ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

いちごの季節

2011-05-30 10:49:58 | 日記
季節外れの巨大キノコにはびっくりしましたが、日中30℃をこすこともある好天が続くジュネーヴ地方。
今日は今が旬のいちごです。

先日レストランで出たデザート。

目の前に皿が置かれた瞬間から甘い香りが鼻をくすぐる、芯まで真っ赤な旬の採りたていちご♪
と、ねっとり濃厚なピスタチオのムスリヌにいちごのシャーベット。すんごく美味しかったです。
我が家から車で5分くらいのところにある、コペ(coppet)のHotel du Lacにて。

別の日。M氏のお誕生日に、久々にいちごショートケーキを作りました。

レストランのデザートに続けてなんてイイ度胸してる?!
クリームを絞り出して飾るのにはあまりにも暑い日で、作っている間に溶けてきそうだったため
いちごとフランボワーズを目一杯のせてごまかしてます^^;。
飾り付けは次男も手伝ってくれました。手前味噌ながら、美味しかった♪
これはスーパーのカルフールで買ったフランスのいちごですが、とても香りが良くて甘かったです。

さて今度は近所に住むH家にお誘いいただき、ジュネーヴ空港近くの農園にいちご狩りへ♪



芯まで熟していそうなのだけを探して、

家族四人で採りに採ったり約6キロ!

こんなパック4個分。1キロ5.9chf(約540円)だったかな。
その場で食べた分は勘定に入りませんので、四人のお腹はフォワグラのガチョウの胃のようにいちごが詰まってました^^。

半分以上はすぐヘタを取って、冷凍とジャムに。


ヘタ取り職人たち。




完熟だから早く食べないと!急いでシフォンケーキを焼いて、この日の夜ご飯のデザートに。

いちご三昧な、今日この頃です。


おまけ。

(拡大可)
次男が初めてパリの学校の遠足でヴェルサイユのガリー農園にいちご狩りにいったときのもの。
2003年の今頃、当時四歳。ずいぶんちいさかったね.....。

森で大きなキノコ発見

2011-05-26 21:27:28 | 日記
ちょっと前になるが、森で子供達とバーベキュー用の薪を集めている時に、しろみが大きなボレ茸(bolets)を見つけた。


これです。


お昼のバーベキューのおかげでお腹はそれなりに大丈夫ではあるが、せっかくなのでその日の夕食に早速食べることにする。
こんな大きなもの、シーズンの秋でもなかなかお目にかからない。








ヘタの部分をきれいにして




傘の部分も葉っぱやゴミを取り除く。







ベランダのパセリも切って




茸を適当な大きさに切る








ニンニクをオリーブオイルでじっくり炒めて
ヘタの部分から炒める。




塩・胡椒して




パセリを入れて




出来上がり。




今回はパスタに絡めて




いただきます。




秋に食べた時よりもちょっと香りが少ないかなという感じ。やはりこの茸は秋の味覚なんだと思う。

・・・いずれにせよ、写真が多いと、説明が短くていい。(M)

5月の雪

2011-05-15 00:03:30 | 日記
連日25℃過ぎまで気温の上がったジュネーヴ地方ですが、久々に大きく崩れそうな予報の週末。
でも一昨年、昨年と見逃してもしかしたら最後のチャンスかもしれない”5月の雪”を見に、チャップリンが晩年を過ごしたヴヴェイVeveyの近郊の山に出かけてみました。ヴェルソワからヴヴェイ近郊のレ・プレイヤード Les Pléiadesまでは、車で約一時間の道のり。

”5月の雪”とはこの季節にこのあたりの山を白く染める、ナルシスの花畑の事です。(詳しくはコチラ。)





(今回はちょっと試しに写真を大きくしてみましたけど、見づらいかな。)

これがナルシス(水仙の一種)の花。


ナルシス以外にもたんぽぽやきんぽうげ、名前も知らない春の草花がいろいろ。(拡大可能です)
    




冬場はスキー場、夏場は牧草地だから休止中のリフトや


牛の水飲み場?なんかも見かけました。

ひたすら撮ったので、頑張って、見てくださいね^^。


とても甘い香りが、辺り一面に。



パノラマで。




今にも降り出しそうな空模様とナルシスのじゅうたんで、どこまでも真っ白。

ここで白い鳥がいたら、空の白丘の白にも染まりただよふ....になっちゃうね。




帰り道の普通のお家の前に、こんなふうに売ってたので一束購入、3chfでした。

雷も鳴りだし、いよいよ怪しくなってきたのであまり遠くまで歩かず帰途につきましたが、高速道路走行中は土砂降りで前が見えないほどでした。危なかった~。

家に帰り、またまたアフリカン家具に強引に馴染ませてみる...。

普通の水仙よりとても強いジャスミンのような香りは、素朴な見かけからはちょっと意外なほど。

現在、部屋中が甘ーい香りに包まれています。



今年のイースター休暇は山歩き~その3

2011-05-06 00:00:00 | 日記
翌日は今回の旅行のメイン・イベント、
『ロープウェイでフィルスト展望台まで行き壮大な景色を眺めながらバッハアルプ湖までハイキング』
の予定だったのですが......。

いざ駅に行ってみるとロープウェイは休止中。窓口の係員さんいわく、
”まだ雪が残ってるからハイキングコースも閉鎖中だよ。一ヶ月後においで。”
そ、そんな.....ガックリ。

急きょ、アイガー北壁を横に見ながら草原を歩く初級者コースを行く事に。
グリンデルワルト・グルント駅から二つ先のアルピグレン駅まで行き、そこから草原のハイキングを開始しました。




アイガー北壁が間近に!


軟弱二人組(私&次男)は山歩き用ストックを持って出発~!



前日とはまた違った植物が見れました。




そして見事な一面のクロッカス。







日本の登山隊ルートも載っている、アイガー北壁登攀案内プレート。


ここも日陰は雪がいっぱい残っているね~なんて言ってたら、


どんどん雪深くなってきて、


ついにこの先はスキー場。まだリフトもしっかり動いていて。

ハイキングコースはここから先、かなりの上り坂&積雪のコースか、スキー場を横切るしかありません。
なんだか天気も怪しくなってきたし、あきらめて戻る事に。

来た道を帰るのではつまらないから、途中から林間コースを下ることにしたのですが



当然日陰が多く、雪もかなり残っていました。
あ~ストック持っていてよかった♪


林の切れ目からアイガーが拝める。





日だまりに、ふきのとうかな?

空腹に耐えながら歩き続けてようやく麓の街(グリンデルワルト)が見えてきた。

でもまだ先は長そう...。

ひたすら下り続ける事、約3時間。林を抜け、景色も変わってきました。


あともうちょっと!


お天気も回復してきてとってもきれいなんだけど、もう景色を眺める余裕がないほど足が痛かったころ...。

行きに登山鉄道に乗ったグルント駅まで戻り、上のテラスでようやく一息。

おつかれさま♪

おまけ。

”グリンデルワルトで一番冷えたビール!”が謳い文句のビールのグラスは、底が凍らせてありました^^;。...そりゃ冷たかろう。



今年のイースター休暇は山歩き~その2

2011-05-04 00:00:00 | 日記
ロープウェイ乗り場からミューレン駅にもどる途中にケーブルカー乗り場があって、標高1912mのアルメントフーベルの丘まで行かれます。

駅の上から撮影。


こんなコンパートメントのような造りの車両です。


アルメントフーベル丘駅。

着くとそこは

雪の残る山を背景に、咲き出したばかりのクロッカスの花畑!




ここからゆっくりと、壮大な景色や野生の草花等をを見ながら下ります。








アルプス3大名花のひとつ(らしい)、エンチアンの青紫色が目に鮮やかです。

スイスを代表する花で、バターのパッケージにもなってます。

日向が芽吹いた草や花であふれる一方で、日陰にはまだまだ雪が残っていました。




ハイジやペーターが出てきそう♪


途中でさっき展望台に行くのに乗ったロープウェイが見えました。


どんどん景色がかわってとても楽しい、約1時間半のハイキングでした。
夏場はもっとお花であふれているらしい。その頃また来たいな~。

続く。





今年のイースター休暇は山歩き~その1

2011-05-02 00:00:00 | 日記
近頃少々ハイキングづいているminmin一家。
いままで食いだおれの旅ばかりのイースター休暇だったけど、そんなわけで今年はちょっと違います。
スイスアルプスを代表する風景の広がる、ベルナー・オーバーラント方面へ行ってきました。


走行中の高速道路脇にも菜の花畑が続いていてキレイ。


ヴェルソワから滝で有名なラウターブルンネンまで、順調に約二時間半で到着。


ラウターブルネン駅駐車場に車を置いて、登山鉄道でミューレン入りです。
ミューレンはガソリン車の乗り入れが禁止されているのです。


ラウターブルネン→ミューレンの車窓は、いきなりすご景色!


ミューレン駅はすでに標高1634m。

いろいろな所への起点となるためか、小さな村だけどたくさんの方向の標識。

あまりに強い日差しに日焼け止めを塗っている、変な格好の長男...。


駅からロープウェイ乗り場へ向かう途中、片足を上げたキツネの像で”お手”する次男...。


ロープウェイを乗り継いで一気に展望台まで向かいます。
展望台の下はスキー場でもあるので、まだこの季節、ロープウェイ乗客の半数はスキー客。


途中凍った湖の上を通過。辺りには動物の足跡がたくさん。


標高2,971mのシルトホルン展望台に到着!風が強くて、さむーい!
ここは映画”女王陛下の007”のロケ地だそうです。


左からアイガー、メンヒ、真ん中辺りの大きいのがユングフラウ。


絶景を見ながらロープウェーで中継地点のベルク展望台(2,677m)まで戻って、テラスのカフェへ。


ここは風があまりないのでお外でも大丈夫♪気温は6℃。



見えるかな、パラグライダーがユングフラウ方向から三っつの高嶺を一つずつ旋回しながら通り過ぎました。
すごーい!上手!!!気持ちよさそう~。でも横で高所恐怖症の次男が、
”僕は絶対やりたくないな”とつぶやいていました^^;。だよね。
隙間から下の見える階段でも苦手なのに、標高4,000mだもんね~。

なんだかロープウェイに乗ってばかりで、全然山歩きじゃないじゃん!
って思いましたね?
ではいったんミューレンまで降ります。

続く。