ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ヴェルソワ界隈雪景色

2010-11-29 17:18:41 | 日記
土曜日に一日中降り続けた雪でお出かけがキャンセルとなった日曜日。
暇をもてあましたみんみん一家は、春の行者ニンニク、初秋のきのこ狩りでおなじみ?の近所の森へお散歩に出かけてみました。

いつもは車で森の入り口まで行っちゃうんだけど、今回は日ごろの運動不足を解消するために家から徒歩で。スノーブーツを履いてスキーウェアをはおり、完全防備でお出かけです。


日が差さないので暗いかと思ったら、積もった雪で明るく、風もなく、思ったより寒くもない、意外とお散歩日和。


夏は木の葉で隠された村はずれの家々がくっきり見えて、通った事のある道でも全く印象が違います。





車だったら数秒で通り過ぎてしまう車道も、ゆっくり歩いていると葉の落ちた木々にコマドリrouge-gorgeやアオガラmesangeが姿を見せてくれます。かわいい姿を写真に撮ろうと頑張ったんだけどやっぱり難しい。そんな悪戦苦闘しているときに、後方をちょうど鹿が横切ったみたい・・・こども達は見れたのに私は見れなかった。なんか悔しい!


別の場所でも、ひずめらしき跡、うさぎやキツネかなにかの足跡も見つけました。


犬連れでは入れないから夏には来なかった、沼の散歩道。


沼は凍っていて水鳥もどこかへ避難しちゃったのかな?




落ち葉に積もった雪の上を歩くのは、柔らかくて気持ちいい。



きのこ狩りの頃はたくさん見かけた乗馬の人も、さすがに今日はでていません。



帰りはレマン湖対岸の山を見ながら。早く帰らないとあっという間に日が落ちちゃう~!

ちなみに、こんな日に森の中を歩くなんて靴はどろどろになっちゃうかな、と覚悟していたけど、落ち葉の上に積もった雪は凍りつきも溶けてびしゃびしゃになるでもなく、ほとんど新雪と変わらない状態だったので、かえって靴底がきれいになって家に帰ってきたのでした。


光源が増えました

2010-11-23 23:46:10 | 日記
どんどん日が短くなったうえに雨や曇りの日が続く今日この頃・・・暗いです。



そして明るい照明も少ない我が家は、日の長い夏場は何の問題も無いけれど、この季節、家の中まで暗くて・・・。




水槽の明かりも、重要な我が家の光源です。

そこで少し早いですが出してみました。


みんみん家のツリー飾り、写真ではわかりにくいけど、周りのアフリカンにあわせて色は赤や白ではなく黒やこげ茶、金銀で統一。でも黒の玉は夜になると良く見えないのよね・・・って意味無いじゃん!!

でも光の量はたいしたこと無いけれど、光がすーっと点いたり消えたりしているのって、なんだか暖かく感じる。



引きで見ると、やっぱり仮面のほうが存在感がありますね・・・。

お気に入りだよ♪

2010-11-11 07:13:52 | クラウンローチ
M氏出張中の今週は、連続のクラウンローチupです。

我が家のクラウンローチ、ろーちん。最近のお気に入りは水草のクリプトコリネ。お昼寝にちょうどいいらしい。

ある日のお昼寝。胸ビレで葉っぱにひっかかって立ってます。


翌日。さらに立て寝です。



別の日、あごを乗せてます。


また別の日。ONです。


またまた別の日。UNDERです。

”なんだか大きな葉っぱが減って、引っかかれなくなっちゃったんだよね~”


・・・それはキミが食べちゃったからでしょ!

別の意味でも、気に入ったらしいです・・・。

旅行中に・・・。

2010-11-09 12:00:00 | クラウンローチ
二泊三日のピエモンテから帰ってきたら、水槽の水草にこんなでっかい穴が開いていました。



グッピーも余裕で通り抜けるこんなに大きな穴をあけられる犯人は、この人(さかな)しかいないと思われ・・・。







”少し齧りましたが、何か?”


このとぼけた表情・・・くそーカワイイな~、ろーちん! ←親バカ
いいですよ、召し上がれ。私たちも美味しいもの食べてきたんだものね。


ヨーロッパは冬時間になり、急に日が暮れるのが早くなりました。ろーちんの昼寝や夕方のエサやりの時間も外の日差しの影響を受けなくなり、最近また水槽写真を撮ることが多くなったので、しばらくカワイイろーちんたちのお知らせも増えそうです。

おいしいピエモンテ♪

2010-11-07 12:00:00 | 日記
美食の都アルバでの期待の夜ごはんは、白トリュフ祭り会場そばの、スローフードのお店。良心的なお値段でワインの品揃えもすばらしく、気さくな、そしてもちろんとてもおいしいという評判を聞いていたので、アルバ行きが決まったときにホテルよりも先にM氏が予約していました。

普通のメニューは良心的なお値段、でもこの時期しかない白トリュフ尽くしのメニューはやはりちょっと価格帯が違います。

(↑こっそり、拡大可)

このメニューはみんみん家代表M氏ひとりが注文、ほかはそれぞれ違うものにして、白トリュフはみんなでつつかせてもらうことにしました。

お供のワインはM氏がワインリストから見つけ出したラ・スピネッタのランゲ・ネッビオーロ2007。そんじょそこらのバローロやバルバレスコなんて足元にも及ばない繊細なワイン(←M氏コメント)で、食事中にどんどん味が変化していきました。ボトルの値段が31ユーロだったのですが、あまりに美味しかったのであとで同じものをワイン屋で探したら値段がなんと24ユーロ!このレストランが如何に良心的な店かがわかります。

サイのエチケットが印象的。

さてお待ちかね、しろみの一皿目。

ただの鳥の胸肉のサラダ、だと思うんだけど野菜も鶏肉も、そのものの味が濃くてとってもおいしい。やっぱイタリアに来てよかった・・・(涙)


注目の、M氏の一皿目。
シンプルなピエモンテ名物の牛タルタルに白トリュフのせ。みんみん家の初・白トリュフは惜しげもない山盛り♪最初からすごいー!みんなでつついても大丈夫ね。

こんなにたくさんのっているというのに、なんて繊細な香り。決して香りが薄いわけではないのですよ。でも黒トリュフがこれだけの量のっていたら、気持ち悪くなるんじゃないかと思われる。イヤそんなに食べたことないですけどー。超薄切りで食感も楽しめます。


しろみの二皿目。

料理名はわからないけどたぶんポロねぎのパイ?にポレンタソース??(←あまり確信はない)前にジェノヴァで食い倒れた後に行った、ピエモンテの山奥のレストランで食べたのと同じ味がします。濃厚な感じなのに素材の味のうまみと絶妙の塩加減・食感。まさにいい塩梅でパクパク食べ終えてしまう。

M氏の2皿目。

これまたシンプルなアルバ地方の卵パスタ・タジャリンTAJARINに白トリュフ山盛り!タジャリンって初めて食べたときは結構飽きたけど、これは超美味~い♪みんなの手がのびます^^。

しろみの3皿目。

うさぎのブラウンソース。ひゃーおいしすぎて足りない~!もっと食わせろ~!!

M氏3皿目。
ココットの半熟卵に白トリュフ山盛り。(待ちきれないM氏がかき混ぜちゃった後)

メ、メインが卵とは!これじゃあお腹いっぱいにならないんじゃない?と気の毒だからほんの一口だけもらったけど、確かに白トリュフと一番合うのはこれかもしれない...たまらんです。

総じて超シンプルな白トリュフ尽くしメニュー。でもそれが白トリュフの味を一番引き出す、ということなのでしょうね。まるでおいしいワインのように、味も香りも堪能させていただきました。

普通のメニューのほうもとーっても美味しかったし、満足満足!デザートまで食べればちょうどお腹いっぱいになった(いつもが食べすぎなんだね)。白トリュフなしでも絶対また来たいレストランです。

いやはや今回も、ビバ!イタリア!!でございました♪



Osteria dell'Arco
Piazza Savona 5
tel: 0173 363974
info@osteriadellarco.it

ちょっとわかりにくいけど、Savona広場に面した入り口のようなところからさらに小さな中庭に入って奥に小さな店の入り口があります。

念願の、白トリュフ祭り

2010-11-05 23:04:50 | 日記
さて、白トリュフ祭りのテントに到着です♪

入り口で入場料一人2.8ユーロ(15歳以下は無料)を支払い、さらに一人8ユーロでワイン試飲2杯分のチケット(グラス付き)を買って場内へ入ると、たちまちトリュフの香りにつつまれます。

場内にはたくさんのトリュフが展示&販売されています。


ちなみに白トリュフは1Kg2000ユーロ(!)と書いてありました。あまりに驚愕したので黒のほうの値段は忘れましたが、小粒のもので比較する限り、白は黒の五倍くらいかと・・・。



こんなふうに白と黒に分けて並べて売られています。

こちらは宝石か貴石でも並べているかのよう。


とあるブースのお兄さんが、大きい白トリュフの香りを嗅がせてくれました。

会場であるテントの中はトリュフの匂いが充満していますが、それでも直接嗅ぐと香りが違います。値段が値段だけにとっても迷いましたが、奮発して小さい塊を黒白一つずつ購入して帰ることに。


トリュフの香りを嗅ぐのに一段落したら、次はピエモンテのワインの試飲へ。
赤ワインはどれがいいかと聞かれたので、M氏と一緒に、迷うことなくバローロとバルバレスコをそれぞれ一杯ずつ頼んで比べてみることにしました。


ワイン試飲チケットと一緒にもらったグラスを首から下げるためのアルバ白トリュフ祭りロゴ入り袋を首から下げるM氏。


M氏も知らない造り手のようでしたが、私はどちらかというとバローロのほうが好みの香り。
 

トリュフやワイン以外にも、地元の食材のブースもたくさん出ています。この地方独特の細い卵パスタやトリュフののったハム、トリュフの入ったソーセージ、チーズ。またノワゼット(ヘーゼルナッツ)もトリノやこの辺りの特産品。ノワゼット入りのトリュフ(こちらはチョコレートですね)や焼き菓子なんかもあって、これらすべて試食ができます♪ま、入場料払ってるんだし。うーん、お腹すいてきた・・・。

ということで、アルバ白トリュフ祭りのテントからの報告、おわりです。(アルバ白トリュフ祭りの公式サイトはこちら


アルバ旅行報告は、つづきまーす♪


食欲の秋、足はイタリアへ向かう

2010-11-02 16:25:45 | 日記
10月の終わりごろ、こども達の学校は秋休みになります。フランスではトゥッサンTOUSSAINTS(諸聖人の日)というこのヴァカンス、なぜかジュネーヴではジャガイモ休みというらしい・・・まさにイモ臭っ!?近所にはじゃがいもではないけれど、無人のかぼちゃ売り場が畑の隅に広がり、いかにも収穫の季節感はたっぷりです・・・。

それはともかく収穫の秋は食欲の秋。秋休みの週末に、念願の、イタリア・ピエモンテの旅に行ってきました。


トンネル手前で車の中から見た、モンブラン。良く晴れていてきれい。


いつも混雑のモンブラン・トンネルも今回は順調に通過し、出発から4時間足らずでアルバに到着。


今回の最大の目的は・・・・このピエモンテの食の都・アルバで行われる、白トリュフ祭!

前にアルバに来たときは日曜日だったので、お店が軒並み閉まっていてサミシイー印象でしたが、今回はさすがは有名なお祭りだけあって、町もお店も人であふれていてにぎやかでした。

目抜き通りは食料品店以外も、コラボレーションなのかウィンドウにはワインのボトルや食材が飾られています。
 



また日によっては、いろいろなワインの造り手や食材屋さんが提供して、無料での試食・試飲会が、各ブティック内で行われる企画もあります。ただで美味しいものが食べたり飲んだりできるうえ、普段はちょっと入りにくい高級ブティックにも入れちゃうのです。売り物が汚れたりしないのか心配じゃないのかしら。それにしてもなんて太っ腹で素敵な企画なんでしょう~。
我が家はMissoniでやっていた試飲&試食に立ち寄りましたが、舌も鼻も、眼も満足♪まだ本会場に入ってもいないのに、気分を盛り上げてくれます。

さて本会場につきました~。


つづく。