久しぶりにいいワインが飲みたくなった。
最近、イタリア旅行のときに仕入れた安ワインを試したり、いいワインでも大人数で飲んだりと、一本のワインにじっくり腰をすえて向かい合う機会がなかったので、久しぶりにこれをというワインを開けてみることにした。
今回選んだのは、ギュッファン・ゼナンのマコン・ピエールクロ・シャビーニュ2004年(Domaine Guffens-Heynen Macon Pierreclos Le Chavigne 2004)。
これです。
ボトルを開けた瞬間から全開。
強烈な甘い香り。
完熟葡萄、ミラベル、黄桃、パッションフルーツ、蜂蜜...。
いや、それらを並べても十分表現しきれない渾然一体となった強烈なこの香りは何なのか。
口に含むと、その芳醇な香りが口の中いっぱいに広がり、その余韻はいつまで続くか見当もつかないくらいだ。
そしてその十分な酸味のために、両頬の内側の唾液を出すところが刺激されっぱなしだ。
この悦びをどう表現したら良いのだろう。
どうして偉大なワインはこれほど人を魅了してやまないのか。
時間が経つにつれて、香りも味も微妙に変化していくが、その全体的な特徴は変わらない。
ボトルを3分の2くらい飲んだところで、いい気持ちになって居眠りしてしまった。
気がつくともう深夜になっていた。
飲みすぎるとよく頭痛がするものだが、まったく問題ない。
翌日、仕事から帰ってから余った3分の1をベランダに出て飲んだ。
力強さと濃厚なワインのスタイルはそのままだが、酸味が若干おとなしくなっている。
でも、相変わらず魅力的なワインだ。
2005年に訪れたピエールクロの畑
”ワインを理解するためには、テーマを決めて何本かを同時に比べ飲みすることが一番”
ワインに関心のある知人にはそう勧めているし、それ自体は間違っていないと確信してもいる。
しかし、このマコンは、”一本のワインを心行くまで堪能することも、ワインの魅力を理解する上ではずしてはいけないことなのだ”と改めて感じさせてくれる、そんなワインだった。(M)
最近、イタリア旅行のときに仕入れた安ワインを試したり、いいワインでも大人数で飲んだりと、一本のワインにじっくり腰をすえて向かい合う機会がなかったので、久しぶりにこれをというワインを開けてみることにした。
今回選んだのは、ギュッファン・ゼナンのマコン・ピエールクロ・シャビーニュ2004年(Domaine Guffens-Heynen Macon Pierreclos Le Chavigne 2004)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/fc/7d2fc5b39b62a97e0778e0de26931e3a.jpg)
ボトルを開けた瞬間から全開。
強烈な甘い香り。
完熟葡萄、ミラベル、黄桃、パッションフルーツ、蜂蜜...。
いや、それらを並べても十分表現しきれない渾然一体となった強烈なこの香りは何なのか。
口に含むと、その芳醇な香りが口の中いっぱいに広がり、その余韻はいつまで続くか見当もつかないくらいだ。
そしてその十分な酸味のために、両頬の内側の唾液を出すところが刺激されっぱなしだ。
この悦びをどう表現したら良いのだろう。
どうして偉大なワインはこれほど人を魅了してやまないのか。
時間が経つにつれて、香りも味も微妙に変化していくが、その全体的な特徴は変わらない。
ボトルを3分の2くらい飲んだところで、いい気持ちになって居眠りしてしまった。
気がつくともう深夜になっていた。
飲みすぎるとよく頭痛がするものだが、まったく問題ない。
翌日、仕事から帰ってから余った3分の1をベランダに出て飲んだ。
力強さと濃厚なワインのスタイルはそのままだが、酸味が若干おとなしくなっている。
でも、相変わらず魅力的なワインだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/30/e837baf97cc59e46c2e34e9ba37e7429.jpg)
”ワインを理解するためには、テーマを決めて何本かを同時に比べ飲みすることが一番”
ワインに関心のある知人にはそう勧めているし、それ自体は間違っていないと確信してもいる。
しかし、このマコンは、”一本のワインを心行くまで堪能することも、ワインの魅力を理解する上ではずしてはいけないことなのだ”と改めて感じさせてくれる、そんなワインだった。(M)