負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

いのちの世界

2013-10-07 23:00:26 | 原発震災避難者


散歩



小学生

                 堀口 大学

先生

植物学はうそですね

樹木もやはり笑うもの

梅が一輪咲きました



小学生の純真な眼は 梅が笑うのをはっきりみました。

そのおどろきの顔が見えるようです。


事実 梅は笑うのです。


それまでに蓄積していた精いっぱいの力を枝頭に集め

こまかな花弁に托して

天地の恵みと期待に いまこそ応えようと

はじめて ・・・ ニッコリ笑ったのです。


時が熟したということは

その時を ・・・ 今日か 明日かと待ちつづけてきたものにとって

・・・ どんなにうれしいことでしょう。


思わずほほえまずにはいられませんね。



人間は いや 私たちは生きています。

草や木も 生きています。

生きているもの同志の間には命と命の呼び合いが

輝かしい命のサインが交わされるはずです。


梅が笑ったと感じるところに 感じたこちらが生きているのです。



鶯(うぐいす)を春告鳥と呼んだ心は

長い冬の間

雪の下に悩んだものの希望とよろこびではなかったでしょうか。



山笑う ということばもありますが

命ある人間は 山が笑い 梅が笑う世界にこそ 実は生きているのです。



昔は 日も 月も 山も 川も ・・・ 生きていました。







魂の深呼吸

2013-10-07 20:54:23 | 原発震災避難者


散歩



ねがい

                    八木 重吉

どこを

断ち切っても

うつくしくあればいいなあ



重吉が どの瞬間も美しくあってほしいと願うからには

その裏には 彼にも醜い浅ましい瞬間があったことを

そして

それが 彼をいたく悲しませたことを

・・・ ものがたっているのではないでしょうか。


私たちの生活の歴史のうちには ・・・

切り場所によっては とんでもないところが出てきて

恥ずかしい思いをするけれども

・・・ それもなくては 生活の歴史はつながらないでしょう。



私たちは 生まれてこのかた息をしつづけてきたが

どの一息だって なくてすむものはなかったはずです。


息をふき返すときの一息は ことに大切であるにしても

なくてはならぬ一息のくり返しが

今日の私たちをあらしめているのでしょう。


それを忘れている私たちだからこそ ・・・

ときに ふかぶかと深呼吸をして

・・・ 息の尊さを再認識する必要があるのでしょうね。