好天の続く今日この頃。休日の朝突然思い立ち、モンブラントンネルを抜けて、イタリアのクールマイヨールCourmayeurからモンブランを攻めることにしました。って別に足で登った訳ではありませんケド^^;。
フランス側のモンブランへの入り口、シャモニーからエギュイーユデュミディ展望台往復のゴンドラは家族チケットでも160ユーロくらいかかるのですが、イタリア側クールマイヨールからプンタエルブロネ展望台往復は、100ユーロにちょっと欠ける程度。
シャモニーの近代的でいつも混雑している乗り場とくらべるとずいぶんシンプルで、普通のスキー場みたい。とても天下の?!モンブラン入り口とは思えないね。誰も並んでいないし.....。
係員のおじさんは、ゴンドラから降りてきて入場券のチェックをし人を乗せたらまたそのゴンドラに乗って上まで行くので、次のゴンドラが着くまで、乗り場は無人です。
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牧場の上を通りすぎると、行く手に見えて来たのはダンデュジェアンDent du Géant=巨人の歯という名の、この辺のトレードマークのような奇岩。
遠く真ん中へんに見える尖ったやつが、マッターホルンcervin。
途中二回乗り換えて、イタリア側で一番高い位置にある展望台プンタエルブロネpunta helbronner(3,462m)に到着。それぞれのゴンドラが細かく往復しているので、意外に早く着きました。気温は0℃くらいだけど風もなくて晴天なので、寒くない。
ここから雪原の上をゴンドラで越えてフランス側の展望台エギュイーユデュミディーにも行くことも出来ます。
すっごい青空。
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巨人の歯がよりとんがって見えます。
この先が、有名なメールドグラスmer de glasseという氷河。なんでも冬は雪があれば、ここから氷河の上をスキーで降りられるらしい。ここも展望台というよりは、冬期のスキー場としてにぎわうところのようですね。
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よく見ると、雪原にオレンジ色のテントが見えます。
それにしてもフランス側から見るのと違って山に雪が無いから、これじゃ”モンブラン(mont blanc=白い山)”じゃないよねえって言ってたら、一応モンブランの辺りには雪がありました。
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.....白い頂上の辺りがモンブラン、いやイタリアだから、モンテビアンコか。
反対側から見る白く美しい、女性的な眺めとは対照的に、氷河と尖った山々の荒々しい、男性的なイメージ。
パノラマで撮ってみた展望台から左側の風景。モンブラン頂きの見える方。
右側の風景。こちらは巨人の歯。
そしてこの展望台は、ちょうど国境の上にあります。
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この山の稜線を国境と定めているとのこと。今はフランスもイタリアもEUだからいいけど、前はどうしてたんだろ。パスポートが無いと登れなかったのかな。
そういえばスイスからフランス、トンネルを抜けてイタリアに入り、またここでフランスに入っちゃった^^。
トンネルもすいていたから、ヴェルソワの我が家からこの頂上まで約二時間。便利な世の中です。
モンブランを眺める、という目的ならもしかしてジュラから見た方がよっぽいど”モンブランらしい姿”かもしれないけど、大晴天のもと、ダイナミックな山々を眺めつつも何だかノンビ~リした裏モンブラン、いやモンテビアンコの展望台でした。
おまけ。
ダンデュジェアン、ならぬ
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ダン デュ
ジナン。
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何だか変な兄弟。アリスにこんな双子がでてこなかった?