ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

カイロの街を歩く  ハーン・ハリーリ

2008-01-11 17:03:46 | エジプト旅行
続いて同じ地区のバザール、ハーン・ハリーリを歩いた。

カイロ最大のこのバザールは14世紀末には市ができていたというから、ずいぶん歴史が長い。細い道がくねくね曲がっていて、迷路のよう。両側には金属の細工、宝石、皮細工、象嵌細工、ガラス細工、香油などの店、パピルスやガラスの土産物屋などがぎっしり並び、いろんな声が飛ぶ。観光客もたくさん来ている。
ヤパーニ(日本人)?と聞かれて、うん、と首を縦に振ろうものなら、変な日本語を連発する。

”ゴコデイチドル~”

”ノー・タカーイ”

”ガンバレ・ジャパン!”

”ヤマモトヤマ!”

・・・なんじゃそりゃ。

A氏がスッと路地の間の階段を上がったのでついて行くと、そこにも店舗兼工房が何件か並んでいた。

象嵌細工のバックギャモン盤を仕上げていたおじさん。


象嵌細工に使う貝殻の重さを量るのに、またしても天秤ばかりと分銅。

おじさんの磨いていたバックギャモン盤がとても見事で、すっごく欲しかったんだけど、ずいぶんとサイズが大きい。小さいサイズは気に入ったデザインの細工がなくて、泣く泣くあきらめる。結局、きれいな写真立てと、こども用にちょっと細工の粗い、象嵌細工の箱を二つ買う。通りの店はかなり値下げに応じるんだけど、ここは細工に自信があるのかあまりまけてくれない。箱一個分(200円)だけしか値切れなかった。

歩き回って疲れたので、マクファ(カフェ)で一息。A夫人と私、子ども達はミントティー、A氏と夫はシーシャ(水タバコ)を注文する。









甘い水タバコの煙に、少し酔う。

カイロの街を歩く  裏道探検

2008-01-11 07:42:15 | エジプト旅行
またまたA夫妻の案内で、イスラム地区にあるスルタンの迷路のような豪邸・ハマムなどを見た後、近辺の裏道を歩きました。観光客はあまり通らない道らしく、生活感あふれた町並み。ちょっと問屋街っぽいかな。シーシャ(水パイプ)関連の店が続いている。シーシャの部品屋さんとか、掃除屋さんもある。



お店の角に突然、羊。道の脇のごみがためてあるところには子猫の死骸。うーん、ディープだ。そういえばサッカーラに行くときの運河沿いにも家畜らしき牛の死骸が捨ててあったっけ。乾燥してるからこういうことができるんだろう。キンシャサだったらあっという間に臭って大変だろうな。

豆の専門店、魚屋、肉屋・・・。
レモンの量り売りの荷車では、天秤ばかりと分銅で量っている。分銅なんて見たのは理科の実験以来かも。



ジューススタンドでオレンジジュースを一杯(30円)注文。ちょっと酸味があっておいしい。フルーツのほかに人参ジュースも作っていた。

行き着いた先の大通りには次男くらいの子どもが焼き芋を屋台で売っていた。

これこれ!このまえから下町っぽいところをタクシーで通るたびに見かけて気になってたヤツ。ホテルのあるザマレクなんかにはないんだよね。1本20円。一本だけ買ってみんなで味見する。少年はちゃんとみんなで食べれるように切り分けてくれた。

甘くておいしい、日本の石焼いもの味。なつかしい。