ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ムシ対策

2008-01-21 09:14:23 | 日記
今日の虫ネタは、飼っているほうではなく害虫。

日本にもいるけど熱帯地域で悩まされるのは、やっぱり蚊です。刺されると痒いだけでなく、マラリヤにかかれば命を落とす危険もあるのだから事態は深刻。実際、コンゴの死因のトップは他を大きく引き離して常にマラリヤ。罹ったら薬を飲むしかないのですが、まず刺されないことが重要。なので蚊などを食べてくれるヤモリくんたちは、我が家では大事にされているのです。

日本に帰るたび、ドラッグストアで虫除けをワンサカ買ってます。スプレーした後パウダー状にさらっとなるもの、ジェル状でよくのびるもの、香りのさわやかなもの、シート状になっているもの。日本製はどれもつけごこちがいい。

一方、フランスで買った強力虫除けスプレーや、エールフランスのワクチンセンターで買ったものは、ベトベトしている上に匂いも独特でくさい。一回つけたら水で洗ったくらいでは取れず、シャワーに入って石鹸でごしごし洗ってもなんだか匂いが残るくらいすごい。

服や布地用は、直接スプレーするタイプと洗濯時に入れるタイプ。パリのワクチンセンターで購入。


スーパーで見つけた”危険地域”用スプレー。

ところが1年余り使ってみて、どうもさわやか系の香りはあまり効かない気がする。なにしろここの蚊は大きくて肉厚?、パシッとたたいてもつぶれないで逃げたり、殺虫剤もよけたり(!)する。ジーパンや靴下の上からでも刺してくるのだから強烈です。暑いから汗もかくし、ベトベトとしつこいくらいのものでないと役に立たない。というわけで最近は日本の上品な虫除けでは不十分な気がしてきました。強くてもかぶれたりしたことはないので、コンゴに来る機会のある方は、フランスの強力虫除けをお勧めします。

それからマラリヤにはならないけれど、とっても大変なのが、ブヨ。初めて刺されたとき、鏡餅が足にくっつているのかというくらい腫れて、しかも強いかゆみが1週間以上も続き、さらに痕がしみになって何ヶ月も消えませんでした。プールやゴルフ場にいるときが危険です。

あんまりつらいので、日本のサイトで調べて対策を練りました。で、初めて知ったのですが、結構日本にもいるんですね。ポイズンリムーバーが有効、との記事を発見、さっそくプリントアウトしパリに出張する夫に頼んで薬局で買ってきてもらいました。
ポイズンリムーバー

刺された場所にあてて毒液を吸いだすのですが、これがかなりgood。強烈なかゆみもおさまるし、腫れも少なくてすみます。ただ腕の内側など柔らかい部分にやると、内出血になって紫のあざができちゃいます。でも吸い出すのを見てるのも、けっこう楽しかったりして。吸い出したあとはもちろんかゆみ止めのお薬を忘れずに。
ポイズンリムーバーはブヨだけでなく、蛇、毒グモ、蜂、サソリにまで有効と書いてあるので、念のためエジプトの砂漠ツアーにも持参しました。



原始的ですが寝るときに蚊帳は必需品。もちろん蚊帳にも布地用スプレーを散布。けっこう臭いので午前中にはやっておかないと、寝るときツライです。

地球温暖化が進んで、日本やヨーロッパでもマラリヤ対策が必要な日が来る!?みなさんも、無関係ではいられなるかもしれませんよ。