ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ホントにひさびさの、虫ネタ。

2011-04-19 21:59:39 | こども達
虫関係がとても苦手な方は、今回はとばしてください。


去年の夏、長男が近所の林で捕まえたちいさなクワガタが卵を産みました。
林で朽ち木を拾ってきては水につけて砕き、ベッド兼ごはんを作って
大事に大事に(長男が)お世話をしていました。
冬場は冬眠するので最近久々に掘り起こしてみたら、元気に大きく育っていました♪

長男撮影。ピントが合ってないね。


で。


えっ?


ええ~っ!!!!!まさか?!

とうとうMINMIN家では昆虫食を始めちゃったのか?!
良質なタンパク源だし?

いえいえ下のふたつの画像は、もちろんホンモノの幼虫ではありませんよ!
たしかに次男は食いしん坊だし、2年半前までコンゴにいたからって....ねえ。

食べちゃったのはグミでできた虫型おやつ。
M氏日本出張の折に青森の空港で購入したもので、カルピス味となっております。
 
次男が食べていたのは右側の、ブルーベリージャムの入った、よりリアルなタイプ。
内臓の透け感がマジでリアル...。

詳しくはコチラをご覧ください。


調べていたら、なんと自分でも作れるキットも売ってました。

すごーい!さっそく注文しようと思いまーす♪
他にダンゴムシや蜂、ザリガニやカエル、オタマジャクシ等々あります。
それにしても、こんな物を作れる技術と発想を持つのって、日本人だけだと思う!

ついでに、作ったらこんなトッピングもできます、という親切?な画像も
ちょっとだけ、小さくご紹介(でも拡大可能)。
  


久々の虫ネタ、といよりゲテモノネタでしたね、失礼いたしました。



クリスマス・コンサート

2010-12-20 12:00:00 | こども達
エスカラードが終わって、ジュネーヴの町はようやくクリスマス一色に。


今度は丘の上のサンピエール大聖堂内で、ヴェルソワ現地校のクリスマスコンサートがありました。

12世紀に創建され宗教改革時代にカルバンが説教もした、由緒ある大聖堂。(詳しくはコチラ)

開演前に生徒のこども達が配ってくれたのは、表紙が一枚一枚手描きの、こんなプログラム。




みんな楽しそうに、真ん中を通って正面にできた壇へ上がっていくのに、次男の表情は引きつり気味・・・。実は合唱の合間合間に、現地校に通う外国人の子供たち(の代表)が一人ずつ前に出て、最初にフランス語で、次に母国語で挨拶をするコーナーがあるのです。


合唱中♪

ケニヤ、イタリアに続いて、「次は日本です」と司会の人が紹介すると、珍しいのか会場内からおおぉというどよめき。超緊張した表情の次男、途中で言葉が途切れたので思わず私が「がんばれー!!」と(日本語で)叫んだら、周りに座っていた人たちもうんうんうなずいて温かく拍手してくれました。ありがとう、みなさん♪


座っていた席は後ろのほうだったので,こんな風に見えました。

ハコがすごいから、なんだかカッコイイ~。

壇に乗ったら1時間強、休みなしで歌い続けでかなり疲れたと思います。小さい学年の子のあくびもご愛嬌。みんな楽しそうにスイスの公用語であるフランス語、ドイツ語、イタリア語に英語も加わった4ヶ国語で、全部で10曲のクリスマスソングを歌いました。

帰りは雪が降ってきてとても寒かったけど、とっても良い思い出になりました。

ヴェルソワ小学校の行列

2009-07-09 11:18:06 | こども達
先週からこども達の学校が夏休みに入り、バタバタとすごしています。

この休みに入る1週間ほど前に、現地校に通う次男が”最終日の金曜18時からコルテージュcortegeがあります”というお手紙をもらってきました。何のことかな~と思っていたら、ヴェルソワ中の公立校生徒が学年末を祝って市内を行列(cortege)して歩く事だそうで。

当日18時。こども達は各学校に集まって出発し、道々他の学校と合流しつつ最終地点まで長い行列になって進みます。全部一緒に歩くのも疲れそうなので最終地点である広場付近の曲がり角で、私とインター校に通う長男は先回りして待っていました。

遠くから音楽隊の音が、だんだん近づいてきます。線路脇の坂道を上ってくる行列を正面から待ち受けていると、パトカーが先導した行列が見えてきました。


奥からジュネーヴ州旗、スイス国旗、ヴェルソワ紋章の旗です。


音楽隊、ヴェルソワ市長・市議会議員の皆さんが続き、


各学校のクラス毎、担任の先生と一緒に行列しています。幼稚園の年長さんくらいからいるみたいです。


行列のテーマは”天文・宇宙”(らしい)。そういえば今年は世界天文年でしたね。




各クラス、いろいろ工夫を凝らしていてかわいいですね。




宇宙人!?


いよいよ次男の通う学校が始まりました。


足長大道芸の人が、シャボン玉の出る箱についた糸を持って回しながらスタスタと坂道を登ってきて、ちょうど私達の目の前、道の真ん中でこども達に足の間をくぐらせ始めました。上手いな~いいな~。


次男のクラスは太陽系がテーマのようです。手に手に太陽や惑星、人工衛星やロケットを持ち、首からは望遠鏡を下げています。みんな生徒の手作り。

次男は海王星担当でした。

美人担任のドロテ先生とも、今日でお別れです。

行列最後尾はプロらしきサンバ隊で盛り上がり、終結した目的地の広場には移動遊園地(結構すごい乗り物)が来ていて、食べ物乗り物共通チケットをもらって解散。こども達は綿あめやホットドッグ、絶叫マシーン?に向かってダッシュ!


ヴェルソワ住人が全員来ちゃったのかというくらいすごい人も集まっての、お祭りなのでした。
インター校だけだと、こういう地域に密着した行事はほとんどないので、とてもいい経験になりました。

森のすずらん

2009-05-03 19:41:15 | こども達
イタリアで食い倒れている間に、ヴェルソワもすっかり春になっていました。
窓から見える風景も、新緑の木々とレマン湖を行く遊覧船やヨット。


さて、5月1日はフランスではすずらんの日。こどもたちが大人の女性にすずらんの小さなブーケや鉢植えを贈る、ステキな習慣があります。パリにいたころ、お花やさんの店先はもちろん道端に勝手に花売りスタンドを出すのも違法ではないらしく、子供から大人にいたるまでいろんな人がすずらんを売っているのを、4月の終わりくらいになるとよく見かけたし、うちの子たちも学校や習い事の先生に持っていっていました。

ところが、ほんの何キロか先のフランスに入るとどこの店でもすずらんが売っているのに、ここジュネーヴではとんと見かけません。ちょっと寂しいな~、と家で話していたら。


5月1日は学校がお休みで、お友達のお誕生日に招かれた次男。自転車で集合した後は近くの森まで行ってバーベキューという趣向の、いかにもヴェルソワっぽいお誕生会。
コンゴ時代まったく自転車に乗っていなかったし運動神経もイマイチな次男、大丈夫かなあ・・・。でもそんな私の心配をよそに、大好きなお友達バスティアンへのプレゼントを背負い、朝から元気良く出かけました。そして・・・。

夕方、(4時間も走り回って遊んだ森の中で)こんな物を見つけたよ、とヘトヘトながら楽しそうに帰ってきました。


こんなちっちゃくて、しかも手に持って自転車を走らせていたら落として後輪で踏んで折れてしまったらしいヽ(;´Д`)ノ
でも、私の何気ない話を憶えていて森で見つけてくれたなんて・・・ちょっと胸キュン♪の母なのでした。


いままでもらったどんな花束より素敵に見えたよ。ありがとう次男クン。

落語とホットワイン

2009-03-09 10:14:29 | こども達
次男は落語が好き。最近の彼の口癖は”おオ~ウ、まっぴらごめんねイ!”と”よそう、また夢ンなるといけない”。人生の半分以上を外の国で過ごしているというのに、彼の江戸弁の発音はなかなかのものです。

何故また落語?と思われるかもしれませんが、9月に引っ越してきてからしばらく我が家にはTVが無かったので、たまにパソでDVDを見る以外はよくipodで落語を聴いていたのですね。お昼ごはんを食べながら母子で落語を聴く図は、なんだか21世紀のジュネーヴのキッチンではなく、昭和のちゃぶ台を囲むお茶の間のようで・・・。

そしてこんなにハマッたきっかけはたぶん、”紙屑屋”という噺。笑点にも出ているたい平さんで”白紙は白紙、カラスはカラス~”という明るい調子の良い繰り返し、内容もわかりやすくおもしろくて、それこそ何回も繰り返し聴きました。

その他次男お気に入りは”お菊の皿””不動坊”子ほめ””抜け雀””孝行糖”"のっぺらぼう””天災”、新作では喬太郎さんの”寿司屋水滸伝”や二代目木久蔵さんの”御伽村”など。
ちなみに次男のまねする与太郎ものはバカっぽさがあまりにもはまっているので、親としてフクザツです。

そんなこんなで頭の固くなっている親よりもよっぽど色んな噺の筋やサゲを覚えている次男。最近ipodが壊れてしばらく遠ざかっていたのですが、数日前YOUTUBEで落語を探していたら円生さんの”火事息子”を見つけ、久々に二人で見ていました。そこで半鐘(はんしょ)という言葉を耳にしたとたん

はんしょはいけないよおまいさん、おじゃんになる”

といってテーブルに手をちょっとつきちょこんと頭を下げたので、かなりビックリ。うろたえながら”道具屋だったっけ?”と聞く私に、”火焔太鼓だよ、ママ!”ときたもんだ。
ずいぶん前に1,2回聞いただけなのによく覚えてるね~。最近覚えるより忘れるほうのはるかに多いママには、若い子のの記憶力がうらやましい。



昨日は再びパリからO氏を迎え、裏山でスキーでした。

アルプスの山々を望みジュネーヴの町を見下ろす斜面の上で、ハイポーズ!



滑り終わってカフェで何か飲もうという事になり、じゃあ大人はVIN CHAUD(スパイスや甘みをたして温めたワイン)にしようか、と言ったらすかさず次男、

ヴァン・ショはいけないよおまいさん!”

お後がよろしいようで・・・・。

(実話です。)

ジュネーヴも、お祭り

2008-12-20 23:03:32 | こども達
12月11~14日はジュネーヴのお祭り、エスカラードでした。(ヴェルソワはジュネーヴ州の町です。エスカラードのお祭りについて詳しくはここをクリック!)


次男は長男の通うインターではなく、家から100mのところにあるスイスの公立小学校に通っていますが、前の週にお知らせのお手紙を持って帰って来ました。

”12日金曜日に学校でエスカラードを祝います。11日には野菜を刻んだものとチョコレート代1フランを持ってきてください。12日は朝から仮装してきてください。昼前に校庭でスープが振舞われますのでスープのボールとスプーンに名前を書いて持参してください。スープ(の時間)にはどうぞ家族のみなさんもご参加ください。”

????

違う国の学校に転校するたび、最初の一年は慣れない行事に戸惑うけれど・・・・野菜ってどんな野菜をどんな風に切っていけばいいのさ?!

お手紙をもらった数日後に、ちょうど担任の先生との三者面談があったので質問してみました。

金髪美人の担任いわく

”野菜は何でもいいんですよ~ニンジンとか、玉ねぎとか、適当に切って持ってきてください。仮装も何でも着たいものを着てください。ところでエスカラードの由来をご存知ですか?1602年にジュネーヴがサヴォアの攻撃を跳ね返した記念のお祭りで、市民の一人のおばあさんがおなべに煮ていた野菜スープを城壁を登ってくる敵兵にむかってぶちまけて撃退したので、それにならって現在でもその日はみんなで野菜スープを食べます。その日があるからジュネーヴは今日、フランスではなく、スイスなのですよ!!”

と誇らしげに語ってらっしゃいました。なるほど~。

それにしても、煮えたぎるスープで敵を撃退、ってグリム童話か?!今の国際都市ジュネーヴのイメージとはだいぶ違う、素朴なエピソードですね。


さて当日、本当は中世の騎士の格好でもさせたかったけど間に合わなくて断念。手持ち衣装でハリーポッターに。


鼻が低いのでめがねがずり落ちているやや小太りのハリー、朝ごはんを食べるの図。もうすぐ8時だけど、外はまだ真っ暗です。

ちょっとドキドキしながら昼前には私も学校に行ってみました。前日まで3日間雪が降り続いていた雪は溶けていたけれど、石の床の上は寒い~!!でも前日持ち寄った刻み野菜で作られた熱々のスープが、と~っても美味しかったです。

温まったところで落ち着いて辺りを見回すと、目に入ったのは校長先生。

・・・・中国人の扮装だそうな。


そして担任の先生(向かって右)。

何がテーマなのか聞きそびれたけど、美人は何着ても似合うわねえ。それにしても黒髪のヅラまで・・。

見回すと、子供たちは全員が仮装しているわけではないみたい。先生たちのほうが気合入ってる!?


スイスの学校では生徒はお昼ご飯にいったん家に帰り午後また学校に戻るためか、次男によれば午後から仮装をする子も多かったそうです。


引っ越してきた頃、どのチョコレート屋さんのウィンドウにもジュネーヴ州の紋章の入った変わった形のチョコレートが飾ってあり、横には人参等野菜の形の色鮮やかなマジパン菓子が添えてあった。それがチョコレート製の野菜スープなべだったんですね。学校でもこの日の行事の最後には大きなチョコレートのおなべを割って、みんなで食べたそうです。

夜には同じ校庭で、スープ以外にも食べ物や飲み物のスタンドも出て地域の人が集まり、エスカラードの歌を歌ったり笛や鳴り物で騒いでいました。こうした催し、ジュネーヴ州のそれぞれのコミュニティーでやっているらしいです。日本の町内盆踊り大会みたいなものかな?

ちなみにジュネーヴ中心地の旧市街では毎年12月14日に中世の格好をした人たちのパレードがあり、野菜スープとヴァン・ショ(vin chaud スパイス入りの暖めた赤ワイン)が振舞われ、夜には剣を持ち”勝利宣言”で祭りの幕が閉じられるそうです。

みんみん家もパレードを見に行きたかったんだけど、家から遠いし寒そうだったのと、家の片付けのため行けませんでした・・・・・そうなんです!とうとう着きました!船便!!!





ブームが、ブーム

2008-10-19 21:46:35 | こども達
ご無沙汰しております、しろみです。

最近のジュネーヴ地方はお天気の暖かい日が続き、アパートの暖房も入ったので体も温まり、少しずつ近場の探検に動き出したところです。って私は爬虫類か(;´Д`)
そしてあらためて思いました。ものすごい田舎です、ここヴェルソワは。それについてはまた写真を撮って、レポートします。今回は長男ネタで。

長男は現在、家から歩いて5分のところにあるインターナショナルスクールのフランス語セクションに通っていて、コレージュ(中学校)の第一学年。授業はフランスの教育を基本としていますが、第一外国語の英語は毎日というバイリンガルな授業内容。更に第二外国語(イタリア語・スペイン語・ドイツ語から一つを選択)のスペイン語も週3回という、超ドメスティックな環境に育ちいまだに語学が苦手な私には、想像を超えた世界です・・・(@Д@)

親の心配をよそに、お友達もでき毎日楽しく学校に通っている長男。この週末はお誕生会イベントが続きました。中学生になったからか、両方ともブーム(BOUM:ダンスパーティーと訳すのかな?)でした。(前回のブーム・ネタはこちら

金曜の夜6時からはクラスの男の子ルイの自宅で。送り迎えした夫が”シラけるほど”の大豪邸だったそうです。学年全員(約60人)に招待状出していたみたいだし。さすがスイス人は金持ちだ。肝心の長男は、”みんなずっと踊ってばっかりなんだよ~”とちょっと不満気。そりゃブームだもん、踊ってるでしょ。小学生のお誕生会のときのようにアニマターが何かやってくれるわけではないようです。

そして翌日、こんどはクラスの女の子シャルロットの自宅で。彼女の場合はこんな招待状が来ました。


なになに?パンクかゴシックの格好で来てください・・・?
時間は夜7時から10時まで、親の監視付き、アルコールはでませんとの但し書きも。当たり前でしょ!と突っ込みつつ、何だか中学生のお誕生会らしく、本物のブームっぽくなってきた~とニヤニヤする母・しろみ。

それにしても、パンク・ゴシックって言われても困る。本人は”パンクって何”なレベルだし、親もシルバーのごついアクセサリーとか持ってない。安全ピンでもつけまくるか?市内には本物のパンクファッションのショップも見かけたけど、ちょっと怖くて入りにくい。

駐在員妻友達に相談したら、仮装用品専門店がジュネーヴ旧市街にあるから覗いてみたら、と言われ、行ってきました。

たしかにすごい品揃えで、ハロウィンに向けて狭い店内はかなり混み合っていたけれど、親切な店員さんがお客の要望を聞いて、いろいろなものを出してきてくれる。ここでとりあえず、タトゥーのシートとどくろのアクセサリーを、すぐ裏手にある姉妹店の仮装用化粧品&かつら屋さんでは青い口紅と黒のマニキュアをゲット。

CDショップで買ったパンクTシャツとバッヂ、黒い細身ジーパン、私の紫のコーデュロイジャケットを着せる。髪を立たせ、メイクして、完成~!
青い口紅を塗るのって、難しい。

でも照れているのか、こっちを向いてくれないで本ばっかり読んでる長男。
 


黒いマニキュア、見えるかしら。手の甲と目の下にドラゴンのタトゥーしてみました♪


最後にはプレゼントの真っ赤なバラを持たせて出発。
シャルロットの家は隣村の、広い庭の一軒家。真っ暗な田舎道を家に近づくにつれ、場違いな低音のリズムが響いてくる。暗くした家の中ではミラーボール?がまわり、すでに女の子たちが踊りまくっていた。シャルロットの兄弟の友達なのか、ティーンエイジャーっぽい大きい女の子たちもたくさん来ている。出張DJらしき人がターンテーブル(っていうんでしたっけ?)をまわしていて、ずいぶん本格的なブーム。きっと今日もずっと踊ってばかりで長男は退屈しちゃうかな~と思いつつ置いて来た。

夜10時お迎えに行くと、立てた髪はペチャンコ、青い口紅も取れていて、頬を紅潮させている?なんか色っぽい出来事でもあったのか・・・・!?

”どうだった?楽しかった?”

”うん!庭のすごい大きい木にのぼったら枝の上に床が作ってあって、パリス(仲良しのギリシャ人)と秘密基地にしてずっと遊んでたんだよー!!あとピザとガトーがおいしかったな。”



よく見たら黒のジーパンも私のジャケットも、泥だらけだった。

・・・まだまだ映画ラ・ブームのような甘酸っぱい話には、縁遠いようです。


退屈な夏休みにテニス・レッスン

2008-08-27 07:52:11 | こども達
今年の夏休みは我が家の息子達にとって、退屈な夏休みだ。

学校の友達は皆バカンスでフランスに帰国してしまったし、キンシャサでは外で遊べないので、狭い部屋で二人きりで遊ぶ時間がどうしても長くなる。

これではあまりに可哀想なので、二人一緒にテニスの個人レッスンを受けさせることにした。キンシャサは今乾季でそれほど暑くないので、スポーツをするにはもってこいの季節なのだ。

最初の2週間は月金の2回だったが、10回分前払いしているチケットを使い切るために、残りの2週間は頑張って週3回やることにした。
テニスのコーチが空いているのは日曜の朝9時しかないということで、運転手Jピエールはお休みなので、私が連れて行くことになった。
テニスのレッスンを受けたことがない私は、コーチが一体どんなふうに教えるのか興味があったし、この際、息子達の個人レッスンの成果がどの程度でているか確認するいい機会だ。


レッスンの内容はざっと次のような内容だった。

1.まずは手始めにコートを3周して体を温める。


2.ネット越しに2人並べてほぼ走らせずにフォアとバックの反復練習。バックは両手で。

3.今度は、一人ずつ、左右に走らせながら、フォアとバックの練習。


4.次に、コートの真ん中に置いた板をラケットでタッチしてから右に走りフォアでボールを打って横走りして真ん中に戻り板をタッチ、・・・これを繰り返す練習。その際、板にタッチしたら走り出す前にラケットを後ろまで構えろと指示していた。


横走りの練習

5.次はその逆に左に走りバックでボールを打って横走りして戻る練習。


6.さらに、左に走りバックでボールを打った後、後ろに目印として置いたボールを迂回しながら元の位置に戻り、同じことを繰り返す練習。



7.最後はサーブの練習。

トスがうまく上げられない次男はひたすらボールを左手で上に放り投げて右手を上に伸ばして取る練習を繰り返す。

以上で終わり。小一時間のレッスンだった。


今回は全10回のレッスンの6回目だったが、私が自己流で子供達に教えていた時に比べ、二人とも上達が早いような気がする。
長男は、「テニスをやりたい」と言い出しただけあって、黙々とレッスンをこなしていたし、次男は、相変わらずヘナチョコではあるが、ぶうたれずに最後までやりきった。

「よくやった!息子達よ。」

終わったら、球拾いのおじさんにチップをあげて、すぐ脇にあるいつものゴルフ場の休憩所でファンタやスプライトを飲んで、渇きを癒した。

”やっぱりスポーツはいいもんだ。スポーツの乾季だ。”
・・・なんて勝手に締めくくりながら、息子達にとってちょっとだけ充実した夏休みの一日になったかなと思った。(M)

現在、日本語強化週間中

2008-08-02 21:03:23 | こども達
更新が滞っています、すみません。

早いもので学校が休暇に入り、4週間。夫の仕事の都合でこの夏休みはキンシャサから出れません・・・・・。どこにも行くところがないのでさすがに飽きてきましたが、仕方がない。

家ではいつものように日本の勉強の強化週間。午前中はドリルや漢字テストに挑戦。


乾季の現在、陽射しが出ないとプールに入るには肌寒いくらいなのですが、今日は久々によく晴れて暑くなりました。午後からは水遊びだ~!

が、なぜかプールサイドで本を読む長男。

オイオイ、こどもらしくないぞ!もっと遊ぼうよ!!


こっちはヘナチョコ次男。

投げるときはまだいいんだけど・・・


受けるときは妙にへっぴり腰なのでした。




今日はレオ君も一緒に来ました。
プールの脇の木で、レオ君はお昼ごはん&お昼寝。

故レオン君とお別れした、あの木です。


木の上で昼食。お口からはみ出てますよ~。


この後、脇の大きなヤシの木にカラスが止まってカーカー鳴いていたら、レオ君じっとして目だけきょろきょろしながら、すごい警戒色(模様がでる)に変わっていました。
確かにカラスのヤツ、こっちを見ている?!
あせった私はカメラの袋を振り回して、カラスを追い払ったのでした。フ~ッ。危ない危ない。

落ち着いたところで、お昼寝。

どこにいるか、わかるかな?


あ、カテゴリー”こども達”だったのに、ついカメレオンに力が・・・。

和食ランチへようこそ

2008-06-21 19:25:12 | こども達
学校も今年度、あとわずかとなりました。こどもたちの通う学校には、我が家と同じ転勤族も多い。この時期、本国フランスなどへ帰る家、別の国へ転勤になる家も結構あります。

長男の仲良し、ピエールは両親がフランス人。この夏ブルターニュに戻ることになりました。長男がどうしても最後に家によびたい、日本のご飯を食べさせたい、というので、ゆっくりできる金曜の午後の学校帰りに遊びに来ることになりました。

メニューは鳥の照り焼きとサラダ、わかめと豆腐の味噌汁、玉子焼き、ご飯、漬物の定食ランチです。今日はお箸に挑戦してね、と渡したので、緊張しながら一生懸命食べてくれたピエール。


ピエールは和食がとても気に入ってくれたみたいで、おかわりもして、たくさん食べてくれました。うちのこどもたちが食べ終わって席を立っても、最後までおいしそうにきれ~いに食べて、お片づけも手伝ってくれる。しかも”すごくおいしかったです、マダム”ですって。・・・・よく躾けられたお子さんだこと。

食後は4月の帰国で買ってきたWiiでMii(本人の似顔キャラ)を作って、スキーをしていました。


2月のスキー教室も一緒に行ったんだものね。

その後別の遊びをしていたんだけど、”またWiiをやりたい”、と言ってきたので、”脳に悪いからだめよ”と禁じたら、”わかりました、マダム”だって。なんて偉い子なんでしょう!?スバラシイ。
彼は週二回、サックスを習っているそうで、長男のリコーダーをピロピロと上手に吹いていました。



ピエールに評判だったことで気を良くした私。次の週、まったく同じメニューで別の2人の仲良しをもよびました。


韓国系アメリカ人のママとフランス人のパパを持つ、アレクサンドル。1年前に転校してきたんだけど、共通の東アジアの血がそうさせるのか、すぐに仲良しになりました。


コンゴ人ママとフランス人パパを持つ、マルク。おめめクリクリでかわいい。

ごはんも一通り好評、ただ食後のデザートにと頑張って作った抹茶のアイスクリームは、見た目が野菜っぽいのが引っかかったのかイマイチでした。ほうれん草かと思ったらしい。(゜ー゜;)

こどもたちがお誕生会とかおよばれに行くと、ここではプールのついている家が多いからそれで結構時間がたっちゃうんだけど、残念ながら我が家にはない。(´゜э゜)



間が持つかなあと心配したけど、ベランダで卓球をしたり家の中でかくれんぼをして、結構良く遊んでいました。もちろんWiiも、ちょっとだけね。

Miiに増えたおともだち。