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中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

中国語学習の道3 関心のある資料翻訳

2012年08月31日 05時08分43秒 | 中国語学習の記録
今日(30日)は午後から上海図書館へ行き、来週から始まる講義準備などを行いました。
なお、下の写真は図書館から帰る途中の上海南駅から大学キャンパスをつなぐ道の様子。



          


上海に戻って、こちらの生活も落ち着いたので中国語の勉強も再開しました。
今日は主に、中国語で書かれた資料を翻訳する作業を行いました。
どんな資料を翻訳しているかというと、

羽田正谈新世界史构想
http://www.dfdaily.com/html/1170/2012/7/1/816806.shtml

これは、2012年7月1日付の中国・上海の日刊紙『東方早報』の書評特別版に掲載されていた記事です。
東洋文化研の羽田正氏の新しい世界史構想への取り組みについて紹介されています。

既に、羽田氏の『新しい世界史へ―地球市民のための構想』(2011年、岩波書店)は読んだので、
大まかな内容は把握していますが、中国語でそれらの日本語表現をどう訳すか理解するのにも役立ちます。


羽田氏の「世界史」構想は、現在私が考えている研究課題にも大きく関与するもので注目しています。
こうした自身の研究と関わる中国語資料を積極的に活用して、中国語学習を進めるのは効果的です。
なぜなら、自分自身が関心を持って主体的に取り組むことが出来るからです。

普段使用しているような、HSKの教材を使っても良いのですが、無味乾燥で私には何かピンときません。


ちなみに、中国でも羽田氏の取り組みは関心を集めているようで、上海の復旦大、北京の北京大などでも関連記事を見つけることができました。
なお、復旦大では「从周边看中国」と題して中国の周辺地域から自国の歴史を捉えなおす取り組みをしているそうで、こちらも面白そうです。
http://www.iahs.fudan.edu.cn/cn/research.asp?class_id=21

世界史研究の在り方が見直され、それに合わせて研究の方法が模索されている昨今、私はそれに関心を向け続けながら、自分の研究に活かしていくつもりです。

上海へ戻り、学期開始の準備が始まる

2012年08月29日 23時12分53秒 | とりあえず日記
8月28日、日本時間13時半に羽田を出発しました。
それにしても、羽田空港国際便のターミナルは非常に綺麗で、大変気分がよかったです。

まるで空港であることを忘れさせる羽田空港内の様子


そして、中国時間15時半に上海の虹橋空港へ到着。
上海も日本と同様にまだまだ蒸し暑く、空港は熱気に満ちていました。
そのままタクシーに乗り込み、40分程で大学に到着。



上海に住んでまだ一年ですが、二年目となるともう慣れたものです。
去年の同じ時期の不安やドキドキ感が嘘の様です。
知り合いもこの一年で沢山増え、上海の町も随分詳しくなりました。

寮の阿姨、大学構内の店の店主、そして大学の外にあるレストランの店主…
昨日はこの大学の学生以外にも色々な形で、上海へ戻ったことを喜んでもらいました。
去年は一人だけで上海へ乗り込んだ感が強く、孤独感が実は結構ありました。
(恥ずかしながら…)
ですが、この一年で上海の町にも人にも随分と慣れたことを、今実感しています。


こちらに戻って一夜が空け、本日は部屋の片づけや掃除、洗濯ものなどをしました。
そして、夕方は近所のウォルマートへ買い物に出かけ、その後は寮で夕食を作りました。

豚肉としめじ、パプリカのトマトソース炒め


料理の腕も随分上達し、味はなかなかでした。
腹も満たされたので、これから今学期の仕事や夏休み中にやり残された研究課題に取り掛かるところです。


中国生活が4年目となると、日本と中国双方の雰囲気の格差を徐々に感じなくなり、どちらにもすぐ同化出来るようになってきています。
なかなか環境に適応できないで苦労する人も多い中で、こうした人間に産み育ててくれた両親には感謝したいと思います。

千葉大との全学協定準備へ

2012年08月28日 02時09分21秒 | とりあえず日記
今日も暑い一日でした。
昨夜も最近の夜型の習慣で寝付けず、結局明け方まで起きていました。

ほぼ寝られないまま7時に起床し、大学へ。
今日、千葉大と私が勤務する大学との全学協定に向けた話合いが予定されていた為です。
(なお、双方の学部間協定については今年3月に調印済み)



大学の南門にて華東理工大のH先生と一緒に日本へやってきた学生二人と大学本部へ。
(学生二人は共に大学4年生で、M君とZさん)
本部前では千葉大文学部長Y先生がお出迎えしてくれました。

そのまま会議室に通され、そこで千葉大理事T先生、Y先生、国際課課長Sさんと、華東理工大側の我々と向かい合わせて会議が行われました。


協議の結果、今後はともかく全学協定に調印した後、双方の大学学生の受け入れから始めることに落ち着きました。
ですから、近いうちにそうした学生受け入れへと話しが動いていくことになりそうです。


これで千葉大へ我々の大学から学生達が留学する可能性が大いに高まったといえます。
是非、この協定を一日も早く締結し、受入実施へと向かわせていきたいものです。

なお、本日の模様は既に千葉大HPに掲載されていました(早い・・・)
http://www.chiba-u.ac.jp/international/symposium/index.html


こうした協定はH先生の悲願であったようで、協議の途中、千葉大側が大学DVDを放映した際、感極まって涙ぐんでいらっしゃいました。
それは、隣にいる私にもはっきりと分かりました。
(恐らく対面していた千葉大側の関係者にも)

協議の後、千葉大キャンパスをY先生の案内で散策し、文学部長室にて小休止。
その後、国際教育センターのK先生の研究室へ皆でお邪魔しました。
暫し歓談後は解散し、それぞれの用事を済ませて夕方に私の実家に集合し会食しました。
(写真は後日アップ予定)

美味しい酒と母の手料理、そして中国からの客人によって大変盛り上がりました。
お蔭でなかなか思い出深い一日となりました。


さて、明日からはいよいよ上海に戻ります。
次に日本へ戻るのは12月上旬の学会発表の時です。
それまで日本の皆さん、さようなら!

同時代史学会大会にて報告が決定(12月)

2012年08月26日 22時11分19秒 | Mの研究活動や成果
昨日、私が所属している学会(同時代史学会)の一つから連絡が入りました。

同時代史学会HP
http://www.geocities.jp/doujidaisigakkai/

今年の12月、この学会の全国大会が千葉大にて開催予定です。
その大会にて報告者を募集しており、幸い私も報告者の一人に選んで頂けたとのこと。
2009年の博士課程二年の時から中国に来たことも関係し、2008年3月以来の学会報告です。

なお当日は、博士論文でも取り組んだ

1960年代の日中建築交流の実態とその影響 -建築学者西山卯三の果たした役割に着目して-

を話す予定です。
なお、開催日時の詳細は

日時
2012年12月8日(土)午前
会場
千葉大学キャンパス

となっています。
上海での仕事もあってなかなか忙しい時期ではありますが、
とにかく報告をさせて頂ける以上、頑張ってこちらも取り組むだけです。


思えば、上海へ戻る日(今月28日午後)も徐々に近づいています。
長いようであっという間の夏休みもそろそろ終わりです。


博論製本が完成

2012年08月24日 03時16分31秒 | Mの研究活動や成果
今日はこの度無事に学位をとった博論の製本(ハードカバー)が届きました。
なお、博論製本は私の希望ではなく、国会図書館と大学院へ提出にはこれが義務化されています。



やはり、きちんと業者に頼んで製本すると確かに立派です。



国立国会図書館、大学院に各一部提出し、残りは資料調査でお世話になった研究機関に送る予定。

もっともお世話になった多くの研究者、その他の方々が大勢います。
そうした方達へは簡易製本を業者に頼んで送らせて頂く予定でおります。
とにかく無事に早めに博論を大学院学務へ提出し、Mは上海へ戻ります。

大学院の修了式も出来れば参加しようと思っていましたが、
その時期(9月下旬)には大学での仕事が始まっています。


上海へ戻る日が来週28日(火)なので、早いものでもう残り5日です。
そんなわけで(?)、今週の火曜日は大学院のM先生とK先生と会い、それぞれ研究の話。
夕方に会ったK先生とは、そのまま大学近所の中華料理店で一杯。
何か共同研究を行い、成果を発表しようと話はしていたのですが、飲み過ぎました(苦笑)

色々と考えていた案も話せないままお開きとなってしまったので、今後要相談です。
幾つかの案は出し合っているので、そろそろ方針を決めて取りかかる時期が迫っています。



水曜日は東大東洋文化研究所の研究員Mさんと東文研受け入れPDのTさん、そして今度中国の大学へ赴任することになった歴史研究者Sさん達と飲みに。

東大本郷キャンパス近くの居酒屋にて互いの研究状況を伝え会い、私の兄貴分Mさんからは色々と御助言も頂きました。

私は今後の研究方向の軸として、日本近現代史という領域から扱う範囲を如何に東アジアへと拡大させていくかを模索しており、その為にも中国語(或いは英語)を集中的に学んでいることを話しました。
(もちろん、最近の関連研究の成果に目を通し、状況把握もしていますが)

すると、Tさん(専門は民俗学)も考えていることが全く同じ状況だとの話になりました。

東洋文化研究所で取り組まれている主たる研究が地域研究であることを考慮すれば、そうした研究に関心が向くのはある種当然のことでしょう。
(また、昨今の研究状況を考えても)

ですが、歴史学にとどまらず様々な分野でこうした取り組みがホットであり、研究者の方々がその取り組みのために舵取りをしている実態を再認識した瞬間でもありました。

ちなみに、帰宅後、羽田正さんの研究室HPから面白いイベント記事を見つけました。
(既に、終了しているイベントではありますが)
これは、「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」(科研費(基盤研究S))との課題名で実施されている研究の一環として行われたイベントのようです。

http://haneda.ioc.u-tokyo.ac.jp/eurasia/72223.html

複数の若手歴史研究者が自身の「世界史」研究の成果報告、それに対するフロアからの議論を活発に行っています。

いや、可能なことならめちゃくちゃ参加したかったです。。
ただ、その時期は語学習得の為、上海にいたわけで。
悔やんでも仕方ないので次の機会を探し、是非次回は参加していこうと思います!

昨今の中国語(或いは、その教師)の需用の高まり

2012年08月21日 04時07分08秒 | 中国語学習の記録
私は現在、中国語を学習する立場です。
中国にいるお蔭で、自然と身につく中国語も多いのが有り難いことです。

ところで、その中国語の需用が国際社会において益々高まっているのが昨今の現状です。
この傾向は中国が経済成長を続け、国際社会での地位を強めていく限り続くはずです。
中国以外の各国はビジネスパートナー(中国)との連携という面から、中国語習得の必要性が増していくはずだからです。

実際、大和総研ホールデイングスのHPでは、

「中国から見た中国語ブーム(漢語熱)」

というタイトルで、昨今の中国熱について書かれた記事が紹介されています。

実際の記事
http://www.dir.co.jp/publicity/column/110804.html


この記事によれば、中国語教師の収入はかなり恵まれていると紹介されています。
(「例えば、米国では年収6.5-10万ドル、EUでは7万ユーロ」)
こうした職業につくのは、海外へ出た中国人留学生、華僑、或いは中国に住む海外からの留学生達が多いとのことです。
(考えようによっては、Mも最後のカテゴリーに近いのかもしれない)

また記事の内容では、海外で正式に中国語教師になるには全国の統一試験があるとか。
ただ、実際に大学などの中国語講座を担当する教員全てがこれに合格しているか不明。
いや、むしろ海外の大学院へ進学して学位を取得した後、自身の専門と中国語を教えてるような元中国人留学生も結構多いのではないか、と私は思います。

ですから、そうした数を合わせるとかなりの数の中国語教師がおり、昨今の中国語需用と共に、益々その数は急増しているわけです。

まさに、中国語を教える者にとっては売り手市場といって良いでしょう。


しかし、2008年時点では中国語教師のアルバイトの時給がせいぜい10ドルであったのが、今ではその2-3倍近くに上がっているという現在。
よって「中国語バブル」とはいえないまでも、ほぼそれに近い状況なのかもしれません。

ですから、きちんとした中国語指導が出来、かつ、自身の専門(中国に関わる何かの分野)なども持っているような中国人留学生達がもっとも最後まで必要とされる人材なのかも・・・。

そんなことを私は感じています。

日中双方の領土を巡る軋轢(現地から見た騒動の実態)

2012年08月20日 05時05分53秒 | 日中関係のあれこれ
2010年9月、当時、尖閣諸島付近における中国漁船の衝突事件が発生しました。
そして2012年8月、再び似た状況に双方の国がおかれ、対応に注目が集まっています。
以前、安徽省にいた際と同じようなブログの記事を書くべき状況となっています。

これは一言でいえば大変残念であり、双方の国だけでなく東アジア地域、或いは、その地域と関わる国際社会にとっても大きなマイナスでしかありません。

昨日、以前のブログを見返していると、その当時のことを書いた記事がありました。
それを以下で引用し、紹介したいと思います。

現在、ニュースでは中国の各都市で発生した抗議デモのことばかりが報道されています。これを見ると、全ての中国人(或いは日本人も)互いの国家に対して激しく抗議しているかのような印象を与えます。

でも、実際は2010年の時も今回のケースでも違うということを、この記事を読むことで皆様に理解して頂ければと思っています。


Mの中国通信 より
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshiitem1008

「中国漁船衝突事件(2010年9月)の波紋 in中国

菅直人首相の民主党代表再選。
とりあえず、ころころと変わる日本首相のイメージが変わっていくことを祈ります。
そして、もっと国民に不安でなく、安心を与えてほしいものです。


さて今日は、今月7日に発生した尖閣諸島(中国名:釣魚島)付近での中国漁船衝突事件のこと。
日本でももちろんですが、ここ中国でもかなり報道が過熱してきています。

いや、ネットニュースを比較してみると中国側の報道の方が熱が入っている印象です。
ちなみに、私はほとんどのニュースを人民日報の記事からチェックします。
もちろん、そこにも加熱していく報道振りが明らかにみてとれます。

「人民日報」中国語版
http://world.people.com.cn/GB/8212/191606/202393/index.html
「人民日報」日本語版
http://j.peopledaily.com.cn/94474/100700/index.html


この影響を受けて、中国国内でもナショナリズムを刺激され、反日感情が高まっています。
実際に、既に複数の地域で反日行動が発生し、それらがニュースでも取り上げられています。


尖閣諸島を巡る今回の問題は、何より領有権を双方ともに主張していることが背景にあります。

ちなみに、日本の政府公式見解は以下の通り。

外務省(日本)の尖閣諸島領有権に関する見解参照
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/senkaku/index.html

すなわち日本側は、尖閣諸島を領土問題として扱わず、日本が固有の領有権を持っているというもの。
(これに関しては先日、蓮舫氏の「失言問題」がありましたね。)
加えて、中国側が領有権を主張しだしたのは「1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化」してからだという見解です。


しかし、領有権を主張するのは中国も同様で、話し合いはかみ合うどころか白熱していく一方です。

今日会った日本語学科の大学四年生の話では、中国国内はかなりこの事件に熱くなっているとのこと。
そのことを心配して、学生のご両親が、

「あなた(学生のこと)は日本語を学ぶ学生なのだから、反日活動が起きても参加してはいけないよ。」

とおっしゃったそうです。
そういう方も中国にはいるのだという事を強調しておきたいと思います。



ただ個人的にやや懸念しているのは、今週土曜が9月18日、いわゆる柳条湖事件の日ということです。
(ちなみに、中国では「9・18事変」と呼びます。)

この日は日中戦争が始まるきっかけとなった日として、毎年中国ではナショナリズムが高揚します。
(日中戦争は、中国では「抗日戦争」)
去年、私が勤務する大学でもそれを祈念する行事が行われています。

そんな日と、今回の漁船衝突事件での国内の雰囲気が合わさると果たしてどうなるのか。
個人的には、ただ何も起こらずに時が過ぎることを祈っています・・・。



ちなみに、学生の話では私のいる阜陽や大学では、反日感情が急激に高まっている様子はないとのこと。
確かに、大学構内であっても学生や教師の方は皆変わらず親切で、優しいですね。

これは非常にありがたいことですし、良い土地に来ていることを改めて実感しています。」

お盆の期間はバタバタ

2012年08月18日 04時37分07秒 | とりあえず日記
お盆明けし、また通常の生活に戻ってきているこの頃。
(学生さん達は夏休みの真っ最中でしょうが)
今週は私もお盆に関わる用で、まともに研究が出来ていません。
14-16日と諸用が続き、書斎に籠もることが出来ませんでした。

17、18日もまた別の用事で外出しないといけない為、
19日以降にならないとなかなか落ちつけなそうです。

私の場合、論文を書くと一気に書き上げるタイプの為、
逆に(?)そこまでに状態を持って行くのに少々時間がかかります。


そんな時は仕方なく、借りていた本や買っておいたままの本を読むことにしています。
最近は、日本政治史(或いは、国際政治史)の成果をもう少し勉強しておく必要を感じ、
そうした本を数冊購入しました。
現在はそれらの中で、

北岡伸一『日本政治史 外交と権力』(2011年、有斐閣)

を読んでいます。



幕末から冷戦の終結に至るまでの時期を、対外問題、並びにそれに対する日本の権力の対応を中心に考察していて、非常にコンパクトにまとめていて読みやすいものです。

8月15日前後にかけ、東アジアにおいて領土問題を巡る火花が再びあがり、
それに対して、日本(韓国、中国も)は対応を迫られています。
それだけでなく、その動向に太平洋地域の各国からも注目が高まっています。

こうした国際情勢の流れを如何に把握し、それにどう対応するのか。
複雑な国際関係の中で、如何に自国の国益を考え、それを得るべく行動するのか。

このような外交を巡る舵取りの重要性は、近代以降に急激に高まってきたものです。
(特に、日本の場合はそう)
よって、現在のこうした領土問題に対する見方も政治外交史をきちんと学ぶことで、
また一歩深めた見方や認識が持てると思います。

実に、ニュースやネットの情報は表面的なものが多く、きちんと客観的に、
物事の本質に迫った見方が出来るかどうかは微妙なところです。
だからこそ、こうした歴史書にも関心を向けていくことを私は勧めたいと思います。


さて、そんな話題から変わって、ここで食べ物の話題を。
先日、私用で関西へ行った両親からもらったお土産が絶品でした。
それが、これ!







八天堂と言う店で出しているパンなのですが、
これが実に何とも美味いのです。
特に、そのクリームと生地が・・・。

あ、つまり全部か(笑)

ちなみに、この写真は小倉のクリームです。
何というのでしょうか・・・。
しっとりとしたパン生地に、絶妙な味と柔らかさのクリームが入っていて、
まあ癖になる味です。

八天堂HP
http://www.hattendo.jp/

中国語の発音の難易度

2012年08月14日 05時14分59秒 | 中国語学習の記録
大学の夏期休暇中、ほぼ毎日欠かさずに中国語を勉強しています。
その中で、特に重点を置いている一つが発音です。

中国語はピンインの発音、その声調(四声)を正しく発音しないといけません。
そのどちらが欠けても、きちんと相手には伝わらないのです。
ここに中国語の習得が「難しい」とされる理由の一つがあります。

むしろ、文法などはそれほど複雑ではなく、文字も漢字のみですから。
(一方、日本語は漢字以外に、平仮名やカタカナのような他の文字も)
よって、中国語習得の際、なんと言っても発音がきちんと出来ることが重要です!

もっとも、これは他の参考書などでも時折目にしますが、
自身で勉強する中で、この点を改めて実感しています。

ちなみに、私の場合はピンイン自体の発音はほぼ問題無いようなのですが、
声調をきちんと使い分けて発音することに難があります。

そこで、始めたのが以下の練習方法です。



このようにテキストに声調を記入し、これを見ながら正しい声調を何度も発音します。
そして、練習の後に中国人学生に私の発音を聞いてもらい、発音チェックをします。
もし、一つの文章をきちんと発音出来るようになった場合は次の文章に移ります。

あとは、この繰り返し!

最近、この練習を繰り返している為、徐々に発音も良くなり、朗読速度も上がりました。
正しい中国語で書かれた文章を読むことで、新しい単語も文法も身についていきます。
もちろん、まだまだなのですが、実力が確実に上がっているのを感じています。


今後、実践会話の中で、正しい発音と文法で流暢に話せるようになることが目標です。
その為に、今はこのような練習をひたすら繰り返していく予定です。



ところで、この写真!



13(月)の夕方、突然我が家に届いた魚。
しかも、かなりの大物(しかも高級魚)です!
(鯛とハマチ)

これは同僚と一緒に千葉県館山市へ海釣りに出かけた弟が釣ってきた魚。
写真では二匹だけですが、他にも鯛が四匹入っていました。
早速、夜は鯛を塩焼きにして家族で食しました。

身が甘く非常に美味でした。
残った鯛は刺身、或いは、煮付けなどにしたいと思っています。

・・・もっとも、私は何も料理はしませんが(苦笑)

大学院でのあれこれ

2012年08月10日 04時21分53秒 | Mの研究活動や成果
本日(9日)は明け方までパソコンに向かい、少し仮眠後すぐに大学院へ。
そのまま往復移動の電車内では、何度か睡魔に襲われ記憶がどこかへ…

大学ではまず、用事があり立ち寄ったK先生の研究室で用事を済ませ、暫し談話。
主にお互いの研究状況などを伝えあい、今後の研究課題にも話は及びました。

思えば、K先生の研究室を訪ねた際には、常に論文抜き刷り、著書等を頂きます。
それだけ精力的に研究成果を出されているK先生に対しても驚くのですが、
同時に、いいかげん私の方からも差し上げる成果を出さないと思いました(汗)


K研究室を後にし、自身の用事を済ませた後、博士課程院生の使用する研究室へ。
そこで、友人の中国人留学生Yさんと久々に会い、話しました。
Yさんもこの度博論を大学院へ提出し、審査試験に合格したとのこと。
もう一人の友人で、既に某大学で専任職をしているYさんも博論試験に合格したとか。

とにかく三人で無事に博士学位を取得できたことを喜びました。
なお、Yさん達は明日から中国の内モンゴルへ出かけるそうです。
そこで、我々と同じ研究科博士課程を去年修了したOBの一人が、
内モンゴル財経大学の金融学部で副教授になり、千葉大関係者を招いた為だか。

Yさん(中国人留学生の方)は、そこで自身の研究発表をするそうです。
(研究室では、そこで使用する中国語資料をせっせと作成していました)

そんな訳で中国から彼らが戻ったら、祝賀会として飲み会を開催するという事に。


博士研究室で暫し作業をした後、大学の付属図書館へ。
図書館の入り口はこんな感じ。



私が中国に行っている間にリニューアルされた図書館で、非常に綺麗になっていました。
すでに夏休みを迎えたはずですが、学生達もまだ多く、本を読んだり、パソコンに向かっていました。

図書館では、中国にいる為にずっと読めていなかった、

「2011年の歴史学界 : 回顧と展望」『史学雑誌』(山川出版社、2012年5月)

をチェックしてきました。
既に読んだ本や論文も少なくありませんでしたが、未読のものもチラホラ。
(逆に、「それが入っていないの!?」というケースもあったりしましたが)
やはり中国でも研究環境に恵まれた上海とはいえ、十分に日本側の文献が入手できるわけではないので。

ですので、明日は歴史系の文献を専門に所蔵する県立熊谷図書館へ行く予定。
そこで、まだ読めていない最新の成果も収集してこようと考えています。

そういえば、8月中に投稿予定論文もまだまだ十分に書けていません。
上海へ帰る日も徐々に近づいている為、急ぎ足で取り組むつもり。

というわけで、今日はここまで。