時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

キエフ政権と日本大使との真っ黒い関係

2014-05-24 00:36:34 | リビア・ウクライナ・南米・中東
ロシアの声より。

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坂田東一駐ウクライナ日本大使は、ウクライナの
リュドミラ・デニソワ社会政策相と会談し、
ウクライナへ移住したクリミアの住民を支援する問題で、
日本はウクライナ政府を経済支援する用意があると表明した。


ウクライナのマスコミが伝えた情報をもとに判断すると、
デニソワ社会政策相は、ロシアに「占領された」クリミアから
ウクライナ人が逃げ出しており、ウクライナ政府は
クリミアから移り住んできた年金生活者、失業者、子どものいる家庭、
母子家庭、退役軍人、その他の社会の中で弱い立場にある人々を
支援するための給付金の支給、また雇用支援など、
あらゆる種類の社会的支援を提供しなくてはならないと語り、
坂田大使を前に、非常に悲劇的かつ感動的な状況を描いたと思われる。



デニソワ社会政策相は、クリミアに残った
ウクライナ人の問題についても触れ、坂田大使に
「現在ウクライナとクリミアの間では、自動車や鉄道の便で
困難が生じているほか、クリミアへの水供給に関する問題も存在しており、
作物の収穫も脅威にさらされ、ホリデーシーズンが台無しになる恐れもある」と語った。


デニソワ社会政策相の話に感化された坂田大使は、
この複雑な問題を解決するために、日本はあらゆる手を尽くして
ウクライナを支援すると約束した。坂田大使は、
「なぜこのような状況が生じたのか?」と質問することもなかった。

キエフに駐在する坂田大使は、恐らく、
キエフに居座っているウクライナの非合法政府と同じように、
全ての責任はロシアにあると確信しているのだろう。



だが、ウクライナの合法的な大統領ヤヌコヴィッチ氏を解任するために、
ウクライナ西部からファシストの武装勢力を政治の場に送り込んだのは
ロシアの政治家ではなく、ウクライナの政治家と大資本家たちだった。

彼らは、クリミアに大勢いる、強制的なウクライナ化に反対する人々を含めた、
新政権を支持しない人々を厳しく処罰すると発表した。
クリミアの住民たちは自分たちの安全を守るために、
ロシアの保護下に戻るしかなかった。



なお、ナタリヤ・ポクロンスカヤ検事総長を含めたクリミアの新政府は、
クリミアのウクライナ人たちを迫害してはいない。
ウクライナ語にもロシア語やタタール語と同等の公的地位が与えられている。


だが、クリミアの住民たちの決定に腹を立てたキエフ政権は、
クリミアの住民の銀行口座を凍結し、
クリミアの大部分の水の供給源となっている
北クリミア運河への水の供給を停止する

という、あまり文明的ではない行動に出た。


これが、デニソワ社会政策相が語った、
「クリミアへの水の供給問題」と「作物の収穫への脅威」が生じた原因だ。



キエフ政権がクリミアを失って腹を立てている理由は明確だ。
使用料としてロシアから年間およそ1億ドルを受け取り、
また、米国へ渡そうとしていたセヴァストポリ基地を失ったからだ。

そのほかクリミアには、
影響力を持つウクライナの役人や政治家たちの私有財産があった。

デニソワ社会政策相もクリミアに私有財産を持っていた。

ウクライナのサイト「PolitRada」
(http://politrada.com/dossier/persone/id/472)によると、
デニソワ社会政策相は、2000年代初めに
クリミアの予算を横領して莫大な財産を手に入れたが、
当時のレオニード・クチマ大統領が調査の停止を命じ、
刑務所入りから逃れたという。



恐らく坂田大使は、デニソワ氏の経歴の詳細を知っているだろう。

日本やその他のあらゆる文明国で、
ウクライナの多くの政治家や政府の役人たちを大富豪にしたような
「企業家活動」を行った場合は、政府や議会から追放され、逮捕されることもある。

だが、誰と仲良くし、誰を手助けするのかを決めるのは、
在ウクライナ日本大使館でも、また日本政府でもない。
それを決めるのは、米国だ。
(http://japanese.ruvr.ru/2014_05_21/272625631/)
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http://rt.com/news/159816-kiev-army-shell-kramatorsk/

5月18日にはクラマトルスク市をキエフ軍が砲撃し、
ガスや水道などのライフラインに壊滅的な打撃が与えられました。

全住民が水道なし、一部住民がガスなしで生活を送らざるを得ません。

バス停などの公共施設も砲撃され、被害者も出たようです。


これに限らず、クリミアに対しては命の源となる水の供給を止め、
まるで戦国時代の兵糧攻めのような真似をしているキエフ暫定政権。


彼らが砲撃しているのはテロリストなんだそうです。


ルガンスクではキエフ政権を裏切った
一部のウクライナ軍兵もろとも銃撃したのだそうな。
(http://rt.com/news/160908-ukraine-lugansk-fire-soldiers/)



何度も言いますが、地方の自警団はキエフや西ウクライナに
攻めよせて、現地の活動家や住民を攻撃してはいません。

その逆が今、行われているわけです。



自分たちで住民の銀行口座を凍結したり、水が供給されないように
しておきながら、現地から避難してきた人々を「助けたい」とは、
どの面で言えるのでしょうか?さすが横領議員、とんだ人でなしです。


この議員に限った話ではありませんが、イラクにせよ、
リビアにせよ、アフガニスタンにせよ、自分たちが攻撃して
国を壊滅させておきながら、「復興を」「支援する」というこの傲慢さ。


皆さんの大好き(?)な中国や韓国に同じことをされてみるとしましょう。

悪の帝国(まぁ半分以上そんな気もするが)日本に空爆し、
文字通り、何十万、何百万の犠牲者をだし、学校や病院が破壊され
霞が関の人間を追放して、連中にとって都合のよい政治家や官僚が
トップに君臨する一方で、残党や旧政権に味方する住民を軍が殺しまわる。

それで「国が復興するよう支援してあげよう」だなんて
「何様のつもりだ」と思いませんか?それを今のNATOがやっているんです。

そんな横領議員が国の中心に居座る暫定政権を支持する我が国。
類は友を呼ぶのでしょうか・・・?


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