ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

今日のお野菜なんだろな

2007-12-22 16:27:45 | コンゴでごはん
普段の買い物は街の中に5件ある
(主に外国人向けの)スーパーでしている。
以前に比べて格段に品揃えは良くなったけど
値段はものすごく高い。
でもって品質も、う~ん、って感じ。
ま、買えるようになっただけありがたいです。

そんななかでお野菜は
スーパーより(地物野菜としては)割高だけど
週に何回か通ってくれる行商のおばちゃんから買ってる。
いつ来るのか、どんな野菜がくるか
見るまでわからないのがちょっとリスキー、
でもとっても新鮮なので、みんみん家御用達。

こんな風にプラスティックのたらいを頭に乗せてくる。
彼女が、ママ・ソフィー。
カメラを向けたら心なしか、いつもよりしなを作ってます(笑)
ちとわかりにくいか。

さてと、今日のお野菜は何があるかな。

トマト、なす、ピーマン、きゅうり、オクラ、
バナナにパイナップル、などなど。
ずいぶん今日は重たそう。
実際彼女、たらいを頭に乗せちゃえばスタスタ歩けるんだけど
下ろしたり乗せたりするときは、手伝ってあげないと
一人では持ち上げられないのです。
今日はパイナップルとなす、オクラを購入。

このなすとオクラに、前回買ったいんげん、玉ねぎ、大根を加え
精進揚げ、大根おろし&ざるうどんが、本日のお献立。
人参がないのがちょっと残念。
冷房のないキッチンで、夫が揚げ物を担当してくれました。


腹ペコで急いでいたので、全体的にあしらいがぞんざいですが
新鮮なお野菜の揚げたては、と~ってもおいしかった!
あっという間に完食でした。



車修理の達人

2007-12-21 07:50:11 | コンゴ(M&S)
「日本の車は世界一だ。」
コンゴ人はよくこう言って日本のことを褒めてくれる。
ステレオタイプな意見ではあるが
彼らは心の底からそう思っているようだ。

これに対して私は
「コンゴ人の自動車修理技術はアフリカ一だ。」
と褒めてあげることにしている。



実際、キンシャサの街中はとっても古い車で溢れている。
30年前、40年前の車も決して珍しくはない。
そのほとんどがカローラ、サニー、ライトエースなど
日本の往年の大衆車だ。

先日、ドアの色だけ青色(色が違うのはきっとドアが壊れたので
違う色のほかの車のをはめたためだろう)で
こぼこだけれど、かろうじて原型をとどめた
白いセリカが走っているのを見つけた。

それはスーパーカーが流行った頃に
かっこいい日本のスポーツカーとして
「自分も大人になったらあれに乗りたい」と憧れた
角が丸っこい初代のセリカだ。

確か、昔ユーミン歌詞にも「白いセリカ」がうんぬんという
くだりがあったと記憶している
まさにそれだった。

その時の感動を、あるコンゴ人の友人に話してあげたら
彼はちょっぴり誇らしげに鼻を膨らませた。

でも・・・
さすがに今あれを買って乗ろうとは
思わないけれど。(M)



愛のゆくえ

2007-12-20 09:12:55 | 日記
お待たせいたしました。
誰も待っちゃいないってツッコミが入りそうだけど、
とにかくお待たせいたしました。

みんみん家長男のGOD HANDによる運命に翻弄された
ミズカマキリたちはその後どうしているでしょう。

まず新しく誕生したあのカップルをたずねよう。


こ、これは・・?!
まさか共食いしているのか?
オスはもう用無しで、メスの養分となるために身を捧げたのか?!


絡まりあっていて良く見えないので、見る角度を変えてみたら、



・・・・至極穏やかな愛の風景だった。
もう~仲良しさんなんだから♪


そして、飼育箱の底には・・・


おお、やはり!
わかりにくいが、木切れについた白い細長い点。
これが彼らの愛の結晶、3個の卵たち。
どうやら彼らの新しい家庭は、順調なようです。



ところで前回、相性が悪そうだからと引き裂かれたほうの彼女。
バケツの中で一人寂しくどうしてるかな・・と久々に覗いたら


Oh là là~!!
これまたわかりにくいけど、3匹のミズカマキリ・ベイビー。
さらに探すと全部で5匹の父無し子が生まれてました。
いつのまに・・・。ともかく元気に育ってくれ。

こうして、みんみん家のベランダでは
昼メロなみのストーリーが展開されていくのだった。

・・・続く!のか?

キンシャサカップ 2007

2007-12-19 07:51:42 | こども達
長男がサッカー大会に出場した、といっても学校対抗の試合だ。
フランス、ベルギー、そしてポルトガルの3つのチームが競い合った。
仏人学校に通う長男はフランスチームからの出場である。



長男のポジションはディフェンス。
どちらかというと献身的なプレースタイルで
スライディング・タックルが意外にうまい。

昼の休憩時間に、午前の試合を見ていて気付いたことを
いくつかアドバイスした。
1.味方がボールをとったら相手プレイヤーから離れて
余裕を持って味方からボールをもらえるようにすること。
2.逆に相手チームがボールを持ったら周りにいる相手プレイヤーを
自由にさせないように近づいてマークすること。
3.そのためにはボールばかり見てないで
時々周りを見て相手がどこにいるかを確認すること。

午後になると、生真面目な長男は
守備の時には後ろを振り向いて相手プレイヤーを確認し
仲間に対しても「あいつをマークしろ」と
声を出して指示するようになったではないか。
“おお、やるじゃないか”と心の中で叫んだ!
それを見ていたコーチが
「おたくの息子はうまくプレーしている」と
写真を撮る私に声をかけてくれた。
結局フランスチームは最下位だったのだけれど・・・。



最後に表彰式があり、優勝カップのほかに
最優秀ゴールキーパー賞、最優秀プレイヤー賞等が授与された。
帰りがけに長男が
「どうして最優秀ゴールキーパー賞があるのに
最優秀ディフェンサー賞がないのかな。」と
不満そうに私に聞いた。
長男自身も今日の内容に手ごたえを感じていたようだ。
「最優秀ディフェンサー賞があったら、きっと○ー君がとったよね。」
何もわかっていなさそうな次男が、けなげに答えた。

終了後参加者全員に配られたスポンサーの帽子やTシャツを
長男はうれしそうに家に持ち帰った。(M)

訂正いたします。

2007-12-18 15:40:36 | こども達
先にご紹介した、これも、虫ネタ?を見て
ビーズ・タイコウチ作者の長男から
猛烈な抗議がありました。

このタイコウチは、こう

ではなくて

こう

が正しいそうです。


曰く、
タイコウチはおしりの管から息を吸っているので
通常、水面方向におしりを向けている
から。


管が下を向いているのは
どうしても許せないらしい、カレ的に。
そいつぁ~悪かったな。スマンスマン。



・・・・というわけで
お詫びとともに訂正させていただきます。

しろみ

これも、虫ネタ?

2007-12-18 08:01:57 | こども達

二人で静かに何かしていると思っていたら
これアイロンかけて~、と言って持ってきた。

おや、なつかしい、アイロンビーズじゃないの。
まだこんなのやってたんだね(´ω`)
どれどれ。

なかなかシュールな作品ですな。これ何?

”タイコウチだよ”

長男作

なるほど、この前プールにいたらしいヤツね。
今度捕まえられるといいね。

で次男君、キミのはなにかな?

”んとね、オオサンショウウオ!”

次男作

おお~結構イケてるじゃん。
真ん中の白い模様なんか、センスいいよね。

”それ卵だよ”


(  ゜ ▽ ゜ ;)エッ!!  


・・・・タ、タマゴ

・・・そうですか。

ママ!・・・って・・・え??

2007-12-16 08:30:12 | コンゴ(M&S)
人に呼びかけるとき
日本語だったら、○○さんとか○○様
フランス語だったら、ムッシュー、マダム、
マドモワゼル、など敬称をつけますね。
コンゴもフランス語圏なので
通常ムッシュー、マダムを使っているようで
最初は気づかなかったのですが。

道端に何件か並ぶ屋台の八百屋さんで買い物をした時
ちょっと値切ろうと思ってお金を出し渋っていたら
80kg超級のイカツイ顔の店のおばちゃんから
ドスのきいた声で
”C'est bon prix , mama (これは安いよ、ママ)!!"
と言われました。
キョロキョロ、この人のお母さんらしき人はいないし
・・ママ・・って・・・私?え~っ?!

そのときは知らなかったけど、コンゴでは
(特にコンゴ人同士で)
女性には、ママ、男性には、パパ
と呼びかけるんですね。どうもこれが敬称らしい。

アパートのガルディアン(gardien/警備員)が来て
”Bonjours madame,mama est là? (こんにちはマダム、ママいる?)"
と言われ、??となってたら
横からナディーヌ(うちのメイド)が
”C'est moi ,c'est moi. (あたし、あたし)"
って出てきたこともあった。
そっか二人は親子なのか、と思ってました(//)
ちなみに最近呼びに来た人は
”ママ・ナディーヌいる?”って言ってたので
日本語の敬称と同じで、苗字やフルネームのときだけでなく
名前(prénom)の前につけることも可能なんですね。

そんなわけで外食のときも
パリでやるように”ムッシュウ~”なんて
気取って人差し指を立てるより
”パパッ!!”と、ちょっと横柄目に手をあげるほうが
サッと給仕人が来てくれる。
さらに、”プリムス、モコ!”
(プリムスはコンゴで作っているビール、
モコは現地公用語であるリンガラ語で一つの意)
と続けばもう完璧。
あなたも今日からキノワ(Kinois/キンシャサ人)です。

ちなみに彼らの地声は大きいので
呼びかけも大きめの声が、より効果的です。

なにしろワインに夢中なもので。

2007-12-14 08:15:59 | ワイン(M氏より)
今日はしろみの夫、みんみん(M)氏の筆によります。
コンゴ、じゃなかった
今後、彼もちょくちょく書いていくと思いますので
みなさまよろしく~。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

さっきまで一緒に中華を食べに行っていたお隣のGさんが
ちょっぴり仕事のストレスを抱えているようだったので
うちでワインを開けて一緒に飲むことにした。

パリから苦労して持ち帰ったワインもそろそろ底を突きそうだが
ここはおいしいのを開けよう、ということで選んだのが
Domaine GuiberteauのSaumur Brézé “Les Clos” 2003。



実は初めて飲む造り手で、パリのCaves de Tailleventの
Oさんに勧められるがままに買ったワインなんだけれど。

つい先日飲んだナディ・フコー氏の
Clos Rougeard Saumur Brézé 2002に比べると
全体的に落ち着いている。上品な樽香の向こうから、
新鮮なシュナンの果実の香りが広がってくる感じ。
もう暫く熟成させた方がはっきりとした香りがしたかな。

口に含んだ印象は香りからの想像を裏切らないもの。
充実した酸味と甘み、そして凝縮した果実味が心地よい。
新樽をいくらか使用したらしい硬いバニラの風味も
でしゃばらず控えめだ。

時間とともに変化はするものの、頑なに閉じている。
抜栓から飲み終わるまでの2時間余り
遂に最後までこなれた感じは出てこなかった。

ロワールの辛口白ワインの中には
この地方の他のワインとは別格と感じられるものが
いくつかあるような気がするが
このワインもそのひとつに加えていいだろう。

あれ?
Gさんを励ますつもりが、いつの間にやら
ワインにばかり気をとられていたようだ。

まあ、私の話なんかより、このワインの方が
彼にとっての何よりの気分転換になったのではないか。
気持ち良さげに帰るGさんの背中を見送りながら
そう思った。(M)

イカスミダ。

2007-12-13 09:08:09 | コンゴでごはん
虫ネタが続きましたがムッシュ柴田の記事に影響されて、今日のテーマはごはんです。

イタリア旅行したお隣のGさんからお土産にとイカ墨をいただきました。
↓こんな箱に入っていて、

 中身はこんな感じ↓
 
納豆についているしょうゆの倍くらいの大きさが2個入っていて、これで3~4人分。
親切にも箱の後ろにレシピが二種(イカ墨のタリオリーニ、イカ墨のニョッキ)載ってます。
これで作ればイタリアの味。よし挑戦だ!

タリオリーニの材料は、vongole、aglio、olio di oliva、seppiolini、・・・
ふむ、なんとなくはわかる。
作り方 In una casseruola coperta,fata aprire le cozze e vongole,separate la polpa e filtrate il liquido.Sgusciate ・・・・・・・ごめんなさい、やっぱり挫折。

結局、日本のレシピサイトを参考に冷凍イカとピーマンとトマトを入れて
パエリヤ鍋ないからル・クルーゼのoval鍋でイカ墨パエリヤを作りました。

アラ、見た目結構いい感じに炊けてない?お味はいかが、次男君。
”ん、まあまあ。”

 ・・・・・そうですか。

別れと出会い、そして・・・。

2007-12-12 10:17:36 | 日記
いつも行くプールで(!)、こども達はよく水生昆虫を捕まえる。
前はおもにアメンボだったんだけど、最近はミズカマキリの捕獲量が増えた。
今ではアメンボはミズカマキリの餌に身分を落としている。
ここのミズカマキリは日本のものより少し小さめな感じ。
(もっとも日本でまだ見たことないけど)
空いたペットボトルに水と一緒に入れて持ち帰り、
バケツや空きビンで飼っている。
日本だったら水道水は日光にさらしたり
薬を入れないと生き物は飼えないのだと思うけど
ここでは何の問題もない。
人間の飲み水としてはかなり問題だが、それはまあ措いといて。

ミズカマキリは何匹も一緒に入れておくとだめなので
個体をよく観察し、組み合わせを考えなければいけない。

昨日は新しいカップルが誕生した。
最初に、週末に捕獲したオスを小さめのメスのところに入れてみたけど
お互いあまり興味がない様子。


そこで長男のGOD HANDによってメスが取り替えられる。

今度はオスと比べてかなりガタイのいい彼女。


左がオス、右がメス。BOY MEETS GIRL。

いやん、彼ってばいきなり興味津々~。

で、ちょっと目を放しているスキに、




は、早っ!!!


近いうちに二人の愛の結晶も、ご紹介できることでしょう。