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時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

沖縄知事選&オナガ雄志前那覇市長について

2014-10-23 22:51:13 | 日本政治
元々は自民の人間だったオナガ雄志氏が、ここにきて反旗を翻した。
自民の飼い犬が主人の手を噛んだ。この意味は大きい。


次の文は、共産党の赤嶺議員のエッセイだ。

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沖縄県知事選挙の告示は2週間後に迫った。候補者のオナガ雄志さんは、
かつては自民党県連の幹事長をつとめ、その後、那覇市長に就任。

4年前の県知事選挙では、現在の仲井真弘多県知事の
選対本部長として選挙の指揮をとっていた人だ。
 
「そんな人物をなぜ、日本共産党が推しているのか」と聞かれた事がある。

質問をした人は全国紙の新聞記者だった。

私は、沖縄の保守本流の中で育った政治家の中からでさえ、
「辺野古新基地建設反対」の声が上がっているいまの沖縄の声に耳を傾けなければ、
逆に安倍政権が危機に直面することを丁寧に説明した。


私たちとオナガさんを結びつけたのは、
昨年の1月28日に安倍総理に提出した「建白書」だ。

なぜ、「建白書」提出にいたったか? 

それは10万余の県民が参加して開催されたオスプレイ配備反対の
2012年9月9日の県民大会が直接のきっかけだ。

当時は民主党政権だったが、政府は県民世論を無視してオスプレイ配備を強行した。
その直後の総選挙で民主党政権は崩壊した。


沖縄県民は誕生したばかりの安倍首相に、県民大会の決議を踏まえて、
県内41の市町村長、議会議長、県議会全会派代表、経済界代表らが参加して、

①オスプレイ配備の即時撤回、
②普天間基地の閉鎖・撤去、県内移設断念を内容とする「建白書」を提出した。


10月6日の衆院予算委員会で、私は「建白書」を背負って、安倍首相を徹底して追及した。
首相は質問に答えきれなくなったら、答弁にたたない。

そればかりか、総理席から質問者をやじりまくる。
総理大臣としての最低限の品性さえ維持できなくなった狼狽(ろうばい)ぶりだった。

安倍首相は、仲井真知事の「埋め立て承認」を最後のとりでにしている。


オナガ知事予定候補は9月13日の出席表明の記者会見で
「まずはこの知事選挙に勝って、承認そのものを私たち県民の力で取り消そう」と訴えた。

「建白書」実現の島ぐるみのたたかいは、県知事選挙勝利から始まる。
(しんぶん赤旗 2014年10月15日)
http://jcpakamine.jugem.jp/?page=0&cid=2
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実際、かつてのオナガ氏は基地移転も集団的自衛権も認める本物の犬だった。

(彼の2012年のインタビュー記事↓)
http://www.geocities.jp/oohira181/onaga_okinawa.htm


沖縄県民と一言でいっても、内部には本土に懐柔され、手駒と化した
自称「保守」派と、徹底抗戦する革新派に分かれて戦ってきた。

それも、革新は革新で反共と容共に分裂しており、こういう県民同志の
仲たがいもまた、今日まで続く沖縄への政治的差別の原因でもあった。

その中でも特に自民に忠誠を誓っていた人物が、
ここにきて裏切ったというのは、それだけ仲井真知事の裏切りが
沖縄県民にとって衝撃的な事件であり、もう自民党についていけない、
自民から出馬する人間には投票したくないという雰囲気があるからではないだろうか。



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目前に迫った沖縄県知事選(30日告示、11月16日投票)に立候補を表明している
仲井真弘多(なかいまひろかず)知事の政策発表に怒りが込み上げてきました。

仲井真氏は米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の「県外移設」という4年前の公約を裏切り、
名護市辺野古(へのこ)の新基地建設に向けた埋め立てを「承認」したことを正当化するため、
「普天間基地を固定化させてはいけない」と強調しました。

沖縄県民に新基地を押し付ける脅しとして安倍晋三政権が使う決まり文句と同じです。
新基地建設に反対する県民を、これほど愚弄(ぐろう)するものはありません。


仲井真氏は昨年11月の定例会見で、記者から
「政府に取材をすると、辺野古が駄目なら固定化しかないといった声も聞こえてくる」として
感想を聞かれたのに対し、次のように答えていました。

「政府のどの筋の方の見解か知りませんが、
 固定化ということの意味を軽々にお使いになるのは、自分が無能だという表現なのです」

「固定化するという発想、言葉が出てくるということ自身が、一種の堕落だと思います」

「それをイージー(簡単)に口にされる人がいたとすれば、その人は、
 その任に置いちゃ駄目だと思うくらい問題がある発言だと思います」

「県外移設」公約を裏切る前のこの発言はまさに正論でした。

ところが、仲井真氏は先週末の政策発表では、
「私が、(日本)政府のいろんな方々とお会いしてきた感じ、
 それからアメリカ政府、アメリカの安全保障関係の研究者の方々と
 いろいろ議論した感じからいくと、普天間があのまま居続けかねない」と開き直りました。

驚くべき、変わり身、日米政府への追従ぶりです。

仲井真氏の言葉を借りれば、「『自分が無能』だという証明であり、
『一種の堕落』であり、『その任に置いちゃ駄目』ということ」
(日本共産党の志位和夫委員長)にほかなりません。

沖縄県民を代表する知事としての資格がないことは明白です。

仲井真氏は政策発表で、普天間基地の「5年以内の運用停止」を強調しました。
しかし、その足場もすでに崩れています。

米政府は一貫して、「5年以内の運用停止」の可能性を否定しています。
最近も、安倍政権が2019年2月までの運用停止実現に取り組むとしたことに対し、
米側は今月2日の日米協議で、「空想のような見通しだ」と強く反対したと報じられました。

沖縄の地元紙も
「『5年以内』がまやかしに過ぎないことは、もう誰の目にも明らか」(琉球新報)と断じています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-22/2014102201_05_1.html

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赤嶺議員も、今の沖縄では保守派すら安倍のやり方についていけんと
考える人がいると述べている。安倍・仲井真の本当の意味での独裁政治
(手続き上は民主的だが、実際には一部の有力議員や現地の首長が示し合わせ、
 彼らの意のままに動く談合型の政治形態のこと)に恐怖したのかもしれない。

まぁ、それは言いすぎだが、歴史を改ざんし、新自由主義を推進し、
アメリカに服従しアジアの脅威になりたがる軍拡主義者たちが首相や閣僚に
なっている現政権、ある意味ネオナチより性質が悪いわけで、彼らのあんまりな行いが
沖縄のほうがよりダイレクトに生活に響いてくるのだろう。オナガ氏が代表という時点で、
真の意味での革新運動ではないのだが、勝つことにこしたことはない。

オール沖縄というのは、いろいろと問題がある考えで、
それは私が日ごろ意見している反共左翼への批判(右翼が認める範囲内での
反対しかできず、結果的に覇権を奪取後に右に食いつぶされて瓦解する)と
通じるものだが、これまでの県内での対立を考えれば、今回の知事選が
自民への服従姿勢から脱却する一つのきっかけになってくれればと思う。

在特会・ネオナチと共感しあう右翼議員

2014-10-01 00:14:10 | 日本政治
最近、右翼議員が人種差別主義者と会合していることが暴露されている。


高市早苗、稲田朋美→ネオナチ団体と写真撮影


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「ネオナチ」団体代表とのツーショットで批判された
高市氏や稲田朋美自民党政調会長は、ともに日本会議と一体の議連「
日本会議国会議員懇談会」の役員で、日本の過去の侵略戦争を
美化・正当化する靖国神社への参拝を繰り返してきた人物です。


 高市氏は12日の記者会見で「ネオナチ」団体代表の身分や
思想・信条について一切知らなかったと説明しましたが、
侵略戦争を肯定・美化する日本会議系政治家と、
ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を「
つくり話」と宣伝する「ネオナチ」との間には思想的共通点があります。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-17/2014091702_03_1.html
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山谷えり子国家公安委員長→在特会と写真撮影

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第2次安倍政権の内閣改造で国家公安委員長に就任した
山谷えり子自民党参院議員が、在日韓国・朝鮮人を攻撃する
ヘイトスピーチ(憎悪表現)などを繰り返す
「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の関係者と親密な関係にあることが、
元在特会関西支部長のブログ(日記形式のインターネットサイト)で明らかになりました。


2009年2月22日の同ブログによると、
当時支部長だった男性らは街頭宣伝を行うために松江市に入り、
「竹島の日」関連行事出席のため前日から市内のホテルに宿泊していた山谷氏を訪問。

「山谷先生の宿泊されているホテルへ押しかけ、
少々遅い『夜明けのコーヒー』。諸々の事案を相談」しました。

男性はさらに、「いつものことながら、先生ハイテンション。
あのエネルギーはどこから来るのか。『えりこ先生ホの字の会』
(勝手応援団)の設立を検討中」などと、山谷氏との親密ぶりを誇示。

男性ら7人が山谷氏と撮影した記念写真を公開しました。
(18日現在、当該写真は表示されない状態になっています)


この問題で山谷氏は18日の記者会見で、男性らについて
「在特会の人だとは知らなかった。政治家なので、
いろいろな方と会って写真を求められれば撮ることもある」と釈明しました。


在特会は、京都市の朝鮮学校に対するヘイトスピーチをめぐり
威力業務妨害などで構成員が有罪判決を受けた団体です。


国家公安委員会は戦後、「国民の良識を代表する者が警察を
管理することにより、警察行政の民主的管理と政治的中立性の
確保を図ろうとする目的」(同委ウェブサイトの説明)で設置された機関です。

このような団体の関係者と密接な関係にある山谷氏が
国家公安委員長の職責にふさわしくないことは明らかです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-19/2014091902_02_1.html
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片山さつき→同じく、在特会デモに飛び入り参加。

http://matome.naver.jp/odai/2136714412800212701



瀬戸弘幸→ヒトラー生誕パーティー主催

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政治団体「維新政党・新風」の元副代表・瀬戸弘幸氏(2007年参院選で落選)が
「アドルフ・ヒトラー生誕125周年記念パーティ」(4月)参加を呼びかけています。


「偉大なる総統閣下が生誕された日に、皆でワインを飲みながら語らいましょう」
と呼びかけている瀬戸氏ですが、同氏と維新政党・新風が今回の東京都知事選
(9日投開票)で応援したのが、元航空幕僚長の田母神俊雄氏です。

同党の鈴木信行代表は田母神氏の選挙カーの上からの応援演説まで行っています。


田母神氏に対しては、ヘイトスピーチ(憎悪表現)を繰り返し、
京都地裁から損害賠償などを命じる判決(昨年10月)を受けた
右翼排外主義団体の在特会(在日特権を許さない市民の会)の桜井誠会長ら
関係者も支持しています。瀬戸氏も「会員」として同会の活動に参加してきました。


在特会のウェブサイト上の「行動する保守運動のカレンダー」は
「ヒトラー生誕125周年記念パーティ」の日程も掲載。

核武装が持論の石原慎太郎・維新共同代表や、
他の都知事選候補を「人間のクズ」呼ばわりした
百田尚樹NHK経営委員らの支援に加え、ヒトラー賛美の勢力まで
田母神氏の背景に存在しています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-02-14/2014021401_04_1.html
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おまけ・

特攻隊美化小説を書いた百田尚樹

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28日、小説家の百田尚樹氏がTwitterで、
土井たか子氏の訃報に対し「売国奴」などと批判した。

元社民党党首で衆議員議長を務めた土井たか子氏が、
肺炎のため20日に死去したことが、28日に発表された。

土井氏の訃報を受けて百田氏は
「土井たかこが死んだらしい。彼女は拉致などない!と断言したばかりか、
拉致被害者の家族の情報を北朝鮮に流した疑惑もある。まさしく売国奴だった」
と厳しく批判。


また、「土井たかこを批判したら、何人かの人から
『死者の悪口を言うな』とのリプライをもらった。
他人に人格を説く人たちに聞きたい。政治家は死ねば批判から免れるというのか」
と、Twitterユーザーに対して呼びかけた。

百田氏は「他人に品格を要求するくらいなら、
あなたたちも私も批判するな」と綴っている。

http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1411961283/

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おまけ・2

嫌韓流を書いた山野車輪→在特会をフォロー


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在特会は在日を「差別」しているとされているが、
彼らの在日に対する心情は「軽蔑」ではなかろうか。
実際、軽蔑されても仕方ない不正・犯罪の実態があるんだし。
また在日の不正・犯罪の実態について「軽蔑」している人は、
割と多いのでは?「差別」レッテルを貼られかねないから、表に出さないだけで。

http://matome.naver.jp/odai/2140962992838478901


『マンガ嫌韓流』の作者でもあり在特会のイメージキャラクター
『ザイ子ちゃん』を描いた漫画家・山野車輪氏の「
自らは在特会ウォッチャーにしか過ぎない。」という発言と
それに端を発したヲチャーとのやり取りも上記に関連する補足として加えておく。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/288220

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こうしてみると、

在特会、ネオナチ、極右議員がそれぞれの考えに共感しあい、
人的交流をしている構図が浮かび上がってくる。



極右議員は大きく取り上げられてから、
「自分は在特会(orネオナチ)とは無関係」とうそぶいているが、

在特会やネオナチに支持される
言動を行っている時点でアウトだろう。




人種差別主義者に都合がよい、
好感をもたれる発言や行動を取っているのは間違いないのだから。




在日コリアンへの差別、歴史改竄、韓国・北朝鮮に
対する異常な敵意と本質はまんま同じである。




クロゴキブリが
「俺はチャバネゴキブリじゃねえ!」
と言っているようなもの。
ゴキブリであることに変わりはない。



それにしても、麻生太郎の改憲はナチスに学べ発言と言い、
ホロコースト否定論を文芸春秋が初めに紹介したことと言い、
極右って実はナチス好きなんじゃないだろうか?


こういう連中が安倍内閣の重鎮になっていて、
これより更に性質が悪い維新の会や在特会を攻撃することで、
あたかも自分はこいつらと同じではないよと演技する様子を見ると、
何ともいえない馬鹿バカしさを感じてならない。

自民党とネオナチは仲良しこよし (極右議員を全力でフォローする朝日新聞の愚行)

2014-09-15 22:03:43 | 日本政治
いそがしいので、短文コメントのみで。
(とか言いながら、いつもどおりの分量になってしまった。反省。)

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高市早苗総務相は12日の記者会見で、
極右の「ネオナチ」政治団体「国家社会主義日本労働者党」
の山田一成代表との記念撮影に応じていた問題について問われ、
「ご迷惑がかかったとしたら、大変申し訳ない」と述べました。

迷惑の中身を明示していませんが、
山田氏とのツーショット写真がネオナチとの関係を示すものとして
海外メディアに相次いで取り上げられたことを受け、
政治不信を招いたことに反省の姿勢を示し批判を逃れようとしたもの。


山田氏の所属団体や思想・信条を知っていたわけではないとして、
写真に撮られたことは「率直に言って不可抗力であった」と正当化しました。


会見で高市氏は、同様に山田氏との記念撮影に応じた
自民党の稲田朋美政調会長や西田昌司参院議員の事務所と協力して調べたところ、
撮影を受けた時期に共通して『撃論』という雑誌のインタビュー取材を
受けていたことが判明したと述べました。

取材の同行者に山田氏が含まれていた可能性には、
「その(山田氏との)写真を見ても、それが誰か分からなかった」と述べ、
山田氏だという認識はなかったかのように説明。

インタビュアーを務めるライターや
識者以外のスタッフとは「名刺も交換していない」として、
山田氏の所属団体や思想・信条について一切知らなかった、
「分かっていたら決してお会いしなかった」との説明を繰り返しました。


インタビューが掲載されている『撃論』2011年10月号で、
高市氏は日の丸・君が代の教育現場への押し付けは当然と主張し、
稲田氏は人権擁護法案は在日韓国・朝鮮人の人権に重きを置くものだと主張しています。


こうした取材を受け、
自らの政治的立場を表明する機会を得ながら、
相手がどのような立場の人間であるかを確かめないということは、
政治家として通常あり得ないことです。



相手が誰か知らなかったという説明で、疑問は深まるばかりです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-14/2014091402_03_1.html

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知らないわけないだろう


右翼雑誌の取材の場で一緒に写真を撮っておきながら、
相手がだれか知らないなんて、ありえない話だ。

しかも、この山田というネオナチは自民党と関係が深い人物でもある



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ネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表、山田一成氏は、
自民党とかつてから深い関係のある人物です。


2000年6月に行われた総選挙では、日本共産党へのデマ攻撃を目的とした、
1億枚を超す反共謀略ビラが自民、公明勢力によって、全国的に配布されました。


この反共謀略ビラのために大量出版された単行本
『誰も知らない日本共産党のホンネ』の出版社、
「雷韻出版」(東京都目黒区)の社長が山田氏でした。


当時、自民党本部はこの本を大量に買い取り、
選挙に活用するよう同党広報本部長名で、
都道府県連合会や衆院選挙事務所、
参院選挙区比例区事務所に通知していました。



本紙が2000年6月21日付で報じていました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-11/2014091101_04_1.html

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では、高市や稲田は、どういう人物かというと、
靖国参拝賛成、慰安婦否定、歴史改ざん派、大日本帝国信者という
すがすがしいまでの極右である。


戦時にはナチスと大日本帝国は盟友だったのだから、
さもありなんといった事件だと思う。どのみち、いくら知らないといっても、
肝心のネオナチに支持されるのが
今の自民党なのだという
どうしようもない事実は覆しようがない。



ネオナチに好かれるのが合法詐欺師どもであり、
ネオナチに嫌われているのが詐欺師どもに対決姿勢を取っている共産党という事実。


これを踏まえれば、どちらの政策が
ネオナチにとって都合がよいのかは明白だ。



ところで、この事件を日本のメディアはどう報じたか?

結論から言うと、今現在でもウェイトは非常に低い。
詳細は次のページに上手くまとめられている。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140911/1410394420


読売や産経がいつもの調子なのは当り前として、やはり気になるのが朝日。

>それまでは、たとえば朝日新聞特別編集委員の星浩が、
>高市早苗を含む5人の女性官僚が任命されたのを歓迎するような
>間の抜けた発言をテレビでするていたらくだった。

この報道には私も高市のような極右の馬鹿が要職に就いた意味を
本当に朝日はわかっているのかと激しく憤っていた記憶がある。


ネオナチ報道についても、むしろ弁護する記事を載せている。

>高市総務相は「国会議員の仕事をしていると、知らない方から
>写真撮影を求められることは、毎日のようにある。
>お断りしたことは一度もなかった」とし、
>「今回の件は率直に申し上げて不可抗力」と話した。
>その上で「写真を見ても、だれか分からなかった。
>インタビュー取材は4、5人で来られる。
>その中の1人から、写真を撮ってくれと頼まれて、断る理由はない。
>今回の報道で本当にびっくりした」と釈明した。

と、まるで高市の弁護士のような態度だ。


通常なら、赤旗が言うように、政治家が相手の素性も知らずに
写真を撮るなどありえないと強く非難するところだろう。

ちなみに、赤旗は次のようにも書いている。


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>ツーショット写真はどちらも背後に日の丸を掲げ
山田氏と並んだ高市、稲田両氏が撮影されていました。



>ホームページによると、団体の綱領には
「日本民族の優秀性を確認し血の純血を保持し
全世界の指導国家として世界の自由に貢献する」と明記。
基本理念には「民族浄化の推進」などを掲げています。

>英紙ガーディアン9日付(電子版)は
2人の政治家が山田のネオナチ思想を
共有しているという証拠はないが、
両氏を任命したことにたいし、
安倍が政権をさらに右傾化させている
との非難が強まっている

と指摘し、両氏が
「A級戦犯14人を含む日本の戦死者をたたえる靖国神社を参拝してきた」
ことを紹介しています。豪紙オーストラリアン9日付(電子版)も報じています。

またフランス通信(AFP)は8日、
この写真は、安倍首相が、日本政界の右翼的人物で
ますます周辺を固めているとの見方を強めることになるだろう

と指摘。

AFP電は、フランスのほか、
フィリピン、シンガポール、タイ、香港など、
アジア諸国の新聞などで掲載されました。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-11/2014091101_04_1.html
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要するに、ネオナチ報道は、
安倍政権の支配下にある日本が
右傾化を通り越して極右化していることに対する
国際社会の不安を書き綴ったものである。



「本人は知らなかったよ!」なんてゴミ報道よりもまず、
 稲田や西田が在日コリアンに対する過剰な排斥・差別運動を行う
 在特会と懇意の仲であり、民族浄化を掲げる団体が、同じく
 日本の中にある少数民族を差別・迫害している人間に共感したという
 この決定的な事実をさらすべきではないか?

朝日の報道では、まるで高市や稲田のしりぬぐいをしているようだ。
この両名が属する極右派閥に朝日は現在進行形で攻撃されているではないか?

なぜ、カウンターをせず、フォローしてしまうのか?


これだけ右翼に媚びたって身を滅ぼすだけと知っていながら、
なお応援してしまうあたり、朝日は完全に終わってしまったなと思えてならない。


厳しい表現だが、
中途半端なノーは、明確なイエスよりもなお、イエスだ。

最高の支持は暗黙の了解という形をもって行われる。
朝日の無言のエールは、まさにそれで非常にたちが悪い。

猛省しないかぎり、利益も社会的信頼も失われ続けるだろう。

シベリア抑留しか誇り高き史実()がない日本

2014-08-13 23:35:33 | 日本政治
NHKでシベリア抑留の特集が放送されていた。
テレビ朝日が731部隊の特集番組を流したのとは対照的である。

率直に答えると、日本が被害者でいられる事件というのは、
シベリア抑留しかない。あとは全て加害者として関わっている事件だ。

私は負の歴史も直視できてはじめて日本人は誇りを持てると思っているのだが、
誇り高き日本人どもはそう思っていないらしく、必死に自分たちが善人として
描くことができるストーリーだけ追っている。前述の『永遠の0』もその一つだ。


私はこの手の美化運動こそ、逆に日本人の自信のなさを表しているような気がする。
洗浄された小綺麗な歴史でない限り、受け入れられない。受け入れようとしない。

そういう態度がますます近隣諸国から顰蹙を買っていて、
ますます孤立していく。唯一の味方であるアメリカも見放してしまった。
まさに負のスパイラルに陥っているのではないかと思っている。

鈴木章浩都議がセクハラやじ認める

2014-06-23 21:28:31 | 日本政治
こいつだけベラベラしゃべって怪しいなと思っていたら、やっぱり。

セクハラやじをした議員は辞職すべきって言っていたが、辞めないらしい。
いわく、自分にもやりたいことがあって議員になった云々。


…尖閣諸島に上陸して日の丸建てるのが
こいつの「やりたいこと」ってわけ?

芸人になれるわ、こいつ。



ちなみに、自身のマニフェストでは女性を大事に扱う社会の実現を
約束していたらしい。こういう奴が都民の血税から給料頂いていたわけだ。

今後、この51歳にもなって嘘をついて逃げようとしていたオヤジに
投票しようとする市民はいないのではないだろうか?

もしいたら、いい加減目を覚ませよと忠告したい。

三橋貴明氏と竹中平蔵氏、倉山満氏

2014-06-22 16:09:53 | 日本政治
左翼の中でも容共左翼と反共左翼との間でバトルが今もなおあるように、
右翼でも仲間割れというのはあるようです。


例えば、自民党から選挙に出馬したはいいものの、パーティの場で
アニメキャラのコスプレイベントなどを催してしまったばっかりに
古参の党員からドン引きされて落選してしまった三橋貴明氏。

彼は2ちゃんねるで経済評論を行ったのがきっかけで有名になった方で、
結果的には、その後、あれよあれよとネトウヨ街道をまっしぐらに
進んでいるのですが、ここ最近は仲間であるはずの竹中氏に
文句をつけたり、逆に極右論客として最近、目立ち始めている
倉山満氏に批判されたりといろいろあるみたい。


傍から見ると同じ考えの者同士が争っているように見えるのですが、
当事者にとっては、たぶん色々あるんでしょうね。

私は基本的に三橋氏の言い分は全くもって聞くに値しないと
思っているのですが、この喧嘩に関しては同氏に同情的。


右翼も最近は渡辺昇一や黄文雄など、著者が固定化しつつあるので、
ここいらで新しい風を起こすつもりなのか、最近、この手の人間が
デバってきているわけですが、芸人のように一時的に流行っては
すたれていくのではないかと思ってしまったり。

(なお、これは左翼も同様で、一時期は浅田彰氏などをもてはやして
 ニュー・アカデミニズムなどと騒いでいたのですが・・・
 その結果は言うに及ばず。浅田氏を知っている人のほうが少ないのでは?)

竹中平蔵と余斌 現代経済の肯定者と批判者

2014-06-05 22:39:06 | 日本政治
アベノミクスは100%正しいと豪語する竹中平蔵氏。
http://toyokeizai.net/articles/-/15884



私はアベノミクスを批判する人間の中に、彼を擁護する人間がいるのを
非常に不可思議な気持ちで受け止めているのですが、まぁそれはさておき。


余斌という人物については、おそらく99%の日本人は「誰?」と言うはず。

ネタばらしをすると、この方は中国の経済学者で、
ポール・サミュエルソンやハイエク、フリードマンなどが主導した
近代経済学・新古典派経済学の批判者として、業界では有名な人です。


先日、彼が書いた資本論の解説書がこぶし書房から出版されました。
『さぁ「資本論」を読んでみよう』・・・直球ですねぇ。
http://www.kobushi-shobo.co.jp/book/b176215.html


本書の最大の特徴は、資本論の入門書でありながら、
最新の中国経済事情をはじめとして、市場主義経済の罠に
警鐘を鳴らし、また、それらシステムを構築させた
近代経済学(経済学部で習う経済学)そのものの批判にあります。


つまり、経済学の入門書でありながら、
現代批判の本でもあるわけです。


まだ、読んでいる最中ですが、非常に面白い。

中国の学者が自国の経済事情をどう受け止めているかを知る上でも、
必読の書ではないでしょうか?すでに台湾研究者の丸川哲史氏が
同書の書評を書いたとか。さもありなんですね。



さて、中国の経済学者が自国の経済の問題を
批判的にとらえているのに対して、竹中氏は
アベノミクスは「理論上は」100%正しいと評価した上で、
実行できるかどうかは疑問という実に彼らしい逃げ口上を述べていました。


ウマいですねぇ。
アベノミクスが成功すれば、「な?俺の言う通りだったろう」で、
失敗すれば、「やはり実行は難しかったか」と言うことができる

…どちらにせよ彼の意見は正しいことになるわけです。


そんな彼が先日、『ハバード経済学入門』という本を翻訳しました。
ハバードとは、ブッシュ政権で経済政策を担当したグレン・ハバードのこと。

彼が提唱するサプライサイド経済は、いわゆる新自由主義経済に属するもので、
同経済の批判者を筆頭に、多くの同業者から否定されているものなのですが、
これを日本の大学生に読ませるために翻訳したわけですよね。竹中先生は。



前から存在した経済格差を目に見えて拡大させた日本の経済学者と、
新自由主義を筆頭とする近代経済学の欺瞞性を暴露する中国人学者。

この違いは一体全体何なんでしょうねぇ…



特に後者に至っては、中国の社会科学の最高学術機関、
中国社会科学院に所属しているわけです。中国の国立大学は、
日本の国立大学と同じではないことは、容易に想像できることでしょう。

つまり、なぜか比較的言論や思想の自由が許されているはずの
日本の大学教授のほうが日本よりはるかに自由が制限されている中国の教授よりも
露骨に体制に迎合し、私利私欲のために職権を濫用している。これは注目すべき事実です。


ところで、アベノミクス礼賛の文章の中に、
スティグリッツも同意見だと述べている箇所があるのですが、
これが本当だとすると、イラク戦争批判で著名な彼も、本質は
同じだったということなんでしょうか…まぁ、思い当たる箇所はあるけれど。

大手人材会社パソナの会長、竹中平蔵氏が旗振り 人材会社を潤わす「300億円」の助成金を設けさせる

2014-06-05 21:02:26 | 日本政治
日刊ゲンダイの記事より。三流新聞だが、インタビューに応じた
五十嵐仁氏は労働問題を専門とする社会学者なので、信頼性は高いと思います。


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これも人材派遣最大手のパソナによる政官接待の成果なのか──
今年3月から大幅拡充された「労働移動支援助成金」が注目を集めている。
この制度で多大な恩恵を受けるのがパソナだからだ。


労働移動支援助成金は、従業員の再就職を支援する企業に国がカネを出す制度。
それまでは転職成功時に限って上限40万円の補助金が出たが、これを改め、
転職者1人につき60万円まで支払われることになった。

しかも、仮に転職が成功しなくても、
従業員の転職先探しを再就職支援会社に頼むだけで
10万円が支払われる。


この制度拡充を主張したのが、パソナ会長であり、
産業競争力会議のメンバーを務める竹中平蔵慶応大教授だった。


「労働力の移動と言いますが、要はリストラ促進助成金です。
 従業員をクビにすると助成金を受け取れる。
 昨年3月に開かれた第4回産業競争力会議で、
 竹中氏は『今は、雇用調整助成金と労働移動への助成金の予算額が
 1000対5くらいだが、これを一気に逆転するようなイメージで
 やっていただけると信じている』と発言しています。その言葉通り、
 労働移動支援助成金は、本当に2億円から一気に300億円に増えた。

 この巨額の税金が、人材サービス業のパソナなどに流れ込むわけです。
 これが自社への利益誘導でなくて何なのでしょう
(元法大教授・五十嵐仁氏=政治学)

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150691
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日本の雇用体系の崩壊の一つの原因は、
彼が推進した労働力の流動化(派遣社員を増やし正社員を減らす)
なのですが、その経済政策で最も利益を得るであろう人材派遣会社の
会長職に収まって、大金を頂いているというのは凄すぎですよね。




わかりやすく説明すると、麻薬を合法化させた大臣が
大手の麻薬販売業者の会長になっていたようなもの
なのですが、
いまだに彼を擁護する人が少なくありません。他ならぬ庶民に。かなりの数で。


私も、さる場所でこの件について「派遣会社が得をする制度に
改造した後に、自分が会長になるあたり、陰謀めいたものを感じる」と
竹中氏を批判したところ、「それは決めつけだ」「批判者の意見を鵜呑みにしている」
という厳しい意見を頂きました。どうも陰謀という言葉がよくなかったらしい。


しかし、状況証拠からして、自分の利益のために行動しているのは
一目瞭然でしょう。私は誰かの意見をそのまま垂れ流しにしているのではなく、
ありのままの事実だけを並べると、彼が大金を得られるような経済システムを
「経済改革」の美名のもとで行ったようにしか見えないと考えているのですが……


彼らにとっては、「それこそがお前の思い込みだ」らしい。

ちなみに、「なぜ、そこまで竹中を庇うのかがわからない」と反論すると、
「これを『かばう』と受け取るあたり、隔たった観点に立っている」とのこと。

彼らは、この人材派遣の点については、どうでもいい、さして関心がないと
明言した後に、「傍から見た意見として」と称して、批判者の意見を
「それは言いすぎだ」「他人の意見に流されている」と否定するのです。


もし、その情報を流した相手がオウムだと知らずに
信じたらどうする?と言われました。少なくとも、五十嵐教授より
竹中のほうがよりオウム的だと私は思うのですが、そういう感情も
「お前は前から竹中が嫌いだから、少しでも批判できる情報を
 得ると過敏に反応してしまうのだ」らしいです。


要するに「気にするな」ってことですよね。


それが誰にとって都合のよい言葉なのか……
明らかに竹中をはじめとした派遣会社と、
リストラをしやすくなった大企業なんですがね……



私と論議した相手は、企業の経営者ではなく、ごく普通の労働者。
これに限らず、在日問題や歴史問題、軍拡でも感じることですが、
当の被害者たちの中に加害者たちに加担する人が一定の割合でいるんですよね。


彼らにとっては、無知であることが客観的であることで、
事情に詳しくなることを、情報に流されていると呼ぶらしい。


経済格差の責任者の一人を批判するのではなく、
その批判を浅薄な意見だとみなして一蹴するのが客観的意見らしい。


その一方で、彼らは、
消費税増税や年金といった自分に直接関係のある
問題に対しては、政府を批判しているんですよね。



私が同じような論調で、彼らの不満をせせら笑ったら、
どう感じるのか、想像できないのでしょうか・・・?


どうも、今の日本の政治や経済で語る人たちの中には、
自分のこと以外に関心がないくせに参加したがる人が多い気がする。

そういう連中は、百害あって一利なしで、
口出し無用なのですが、まぁ、喋ってくるんですよね。困ったもんです。

日本維新の会、ついに分裂

2014-05-29 00:14:51 | 日本政治
いつかするとは思っていましたが、案外早かったですね。

竜頭蛇尾とはまさにこのことでしょう。
初めこそ、日本の政党でもとびきり右の組織として華々しくデビューしたのに、
いつのまにか安倍という石原に負けず劣らずの極右政治家が政権を握って以降、
単に彼の尻の後を追いかけていくだけの自民党支部になってしまいました。



今回の分党、喜ぶ人も左翼に多いと思いますが、それは甘い。

維新の会が、このような失態を犯したのは、彼らにも原因はあるだろうが、
何よりも、今の政権が維新の会が必要ないくらいに右になっているからです。


同じ右なら、衆議院の過半数を超えている与党を
応援したほうが良いと判断した迄にすぎません。


ついでに言うと、仲たがいした原因は憲法問題にあると
報道されていますが、石原も橋下も目指す先は同じです。
(9条廃止・改憲による戦争ができる状態に変化させる)


ただ、石原のほうがよりストレートに、
9条以外の憲法も全部変えてしまおうと言っただけにすぎません。
橋下や結いの党は、これをマイルドな表現になおしただけに過ぎない。


いうなれば、池上式改憲術ですね。


NHKをはじめとするテレビ局の報道だと、
まるで、石原と橋下の政治信条のぶつかり合いのように
見えますが、実際は目指す内容は同じでしたから、
こういう見解は語弊があると思います。


では、真の原因は何かというと、どちらが
党の実権を握るかで喧嘩をしたからだと私は思います。



橋下としては、もともとは自分が立てた党なのに、
石原の言いなりになっているし、石原としては、まだまだ
駆け出しの政治家である橋下の言うことなんか聞きたくないだろうし。


どのみち、分党したからって、日本の右傾化が止まったわけじゃない。
ぬか喜びする暇はないと思います。

「たちかぜ」判決1カ月 秘密法の「原型」は 自衛隊の「防衛秘密」にあり

2014-05-25 21:29:21 | 日本政治
海上自衛隊護衛艦「たちかぜ」の乗組員がいじめを苦に自殺した裁判で、
自衛隊の証拠隠し・隠匿が明らかになったわけですが、その後の取材で
秘密保護法の原型が自衛隊の「防衛秘密」にあると指摘されていました。


http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-05-23/2014052314_02_1.html


「自衛隊の情報を公開することは、国の危機につながる」という
お得意の脅し戦法で、いじめの実態をひた隠しにしていたわけですが、
公開された情報を読むと、どれも秘密にするほどの内容ではなかったそうな。


こういう姑息な工作は自衛隊のお家芸ですね。

そもそも、「たちかぜ」という名の護衛艦、これは戦前の大日本帝国の
護衛艦「太刀風」にあやかったものでしょう。要するに軍艦です。

ひらがなにしたからって、非軍事的な船にはならないのですが、
コロっと騙される人間がちらほらいるんですよね。

最近、軍艦を女の子にしたアプリゲームや、
女子高生が戦車の試合をするアニメーションが人気ですが、
あくまでフィクションとして楽しんでいる人はともかく、
自衛隊や旧日本軍にまで親しみを感じている人間もいると、
これも一種のプロパガンダなのかなと思わなくもない。

まぁ、こういう工作に引っかかる連中は、
前々から極右の甘言に惑わされていたと思いますけれど。


さて、秘密保護法に話を変えると、
私は一切合切、秘密にするなとは言いませんが、
①何を秘密にするのか、②誰が秘密にするのか
の二点はきちんと民主的な手順を踏むべきだと思います。


秘密保護法の致命的な問題点は、
①組織のトップが特定の情報を恣意的にに極秘扱いにできること、
②それを知ろうとするだけで重罰が科されることにあります。

結果的に、国の行く末を決める重要な情報は、国民には知らされないまま、
数人のトップの秘密会議だけで政治が行われていくことになります。


もっとも、それは今に始まったことではありませんが、
少なくとも形式的には、それはNGとされてきたわけです。


訓練された日本凶徒を除いて、一応、この国の人間は、
自国が民主主義国家であることを望んでいるはずです。

この手の寡頭制を認めるシステムには断固反対すべきだと
私は思いますが……まぁ、メディアはやっぱり可決される直前に
騒ぐだけでしたね。今では中国を悪魔化して軍拡の口実を作る
ことに精を出しています。口だけの民主主義。残念なことです。