒造と「白真弓」の蒲酒造・・・いずれも老舗中の老舗・・・歴史ある建物、仕込み水は荒城川の伏流水、酒米は飛騨誉、杜氏は???、それに女将さんは美人とくれば、出来上がるお酒は絶対に美味いやさぁ!
それぞれの蔵で一押しの生原酒を仕入れたのはいうまでもありません。今宵の宿の酒宴?用に・・・


(ホテル季古里にて)
今回の宿は季古里さん・・・洒落たホテル形式の宿です。もちろんお風呂は温泉、併設された「ぬく森の湯・すぱーふる」も利用できます。キングサイズ?のツインベッドルームへ男二人は寂しすぎますが!洗練された料理にも大満足・・・

恒例の反省会・・・とは名ばかりで、二次会は部屋で開催。今日の成果を肴に、飛騨の地酒を堪能しました。


輪旅 頚城・山古志から長岡市宮内へ!

2012-05-12 08:36:24 | 自転車旅
《輪旅 頚城・山古志から長岡市宮内へ!》
いよいよ旅も終りに・・・雨も上がり、今一度山古志の村中を走ってみます。県道から見下ろす棚田の美しさは際立っていました。2004年10月23日に発生した中越地震・・・マグニチュード6.8の激震は山古志へつながる全ての道路を寸断し、崩れた土砂が川をせき止めてダム湖が・・・まさしく未曾有の災害に。

民宿の女将さんのお話によれば・・・ズドンという揺れに人間が一メートルは飛んだとか・・・天井からぶら下がる蛍光灯が回転し、天井に輪状の跡が残った。凄すぎます・・・山古志特産の錦鯉や、「牛の角突き」で飼われていた牛も下界へ避難したそうです。

小千谷市妙見町にて小出の母子3人が土砂に埋まり、4日後、二歳の男の子だけがレスキューに無事保護された・・・そんなニュースもありました。

宿のある虫亀集落より坂を下り、一気に長岡市内へ・・・上越新幹線の高架をくぐり、旧三国街道を・・・宮内の街並みに残る雁木と呼ばれる雪よけのアーケードの下を走って、JRの宮内駅へ辿り着きました。

(百姓や 三太夫にて)
農林漁家民宿おかあさん100選認定者の宿・・・とても居心地のよい宿でした。伝統的な山古志の民家から今風の造りに変わっていましたが、なにか心が安らぐ宿でした。


(昨夜の成果!?)
越後のお酒・・・「中搾り 生原酒 直汲み 越の白鳥 かめ口一番」、名前が長いが味はいける。「生原酒 雪蔵貯蔵 越の寒中梅」これはお勧め!旨すぎました。


(とてもカラフル?)
濡れ鼠のサイクリストも歓迎していただけました。山盛りのタオルが嬉しかったです。もちろん、自転車は家の中へ入れていただけました。


(無題)
夜、この囲炉裏を囲んで酒宴!?でした・・・


(山古志の農家)
昔の三太夫さんのご自宅。


(棚田の見納め)
このまま帰るのは惜しく、棚田を見てきました。


(虫亀遠望)
見ているだけで心が安らぎます。


(宮内の醤油蔵元)
県道23号を一気に下り、長岡市方面へ向かいます。立派な高架は上越新幹線のようです。


(三国街道?の雁木造り)
宮内駅に到着・・・ここより輪行で直江津へ。待ち時間を利用して旧の三国街道を走ってみました。あまり面影はありませんでしたが、老舗の醤油蔵「越のむらさき」へ寄ってみました。独特な香りが・・・宮内の街並みには雁木と呼ばれる雪国独特な通りがありました。

輪旅 頚城・松代から山古志へ!

2012-05-08 22:07:52 | 自転車旅
《輪旅 頚城・松代から山古志へ!》
松之山温泉は日本三大薬湯とか(草津・有馬・松之山)・・・ホウ酸含有量日本一、一千万年前の化石海水が地圧によって湧出してくるジオプレッシャ型温泉・・・らしい。

二日目は雨・・・仕方なく雨具を着込んで走り出す。それぞれの雨対策が興味深い。先ずは北越急行ほくほく線の松代駅へ向かう。次に、旧高柳町にある麦麦ベイクさんで美味しい手作りパンとミルクティーを!

大沢峠より旧小国町へ・・・次に小国峠を越えて小千谷市へ。いづれの峠も冬季閉鎖中で難行苦行!?・・・山菜採りの方からの情報収集は抜かりなくですが。

今宵の宿は旧山古志村の「百姓や 三太夫」さん・・・てんこ盛りの山菜料理には大満足!もちろん、越後の地酒も・・・


(手作りパンの麦麦ベイクさん)
宿の外は沢のため、雨の音は聞こえませんでした。ちょっと薄暗い・・・窓を開けると傘を差して歩く温泉客が・・・仕方ない!今日は雨の中を走ろう。

雨具を着込み、消極策の国道353を下って松代の駅へ。ここで富山の方と合流。道の駅でもある売店で魅力的な地酒を発見・・・夜の楽しみを入手しました。「中搾り 生原酒 直汲み かめ口一番」この羅列には拒否が出来ませんでした。

小さな峠(芝峠?)を越え、素敵な棚田を眺めながら高柳方面へ快走・・・岡野よりちょっと寄り道をして塩沢・・・ここに麦麦ベイクさんがあります。去年もですが、お言葉に甘えてミルクティーと手作りパンをご馳走になる。なんともありがたい歓待・・・奥様の心遣いが嬉しい。


(高柳から大沢峠を越えて小国へ)
雨の日のプランは慎重に・・・リスクを減らし、確実な走行を心がける。当初予定の仙田峠(トンネル?)は通行不能が予測されます。国道の山中トンネルは長くてクルマも多く危険そのもの・・・結果、去年に越えた大沢峠ルートを選ぶ。


(カラフルな雨具)
峠よりは県道341に入り、旧小国町へと下りました。このルート、実は冬季閉鎖で残雪や倒木越えが・・・ごまかし、ごまかしで越えた小国側は別天地・・・静かな棚田風景が広がっていて得した気分。自転車旅の醍醐味です・・・。ちょっとイレギュラーなパンクもありましたが。


(雪崩れ跡?小国から小千谷へ)
下ったところが旧小国町・・・越後らしい静かな寒村でした。旧道にルートを取って走ります。後方では仲間同士のお喋りが・・・この雰囲気が嬉しいです。


(陽気なサイクリスト、小国トンネルにて)
道見峠への道を見送り、国道403に入って小国峠を目指します。これがとんでもないことに・・・通行止めの柵を越え、上部へ進むと残雪、倒木、崖崩れの連続・・・ちょっとヤバイかなと。上から下りてくる山菜採りの方より道路状況を聞くと、何とかなりそうな感じ。無謀にも強行突破でした。

トンネルが峠・・・中に入って休憩と思いましたが、ギャブレターの原理でしょうか、強い風が吹きぬけ、腰もおろせない。小千谷まで下り、関越自動車道の脇で休憩・・・それぞれが麦麦ベイクさんで仕入れたパンをかじり、なごみのひと時を過ごしました。なぜかブレーキシューの交換も・・・


(山古志の棚田 向うが虫亀集落)
いよいよ山古志への上りに・・・様々なルートがあるようですが、現地の方より情報をいただき、坂を上ってゆきました。

中越地震の痕跡を感じながら、黙々とペダルを踏んでゆきます。山古志は辺鄙な場所にあるよう・・・ひたすら高度を上げて行きます。国道291に出会い、山の上部に出たと思える場所から今宵の宿となる虫亀の集落が棚田越しに見えました。

長年、憧れていた場所へ来れたこと・・・地味だけで嬉しいことです。自転車をやっていて良かったなと思えるひと時でもありました。


(無題)
農家民宿「百姓や 三太夫」さん・・・農林漁家民宿おかあさん100選にも選ばれた民宿でした。ずぶ濡れのサイクリスト6名・・・先ずは山のようなタオルの歓待?顔を拭き、頭を拭き、濡れたものを干す・・・どろどろの自転車も家の土間へ・・・ありがたいことです。次は熱々のお風呂へ!