ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

アートへの道

2008-06-28 15:09:22 | コンゴ(M&S)
別に芸術に関して語るわけではありません。ていうか語れないし(´A`;) 

コンゴアートを続けて紹介しましたが、その入手元のうち、サンフォニー・デ・ザールは我が家から15分ほど、ボボトは2分ほどで行かれます。もちろん車でです。通り道もまあ慣れればそれなりに美しい?!と思えるようになったものですが、アルティザナ・エ・デヴェロップマンはちょっと遠くて、周りの景色も何回行っても慣れません。

今日は、アートに出会うために通らなければいけない道(まさに題字のままでしょ?)、久々に街の様子を紹介します。

6月30日通りを出発。頭に氷をのせて売る人もタクシー待ちかな?


ちょっと中心を外れ、線路で生活(商売?)する人々




横を走っていたタクシーバス。後ろのガラスがすごいことになってます(゜ー゜;)


放置されているのではなくて、駐車場。車体に漢字が?


大きなトラックが動かなくなっちゃったらしい。ガンバレ!


集落を横切る。水汲み場の賑わい


こどもは本当にかわいい


今回は道が混んでいて迂回したので、ちょっとのんびりした場所も通って


また違う集落(町)に。ごみごみして側溝が多くなる




角を曲がると、素朴なお店が並ぶ界隈


その先にようやく・・・

アルティザナ・エ・デヴェロップモン到着。お疲れさま。

まだ続く、コンゴアート 

2008-06-27 08:53:20 | コンゴ(M&S)
我が家に増えるコンゴアート、続々編です。

またまた夫がボボトで見つけてきたこの二点。

鳥の形の枕


斜めから見たところ


刺青の男
 背中の彫りも美しい。

↓実際に男性も女性も、こういう立体的な刺青をしていたようです。



というわけで前回ご紹介したボテンベの絵とあわせ、食卓の横のコンゴ・コーナーは現在こんな感じになりました。




もうそろそろ、置く場所がないです。(゜ー゜;)



さらに、おまけ。
アルティザナ・エ・デヴェロップモンで購入した、キャンドルスタンド。
トカゲの影が素敵でしょ?

コンゴアート 絵画編

2008-06-25 22:23:40 | コンゴ(M&S)
我が家に続々と増えるコンゴアート、続編です。

今回は、以前アトリエ訪問をしたボテンベとカンベレの作品。

カンベレの作品は彼のアトリエにあったものと同じモチーフで一回り小さいものを、と注文して描いてもらいました。ボテンベの方は訪問時に見せてもらったもので、3枚でひとつの作品になっています。

両方とも新作すぎて、我が家に着いた時はまだ絵の具が生渇き状態。壁に掛けておいたらようやく乾いたので、サンフォニー・デ・ザールで額縁をつけてもらい、ようやく完成しました。

まずはカンベレの「女性と開発」と題された、この絵。

(105×105cm)

3人の女性の服の部分に腰布のコラージュ、その上から彼独特の模様が重ね描きされています。
黒い額にするつもりだったのに、サンフォニー・デ・ザールでちょうど金の額をつけて出来上がったばかりの絵をみて、これだ!と急遽変更、こんな感じになりました。キンキラキ~ン♪写真ではわからないけど、実物はかなり大きいです。



こちらのボテンベ「太陽3部作」も金にしちゃおうか悩んだけど初志貫徹、黒い額縁で。





(62×62cm)

窓から見える太陽をモチーフにしたもので、めずらしくサイズが小さめ(でも三つ合わせると十分大きいけど)。
彼の説明によれば、最初の絵は苦難の人生に希望の太陽が昇るというテーマ、三枚目は苦難の人生そのものを太陽として象徴化したものだそうです。


両方ともアトリエで目をつけて手に入れたこともあり、なかなかお気に入りの作品たちです。

コンゴアート、まだ続きます。

ギリシャ料理屋でのんびり

2008-06-22 18:22:58 | コンゴでごはん
久々のカテゴリーごはん。

今日は、キンシャサのメインストリート六月三十日通り沿いのギリシャ正教会脇に位置する、ギリシャ料理屋にお隣のGさんと一緒に行ってみました。隣はギリシャ大使館も入っているビルディング。ギリシャ人コロニーなのかな。

なんだかぱっと見、海の家みたいな作りのテラス席。キンシャサにいるのだから文句は言えませんけど(゜ー゜;)。天井の白い扇風機は涼しいです。座って喋っていたギリシャ人夫婦らしき人たちが、挨拶をした後、奥に入っていった。あの人たちが作ってくれるのね。

うちの家族は”ギリシャ料理屋”初体験、メニューを見ても良くわからない。Gさんの前任地ベルギー・ブリュッセルにはわりと多かったとのことで、料理の選択はGさんにお任せしました。

残念ながらギリシャワインは品切れ。
しかたないのでよく冷えたポルトガルの発泡ロゼワイン・マテウスを注文。ああ~気持ちいい~。テラスでロゼは絶対合いますよね。手前の焼いたフェッター・チーズも、ぴったりのつまみ!



前菜盛り合わせ。タラマや揚げたてイカリングがイケる。にんにくのきいたナスのペーストやぶどうの葉で巻いたひき肉ごはんは、旅行で印象のいいエジプト料理を思い出させて、なかなかいい感じです。



ケバブみたいなお肉。


半分食べちゃってから気づいてあわてて撮った蛸のマリネは、酢ダコそのものの味。懐かしい。

こういったおつまみをつまみながら、のんびりと風に吹かれます。
メインは(すでに気持ちよくなってしまって)写真を撮り忘れたけど、ティラピアという川魚のグリル。これもいい焼き具合でおいしかった。

それにしてもなんでこうロゼ・ワインって、暑い気候に合うんだろう~?乾季の少し渇いた風のなか、まるで夏のヨーロッパにいるようで(←大げさ)ちょっと幸せな、いい気分の休日の午後でした。

和食ランチへようこそ

2008-06-21 19:25:12 | こども達
学校も今年度、あとわずかとなりました。こどもたちの通う学校には、我が家と同じ転勤族も多い。この時期、本国フランスなどへ帰る家、別の国へ転勤になる家も結構あります。

長男の仲良し、ピエールは両親がフランス人。この夏ブルターニュに戻ることになりました。長男がどうしても最後に家によびたい、日本のご飯を食べさせたい、というので、ゆっくりできる金曜の午後の学校帰りに遊びに来ることになりました。

メニューは鳥の照り焼きとサラダ、わかめと豆腐の味噌汁、玉子焼き、ご飯、漬物の定食ランチです。今日はお箸に挑戦してね、と渡したので、緊張しながら一生懸命食べてくれたピエール。


ピエールは和食がとても気に入ってくれたみたいで、おかわりもして、たくさん食べてくれました。うちのこどもたちが食べ終わって席を立っても、最後までおいしそうにきれ~いに食べて、お片づけも手伝ってくれる。しかも”すごくおいしかったです、マダム”ですって。・・・・よく躾けられたお子さんだこと。

食後は4月の帰国で買ってきたWiiでMii(本人の似顔キャラ)を作って、スキーをしていました。


2月のスキー教室も一緒に行ったんだものね。

その後別の遊びをしていたんだけど、”またWiiをやりたい”、と言ってきたので、”脳に悪いからだめよ”と禁じたら、”わかりました、マダム”だって。なんて偉い子なんでしょう!?スバラシイ。
彼は週二回、サックスを習っているそうで、長男のリコーダーをピロピロと上手に吹いていました。



ピエールに評判だったことで気を良くした私。次の週、まったく同じメニューで別の2人の仲良しをもよびました。


韓国系アメリカ人のママとフランス人のパパを持つ、アレクサンドル。1年前に転校してきたんだけど、共通の東アジアの血がそうさせるのか、すぐに仲良しになりました。


コンゴ人ママとフランス人パパを持つ、マルク。おめめクリクリでかわいい。

ごはんも一通り好評、ただ食後のデザートにと頑張って作った抹茶のアイスクリームは、見た目が野菜っぽいのが引っかかったのかイマイチでした。ほうれん草かと思ったらしい。(゜ー゜;)

こどもたちがお誕生会とかおよばれに行くと、ここではプールのついている家が多いからそれで結構時間がたっちゃうんだけど、残念ながら我が家にはない。(´゜э゜)



間が持つかなあと心配したけど、ベランダで卓球をしたり家の中でかくれんぼをして、結構良く遊んでいました。もちろんWiiも、ちょっとだけね。

Miiに増えたおともだち。
  



レオ君生活。

2008-06-20 08:43:49 | カメレオン
あいかわらず目を開けてくれないレオ君。本によれば、呼吸器系の疾患でも目を開けなくなることがあるらしい。さらに

”湿気が多すぎると細菌が発生して呼吸器系の病気になりやすい”

と書いてあるサイトを見つけた。

・・・ガーン ( ̄□ ̄;)



”目を閉じたままだと中で細菌が増殖して、負の連鎖・・・”

とも・・・。


ガガガーン  ( ̄□ ̄;;



もう遅いかもしれないけど、ぬるま湯霧吹きは中断。この2週間まったく雨が降っていないんだから、そのほうが自然なのかも?目を開けないのでどうせ葉っぱから滴る水も飲めないし。それにしても、目を開けない上に威嚇もしなくなっちゃったので、口を開けてくれるタイミングがない。このままじゃあ、脱水状態になっちゃう。

水を飲ませるテクニックとしてトカゲのサイトで、楊枝で口先をつつく、とか、テレフォンカードを挟んでこじ開ける、とかあったので試してみたけど、見えない分怖いのか、歯を食いしばっちゃってなかなか難しい。

なんとか楊枝作戦でできた隙間に水を流し込むと喉を動かして飲んでくれた。飲み込んだ後ほんの少し口を開けるので、その瞬間を逃さずまた水を流し込む。フ~ッ。



かごに入って何しているのかな?


体重測定なのでした。現在ちょうど20g、軽いね~。




東部からキンシャサへ 空の旅

2008-06-18 08:49:01 | コンゴ(M&S)
ゴマ市内のキヴ湖畔のホテルから。風が冷たくて気持ちいい。



ブカヴへ向かうセスナ機から。上空から見たゴマの街とキヴ湖




日本の、山あいの湖を思い出す風景が眼下に広がる







キンシャサに戻る途中の街キサンガニの近くのコンゴ川



コンゴ川沿いの集落




キンシャサに近づいたら美しい入道雲が出ていた




お土産はキヴ州名物 ゴーダ・チーズ
涼しい気候なので、酪農が盛んなのだ。




味はあっさり系で、結構イケる。(M)

東部の街 ゴマで

2008-06-17 09:08:26 | コンゴ(M&S)
今回は、東部の街ゴマで撮った風景を紹介します。

ゴマの北にあるルワンダ国境の火山。


ゴマで出会った子供たち。



みんな真っ直ぐな視線を送ってくる。




将来は美人さんかな。



重たい水を頭で運ぶ子





2002年に大噴火したニラゴンゴ山




そのときの溶岩。
ゴマの街の1/3が溶岩で覆われたという。



火山のせいでゴマの街の土は真っ黒だ。


ゴマの街でよく見かけた木製自転車。


用途は、自転車のように乗ったり、荷物を載せたり。
コンゴでは荷台は普通リヤカー形が多いので、この形はとてもユニーク。(M)

種類が判明?!

2008-06-16 08:40:35 | カメレオン
朝から日差しが出たので、いつもより暖かくなった午後のベランダ。


いつものように陽だまりでまったりするレオ君の色が、いつもとは違う?


そして、日差しがより強くなった翌日の午後。


んん?



あらま~!



どんどん色が濃くなり、模様がはっきりしてきた!



しかも活発に歩き回っている。でも相変わらず目は閉じている。


お腹のほうは点々模様。



模様はますます濃く、体は細くなっている。
近くで見ると派手なんだけど、離れて見ると何故か木と見分けがつかない。


そのうち陽のよく当たる枝でまったりとし始める。体は太く、色は薄くなっていく。



どんどん色が薄くなり、しまいにはいつもの色(緑)に戻っていった。



いままでネットや本で見て、レオ君は色の変化のないセネガル・カメレオン系なのかと思っていたけれど、これで違うことがわかった。

模様の出方はディレピス・カメレオンっぽいけれど、フラップ(頭の後ろのエリみたいなところ)がそう大きくはないし、ディレピスに似ているという種のエリ・カメレオンかもしれない。ディレピスやエリの分布は熱帯アフリカ~南部アフリカということだから、生息地もあっているし。
それともフラップが動かないから、グラキリスカメレオンか。ただこちらは西アフリカの乾燥地帯に分布、ちょっと地域が違うかな。

とにかく色の変化が出てきたので、かわいいだけでなく観賞する上でも楽しくなってきました。あとはしっかりおめめを開けてエサを食べて~!



東部といえばゴリラ

2008-06-15 09:47:38 | コンゴ(M&S)
コンゴの東部でゴリラを見にいった。

ブカヴ(Bukavu)のホテルを7時過ぎに出て、空港方面のゴリラのいるカフジ・ビエガ国立公園(Kahuzi-Biega National Park)に向かう。
この公園は、ユネスコにより世界自然遺産に指定されている公園で、ここのゴリラは東ローランドゴリラと呼ばれているようだ。

ブカヴ市内のホテル

公園に行く途中のトラック

国立公園では、まず公園のスタッフがゴリラの現在位置を確認しに森に入り、我々見学ツアー客はオフィスで待つ。いきなり森に入っても何時間も森の中をさまよわなくてはならなくなるので、先遣隊がまずゴリラを見つけた後にその地点に客を誘導するというシステムになっている。
無線を使って公園関係者が先遣隊と連絡しているのだが、なかなかゴリラを見つけたという連絡がない。

「なにやってんだろうな、コンゴ人は。本当にのんびりしてんだから。」なんて文句を言いながらとにかく待つ。

公園の入り口の看板

かれこれ1時間半。午後には別の用事が入っているので、11時には戻らなくてはならない。今回のチャンスを逃したら、おそらく一生野生のゴリラに会うことはできないだろう。もう少し待っても見つからないようなら引き揚げなくてはならないぎりぎりのタイミングになって、ようやくゴリラを見つけたという無線が入った。

公園の入り口から5kmの地点まで車で移動、そこからは徒歩で森の中に入る。



ガイドだけでなく、万が一の時のために護衛もつく

最初は足が水溜りにはまらないように気をつけながら歩いていたが、そのうち森を抜けて湿地帯に入ったところで、もう足元はどろどろでどうしようもなくなってきた。靴の中が泥でぐしょぐしょになりながら、とにかく前に進む。



さっきは1時間半も見つけられないで、コンゴ人はのんびりしているな、と思ったが、前言撤回、こんな大きなジャングルの中でよくぞ1時間半で見つけてくれたと感心する。

20分くらい歩いた頃「シーッ。」という声が前から聞こえて、音を立てないようにゆっくり歩き始める。しばらくして皆が立ち止まった。

背の高い草越しにゴリラの大人のオス、シルバーバックらしき白っぽい背中が見えた。

やった!

近づいて写真を撮る。両腕を地面につけて立っている。しばらくして歩き出し草の中に消えた。
ガイドがシルバーバックの後を追っていくと、そこにはメスが3頭と子供も一緒だった。

ゴリラの子供と目が合った。かわいいぞ!

草の根を食べる母親

メス二頭


メスに比べるとオスは二回りくらい大きい。その巨大さは別の生き物ではないかと思うくらいだ。

すごいお尻

肩の筋肉もすごい


みんな一生懸命草の根を剥いて食べている。ガイドによると、ゴリラは竹を食べるとお腹を壊すので、下痢止めにこの草の根を食べるらしい。ゴリラは経験的にそのことを知っているという。

結構近づいても大丈夫だった。4-5mくらいまで近づいた。



しばらくシャッターを切ったが、シルバーバックはやがて森の中に消えていった。

その後すぐに胸を叩くドラミングの音がけたたましく森に響いた。この迫力には感動するしかなかった。(M)