私は中国の大学構内の外国籍教員寮の一室に住んでいるので、食事は大学構内の食堂へ行くことが多いです。
今夜は7時半過ぎに仕事の手を止め、部屋から一番近くに位置する大学食堂へ足を運びました。
なお、現在働く大学の構内食堂は午後4時半頃から夕食をもとめた学生などが押し寄せ、7時以降かなり人は減ります。
私が行った7時半はそろそろ食堂の料理がなくなる時間帯ということもあり、早くも一部で片付け掃除が始まっていました。
モップで食堂の床を掃除する係の人。

そして、掃除が終わった床。

写真でどこまで分かるか微妙ですが、大学食堂の床はピカピカ、いやトゥルトゥルなのです(苦笑)
要するに、かなり水を大目にモップに染み込ませ、それで床を掃除するのでかなり滑る状態になっているのです。
中国に来て以来、この大学食堂の床に私は何度も足を持って行かれそうになったものです。
思えば、食堂の床以外もこのように大目に水を染み込ませたモップで掃除をしています。
ただ特に、掃除後の大学食堂の床となると相当スリッピーな状態で、歩く時は結構危険です。
このように書くと、「なぜ中国では、そんな水分を含んだモップで掃除するのか」という疑問が出てくる人がいると思います。
もちろん、それには幾つか理由があるはずですが、特に食堂の床を水分を多く含んだモップで掃除する大きな二つの理由を、私はこう考えます。
①中国料理では魚や肉の骨を除かないまま料理したものが多いが、それら食べ残った骨などをテーブルの上(或いは、床)に捨てることが多く、その場合、ほうきでは十分に綺麗に掃除はできない。日本ではこれと対照的に、食事で食べ残ったものを皿から出す習慣はない。日本料理で海老殻などのゴミが出る場合、「取り皿」など別の皿を準備する
②また、中国料理は日本料理と比較して油を大変多く使うので大半の料理は油っぽく、それらが食堂の床の至る場所にこぼれた場合、かなり濡らしたモップでないと掃除が困難
要するに、食事の食べ方の違いと食べている料理に含まれる油量の差異が大きな要因となり、こうした掃除習慣を生み出したと私は考えています。
もちろん、中国の掃除習慣、掃除をする係員の仕事に対する意識など他にも理由があることはいうまでもありませんが。
なお、日本では公共の室内空間の掃除方法がその場その場に合わせて多様性(ほうきで掃く、モップでふく、乾いた布やタオルなどでふく、時たまタワシで磨く)を見せるのに対し、中国では基本的に濡れたモップで一斉に行われるのが一般的という点も違います。
中国の場合、大学食堂は濡れたモップで一斉に床を掃除した後は、基本的に自然乾燥です。
私には「濡れ拭き」、「から拭き」という日本での掃除習慣があるので、この点はやや違和感を感じるのですが、慣れる他はないですね。
幸い、私はまだトゥルトゥルの大学食堂の床で転んだことはないのですが、多分、転んだ経験をお持ちの方がいるのではないでしょうか。
ともかく中国に留学してくる日本人の皆さん、営業時間終わりの近づいた中国の大学食堂の床には注意が必要ですよ!(笑)
最後に懐かしい写真をある教え子からもらいました。
2013年5月前後、淮海中路のある喫茶店で日本留学を目指す学生達にアドバイスをした時に撮影してくれたものだそうです。

当時の学生達は既に日本へ行ってしまい、今となっては上海に残るのは私だけです。
私が留学に携わって日本へ行った学生達の様子は常に気になることの一つです。
皆さん、色々大変なこともあるだろうけど、中国と日本とでそれぞれ頑張りましょう!!
今夜は7時半過ぎに仕事の手を止め、部屋から一番近くに位置する大学食堂へ足を運びました。
なお、現在働く大学の構内食堂は午後4時半頃から夕食をもとめた学生などが押し寄せ、7時以降かなり人は減ります。
私が行った7時半はそろそろ食堂の料理がなくなる時間帯ということもあり、早くも一部で片付け掃除が始まっていました。
モップで食堂の床を掃除する係の人。

そして、掃除が終わった床。

写真でどこまで分かるか微妙ですが、大学食堂の床はピカピカ、いやトゥルトゥルなのです(苦笑)
要するに、かなり水を大目にモップに染み込ませ、それで床を掃除するのでかなり滑る状態になっているのです。
中国に来て以来、この大学食堂の床に私は何度も足を持って行かれそうになったものです。
思えば、食堂の床以外もこのように大目に水を染み込ませたモップで掃除をしています。
ただ特に、掃除後の大学食堂の床となると相当スリッピーな状態で、歩く時は結構危険です。
このように書くと、「なぜ中国では、そんな水分を含んだモップで掃除するのか」という疑問が出てくる人がいると思います。
もちろん、それには幾つか理由があるはずですが、特に食堂の床を水分を多く含んだモップで掃除する大きな二つの理由を、私はこう考えます。
①中国料理では魚や肉の骨を除かないまま料理したものが多いが、それら食べ残った骨などをテーブルの上(或いは、床)に捨てることが多く、その場合、ほうきでは十分に綺麗に掃除はできない。日本ではこれと対照的に、食事で食べ残ったものを皿から出す習慣はない。日本料理で海老殻などのゴミが出る場合、「取り皿」など別の皿を準備する
②また、中国料理は日本料理と比較して油を大変多く使うので大半の料理は油っぽく、それらが食堂の床の至る場所にこぼれた場合、かなり濡らしたモップでないと掃除が困難
要するに、食事の食べ方の違いと食べている料理に含まれる油量の差異が大きな要因となり、こうした掃除習慣を生み出したと私は考えています。
もちろん、中国の掃除習慣、掃除をする係員の仕事に対する意識など他にも理由があることはいうまでもありませんが。
なお、日本では公共の室内空間の掃除方法がその場その場に合わせて多様性(ほうきで掃く、モップでふく、乾いた布やタオルなどでふく、時たまタワシで磨く)を見せるのに対し、中国では基本的に濡れたモップで一斉に行われるのが一般的という点も違います。
中国の場合、大学食堂は濡れたモップで一斉に床を掃除した後は、基本的に自然乾燥です。
私には「濡れ拭き」、「から拭き」という日本での掃除習慣があるので、この点はやや違和感を感じるのですが、慣れる他はないですね。
幸い、私はまだトゥルトゥルの大学食堂の床で転んだことはないのですが、多分、転んだ経験をお持ちの方がいるのではないでしょうか。
ともかく中国に留学してくる日本人の皆さん、営業時間終わりの近づいた中国の大学食堂の床には注意が必要ですよ!(笑)
最後に懐かしい写真をある教え子からもらいました。
2013年5月前後、淮海中路のある喫茶店で日本留学を目指す学生達にアドバイスをした時に撮影してくれたものだそうです。

当時の学生達は既に日本へ行ってしまい、今となっては上海に残るのは私だけです。
私が留学に携わって日本へ行った学生達の様子は常に気になることの一つです。
皆さん、色々大変なこともあるだろうけど、中国と日本とでそれぞれ頑張りましょう!!