時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

ロンドンでイスラム教徒への暴力が激増中

2015-12-03 00:29:49 | 中東
イギリスの首都ロンドンで、イスラム教徒に対する暴力が増加しています。

イルナー通信によりますと、ロンドンの警察は30日月曜、報告の中で、
この一年の間にイギリスの首都ロンドンでの
イスラム教徒に対する犯罪や暴力が47%増加した
としました。

この報告はさらに、
昨年10月から今年の10月にかけて、845件の犯罪が報告されたが、
 その前の年の同じ期間の統計は576件だった
」としています。

さらに、
フランスの首都パリで起こった同時テロにより、
 こうした暴力が増加している
としました。

これについて、イギリスのイスラム教徒の権利擁護団体・テル・ママは、最近、報告の中で、
「フランスのテロ以来、イギリスではイスラム教徒に対する犯罪や暴力が300%増加した」としています。
さらに、「この暴力の最大の犠牲者は、イスラム的な装いを身につけた女性たちだ」と報告しました。

11月13日にパリで起こった同時テロで、少なくとも132人が死亡、352人が負傷しました。
テロ組織ISISがこれらのテロ攻撃の犯行を認めています。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/60267-

ヨーロッパには歴史的にイスラム文化に対する偏見が存在する。
ムスリムに対する差別を「イスラモフォビア」、ロシアに対するそれを「ルソフォビア」と呼ぶ。

この二つは未だに欧米社会に根強く残っているが、それらが
ここ最近の国際情勢の影響を受けて、ますます激しくなっているといった印象を受ける。

フランスの港町、カレーでは難民キャンプが放火されたそうだ。
どこの国にも極右がいるという好例だが、フランスのそれは他国よりも激しく感じる。

住処を焼かれた難民にとって、これはテロ行為以外の何物でもないのだが、
こういう事件を好意的に受け入れるネトウヨ(及び極右系まとめサイト)って凄すぎる。
(「難民キャンプ フランス カレー 放火」と検索をかければ、ヒットする。正直、紹介したくないのでURLは貼らない)


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