昨日と本日は、両親の誘いで外出が続きました。
昨日は月ノ輪に所有する貸家の掃除を、そして本日は鶴ヶ島市まで鑑賞しに行ってきました。
その映画とは、森康行監督による「かすかな光へ」という作品でした。
内容は、教育学者の太田堯(おおた たかし)を主人公としたドキュメンタリーでした。
元教員であった父がインターネットで見つけ、それを私にも紹介し、それならと母も連れて足を運びました。
約90分の映画でしたが、そこには教育学者太田の思想、実践が詰まっていて、見応えがありました。
太田の教育学研究、そして教育実践には、太田自身の軍隊での経験が大きかったと紹介されていました。
当時、東京帝大出でインテリだった太田が、百姓出身の兵士と自分とを比較し、決しては学はないが、しかし日頃の労働や生活の中で「身についた知識」を持っていた百姓出身の兵士に対し、太田は「大量に詰め込んだ知識」しか有しておらず役に立たないものが少なくなかったとし、その差に愕然としたと語っていました。
その経験こそが、「教育とは何か」、あるいは「生きるとは何か」を根詰めて考えるきっかけになったと言います。
その太田の実践の中で、特に人権をめぐる話は強い印象を私に残しました。
・人権とは、すなわちその人の命である。
・それぞれの人の命、つまりDNAはみんな異なる。
・よって、みんな「違っていい」ではなく、そもそも「違う」のである。
・であれば、その違いを認めることが人権を認め、守ることでもある。
・そして、人間にはそれぞれ「自ら変わる力」がある。
・よって、教育も「人を変えよう」とするのでなく、「人が自ら変わる」よう手伝うものであるはずである。
以前紹介した作家小田実も同様でしたが、戦時体験が人に与えた影響ははかりしれません。
そのことを改めて感じると同時に、太田の教育研究の思想、その実践の深さと広さには学ぶ価値があると思いました。
興味を持たれた方は是非!
映画「かすかな光へ」公式サイト
http://kasuka-hikari.com/
映画鑑賞後は、川越の夏祭りに立ち寄り、ぶらぶらとしました。
途中、路地を入った酒屋で立ったまま、ワインとマッコリを一杯づつ飲みました。
そして、その近くの甘味処でかき氷を食べつつ少し涼んだ後、帰りました。
川越百万灯夏まつり
http://www.kawagoe.or.jp/natsumatsuri/
写真は共に撮ったのですが、現在カメラの調子がいまいちです。
次回は写真を添えてお届け致します。
昨日は月ノ輪に所有する貸家の掃除を、そして本日は鶴ヶ島市まで鑑賞しに行ってきました。
その映画とは、森康行監督による「かすかな光へ」という作品でした。
内容は、教育学者の太田堯(おおた たかし)を主人公としたドキュメンタリーでした。
元教員であった父がインターネットで見つけ、それを私にも紹介し、それならと母も連れて足を運びました。
約90分の映画でしたが、そこには教育学者太田の思想、実践が詰まっていて、見応えがありました。
太田の教育学研究、そして教育実践には、太田自身の軍隊での経験が大きかったと紹介されていました。
当時、東京帝大出でインテリだった太田が、百姓出身の兵士と自分とを比較し、決しては学はないが、しかし日頃の労働や生活の中で「身についた知識」を持っていた百姓出身の兵士に対し、太田は「大量に詰め込んだ知識」しか有しておらず役に立たないものが少なくなかったとし、その差に愕然としたと語っていました。
その経験こそが、「教育とは何か」、あるいは「生きるとは何か」を根詰めて考えるきっかけになったと言います。
その太田の実践の中で、特に人権をめぐる話は強い印象を私に残しました。
・人権とは、すなわちその人の命である。
・それぞれの人の命、つまりDNAはみんな異なる。
・よって、みんな「違っていい」ではなく、そもそも「違う」のである。
・であれば、その違いを認めることが人権を認め、守ることでもある。
・そして、人間にはそれぞれ「自ら変わる力」がある。
・よって、教育も「人を変えよう」とするのでなく、「人が自ら変わる」よう手伝うものであるはずである。
以前紹介した作家小田実も同様でしたが、戦時体験が人に与えた影響ははかりしれません。
そのことを改めて感じると同時に、太田の教育研究の思想、その実践の深さと広さには学ぶ価値があると思いました。
興味を持たれた方は是非!
映画「かすかな光へ」公式サイト
http://kasuka-hikari.com/
映画鑑賞後は、川越の夏祭りに立ち寄り、ぶらぶらとしました。
途中、路地を入った酒屋で立ったまま、ワインとマッコリを一杯づつ飲みました。
そして、その近くの甘味処でかき氷を食べつつ少し涼んだ後、帰りました。
川越百万灯夏まつり
http://www.kawagoe.or.jp/natsumatsuri/
写真は共に撮ったのですが、現在カメラの調子がいまいちです。
次回は写真を添えてお届け致します。