ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

新兵器導入

2008-03-31 16:56:48 | 日記
マラリア予防のため、蚊対策はとても重要なことは以前にも書きました(ムシ対策参照)。今日は我が家の新兵器を紹介します。

季節要因にくわえ、最近はベランダのレオン君を考慮して極力殺虫剤を使わないでいるので、蚊が多いような気がします。気をつけていても、ドアの出入りなどで家の中に入ってきてしまう。また、家の中の照明が暗いので、夜、足元に飛んでいてもよく見えず、刺されることもあります。痒いのもだけど、そのまま刺した蚊を見逃すのはなんだか悔しい。

でも蚊を手でつぶすと手も汚れるし、白い壁に付いたりすると跡が残ったりして汚らしいですよね。

そんな時は~・・・



蚊たたきラケットォ~!!
(上の二行、ドラえもんで読んでください)


先週、スーパーマーケットの前の物売りが20ドルで売っていたので、値切って5ドルで買いました。(意外にすんなり値切れたので、3ドルくらいでも良かったかも・・クヤチイ!)

蚊を見かけたら、飛んでいるときなら華麗にスマッシュ、壁などに留まっているときなら静かに上から押さえると、バチバチッとすごい音で感電して即死。まさに自らの手を汚さずに蚊を退治することができます。なんてすばらしいんでしょう。ちなみに蚊だけでなく、ハエやその他昆虫、小さいゴキブリくらいまでなら、いけます。これまたキンシャサライフ必需品です。


ただいま充電中。




おまけ・・・今日のレオン君。


金・土とエサも水も受け付けず元気がなかったので、もうだめかと思ったら、また昨日から良く食べてくれるようになりました。日課の食後のお遊びで、カメラ目線のレオン君。一眼レフにも慣れました。
しっぽを触ると巻きつけてくるんです♪カワイイでしょ?

遊びの時間

2008-03-28 08:24:33 | カメレオン
エサの時間の後のひなたぼっこが日課となっているレオン君。今日は脱走しそうな様子の彼を連れ戻して、そんなに気力体力があまっているなら、と長男と遊んでもらうことにした。

ベランダの木に乗っていても、目の前に棒を出されるとつい乗ってしまうレオン君。簡単に捕獲。




おっとっと。


棒を動かされて不安定だから、ひざの上に降りたいらしい。


みよ~ん、と伸びて着地。念のため最後までしっぽで枝につかまっている。

どの色に反応してよいのやら・・・。


目の前に棒を出され、またつい登ってしまう。

こんなことを10分ほど繰り返し、異常がないか体の観察。


なんだか、おめめが眠たそう?さすがに疲れたのね。

この後おうちである蚊帳の中の枝に戻すと、すぐ寝ていました。
お疲れ様、レオン君。


レオン君、その後

2008-03-27 08:47:56 | カメレオン
口から何か飛び出したり、何回も”オエッ”と吐くような動作を繰り返したりした後は、木の枝につかまってほとんど眠りっぱなしの日が3、4日続いたレオン君。とにかく水は切らさないように与えていたけど、バッタを見せると食べる意志はあるのに、舌を伸ばそうとするとまた”オエッ”。日向ぼっこにベランダの植え込みに登らせると外を眺めてはいるけど、やっぱり弱弱しく、以前の脱走のときのような勢いはない。

食欲はあるようだから、内臓の調子が悪いというより舌の問題かもしれない。大きなバッタを食べたのが原因ではなくて、その後の、蚊帳に舌がくっついちゃったほうが良くなかったのかもしれない。同じ事故がないように、針金とつっぱり棒を使って、蚊帳の内部を拡張した。

ベランダの片隅にカメレオン・スペース完成。ちょうど真横にライトもあるし、床はタイルなのでお掃除も簡単。植木を何鉢か入れて隠れ場所も作ってみました。


たいてい日の入りと共に就寝する、レオン君。



蚊帳の中でまた事故がおきるといけないので、植木ごとベランダに出し、バッタを目の前に置いてみるが、やはり舌が出ない。相当お腹が空いているらしく、直接顔を近づけてくわえようとする、が逃げられて逆にバッタに頭の上にピョンと乗られてしまう。(iДi)不憫だ・・・。


長男が手からやってみたけど、なかなか口をあけてくれない。

そこで、一旦バッタを木の上において、レオン君が食べたそうに口を開いているときに、お箸で口に入れてあげた。うまくくわえられず何回も落っことしたけど、根気強く拾っては口に入れて、さらにお箸で奥まで押し込む。ちょっとオエッてなって可哀想だったけど、何とか飲み込んだ!!!ヨカッタ、ヨカッタヨ~。

食後の日なたぼっこにとベランダの植え込みの木に止まらせたら、先日とは違い、どうもこっちの様子を伺いながら脱走を企てている様子!?



ちょっと元気になるとコレなんだから、もう~。


キノワ流の週末-お昼ごはん

2008-03-26 08:01:25 | コンゴ(M&S)
ようやく目的地に着きました。そこはボテンベの親戚が経営(と言うより監視?)する、海の家ならぬ川の家。川幅2m位の小川と、まわりの茂みに囲まれたプライベートな空間になっています。
ボテンベ家のこども達は水着になってどんどん川へ飛び込んでいく。急カーブしているところは流れが速く深いらしく、丸太で入れないようにしてある。

だいぶ晴れ上げって来て日なたは暑いんだけど、シュロの葉の屋根の下は風が抜けて気持ちいい。そこにいいにおいもしてきて、お腹が鳴っちゃう。

シュロの葉や薪を燃して、お昼の支度が始まっていた。

さっきの市場でも見かけたニジマスににた魚の、内臓を取り除いたところに、とうがらし、にんにく、細ねぎなどをすりつぶしたものを入れて、葉っぱに包んで蒸し焼きにする。それと牛肉のブロシェット。

横では食用バナナの素揚げ。


では、いただきま~す♪


その前に、まずは洗面器の水で手を洗ってね。



なぜなら手づかみだから。


焼きたてなので指がすっごく熱かったけど、おいしかった♪


食後はこの小川がコンゴ川へ合流するあたりを散策。

”一ヶ月前に来たときは、ここで人間がワニに飲み込まれているところだったよ”とボテンベ。ひょえ~!!相変わらず人の命の価値の軽いところだなあ。そのうちどこからか子供たちがわらわら出てきて、その辺に飛び込んで泳ぎはじめた。気をつけてね~!!


さらに車に乗って、2m以上ある雑草をなぎ倒しながら道なき道を進み、小高い丘の上に出た。


この一帯がボテンベの土地で、芸術家村の建築予定地だそうだ。

コンゴ川を見下ろす広大な土地。虫の音や鳥の声しか聞こえない。


キンシャサの街へ帰る途中で、日没。


郊外で過ごすキノワ流の週末は、ボテンベ氏のおかげで充実した一日でした。


キノワ流の週末-コンゴ川に浮かぶ日本

2008-03-25 07:54:04 | コンゴ(M&S)
着いた白い砂の中州。


聞いてみると、ここはイル・ドュ・ジャポンだと言っている。つまり日本島??何で?と聞いてもだれも良くわからないらしい。


陽気でおしゃべりなおばさん。


カメラ慣れしていないから?緊張気味のこども達。

ここには漁師の三家族が住んでいた。朝、漁をしてさっきの市場に届けるんだそう。男の人は網を繕い、女の人は鍋で魚を煮ていました。









平和を象徴している、という白い旗が立っていたので、夫が”真ん中に赤い丸を描かないと”と言ったけど、ボテンベ以外ウケなかった。そりゃ日本の国旗なんて知らないよね~。私もここに来るまで、コンゴの国旗なんて知らなかったもの。


次回はここで一日過ごそうか、とボテンベ氏は言う。う~ん、何してすごすんだろう。
釣り?・・・営業妨害では。
水泳?・・・怖すぎ。寄生虫や電気ナマズもヤダけど、ワニもいるよね、この辺。


30分ほど滞在した後、再び船で魚市場へ戻り、今度は近くの集落を抜けていく。




ドラム缶の薪コンロで蒸し焼きにして売っているのは、リボケ(コンゴめし。参照)。


集落の市場の前を通ったらこんなものを売りに来ましたよ。


♪いーもーむーしー、ごーろごろ~♪

洗面器の中に入っているのは、甲虫の幼虫。もちろん生きています。よく見えないけどサフランのような赤いものは緩衝材なのかな?それともサフランやとうがらしなどの香辛料か。味付け済みってこと??
ガボンでは空きペットボトルにぎっしり詰まって売られていたけど、このほうが虫にも傷がつかなそうだし、活きのいいのを選べて良心的かも。もちろん、買い・・・ませんでした。さすがに食べれないし(゜ー゜;

まだ続く。

キノワ流の週末-魚市場へ

2008-03-24 10:45:10 | コンゴ(M&S)
カメレオンの話が続いたけど(カテゴリー・カメレオン新設!)、今日はコンゴネタです。ちなみにキノワkinoisとはキンシャサ人のこと。パリジャンparisienみたいな感じ?

週末の一日を、画家のボテンベ一家と過ごしました。
前々からボテンベ氏より、一緒に郊外で過ごそう、お誘いをうけていたのが今回実現。ンジリ国際空港より先に行くのは、仕事で行った事のある夫以外、私とこども2人には初めてです。ボテンベ一家は奥さんとこどもが四人。さらにSPみたいな強面が一人とベビーシッターも一人来て、ずいぶん大人数。お昼ごはんまで、いろいろ案内してくれるそうです。てっきり郊外にある彼の家に行くだけかと思っていたので、おまぬけしろみは厚底サンダルで出かけてしまいました。


約1時間半かけてまず到着したのは、コンゴ川沿いにある魚市場。木のテーブルの上や地面の置かれたたらいには、初めて見るような川魚、ドジョウみたいなのやデンキナマズ、ヤツメウナギ、巨大ななまず等々が並んでいます。とても活きが良く、そこかしこでたらいから飛び出してくるので、近くを通るときはドキドキです。許可を取ってちょっとカメラを向けさせてもらいました。











魚だけでなく港から少し離れたい場所には、生活必需品を売る市場なんかもありました。



魚市場の目の前は船着場。その脇では地面に布を広げ、そこでとうもろこしを乾かしていたり、キャッサバの粉をほぐしていたり。

黄色いのはとうもろこし。杖のような細長いのは薪ではなく、挿し木用のキャッサバの枝だそうです。



船着場からは観光船(一応)が出ていたのでみんなで乗り込むと、珍しいアジア人を見に人々が集まり、見送ってくれました。


一本の木をくりぬいて作ったカヌーに、プラスチックの椅子を配置した船。なんだか水が床から滲みてきているよ?だ、大丈夫かな・・・。

続く。

レオン君の災難

2008-03-22 17:43:39 | カメレオン
一昨日、大変なことが起きた。

レオン君、いっしょに蚊帳の中にいたのにそれまで見向きもしなかった巨大ショウリョウバッタ(レオン君の顔の倍以上ある長さ)を、目の前でぱくっとくわえた。が、噛んでも噛んでもなかなか嚥下できない。5分ぐらいかけてようやく全部飲み込んだけど、ちょっと苦しそう。

それでも懲りずに、小さいバッタを狙い続ける。2匹目のバッタが捕まる直前に跳ねたため、今度は伸ばした舌が蚊帳にへばりついて取れなくなった。あせるレオン君、私も外から引っ張ってはがしてあげた。

続けて食べようとするが、様子が変。じっと見ていつものように舌を伸ばしたが、失敗。獲物まで届かない?いつもと違うカメラ(一眼レフ)で撮影をしようと構えていたのが気になったのかな。
口を開けて今にも舌が出る瞬間!なのに・・・??


食べすぎなのね、水でも飲んでね、と注射器で葉っぱに水をたらすと、舐めはじめた。長男もやってきて、注射器で直接、上手に水を飲ませてやる。ハイジとゆきちゃんの図。(´▽`)カワイイ。

と突然、舌を突き出して”おぇっ”と苦しそうにしているから、バッタを吐くのかと思ったら、なんだか赤い、内臓のようなものが20cmも口から飛び出して垂れ下がった!!!レオン君は前足を片方上げたまま、歌舞伎の見得を切ったような状態で硬直している。・・・・う、うそ?!何コレ?

一緒に見ていた次男は怖がって、どこかへいなくなる。長男は冷静に、舌なんじゃないか?と観察するもやはり怖くなったのか家に入り、どうでもいい本を読み始めた。私はパニック状態。レオン君、死んじゃったの?恐る恐る近づくと、目だけは動いている。かわいそうなんだけど怖くて直視できない。家の中に入って

”カメレオン、嘔吐”
”カメレオン、内臓、吐く”

などと検索してみるも、役に立ちそうなサイトは見つけられない。
どうしよう!!!(゜Д゜;≡゜Д゜;)

長男に、”アレ、口の中に戻してあげてよ~”、と頼んでみるが、”もうしばらく様子を見よう”、とか言っちゃって本を読んでいる。そりゃそうだよね・・・。

そうこうしているうちに、15分位たった頃には飛び出していたものの長さが半分なり、しまいには全部引っ込み、レオン君の硬直もとけて枝を登りだした。やっぱり舌だったのかな。とりあえず良かった。でも顔色っていうか、体色が白っぽい気がする。かわいそうに・・・。なんだか私も、巨大バッタを食べて消化不良になった気分で、吐き気がしてきた。

今日もまだ、エサは食べず具合は悪そうですが、お水は飲めるようになりました。散々ネットサーフィンした結果、「エサは頭の1/3くらいの大きさがよい」と書いてあるのを見つけました(今更)。ゴメンネ、レオン君。大きすぎだったね。舌が蚊帳にくっついちゃったのも、大きいカメラが怖かったのも、きっと消化に悪かったのでしょうね。

疲れるけど、脱走するくらい元気なほうがいいな。どうか回復してくれますように。

脱走犯レオン

2008-03-20 08:10:40 | カメレオン
レオン君が寝てばかりでおとなしかったのは、最初の二日間だけだった。

半日家を空けて帰ってきたら、今度はベランダの屋外に通じる花壇で、外に突き出したランタナの木の枝に気持ちよさそうに寝ていた。バナナやマンゴーの木を見ながら、夜の涼しい風に吹かれて。

この時はまだ、どうやってそこまで登ったのか、というほうに興味があったので、翌日わざと放置して、レオン君が植木鉢の新居から移動する様子を観察してみた。







うまいこと植木を伝い、



ベランダのつぶつぶした素材(雷おこし状)の壁を細い爪と脚力でよじ登り、




高さ1m余りの花壇に到着したのだった。




そして外の景色をうっとりと眺めている。なるほど、昨日も一昨日もこうやって木に登っていたんだ~。



ああ、こうやってベランダで放し飼いにできたら、ステキよね~。少しでも自然に近い環境で飼えるって、理想じゃない?などとこちらもうっとりして、そこに彼を置いたまま、こどものドリルの採点をしに家に入り、10分ほどして念のためベランダに出てみると・・・いない!?

レオン君は前日のランタナの木の、階下に向かって垂れ下がっているほうの枝を先端へ移動しているところだった。あぶない、あぶない。落っこちたら大変でしょ?めっ!と言ってベランダに戻してあげて、しばらく様子を見守る。彼もこっちを見ている。そのうちに土の上でうとうとしながら日向ぼっこを始めたので、私はまた家に入って採点の続きをし、10分ほどして様子を見に行ってみると・・・・。



ま、またいない!!!今回はどこを探してもいない。どうしても見つからない。
・・・・そういえばさっき私を見る目が怪しかった。どうも隙を狙っているようだった。ノンビリと日向ぼっこをしているように見えたのは、演技だったのか!?私のカンによれば、これは事故を装っての逃亡にまず間違いあるまい。

地上に捜査部隊二名を派遣し、”ここから落ちたはずだから、この辺の茂みを探してみて”とベランダから指示を出す。階下は某・欧州国大使館事務所、大人が行くと目立つので私はベランダにとどまる。蚊に刺されながら必死の捜索で、派遣隊リーダーの長男が茂みの中のパキパキという音を聞きつけ、レオン君を発見!!!のどを膨らませ口を大きく開ける威嚇にも負けず、捕獲に成功した。その間約20分。お疲れ様(´ω`)

ミッション終了後、レオン君を植木鉢の新居に戻しお説教をした。が、ふてくされた顔をして(いる気がする)耳に入らない様子。餌のバッタを目の前に置いてみても、無視。そのうちに眼を閉じて眠ってしまった。・・・相当疲れていたのか、ただの意地っ張りか。

そう思えばおとなしかった最初の二日間も、本当に調子が悪かったのか、猫をかぶっていたのか。・・・いかんいかん、どうもキンシャサにいると人を疑うクセがついてしまっている。あ、人じゃなかった、カメレオンでしたね。


というわけでその後、新居周りには即席の逃亡防止幕(使い古しの蚊帳)が張られたのであった。



初めてのごはんと、脱走

2008-03-18 10:12:20 | カメレオン
一晩でランタナの葉っぱがしっかりしたので、早くもお引越し。

ランタナの新居の横に、今までつかまっていた小さな植木鉢を置いてみた。じっと見つめていたけど、移動する様子は無い。



たまたま反対側においてあった黄色い模様の入った観葉植物(日本のアオキみたい)は、自分と似ているからか、隠れ場所としていい感じだったのか、じっと見ていたかと思うとゆっくりと登り始めた。


ぶら~ん

そのうち枝に顔をこすり付け始めた。
脱皮の残っているところが痒かったらしい。目の周りの皮が剥れて落ちた。


目のまわり用うるおいパックか?

なんだかくつろいでいる様子なので、前の晩に食べてくれなかった小さいバッタを、彼の目の前の枝においてみた。バッタをじっと見て、少し身を乗り出したと思ったらその瞬間、


まわりと色が同じ上に動きが早くて、ブレブレです。

オォ!!!!!

おなじみの長く伸びる舌を伸ばしてその先っちょでバッタを捕まえると、ムシャムシャ、バリバリたいらげた。6匹か7匹くらい、立て続けに。

ブラヴォ~!えらいよ、頑張ったね、などの声がベランダに飛び交う。

あ、でも餌のストックがあと3匹。また捕りに行かなくちゃ。忙しい、忙しい。


プールの周りの草むらに出かけ、また10匹ほど捕獲。炎天下で虫取りのあとは汗をかいたから、ついでにプールでひと泳ぎして小一時間ほどで家に帰ったら、アオキの上に彼の姿がない!!

脱走?!もしや、転落事故?!

慌てふためいて猫を呼ぶように”ちっちっ”と言ってみたり口笛を吹いたり、レオ~ンと呼びかけてみるが、当然返事は無い。排水口に落ちたかとのぞいて見たり、大騒ぎで探し回る。建物の外を探してみようかと、ベランダの柵に添う植物をどけて下を見ようとした時。

い、いた~!!

あそこ、あそこ!


逆光なのでシルエットしか見えませんが。

柵につかまり、ノンビリ昼寝しているレオン君であった。
ちょっと前まで死にそうな様子だったのに、人間の大人の頭よりも高い位置で昼寝をかます彼は、首も動かさずに目玉だけをこちらに向けて(カメレオンだもんね)、なんだか偉そうだった。

・・・今日も疲れました。



ママ、奇跡がおきたよ!

2008-03-17 08:40:10 | カメレオン
レオン君が来た翌日の朝。昨晩と同じ場所にいるから、ずっと寝っぱなしなのかも。でも緑色なので、きっとくつろいでくれているんだと思う・・・死にそうなんじゃないよね?のまず食わずで過ごしているけど、大丈夫?心配・・・・。

とりあえず、いつまでもダンボールでは風通しも悪いしストレスも溜まるだろうと、ベランダの花壇から約2年で巨木になってしまったランタナを引っこ抜いて植木鉢に植え込み、レオン君のお家を作ることにした。かなり枝が伸びていたので、編んだり絡ませたりして枝を輪っかに仕立て、休み場所を作る。引っこ抜くとき一緒に抜けたシダと、カメレオンに人気(とサイトにあった)のポトスも足元植えてみる。午前中とはいえ気温も上がってきて、私は土まみれの汗まみれ。ランタナがしっかり根付いたら、お引越しにしよう。

汗を拭き拭きまた覗いてみるとレオン君、ようやく目を覚ましていた。しかもいつの間にか、ダンボールの底に大きなう○こをしているではないか!カメレオンの飼い方サイトによれば、排便の難しい個体もあるらしい。良かった。でもお腹空いたでしょうね、さて餌はどうするか。水も飲ませなければならない。とりあえずこどもたちが学校から帰ってくるのを待って餌取りに行こう、などと考えながら見ていると彼もこちらに視線を向けるので、見つめあっていろいろ語りかけてみる。なんだか一生懸命に聞いているような気がする。カ、カワイイ。


こどもたちが帰ってきたので、探しておいた霧吹きと針のない注射器を、水やり用に長男に渡しておいた。

しばらくして、私がまたパソコンに向かってカメレオン・サイトを調べているとベランダから、
「ママ、奇跡が起きたよ!」
と、うれしそうな長男の声。き、奇跡って一体?


レオン君、霧吹きで葉っぱにたまった水のしずくを飲んでいたのであった。・・・奇跡って程じゃあないけどね。でも、いつ死んじゃうか、ってドキドキしていたので本当にうれしかったです。

これぞまさに、”キンシャサの奇跡”!?←またまた、古っ!


今度は長男、レオン君の顔の先に、注射器で水をたらしてみた。

画像ではわかりにくいけど、伸び上がるように、のどをゴキュゴキュいわせて(るように見えた)飲んでいるではないか!長男とレオン君の姿はまるで、ハイジと子ヤギのユキちゃんの様で感動的。女の子だったらユキちゃんに変えるかな。あ、そうそう、まだオスかメスか判別できていません。

ここで一気に食事まで、と、とりあえず捕まえておいた蛾をお箸で鼻先にちらつかせてみた。

興味は示すけど、食べてくれない。やっぱ、コオロギやバッタじゃないとだめなのか・・・。家の周りの芝生を探したけど、バッタは一匹も見つからず、急いでいつも行くプールまで足をのばし、周辺の草むらを探って小さいバッタを10匹ほど捕獲。すぐ跳ねて逃げてしまうので、長男が後ろ足を一本抜いて(ヒエ~)あまり跳べないようにしてから目の前に置いてみるが、レオン君、すでに疲れたのか眠ってしまって目を開けてくれなかった。・・・私も疲れたよ~。