中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

5月27日-6月2日のこと(中国での日誌として)

2015年06月02日 22時03分14秒 | とりあえず日記
今回も日記形式で更新をしたいと思います。

5月27日(水)
授業が3コマの日。
3コマ目の授業後、学生達と食堂で夕食をとって帰宅。
夜は論文執筆を進める。


5月28日(木)
外部出講の日。
帰宅後、後任者のスカイプ面接を行う(先週とは別)。
夕方、特別研究員の業務書類を千葉大へ郵送。
夜は読書。


5月29日(金)
朝6時半におきて、学生たちと一緒に朝散歩。
その後、一日自宅で論文執筆、並びに、次週の授業準備を進める。
夕方、「中国人の日本語作文コンクール」の学生たちが書いた作文を事務局に送付する。
なお、この日に論文がほぼ完成したため気分転換に市内へ出て、日本料理とビールで一人乾杯。
帰りにマッサージ店へ寄って、体の疲れをとってもらう。



5月30日(土)
論文でなかなか進んでいなかった授業準備を慌てて進める。
毎週六科目の準備(ppt・資料を授業ごとに作成)するため、時間が結構かかるため。
なお、夕方から学生たちと久々に「男子会」と称した食事会に出かけ、海鮮を食べる。
蛸の炒め物


アサリの炒め物


この日のメンバーたち



5月31日(日)
論文一本を無事に某学会事務局へ送る。
次週の授業準備をして過ごし、15時過ぎに校内の学生活動(一年生のミニスピーチコンテスト)に顔を出す。
帰宅後、授業準備の続き。
最近、忙しいのもあったが、家族とスカイプが出来ていないのが少し気になる。
また、日本事情テキストの最終案に関して最終決定が出来ていないまま時間だけが過ぎてしまっているのはもっと気になっている。
数日内にメンバーに返事をしないとと思いつつ、時間だけが過ぎている・・・。


6月1日(月)
授業3コマの日。
この日の日本概況の授業では、日本の茶と中国の茶とを飲み比べを行うなど、茶を通じた日中の文化比較を意図した授業を考えた。
元々、中国に来て違和感を感じていたのは「日本のお茶」と言うと「茶道」や「抹茶」のイメージが中国では強すぎる点だった。
また、紹介する日本人の教員の側も、上記の内容にばかり紹介が偏っていることが多いのではないかという疑問を持っていた。
確かにそれは重要な日本の茶文化ではあるが、現在の日本人が一般的に飲む煎茶などに関係する内容も、もっと紹介する必要があると感じていた。
また、お茶と言えば静岡県ばかりが紹介されるが、全国各地でその土地の気候風土に根ざしたお茶があることや、
それらの味がかなり異なることなどは日本事情テキストには紹介していない(というか、字数制限で紹介できない)。

そこで、私のふるさとの埼玉県狭山茶と九州佐賀県の嬉野茶を授業で紹介し、中国茶(杭州の茶)と一緒に飲み比べをしたり、
その淹れ方の違い、合う水の違いなどを授業の中で紹介していった。
ただ、90分ではなかなか時間が足りず、最後に学生との議論や意見を出し合う時間があまりとれなかったのが反省ポイント。
時間はもっと工夫して、授業構成を考えないといけない。

ただ、こういう形式の授業の方が学生たちはやはり好きな様子。


6月2日(火)
午前は全国スピーチ大会に出場する学生の指導、午後は授業2コマ。
だんだん暑くなり始めていて、半そででないと授業はしにくくなってきた。
とはいえ、上海の時のように、もわっとする嫌な蒸し暑ささよりは随分マシである。
最近校内を歩いていると、よく大学院生の口頭試問会の案内を見かける。


修士課程での口頭諮問でも、外部から教員が加わって行うのは日本と違う。


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