中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

来年度もココ、済南でお世話になります。

2015年06月23日 00時37分17秒 | とりあえず日記
久々の更新です。
最近は更新時にこの文句ばかりを言っている気もしますが。
今学期の大学授業はほぼ終わり、今後は試験に突入です。

試験はなんと今学期6科目!ということで、試験作成だけでも一苦労でした。
今後は試験を7月2日(木)まで時間をかけて実施することになります。
そして、二・三日は集中して採点・成績登録作業を行うつもりです。

その後は、来学期の講義計画、某ビデオの編集、自身の調査準備、収集済みの資料分析を行う予定です。
そして、7月第三週月曜日からは資料調査を一週間程行った後、日本への一時帰国を考えています。
ですから、帰国するまでにはまだまだ仕事・研究課題が山積み状態です。


とまあ、こんな具合でなかなか落ち着かないのですが、今回は一つだけご報告をさせてもらいたく、ブログを更新しました。
今学期に入ってから、実は私の身辺では来年度の新たな契約に向けて、かなりあわただしい動きがありました。

大変有難いことですが、北京・南京・済南などの各地域の大学からお誘いを頂き、今の大学に残るか否かずっと考え続ける日々が続きました。
私の目指す方向性は変わらず唯一つ、「専門とする歴史学を教える専任ポストを得て、帰国すること」です。
そのため、一番近道であり、将来のためになる方向性は何かをずっと考えておりました。

お誘いのあった大学の中には雇用条件が魅力的な大学、また、中国の名門大学も含まれていたため、今回の進路選択は結構悩みました。
自身の手帳を見ると、4月下旬からつい最近までこのことで悩み続けていたことが分かります。
色々と総合的に考えた結果、やはりもう一年は済南大学においていただき、ココでお世話になることに決めました。

理由は以下です。
私の目指す方向性、「専門とする歴史学を教える専任ポストを得て、帰国すること」を第一に考えた時、
幾つかの問題が多少あったとしても、ココに残って頑張ることが一番よい道であると感じられたからです。
今、進めている研究課題も山東省に残って進める必要がありますし、済南大学からは授業負担を減らして頂き、給与も上げて頂きました。
また、規則が少なく、割と融通を利かせて自由に仕事ができる済南大学が、研究をどんどん進めるべき自分には合っていると感じました。
さらに、職場にわずらわしい人間関係もなく、素朴で可愛い学生たちの存在も大きな決め手となりました。



さらに、こちらに来て以降、出講をさせてもらっている山東師範大学の大学院生たち、学部生たちも本当に素晴らしい学生たちです。
大学院生たちと購読文献を読みながら色々と議論するゼミ授業も、学部生たちに対する日本社会を紹介する授業も、本当に楽しくやりがいを感じる時間でした。
ですから、毎回、山東師範へ出講する日はよい意味で気分転換できる、そんな日になっていました。

幸い来学期も、出講機会を与えて頂いたので、さらに頑張っていこうと思っています。



9月からの新学期では、学部一年・二年・三年、そして大学院生の授業が私の担当となる予定です。
済南大学、山東師範大学の皆さん、来年度もどうかよろしくお願い致します。


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