ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

ラピュタ?!

2010-05-21 14:03:46 | 日記
きのう珍しく夜8時半ごろ家の外を歩いていたらこんな雲が出ていて、たまたま持っていたカメラで思わず写真を撮りました。



天空の城ラピュタの”龍の巣”ってこんなだったよね?

家に入って窓から見たら少し形が変わって



ハンバーガー?どら焼き?って感じ。


さらに30分後経過したら横に間のびして



ホットドッグ状。



そして日没の9時半ごろには



ちんまりと、夕焼け色に染まっていました。


ずっと天気が不安定で雲の多い今月はおもしろい雲を見かけることが多いです。
ちなみにこの日の朝は



のしイカみたいな雲が頭の上を横切って、アルプス方面へ続いていました。

・・・どうしても食べ物に見えちゃうんだな~。


初ジュネーヴ観光2

2010-05-19 12:00:00 | 日記
続いてはさらに古いジュネーヴを探検!?旧市街心臓部のサン・ピエール教会へ。パリのノートルダムと同じように地下にはローマ時代からの遺跡があり、2008年6月から公開を始めたらしいので、入ってみました。引き続きタダかと思ったら一人8フラン!ちょっと高いナー。






初期キリスト教の洗礼場。


お墓の跡・・・?

そして必見は、司教謁見の間のモザイクの床。









新たに公開しただけあってイタリア等のより清潔だし、ところどころにオーディオヴィジュアル・ガイドも多くて非常に見やすかったです。お金払った甲斐はあったかな。


そして地上に移れば、12世紀から建設が始まり13世紀に完成した、今も現役のサン・ピエール教会。建築当初はカソリックだったけれど16世紀の宗教改革でプロテスタントに改修したこの教会は、1536年から30年近くカルヴァンがプロテスタントの理念を広めるために説教をしていた、プロテスタントのローマといわれる場所だそうで。当時彼の使っていた椅子も残っています。


美しい細工の残る祈祷台。


祈祷台のコーナーには、ドラゴンの細工。


そして、カルヴァンの椅子。


なかなかいいじゃん、ジュネーブ旧市街!何がいいって、小さいからちょっと歩けば中心部全部見れちゃうこと。雨にぬれる暇もないほどです。じゃ次は、ジュネーヴ出身の哲学者ジャン・ジャック・ルソー生家?坂を下りたところのジュネーヴ歴史博物館?

・・・お昼の肉のエネルギーはもう切れちゃったらしく夫も長男も帰宅希望で、今回のジュネーヴ観光、早くも終了。次回は・・・あるのかなぁ。

いまさらの、初ジュネーヴ観光1

2010-05-17 12:00:00 | 日記
四連休だったこの週末。泊りがけで出かけたいところだけど土曜日は日本語補習校もあるし、なぜか次男の通う現地校のクラスは月曜から連休を含みヴァレー地方へキャンプだったし。じゃあ残った三人で近場の山でも歩きに行こうかと言っていたけど、相変わらず連日天気が悪い。うーん、せっかくの休みなのに~。

遠出できないならせめて近場に出るかな。そういえばみんみん家がジュネーヴに来て1年半が過ぎたのに、まともにジュネーヴ旧市街を見ていない!
そこでジュネーヴの町の一番古い部分に行ってみることにしました。外は雨なので、建物の外観や町の様子の写真はほとんどありませ~ん。


で、雨の中を歩くのに、まずは腹ごしらえから^^。
旧市街の中心部にあるパリの有名なビストロの支店、オ・ピエ・ド・コションAu pied de cochonへ。いつもあまり変わらないメニューだけど、いつも外さない味。

私はウサギのミルフォイユ、


長男は子羊のモモ肉、


夫は名物・豚の足の詰め物。


ちょっとずつとりかえっこして食べたけど、どれもおいしい♪
5月も半ばだというのにみんなセーターやコートを着込むぐらい寒かったこの日、しっかりお肉を食べて温まってから、観光へ出発!


まずはビストロの裏手、旧市街中心部のタヴェル館Maison Tavel。


12世紀の建物を17~18世紀に修復した、ジュネーブ最古の住宅。中世から今世紀初頭の道具類、絵画、版画、写真、貨幣、家具、銀食器、古地図、巨大ジオラマなどが展示してあって、なかなか見ごたえがあります。



アパートメントとして使われていた時代のままに展示してある階も。



美しい、クラシックな鍵穴と鍵がいくつも並んでいました。


中世の剣かな?


ヌーヴ広場に置かれていたギロチン・・・。ヒーッ!


窓からはレマン湖も少し見えます。

展示の仕方も見やすくてなかなか興味深い。しかもジュネーブ州が運営しているので入場は無料!偉い!!


タヴェル館を出て向かい側の建物はかつての武器庫。今は古文書が収められているそうです。

入り口付近には18~19世紀の大砲が展示してあります。


台座のワンちゃん模様が優れもの!





その隣はこれまた店内に本物の騎士のよろいや武器が展示してあるレストラン、レ・ザルミュールles armuresがありますが、お腹が一杯なので素通り~。


続く。


刺身にジュネーブ・ワイン Clos des Pins

2010-05-09 01:35:52 | ワイン(M氏より)
妻のしろみがどこからかマグロの刺身を買ってきた。


その日は仕事で夕食を食べなくてはならなかったが、軽くで済んだので、せっかくだから新鮮なうちにと、帰ってから残り物の刺身をいただくことにする。


ちょっとお酒が飲みたいな、ということで開けたのが、フランスでは食用葡萄だがジュネーブでは最もメジャーなワイン用の葡萄シャスラchasselaのワイン。

ラベルには昔の収穫時の写真を使用

日本の甲州ワインも刺身に合うのが特徴だが、そのシャスラも驚くほど刺身と相性がいい。

チーズフォンデュ屋でフォンデュと相性がいいとよく勧められるワインがこのシャスラなので、ちょっとイメージと違うかなとは思ったが、実際に刺身と合わせてみて驚いた。


この造り手は、ジュネーブの中心から30分程度のフランス国境にあるDardagnyという村のClos des Pinsというところ。

Clos des Pinsの入り口の飾り

ジュネーブで唯一ミシュラン・ガイドで2つ星に輝くレストランDomaine de Chateauvieuxのワインリストにその名を連ねる数少ないジュネーブ近郊の造り手である。

こういうと大そう高価なワインなのだろうと思うかもしれないが、造り手から直接購入すれば日本円にして700円程度のワインなのだ。


先日、造り手を訪問して試飲させてもらったが、この造り手の特徴は、葡萄毎の特徴を面白いくらいに、また拍子抜けするくらいにそのまんま表現しているところだ。特定のワイン以外には樽熟成を行わず、ステンレス桶で発酵させて収穫から7ヶ月くらいで瓶詰めする。5月の時点で昨年のワインが飲めることが逆に新鮮だ。

とりわけ、ここのガメイGamayは、そんじょそこらのボージョレワインも太刀打ちできない出来で、昨年のスイスのワイン品評会のガメイ部門で見事第一位に輝いている。


ジュネーブ近辺のワインの造り手は、この20数年間、ワイン産業を活性化するために、世界中の葡萄品種を片っ端から植えてワインに多様性を持たせる試みをしているという。

その結果、一つの造り手が、白ならシャスラ、アリゴテ、ソービニョンブラン、シャルドネ、ヴィオニエ、ピノブラン、ピノグリ、赤ならガメイ、ピノノワール、カベルネソービニョン、カベルネフラン、シラー、メルロー、ガマレ等々、いろんな葡萄で作ったワインを生産しているのだ。

ワインの色もなかなか美しい


正直、それぞれの葡萄のオリジナルとなる産地のワインと比べるとちょっと物足りないと思うことがほとんどなのだが、ここのソービニョンブランとガメイは秀逸で、その葡萄本来の特徴を素直に出しているという観点からすれば、ロワールの白やボージョレの赤と比べて全く遜色がない。


そんな造り手が造るレマン湖周辺ワインの主要葡萄種シャスラなのだから、美味しくないはずがない。


ということで、スイスワイン、ジュネーブ・ワインもなかなかイケるのではないかと思えるようになった今日この頃である。(M)

スキンシップ好きなお魚

2010-05-05 12:00:00 | クラウンローチ
久々にクラウンローチ登場です。ろーちん近況を早くアップしたい!と思いつつ、実は今年に入って外付けH/Dが壊れてしまい、今まで撮りためた莫大なろーちん画像が失われた状態なのです・・・。夫M氏がリカヴァリーに出してくれることを祈りつつ(←それとなく要求?)PC上に残っていたものと最近の写真のなかから、ご紹介しますね。今回はすべて画像拡大可能です。

そもそも我が家にろーちんをお迎えしたのは、始めたばかりの水草水槽でスネール(貝)がが発生し水草への食害が気になったので、そのスネールを食べるというクラウンローチを投入したのです。確かにろーちんはスネールをすっかり食べてくれました!が、水草も食べた・・・T_T・・・意味ないじゃん!!

でもいいんです、カワイイから~♪

そしてローチの仲間は群れで過ごすという事なのに一人っきりのろーちんが不憫になり、狭いところで何匹もぎゅ~ってなる姿を見たい衝動にも駆られ、2ヵ月後にお迎えしたのが、体長約1.5cmだったぷっちん。名前の由来は、おなかにおへそのように黒い斑点がぷちっと付いていた(←画像消失中)のと、とっても小さな(=プチpetit)姿から。今は体長約3.5cmに成長。大きくなるにつれ、”ぷちっ”模様は背中からの黒い縞模様とくっついて斑点ではなくなってしまいました。

食後におちょこで爆睡するろーちんの側らを所在なさげにうろつく、来たばかりのぷっちん。ちっちゃくて、まだ体が透けていたので、本当に育つかドキドキだったころ。

おちょこからのぞくろーちんのしっぽが、ハート型に見えてラブリ~でしょ?(もっとかわいいろーちん寝姿はコチラ。)←親バカ。

また食べすぎで爆睡中のろーちんを、つついて起こそうとする?ぷっちん。

目が、ろーちんの目が・・・!こっち向いてるよね?カメレオンみたい^m^

でもこの頃のぷっちんは、ろーちんの寝ていた植木鉢には入ろうともしなかったんです。泳ぎながらすりすり肌寄せ合って仲良しのシンクロ泳ぎは見せてくれていたんだけど(←画像消失中)、ローチのくせにあまり狭いところに興味がないような感じでした。

そして約3ヵ月後、だいぶ大きくなったぷっちん。珍しく植木鉢に興味を示したと思ったら、いつのまにかろーちんの横に!(石で見えにくいですがろーちんの左側にいます。)

感激の初・むぎゅ~の画像!コレ、私のPCデスクトップの背景画像になってます♪♪

二人ともカメラ目線?



その後、植木鉢はろーちんには小さくなってしまって入らなくなったので撤去。去年の晩秋くらいに、ちょうど良さげなサイズのつぼを見つけたので入れてみたら、ろーちん、いたく気に入った様子で、今度はこの冬中つぼの中に引きこもりになってしまいました・・・。
ぷっちんは一緒に入りたくてしょうがないのに、縄張り意識からか、すごい勢いでつつかれて追い出されてしまう。

でもめげないぷっちん、爆睡状態で横になっているろーちんに気づかれないうちにもぐり込んだ!

横になって浮いているのが爆睡ろーちん、右がぷっちん、2月頃の写真。
さすが一年間相方を務めているだけあって、ろーちんの性向(食後の爆睡中は何をされてもわからない)をよく理解している。

この写真はフラッシュを使って強引に撮ったので割合はっきりと見えますが、肉眼ではつぼの中の姿はほとんど見えません。そこでかわいそうだけど、一応観賞魚だから姿を見たいし、起きている時につぼに入り込んだぷっちんへの仕打ちがあまりにもひどいのでこの春、黒髭ゴケの温床ともなっていたつぼを撤去。カワイイろーちんのダークサイドは見たくないの・・・。

最近は仲良くシンクロ泳ぎする姿も復活。そしてこんな就寝中の光景も。

手前がぷっちん、奥がろーちん。
そっぽを向いて寝ているようだけど、実はさりげなくしっぽタッチ。かわゆい~♪

魚のクセに、スキンシップ好きなクラウンローチなのでした。


水草水槽をやりたかったはずなのに、結局ろーちん達がつついて葉に穴が開いたり、新芽をすっかり食べつくされたり、根元からかじられ葉っぱが一枚もなくなったり。いろいろな水草を試しているのですが、次々と見るも無残な姿になっていき、最近ではかじれないような硬い葉っぱのものと、かじられてもよくわからないものに限定されてしまいました。すっかり本末転倒で、ろーちん達中心の水槽。

・・・でもいいんです、カワイイから♪

五月ですね。

2010-05-03 08:35:42 | 日記
早いものでついこの間、年が明けたと思っていたのに、もう5月。

mois de mai(5月)はフランス人にとって本当に春が来たということを実感する特別な月だ、とフランス語を習い始めたころフランス人の先生に聞きました。が、最近はやはり異常気象なんでしょうか、この4月後半のジュネーブは夏かと思うくらい暑くて、あわてて夏服を引っ張り出してきましたが、5月に入ったとたん、雨降りで気温は低下。しばらくはグズついた天気で気温の低い日が続くようです。


これは天気が崩れる前の4月最後、ものすごく気温が上がった日の朝焼け。

さて5月1日はmuguetすずらんの日。
去年は次男が森で見つけて採ってきてくれたのですが(去年の記事)、今年はあいにくの雨降り。我が家から車で7、8分で行ける一番近いフランス、ヴェルソワの隣村ソーヴェルニーSauvernyで、こども達が売っていたすずらんを買いました。ひとつは次男お呼ばれのお誕生会で、お友だちのママにプレゼント。残りは我が家で飾ってみました。

とってもいい香り♪


なんだか今ひとつインテリアにはマッチしていませんが・・・。


そして五月といえば、息子二人のいる我が家には五月飾り。(うっかり忘れそうになってあわてて出しました^^;)


久々にニッポン!という感じ~。

でも引きで見ると・・・。


やっぱりしっくりこない・・。

アフリカ色、強すぎなんだよね。
ヨーロッパに住む、日本人の家なのになあ。