このブログで新しいコーナーを始めることにしました。
今後、私の専門である建築や住宅の歴史に関連して、上海の歴史的建築物を紹介していきます。
その第一弾は、上海市の徐汇区建国西路440号にある建業里です。
ここは1931-1938年、当時のフランス租界地区域に建てられた里弄住宅で、石庫門の里弄住宅です。
そもそも里弄住宅は6つの型に区分され、石庫門という名は門が石で造られていたことからつけられました。
なお、主な分類は以下の通り。
1)1850年代、早期石庫門里弄。英国の労働者住宅をアレンジした。
2)1890年代、広式里弄。早期より狭く中庭の無い。日本人も住む。
3)1920年代 新式里弄。水道、ガスを完備した。
4)1920-30年代、後期石庫門里弄。早期を改良型した。
5)1930年代、花園里弄。庭付き。
6)1930年代、公寓里弄。マンション式の高層住宅。
現在は誰も住んでおらず、保存のために改修が行われていますが、当時は3000人を超える住民が住んでいたとか。
(見学にいった本日も改修作業が行われていました)
なお、この建築群は1994年に上海市優秀歴史建築に指定されています。
石庫門の名の通り、確かに立派な石の門が住宅群の入り口に設置されていました。



改修が行われているため、現在は内部を見ることはできないのが残念です。
この住居群を紹介した研究書によれば全て二階建てで、全部で260棟の住居があったそうです。
また、居住者がいた当時はこの周辺に市場や多くの商店が連なっていたとか。
しかし現在は誰も住んでおらずどこかひっそりと、しかし、確かに歴史的建築物の存在感がありました。
これらの建築物を見ながら、租界時代の上海の様子を想像すると共に、当時の活気ある様子を思いました。
租界の時期があったからこそ、こうした海外の影響を受けた住宅群が一斉に建てられたわけです。
特に、今回見て回った徐汇区はフランス租界があった関係からフランスの影響を受けた歴史的建築が目立ちます。
ちなみに、この建物は全てレンガ造りで、一通り周囲を歩いたのですが、かなり広く一時間近くかかりました。
今回訪問した時間帯が夕方でかなり寒かったので、次回はもう少し早目に行こうと思います。。
今後、私の専門である建築や住宅の歴史に関連して、上海の歴史的建築物を紹介していきます。
その第一弾は、上海市の徐汇区建国西路440号にある建業里です。
ここは1931-1938年、当時のフランス租界地区域に建てられた里弄住宅で、石庫門の里弄住宅です。
そもそも里弄住宅は6つの型に区分され、石庫門という名は門が石で造られていたことからつけられました。
なお、主な分類は以下の通り。
1)1850年代、早期石庫門里弄。英国の労働者住宅をアレンジした。
2)1890年代、広式里弄。早期より狭く中庭の無い。日本人も住む。
3)1920年代 新式里弄。水道、ガスを完備した。
4)1920-30年代、後期石庫門里弄。早期を改良型した。
5)1930年代、花園里弄。庭付き。
6)1930年代、公寓里弄。マンション式の高層住宅。
現在は誰も住んでおらず、保存のために改修が行われていますが、当時は3000人を超える住民が住んでいたとか。
(見学にいった本日も改修作業が行われていました)
なお、この建築群は1994年に上海市優秀歴史建築に指定されています。
石庫門の名の通り、確かに立派な石の門が住宅群の入り口に設置されていました。



改修が行われているため、現在は内部を見ることはできないのが残念です。
この住居群を紹介した研究書によれば全て二階建てで、全部で260棟の住居があったそうです。
また、居住者がいた当時はこの周辺に市場や多くの商店が連なっていたとか。
しかし現在は誰も住んでおらずどこかひっそりと、しかし、確かに歴史的建築物の存在感がありました。
これらの建築物を見ながら、租界時代の上海の様子を想像すると共に、当時の活気ある様子を思いました。
租界の時期があったからこそ、こうした海外の影響を受けた住宅群が一斉に建てられたわけです。
特に、今回見て回った徐汇区はフランス租界があった関係からフランスの影響を受けた歴史的建築が目立ちます。
ちなみに、この建物は全てレンガ造りで、一通り周囲を歩いたのですが、かなり広く一時間近くかかりました。
今回訪問した時間帯が夕方でかなり寒かったので、次回はもう少し早目に行こうと思います。。